オカルト教師
二次元世界の調教師:作

■ 8

「わははは、お前もまだやりたりないみたいだな。出したいか、岡田?」
「はい、僕はまだ出したいです。でも、これ以上出すのは怖いです」

 それは偽らざる心境で、姉貴の手コキとフェラチオで放出したザーメンは自分でも呆れてしまう程大量だった。なのに今又姉貴に悩殺されて勃起してしまったのが信じられなかったし、生身の人間として超えられない限界があるはずではないか。だがガマガエルは言ったのである。

「若いくせにだらしないぞ、岡田。よし俺が強力な暗示を掛けてやろう。いいか、お前はお姉ちゃんが相手ならいくらでも出すことの出来る浅ましい男だ。そう言ってみろ、岡田」
「僕は、お姉ちゃんが相手ならいくらでも出すことの出来る、浅ましい男です」
「もう1回!」
「僕は……」

 執拗なガマガエルの命令で10回その言葉を繰り返した僕は、本当に体の奥から新たな欲情が次々に込み上げて、恐ろしくビンビンになったチンポが何度でも使えるような錯覚に陥っていた。

「真央さん、弟はこんなにあなたとやりたがっていますよ。弟とえっちしますか?」

 僕はもう駄目だと思った。ガマガエルの前で実の姉と人の道に外れた行為をさせられるのだ。それも無理矢理ではなく、お互い本心から望んでなのだ。僕の狂ったようにいきり勃つペニスと、刺激を求めて大胆に体を悶絶させている姉貴を見たら、もうどうしようもないではないか。ところが姉貴は気丈に言ったのである。

「いえ、弟とはしたくありません」
「どうしてですか?」
「それは、してはいけないことだからです」

 ガマガエルは今度は僕に聞いて来た。

「岡田、残念だな、お姉ちゃんはしたくないらしい。お前はやりたいんだろう?」
「いえ、僕もお姉ちゃんとはしたくありません。してはいけないことだからです」

 姉貴の「本心」を聞いてホッとした僕も、それに力を得て人の道を外れることから一歩踏みとどまっていた。

「なかなか面白いやつらだな、お前らは」

 だがガマガエルは僕達の抵抗が却って面白いかのごとき様子だった。

「では真央さん。お望み通りオナニーさせてあげましょう。岡田! お前は何もせず、お姉ちゃんがイキまくる所をしっかり見ておくんだぞ」
「はい、わかりました……」

「ところで真央さんはバージンでしたね」
「はい、真央はバージンです、ご主人様」
「ならどうしてそんなにイヤらしくムネやオシリをブルンブルン揺さぶっているのですか」
「はい、それはご主人様に真央がえっちになるおクスリをタップリ塗ってもらったからです」
(ガマガエルの野郎、姉貴にそんな物まで……)

 バージンだと言う告白にも心を動かされながら、そんな姉貴をこんなにイヤらしく変えてしまう「クスリ」をガマガエルが使ったことに僕は怒りを覚え、同時にそんなに効果のある媚薬が存在するものかと疑問を持った。ガマガエルが表現したように悩ましく体をくねらせる姉貴のブラからハミでた乳房や、今だスカートに包まれたノーパンのお尻が揺さぶられる眺めは、男を誘惑している媚態にしか見えないのだ。とても男を知らない姉貴とは信じられない。が、その疑問は続くガマガエルの言葉ですぐに氷解した。

「ふふふ、かわいい真央さんに、もっと暗示を掛けてあげましょう。あなたが塗られた薬は、いつまでたっても痒い痒いのが治まらない悪魔の薬だったのですよ。さあ勝手にオナってしまわないよう、オテテを後頭部で組んで、こう言うのです。真央は……」

 僕に掛けた暗示と同じだ! いくらでも出せると言う暗示のおかげで、あり得ないほど強烈に勃起したペニスが姉貴を求めてズキンズキンと疼き本当に気が狂いそうな僕には、ガマガエルのやり口の非道さがよくわかった。「ファラオの秘術」と暗示を組み合わせて使えば、ただの傷薬でも悪魔の媚薬に変身してしまうではないか。こうして姉貴はガマガエルの暗示を強固のものにすべく、恐ろしい言葉を10回復唱させられた。

「真央は、えっちなおクスリのおかげで、おっぱいとアソコとオシリのアナが死ぬほどズキズキと疼いています。真央は、えっちな……」

 10回言い終える前に、本当に死ぬほどウズウズしてしまうのだろう、姉貴の整った顔が恐ろしく紅潮して鬼の形相に変わり、頭の後に両手を回して座ることも許されない長身の体は悪い物に取り憑かれたかのように激しく痙攣を起こしていた。

「ではもう1回確認しましょう。真央さん、オナニーでいいのですか? 弟としたくはありませんか?」
「はい、真央はオナニーをしたいです、ご主人様」
「強情ですね。では弟に、オナニーの手伝いをさせましょう。
 それならいいでしょう、真央さん」
「はい、真央は一樹にオナニーのお手伝いをして欲しいです、ご主人様」
「よし、決まりだ。岡田、お姉ちゃんのオナニーを手伝うんだぞ」
「はい、僕はお姉ちゃんのオナニーを手伝います」
「真央さん、弟に向けておっぱいを突き出しなさい」

 姉貴が長身を折り畳むようにして、床に座り込んで動けない僕にはだけたセーラー服からボヨンとこぼれた双の膨らみが目の前に来て、僕は思わずゴクリと唾を飲み込んだ。幼い頃は洗濯板だった姉貴の乳房の立派な成長ぶりは見違える程である。

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊