虜〜露出に目覚める女たち〜
パーラメント:作
■ 第1章2
“これって、ブラのホック…だよな”
乱暴に脱ぎ捨てられたためか、ブラを留めるホックの片方がこちらに出てきた。興味本位でそれをそっと引っ張ると、うまくブラだけ抜き取ることができた。早速サイズを見てみると…
“70のF…って、かなり巨乳じゃん!”
手に取った水色のブラをしばらく眺めたが、勢いで取ってしまったこれをどうするか…処理に困ってしまった。
“盗んで帰ってもいいけど、家に置いておけるものでもないし。かといって、このまま戻すのももったいないよな…”
考えている間にも、向こう側では続きが始まっていた。
『男の人って、パイズリ好きだよね〜♪家でたくさん練習してるから、上手でしょ?』
『最高だよ。唾垂らしてヌルヌルにしてよ』
『うん。乾いてきちゃったかな』
しばらくすると、ヌチャヌチャと水っぽい音がしてきた。きっと今ごろ、唾にまみれた巨乳でアレを挟み込んでいるんだろう。
“いいなぁ、俺もしてもらいたいよ。美香に…”
正確なサイズまでは知らないが、美香も見ただけで分かるほどの巨乳の持ち主だ。噂では、このブラと同じFカップらしいが…
ここで、翔太の頭に閃きが走った。
“隣の女が誰か知らないけど、このブラの持ち主を美香だと思って…”
携帯を開いてカメラで撮影した画像のフォルダを開く。中には今まで美香を撮影した画像が納められている。一覧から選んだ画像を表示すると、笑顔でいながらワイシャツからピンクのブラがうっすら透けている画像が出てくる。お気に入りの一枚だ。
その画像を見ながら、本人と同サイズ(と思われる)ブラを顔に押しつけ、匂いを嗅ぐ。女の子らしい甘いような匂いが鼻をくすぐる。勝手な妄想の範囲だが、美香本人のブラでこんなことをしていると思うだけで、下半身の熱が一気に上がる。
“はぁ、美香の身体の匂い…いい匂い”
カップの部分に顔を入れると、顎から目の下辺りまでが隠れるくらい大きい。マスクをしているような状態で呼吸すると、ブラに染み込んだ芳香に包まれる。
“あぁ、もうイキそう”
そう思っているのは、俺だけではないようだ。
『あっ、もうイクよ…』
『どこでも好きなとこに出していいよ♪』
『うっ、あぁぁぁ〜』
男が昇天すると同時に、俺も達してしまった。咄嗟に、持っていたブラのカップを受け皿に精液を吐き出すと、反対側のカップで残った精液を拭き取った。
『いっぱい出たね〜。顔からおっぱいまで垂れちゃったよ』
『気持ち良すぎて…制服も汚れちゃったけど、大丈夫かい?』
『平気平気♪家近いし、親に見つかる前に洗っちゃうから』
向こうもコトが済んだようで、身仕度をしているようだ。そのときになって、まだ手元にあるブラをどうしようかと焦りはじめた。
“やばい。着替えてるってことは、ブラがないのに気付かれる…さっきの制服は…”
慌てて隙間を覗き込んだが、さっきまであった制服が見当たらない。きっと着てしまったんだ。しかし、不思議とブラがないのを咎める声はしなかった。だからといって、状況が変わるわけでもなく…
“まずい…ここから出なきゃ”
そう思ったが時遅く、男たちが先に出ていく音がした。ドアば閉めているので、中に潜んでいるのはすぐにはバレないが、それも時間の問題だろう。
もう去ったと思った頃、トイレの中に足音が響いた。だんだん近づいてくる足音が止むと、代わりにドアをドンドンと叩く音に変わった。
「誰? まだ中にいるんでしょ? 出てきなさいよ」
“さっきの女だ!”
こうなったら逃げれるはずもなく、観念してドアを開けた。
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