愛の妙薬
俊輔:作

■ 第2章 山田総合内科のあやめさん
第1節 お薬の追加処方11

私『まず、女性ホルモン、特にエストロゲンは、女性の皮膚の水分量を増やし、潤いを与え、弾力性のある皮膚に保ってくれる、女性の髪の毛の張りとつやを与えてくれる、おまけに、女体をスリムにして、ウエストを細めてくれるし、乳房を豊かに保ってくれる、こんな感じですかなー?』
あやめさん『山中さん、95点よー!
あとね、愛液を豊富に分泌させてくれるの、エストロゲンは』
私『そっかー、一つ、大事なことが抜けていましたね』

私『次は、女性ホルモンの分泌についてです。
女性ホルモンは、大好きな彼とのセックスへの期待が高まると、激しく分泌されます。
エッチの前のお食事の時から分泌が開始され、彼とのキスに続いて、前戯の時に大量に分泌され、彼との結合の時はもちろん、後戯の時にも分泌される。
そういう感じでしょうか』

あやめさん『そうです。その通りです。
ここで、山中さん、良い循環をする女性と、悪い循環をする女性について話します。
まず、良い循環をする女性についてです。
女性ホルモンの豊富な女性のキーワードは、潤いのある弾力性のある肌、美しい髪の毛、スリムな体型、細くくびれたウエストそして、溢れ出る愛液です。』
私『そのような女性は、男性からのお誘いが多くなると想像されますね。』

あやめさん『そうです、男性からのお誘いが多くなるんです。
結果的に、セックスをするチャンスが、高くなります。』
私『それって、とても、うなづけます、
だって、皮膚がカサカサしていたり、髪の毛がパサパサしていたり、太っていたり、ウエストがバストより大きな女性は、私もあまり誘う気がしません』

あやめさん『それって自然な発想です。
雌鳥が、美しい雄鳥の交尾を受け入れたくなる、それと共通しています。
ですから、女性ホルモンの潤沢な女性は、セックス頻度が高いんです。
そして、幸せなセックスは、女性ホルモンの分泌を促進します。
これが良い循環なんですね。』

私『そこで、愛液の効果はどうなんでしょうか?』
あやめさん『ヌルヌルの女性器に包まれた男性器は、快楽を覚えます。
この女性と、生涯、セックスをしていたい、そのように感じます。
その結果、彼は彼女に<今晩も君を愛したい>、そういうことになるんです。』

私『女性の側にも、愛液の効果はあるんでしょうか?』
あやめさん『とてもいい質問です。
結論から言うと、潤沢な愛液は、エッチの原動力です。
更年期になると性交時の痛みが大きな問題になるんですが、潤沢な愛液は、痛みを和らげるどころか、女性をエクスタシーに誘います。

自分自身が、男性器を挿入されて深く感じることに加えて、自分の愛液に包まれた男性の恍惚の表情を見ていると、彼とのエッチが楽しくて楽しくてしょうがなくなるんです。
そういうことで、彼からのエッチのお誘いをすぐに受け入れるようになりますし、加えて、彼女から、積極的に<ね、今晩も、しようよ>っていうことになります。
と、いうことで、交わる頻度が、増加するんです。

私『というわけで、女性ホルモンの潤沢な女性は、ルックスの点でも、愛液の点でも、セックスの瀕度が高まるわけなんだ、それで、素敵なセックスは、女性ホルモンを分泌させる誘発剤になるわけですから、更に、彼女は、美しくなり、愛液の溢れる女性になるわけですね。』

あやめさん『そうなの、ある意味では、いい意味での輪廻ですね。』
私『さてと、悪い循環については、想像に難くありません。
あやめさん、こんな感じですか?
女性ホルモンの少ない女性は、皮膚も髪の毛もカサカサ、太り気味で、ウエストのくびれもない、乳房も豊かでない
その結果、男性からのお誘いも少ない、
その結果、性交チャンスが少ない、
その結果、女性ホルモンの分泌が少ない、
その結果、女性としての魅力がかけたままになる。

仮に、男性と性交のチャンスを得ても、愛液が少ないので、男性は、あまり感激しない、自分は、性交の時に痛みを感じる、
それで、お互いに求め合わない、その結果、女性ホルモンの分泌が少ない、その結果、ルックスも、愛液も、改善されない。
こういうような、負の循環なんですね』

あやめさん『山中さん、ズバリ、おっしゃるとおりです
まさに、正の循環、負の循環なんですね。』
私『これで、だいたい、おしまいですか?
セックスが女性を若く保つ原動力になるという点について』

あやめさん『つけたしみたいですが、もう一つあるんですよ。
それは、クリトリスの若さです。
クリトリスの感受性と大きさに関することです。』
私『ほほー! それも興味深いです』

あやめさん『女性のクリトリスって、男性から日常的に舐められたり、吸引されたりすると、その感受性が高まりますし、場合によっては、肥大化するんです。
その原動力は、クリトリスの血行です。
男性から、日常的に、指で愛撫されたり、唇や舌で愛撫されますとクリトリスの血行がよくなって、結果的に、クリトリスの感受性が高まるんです』
私『へえー。なんとなくわかります。あきちゃんのクリトリスの感受性と大きさです。
それで、肥大化っていうのは?』

あやめさん『男性によっては、あるいは、女性によってかもしれませんが、クリトリスを激しく吸い込んだり、吸い込まれるのを喜びとします』
私『確かにそうです、私もあきちゃんのクリトリスをセックスの度にちゅるちゅると吸い込みます』

あやめさん『それがとてもいいんです。
山中さん、クリトリス吸引器っていうのが市販されているのをご存じですか?』
私『えーっ、クリトリス吸引器なんてのがあるんですか?』

あやめさん『そうです、およそ4000円位です。
このクリトリス吸引器って、アメリカの特許ですけど、真空式です。
激しくクリトリスを吸引するんです。
クリトリス吸引器で吸われたクリトリスの映像は、ネットの動画でも見られます。
それは、びっくりです。男性器のようなクリトリスが、吸引されて、透明ガラスチューブの中でどんどん大きくなるんです。

つまり、男性から、クリトリスをたっぷりと、時間をかけて吸われると、女性のクリトリスは大きくなるんです。
たとえ、大きくならないにしても、血行がよくなって、とても健康的なクリトリスになるんです。
とても感受性が高まります。
男性は、感受性の豊かなクリトリスが大好きです。
ですから、クリトリスの感受性の高い女性と頻繁に交わりたくなります。
その結果、彼女の女性ホルモンの分泌がさかんになります。
まさに、正の循環です』

私『女性の部はこれで、だいたいおしまいですか?次は、男性の部ですか?』
あやめさん『もう一つ、言い残している事があります。
それは女性の一人エッチです。
女性が、愛する彼のことを思って、幸せな気持ちでオナニーをするときも、
女性ホルモンは豊富に分泌されるんです。
エクスタシーに達する時は、大量に分泌されます。
ですから、一人エッチは女性の若々しさを保つ上で、とてもいいのです。
これで、女性の部は終わりです。次は男性の部ですね。』

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