女子能力開発研究所
二次元世界の調教師:作

■ 18

――ああ、彩美。こんなに大きくなったんだね。パパが何でも言うことを聞いてあげるよ……

 幼い頃から小柄で内気な子だった彩美は、なついていた俺にだけはよく甘えてわがままを言ったりすることもあった。俺も惚れていた母親似でかわいらしい彩美を溺愛していたから、まだ小さい頃こんな感じで飽きもせずお馬さんごっこをしてあげたこともあったっけ。俺はそんな昔を思い出し、こうして美しく大人に成長した娘の奴隷になって一生仕えると言う、彩美の非現実的な提案も俺たち父娘にとって必然のことだったのではないかと思い始めていた。

「じゃパパ、しばらくここで反省してなさい。私は晩御飯とパパのエサでも買いに行って来るわ」

 こうして「イヌ」と化した俺は勝手口の外に首輪で繋がれ放置された。彩美を乗せて何とか保っていた四つ足の辛い姿勢は、彼女が行ってしまった気配を感じるとすぐに崩してうつ伏せでへたり込む。すると首輪がグッと引かれて俺の被虐気分はますます盛り上がり、全裸で野外にいると思うと心臓が口から飛び出るほど興奮がゾクゾクとこみ上げてどうしようもなかった。目が見えないのでうつ伏せでどれだけ体を隠せているのかわからない。マスクで顔も隠れてはいるが、俺は巨体だから近所の人が目撃したら絶対にバレてしまうだろう。だが、視界を奪われている俺は逃げも隠れも出来ず、ただじっとして彩美が戻って来るのを待つしかないのだ。

――うう、ヤバい……痒くなって来た……

 そして俺自身大好きなSMプレイだが、実行したことはほとんどなく、したがって効果のほども半信半疑だった、下半身に塗られたクスリがジワジワと効き始めて来た。何しろあの研究所が開発したクスリなのだろうから、恐ろしいことに効果は間違いなさそうだ。

――うああ、こ、コレは……マジでキツイぞ、たまらない!

 俺はペニスに無数の虫がたかって蠢いているような強烈な痒みに耐え兼ねて、いつしか負傷する危険もかえりみず地面に擦り付け始めていた。すると痒みが癒されると同時に天にも昇る快感が突き抜けて、俺の地面擦り付け行為はどんどん浅ましくなっていく。

「あらあら何をやってるの? 全く恥知らずなオスイヌね!」

 彩美の声にハッとした俺は、慌ててペニス擦り付けオナニーを中断した。

「な〜んか、そこいら中濡れてるんだけどお? オシッコでもしたの、パパ」

――彩美いっ! もっとしてくれ、お願いだあっ!

 彩美がそう言いながら執拗な痒みに疼き上がるペニスを握り締めて来ると、俺は心中絶叫していた。買出しに行っている間だからそんなに時間が経過してはいないはずなのに、目が見えず時間の経過がわからない俺には永遠とも思われるほど長く感じられ、どんどん辛くなって来る一方の痒みに狂った俺は夢中で地面擦り付けオナニーに耽り、何と4回射精していたのである。それなのにまだまだ刺激を欲しがってペニスをそそり勃てている俺の体は、野外露出の興奮と淫薬によって狂ってしまったのに違いなかった。

「シコシコしたげよっか、パパ?」

 うんうんと大きく頷く俺。

「だったら、一生私の奴隷になって奉仕するんだよ」

 俺はもちろん承諾して頷いた。

「ココも弄って欲しそうね」

――そ、そうです、彩美様あっっ!! オシリのアナをめちゃくちゃにイジって下さい!

 後で知ったが、その時彩美は大きなペニスバンドをスカートの下に装着しており、四つ足で立たせた俺のアナルを一気に後ろから貫いて来た。放置されていた間何も出来ず火を吹き上げそうな激しい掻痒感に疼き上がっていた尻穴は、たちまち強烈極まりない快感を見舞われて、俺は一気にアナルの歓びにまで目覚めてしまう。そして彩美がゆっくりとストロークを送り込みながら、ペニスを握った手もシコシコと動かして来ると、俺は男でありながら股間の前後の壮絶な快楽に悶え狂い何度も達して白濁液を吐き出してしまい、ついには意識が薄れてなくなってしまったのだった。

「気付いた、パパ? そこに正座してくれる?」

 次に意識を取り戻した時、俺の体からは全ての拘束具が外され、全裸で居間の畳の上に転がっていた。彩美も愛らしいセーラー服を着たままである。俺が言われるまま正座すると、目の前に美しく成長した愛娘が立った。

「パパ、ホントに私の奴隷に成ってくれる? 確かめさせてちょうだい」
「……ああ、成るよ。パパは一生彩美の奴隷だ、約束しよう」
「じゃあ、これを着けてもいい?」

 もう実質的には了解しているのだが、彩美は自分と俺との将来に渡る約束を確認しようと、言葉使いも普通の父娘の会話だ。だが、彼女が手にしているのは手錠と首輪。

――これを着けてもらえば、俺は彩美の奴隷に成れるんだな……

 そう理解した俺は、これを機に言葉使いも改めることにした。

「もちろんでございます、彩美、さま」
「嬉しい……」

 彩美様は遠くを見つめるような目でそうおっしゃった。昔からこれまでの俺との思い出に浸っておられるのだろうか。目に涙まで浮かべながら、嬉しい、と口にされた彩美様の手で、背中に回した手に手錠を掛けて頂き、首輪まで授けて頂いた俺も、感激で泣きそうになっていた。

「お舐めなさい」

 彩美様がそう言って片脚を上げ、今日ずっとはいておられて汗で少し黒くなった白いソックスの裏を差し出されると、俺は顔を前へ突き出して舐めさせて頂いた。

「両脚の付け根までゆっくり舐めるのよ」

 ああ。彩美様の汗ばんだ素晴らしいおみ足を舐め尽くすことが出来るなんて。俺は奴隷にして頂いた幸せを噛み締めながら、ゆっくり舌と唇を若さ溢れる彩美様の下肢に這わせていった。俺はもちろんウットリと陶酔していたが、ふと目線を上げると彩美様も気持ち良さそうに切れ長の目を細めておられて、俺は感激した。いつの間にか彩美様のフトモモがビクビクとおののき、下肢全体もワナワナと切ない慄えが大きくなって来たではないか。

――彩美様も、俺に奉仕されて感じていらっしゃる!

 それがわかった時俺は天にも昇るような感激に包まれ、ますます熱を込めて愛情に満ちた下肢へのご奉仕を続けていった。そして両肢を舐め終えた時彩美様の言葉も慄えておられた。

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