闇サイト
ならず者:作

■ 14

『なら…いいんだぜ!! 力ずくで時間まで犯しまくられるか……どっちかしか無いんだぜ!!
あんたと犯れるんなら 俺はどっちでもいいんだぜ!!』

『こ……小林さん……あなたって人は……』

『生きて帰りたいんでしょ?? 徳子さん??』

『……………………』無言でうな垂れる徳子…

もう…どの道…この男に時間まで犯される事は確実。 それなら……いっその事……
そう徳子の胸のうちが………

『小林さん………本当に……優しく抱いてくれるの…?』

『あぁ その代わりに徳子も俺を愛せばな……』

『約束して……もう…私を……家族を…苦しめないって…』

『あぁ 約束するよ……』

しばらく沈黙が続く……

徳子の口から……

『こ…小林さん……だ…抱いて……でも……その前に…シャワーを……』

一人の女として今からこの男に身を任せる覚悟が。

男は風呂場でシャワーわ浴びる徳子をじっと見つめる。
続いて男もシャワーを浴びる。

化粧台の鏡の前で徳子は置いてあった口紅とマスカラそしてファンデーションで化粧する。
女になる儀式のように……

そして……男の待つベッドに………

『小林さん……の…徳子を好きにして……』

『き…綺麗だ……』

そうして徳子をベッドに寝かせ……お互い……濃厚ないとなみを繰り返す。
何度も何度エクスタシーを向かえながら……延々と……

『あぁぁぁぁ……いぃぃぃ……もっと…もっと……小林さん……もっと……』

『徳子………徳子……』

『あ〜………ん……あぁぁぁぁ……こ…小林…さ…ん……』

『いぃ……いくぅ…………………ぁああぁぁぁぁぁぁぁ……』

男の肉棒を何度も何度もくわえ……男の精液を何度も飲み込み……
男の子種を何度も受け入れ……徳子は崩れていくのである……

『あぁぁぁぁぁぁ………………ぁぁぁぁ……ぁぁ…』

二人は愛液にまみれ……何度も逝き……そして……ベッドで絡み合い疲れ果て……
眠りについてしまう。

一本の電話が鳴る。
闇サイトからだ………

『お客様…時間で御座います。』

『あ……そうですか……』

男はこれで、もう徳子とは ただの人となってしまう虚しさを胸に……
身支度をし玄関を出る……

車に乗り込もうとした時に……背後から黒い人影が迫ってくる………

『顔を見られたら保証は無いって言ったでしょ……』

『え???』

その瞬間……男の悲鳴が……

徳子はまだ部屋に……
部屋の扉の前に……例のビデオスタッフの男が下半身剥き出しで立っている……

男の男根はすでに…硬直……とんでもない大きさ……そして男根にはいくつモノ真珠が……

そう……この男こそ……本物のの鬼畜であった。

扉を開けて入る男。

扉が閉まる…………

『きゃあ!!!!!!!!』

『やめて!!!! そんなの!!!! 入らない!!!!!!』

『ぎぃゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』

凄まじい徳子の悲痛の悲鳴が当たり一面にこだまする…………

それから………一週間後……

とある公園で老夫婦が新聞片手に日向ぼっこしている。

『なぁ…しがない世の中になっちまったな……ばぁさん…』

そう言いながら新聞の記事を………

そこには………

『現職警察官が捜査の行き詰まりを苦に一家心中……』

その横には……

『リストラ男性…再就職の宛く自殺……』

闇サイト…………

次は…………どの獲物を………………


「完」


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