弟の悪友
二次元世界の調教師:作

■ 14

「あがあ〜っっっ!!! か、痒いいいっっっ!!! 痒い、痒いのおっっっ!!!」
「あはは、これじゃ健一にサービスするどころじゃないっすね、シンジさん」
「しょーがねえな。マサト、ちっと慰めてやれよ」

 大声で痒い痒いとわめき散らしながら体を切り刻むような地獄の掻痒感にのたうち回っていた私には、彼らの言葉はまるで耳に入りませんでした。

「お姉ちゃん、俺おっぱいモミモミしてあげるっす」

 マサトが私の胸を完全にはだけると、痒みを癒すため既に自分でブラをむしり取っていた乳房がプルンと姿を現します。ネットリと汗だくで油を塗ったみたいに妖しく光るふくらみは、まるで自分のものではないと錯覚を覚える程劣情でパンパンに腫れ、先端で強烈に勃起した乳首から母乳が噴出してしまいそうでした。マサトがその膨らみに両手を被せて来ると、期待で慄え上がった私は途端にグンと背筋を反らします。そんな敏感過ぎる反応を見せた私の耳元でマサトが嫌らしく囁きました。

「今日は健一にサービスするつもりで言って欲しいっす」
「は、早くうっ! む、ムネを揉んでえっっ!!」
「駄目っす。健一におねだりするつもりで、こう言うっす……」

 いつの間にかシンジが動画撮影機能のあるケイタイを開き、私の胸部に向けていたのですが、そちらを向いて語りかけるようにと言われた私は、マサトの指示する背徳の言葉をそのまま口にしてしまいました。

「け、ケンちゃんっ! お姉ちゃんのえっちなおっぱいを、モミモミしてえ!……はおおおんんっっ!!」

 初めての時より格段にテクニックの進歩したマサトの手が、ごく軽く膨らみを揉みしだき始めたのですが、全くソフトな刺激であるにもかかわらず全身に込み上げてくる素晴らしい快感は圧倒的で、私は思わず淫らな鼻息を洩らして浅ましい淫声を張り上げてしまいました。

「へへへ、これで弟さんも大喜びっすね」
「け、健一に見せてるの?そんなのダメ!……あ、あ、、あふうんん! いいっっ!!」
「もちろん冗談っすよ。でも健一に見せてると思うと、いつもよりお姉ちゃん興奮して燃えるっしょ?」
「ああ〜っっっ!!!」
「ホレホレえ〜色っぽく、ケンちゃ〜ん、って言うっす」
「ケンちゃ〜ん、あ、あ、あ、お姉ちゃん、イキそおっっ!!」

 ああ、何と言うことでしょう。これはえっちな媚薬のせいだとわかっているのですが、乳房から次々に込み上げる鮮烈な快感が完全に理性を崩壊させ、私はマサトに言われるままに「ケンちゃん」と弟の名を呼んでしまいました。すると健一の姿が脳裏に浮かぶと同時に凄まじい興奮が私の全身を揉み抜くように襲って来たのです。

――ああ、ケンちゃん、お姉ちゃんホントはこんなにえっちな女の子なの!見て、見てえ〜っっ!!

 いつしか私は弟の名を無理矢理言わされているのか、自分が本心から言っているのかわからない混濁した心理状態に陥っていました。

「け、ケンちゃん、お願い、チクビも弄って、クリクリしてっ! アアンンッッ!! ケンちゃん、お姉ちゃんイク! いくうううっっっ!!!」

 私はついに何もかも忘れ、彼らが言うがままにケイタイ画面の向こうで弟の健一が見ているのだと想像し、彼に淫らに語り掛けると言う小悪魔みたいにえっちなお姉さんを演じていました。マサトの手なのに健一の手に愛撫されているのだと思い込むと、癒されない痒みで恐ろしく疼いていた乳首への愛撫までおねだりして、私はたちまち二度三度と立て続けに激しく絶頂に達するとカメラに向かい絶叫していました。

「へへへ、やっぱいつもより全然スゲえ感じっぷりじゃねえっすか、お姉ちゃん。今度は、他に痒くてたまらない所を、一つずつ言って健一におねだりするっす」
「け、ケンちゃん、クリちゃんブルブルしてっ!」
「ケンちゃん、おま○こもよっ!」
「ケンちゃん、オシリ、オシリもしてえっっ!!」

 弟の名前に呼び掛けながら1つずつ薬を塗られた箇所を口にすると、シンジがようやくリモコンで刺激を送ってくれて、私はその度にまるでストリッパーのように嫌らしく腰をグイグイとグラインドさせながら、何度も何度も達してしまいました。

「さあ今度は、健一と本番っすよ、お姉ちゃん。おいタクロウ、浣腸器と例のヤツを持って来い!」

 オッパイ星人のマサトは背後に立ちずっと私の両乳房を優しく手で揉み上げていますが、シンジが手早く貞操帯とローターバイブを取り外した股間には、後ろからマサトの下にしゃがみ込んだタクロウが迫って来ました。

「お、お浣腸、いきます」
「ふおお〜っっ!! はああ〜っっ!!」

 どもりのタクロウがいつまでたってもたどたどしい手付きで、イチジク浣腸をアナルに突き刺して来ると、その部分も抉られるような強烈な痒みに疼かせていた私は脚を少し開いてしっかりと受け入れました。そしてチュルチュルと冷たい浣腸液がドロドロに爛れていたアナルに注入されると、あまりの心地良さに獣のような浅ましい呻きが洩れてしまいます。そしてタクロウの手で液を2本分注入された尻穴には、少しだけ排泄をせき止めてくれる振動アナルプラグが挿入され、すぐに始まった小刻みなバイブレーションの前におぞましい快楽を告げる私の呻き声はとどまることを知りませんでした。

「へへへ、お姉ちゃん、健一に自分でおま○こを開いて見せるんすよ。勝手なことしたら、すぐ又オテテを縛っちゃうっすからね」

 シンジがそんなことを言いながら、ケイタイカメラを私の女性器に接近させ、同時に手錠を外してくれました。

「言われた通りに、健一に語り掛けながらやるっすよ。ケンちゃ〜ん……」

 その後私が実の弟である健一に語りかけるつもりで口にしながらやって見せた行為は、まともな人間なら絶対に出来ない卑猥で不道徳なものでした。私の理性はもう完全に崩壊していたのだと思います。

「け、ケンちゃ〜ん、これがお姉ちゃんの、一番感じるクリトリスよっ!ムキムキしちゃうから、よく見てえ!」
「ケンちゃん、これがお姉ちゃんの、えっちなおま○こよ!パックリ広げちゃうから、あなたのチンポをぶち込んでえっ!」

 狂ったようにそんな痴語をわめきながら、自分の指でクリトリスの包皮を剥き、小陰唇をくつろげて見せると、まるで内蔵まで晒け出しているような凄まじい興奮を覚えました。そしてその時イチジク浣腸2つ分の強烈な便意が一気に込み上げて来て、振動プラグがポトリと落ちると共に、私の尻穴から下品な破裂音が響き汚物が奔流のように床に噴出して行きました。

「う、ウンチ、ぼ、僕、始末する」
「あがあ〜っっっ!!! ぬおおお〜っっっ!!!」

 タクロウが私の汚物にまみれた尻穴に口を付けて舌を挿入して来ると、いつにも増して強烈極まりない興奮とおぞましい快楽に私は再び獣のような咆吼を張り上げました。

――も、もう、私ダメ……死んでもいい、どうなっても構わない……

「姉ちゃんっっ!!」

 とうとう私は本当に気が狂ってしまったようです。タクロウとマサトにまとわりつかれてのたうち回る私の正面に、健一が立っていました。健一は既に下半身を露出させていて、股間には3人の悪友たちの誰よりも立派で、天に向かってギンギンに屹立したシンボルが、私に向けられていました。

「健一、1月掛けてお姉ちゃんをしっかり調教してやったぜ」
「ありがとう、恩に着るよシンジ君」
「何いいってことよ。おかげで俺らもタップリ楽しませてもらったし、これからも仲良くやろうぜ健一。お姉ちゃんも一緒にな」
「もちろんだよ」

 一体この子たちは何をしゃべっているのでしょう。混濁した意識の中で、私はたった1つハッキリしていた欲求を本能のまま叫んでいました。

「ケンちゃ〜ん! お姉ちゃんとえっちしよ! えっちなおま○こに、あなたのチンポをぶち込んでえっっ!!」

〜おしまい〜

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