アタシのかわいい○ンコちゃん
二次元世界の調教師:作

■ 9

 ところが保健室でも困ったことになった。養護の先生は優しい女の人だが、この人にも○ンコがビンビンに反応してしまうのだ。赤ら顔でベッドに横になるアタシの額に浮かんでいた汗を拭いてくれた時、白衣からこぼれんばかりの谷間が見えて、もう股間が爆発しそうに勢いづき、アタシはついに保健室のベッドで寝ながらせんずってしまうと言う、とんでもない行為に耽ってしまったのだ。

「……アンタの○ンコは見境がないの? あの先生、確か来年で定年とか言ってたよ」
「女性を年齢で差別するなんて失礼じゃないか!」

 ううむ。何となくケースケが正しいことを言ってるような気になってしまった。

――こいつの○ンコは博愛主義か……

 何をバカなことを考えてるんだ! 違う! 巨乳と見れば見境なく発情してしまうケダモノのような「おっぱい星人」なだけではないか。

「トイレの後拭いてるだけで、すぐビンビンになりやがって! お前の○ンコはどんだけエロいんだよ!」
「え、ヒナ、ションベンした後拭いたりしてんのか?」
「当たり前だろ!」
「男は拭いたりしないもんだぜ」
「え、汚くないの? ……その、○ンコの皮の中にたまったりして……」

 アタシは、パパ風に言えば「ヨメ入り前のムスメ」が口にするには羞ずかし過ぎる言葉に又顔を紅潮させてしまい、オトコ口調もやめていた。

「だから皮を剥いてからションベンするんだよ。で、した後は○ンコを手で振って滴を切る。これで完璧だ」
「そうなんだ。ふーん……」

 役に立たない知識だと思ったが、少しかしこくなった。いや将来男の子を産んだらしつけに必要か。ケースケみたいなきかん坊のおちんちんをしつけてあげることを想像したアタシは、なぜだかムネがキュンとなってしまった。

――ケースケって昔は小っちゃくってカワイかったんだよね……ヤだ、アタシ何考えて赤くなってるんだ……

 アタシは○ンコ談義で真っ赤になってしまった自分の純情さがハズくて、誤魔化すように大声で聞いた。

「ケースケ! アンタもちろんトイレの後拭いてるんでしょうね?」
「拭くのは大きい方の時だけだろ」
「女の子は拭かなきゃダメなの!」

――たく。アタシのかわいい○ンコちゃんにばい菌がわいたら、どうしてくれるんだ!

 するとケースケはニヤリと笑ってとんでもないことを言い出した。

「冗談だよ。トイレの後はそのまませんずってやってるからな」
「な、な、何を……」
「せんずりって、さっき教えてやっただろ? オナニー。一人えっちとも言うかな」
「トイレの後に?」
「ああ。ションベン付いてる○ンコを弄るのは、何かヘンタイぽくてサイコーだぞ。初めはちょっと痛かったけど、もう慣れてスゲー気持ちいいんだ。ソッコーでイッチまうとグチョグチョになるから、最後にまとめてフキフキしてやってるよ、ヒナの○ンコ」

――あり得ない……

 まだオナニーすら知らなかった、アタシのかわいい○ンコちゃんに、何てひどいことをしてくれるんだ! ショックで凍り付き、黙り込んでしまったアタシに、ケースケはさらに続けた。

「俺ズボンのポケットの裏地破いてるから、手を入れて授業中もずっとヒナの○ンコかわいがってやってるぜ。どうやったら気持ち良くなるのか、しっかり研究しといてやるから、楽しみにしてろよ」

――マジでコイツ、ぶっ殺してやる……

 キーンコーン、カーンコーン……

「ケースケ! あの……パンツ交換してくれない?」

 予鈴が鳴り、アタシは慌ててそう頼んだ。ケースケのバカデカい○ンコをカワイイ水玉のショーツで包むのも、アタシのかわいい○ンコちゃんをヤツの小汚いデカパンで包まれるのも耐え難かったのだ。絶対に周りに誰もいないことを確認して、心臓が張り裂けそうなくらいドキドキしながらショーツを脱ぎ、ケースケがアッサリ脱ぎ捨てたデカパンをスカートの下にはいたのは、アタシのコイツに対する怒りを和らげるのに十分なムネキュンの行動だった。

 そして次の日曜、いつものケースケの部屋でお待ちかねのえっち。これできっと来週から元通りの体に戻れるのだ。決してケースケとのえっち自体を楽しみにしていたわけではない。アタシはそう自分に言い聞かせていたけど、もう部活の練習をしてる時から、「アタシのかわいい○ンコちゃん」を求めて猛り狂う「野獣のようなケースケの○ンコ」は、完全に現在の持ち主の意志を裏切って困らせてくれた。

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