虜〜露出に目覚める女たち〜
パーラメント:作

■ 第1章7

「荷物見ててあげるから、飲み物持ってきなよ。フリードリンクだから」

「うん。何か持ってこようか?」

「じゃあ、コーラで」

まるで普通の恋人みたいにしているが、二人がとんでもない関係なのは誰も知らない。里奈が戻ってくるまで、足を伸ばしてくつろいだ。この後のことを楽しみにしながら…

里奈が戻ってきて落ち着いた頃、今日の目的を発表することにした。

「じゃあ、そろそろ呼んだ訳を話しようか」

そう言い、バッグに手をかけると、ファスナーを一気に開けて中身を見せる。

「?」

色鮮やかな布が詰まっているだけで、何かまでは分からない。翔太に促され布をバッグから出すと、出てきたのはピンクのウエイトレスの衣装だった。白の半袖のシャツにフリルのついたミニスカート。そのスカートから肩にかける肩紐が伸び、着ると肩紐とスカートによって胸が寄せて上げられる、という感じのデザインだ。先日、パソコンの通販サイトで購入した衣装で、翔太好みの衣装の一つだ。

「何でこんなの持ってきてるのよ〜。まさか、これ着ろって言わないでよね」

「ピンポ〜ン。そのまさかだよ♪今日は、それを着ながら露出してもらおうと思ってさ」

翔太が考えた『お互いが満足する道』。それは、コスプレをさせて露出してもらうことだった。
アニメやゲームのイベントにも頻繁に顔を出している翔太が、本題と同じくらい楽しみにしてるのが、様々なキャラクターに扮したコスプレイヤーを見ることだった。アニメなどの絵でしか有り得ないようなキワドイ衣装を着て、撮影している人に笑顔で答える彼女らの魅力にとり憑かれ、恋人が出来た暁にはコスプレをしてもらいたいと思うほどになっていた。
衣装を受け取った里奈も、仕方ないと言った感じで着ることを了承した。

「そういえば、どこで着替えたらいいの? こんなの持ってトイレなんて行けないわよ…」

「ここで着替えればいいよ。見られるのがイヤなら、しばらく部屋から出るし。どうする?」

当たり前のように部屋で着替えるのを薦められたが、普通に考えたら出来るはずがない。しかし、この衣装を持っているのを他人に見られたくない。

「わかったわよ。じゃあ、少し出ててよ」

マンガのコーナーなどをうろついて待つこと数分。部屋に戻ると、里奈がウエイトレス姿で迎えた。ただでさえ大きな胸だが、衣装のおかげで更に強調されている。ミニスカートから伸びる足も、白く健康的な肉付きをしている。衣装を纏うことで、より官能的な刺激を誘う格好となった。

「どう…かな? 似合ってる?」

「最高。すごいいいよ」

正座を崩して座っている姿を見ていると視線のやり場に困るが、何もこちらが恥ずかしがることはないのだ。隣に座って一呼吸ついて、これからのことを話した。

「じゃあ早速だけど、下着脱ごうか」

若干鼻息を荒くしながら指示すると、膝立ちになりスカートが捲れないよう注意しながらパンツを脱ぐ。前部が透けて見える黒のパンツは、同い年が着けるにはセクシーすぎると感じ、余計ドキドキする。

「あれ、ブラは?」

「着るとき邪魔だったから外しちゃった。どうせ下着脱げって言われると思ったし」

“さすが、よく分かってる。ていうか、自分がそうしたくて脱いだようにも思えるけど…”

と視線を胸へ移すと、シャツを押し上げる胸の中心がポツッと浮き出ている。ちゃんと外してるようなので、次の指示を出す。

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