2011.04.30.

プチSM千夜一夜ものがたり
01
二次元世界の調教師



■ 淫蝶

「校長先生、お早うございます」
「お早うございます、吉野先生」
「では、ご奉仕させて頂きます」

 その日も学校が始まる前の早朝、青蝶女学院の校長室をのぞいて深々とお辞儀をした私は、さっそく校長先生がどっしりと座っておられる大きな机の下に入り込みました。それから手早く黒いスーツを脱いでいきます。

「今日は1週間目でしたな」
「はい……どうか、お納めくださいませ」

 下着だけになった時に校長先生がそうおっしゃられましたので、私は大きな紫の花柄のブラジャーを外して差し出しました。もしかして忘れておられたら? と言う懸念は杞憂でした。校長先生が私を大切に調教して下さっている証拠です。1週間着用を続けて汚れが気になるブラを献上し、重々しく垂れ下がってしまい嫌らしく大きな乳首の色素沈着が気になるお乳を晒さねばならない羞ずかしさにも耐えることが出来ます。

「おお、吉野先生の嫌らしいメスの匂いがプンプンしますぞ」
「そんなこと……」

――言わないでくださいまし、校長先生。羞ずかしいではありませんか

 校長先生が目を細めてその紫の目立つ布地をクンクン嗅がれるものですから、私はもう40手前だと言うのにまるで少女のように頬を染めてしまいました。

「ご主人は、あなたが1週間同じ下着を着けていても、お気づきにはならないのですか?」
「はい……」

――だって抱かれることなんてないんですもの

 他の高校で私と同じ教職に就いている主人とは、もう1年以上夜の生活はございません。上の子は高校生ですし狭い我が家では気になってしまうと言う理由もありますが、多忙で毎日帰りが遅く、休日も運動部の部活動でほとんど潰れてしまう主人はいつも疲れ切っているようなのです。

「紫は欲求不満の色と言いますな」
「違います……」

 私は校長先生のご希望で花柄の下着を身に着けているだけなのですが。ピンクなどのカラフルなものはこの年齢では羞ずかしく、最も落ち着いた色かと思って選んだ紫の花が欲求不満を表しているだなどと聞いたら、以前の私なら一笑に付していたことでしょう。

「こんな美しい奥さんを放っておくとは罪作りなご主人だ」
「そんなことはございません」

 お世辞とは言えしばらく聞いたことのない「美しい」などと言うおホメ言葉を頂くのは素直に嬉しいのですが、私は決してセックスレスを不満に思っていたわけではないのです。私の方も家事と2人の女の子の育児で一杯でしたが、私に似たお姉ちゃんと主人に似た妹の日々成長していく姿に大きな幸福を覚え、何の不満もない生活でした。よく旦那さんに構ってもらえない人妻が欲求不満で不倫に走る、などと言いますが、あれは男性に都合の良いフィクションです。他が満ち足りていれば、性生活のないことが大きな問題ではありません。

 そう、私は何の不満もない幸せな家庭生活を送り、不倫しようだなんて夢にも思ったことはありませんでした。校長先生に出逢うまでは。

「それではセクシーな下穿きを頂きましょうか」
「はい……」
「何だか、吉野先生の嫌らしいおま○このニオイがすでに漂っておりますぞ。これは欲求不満の人妻のニオイなのではありませんか?」
「ああ……羞ずかしい……」

 ブラジャーよりはるかに羞ずかしい、紫の花柄ショーツの汚れは深刻でした。冗談でなく、本当にツーンとすえたようなすっぱいニオイとおしっこのニオイが混じった香りが鼻に付きます。そのじっとりと湿っぽい布地を直視する勇気のない私は、あちらの方を向いて脚をずり下ろしハイヒールの爪先から抜き取りました。全裸でハイヒールだけと言うのは凄まじく羞恥を煽る格好ですが、私は悪いことをして校長室に呼び出された高校生のようにドキドキ慄えながら、紫のショーツを手渡しました。

「思った通りですね、吉野先生。ちょっと黄ばんで、ベットリ染みが出来てるじゃありませんか。あなたはいつもおま○こをグショグショに濡らしているのではありませんか?」
「ああ……そんなことありません」
「じゃあ、この汚れはどう説明されるのですか?」
「それは……ああ、もう、ご奉仕させて下さいまし……」

 私は答をごまかして、校長先生のパリッとした高級スーツのズボンを緩め、立派なシンボルを手で掴み出しました。それはとても還暦を過ぎた男性のものとは信じられない、逞しく大きく傘の開いた逸物です。

「待ちなさい」
「イヤ……」
「そんな上目遣いで色っぽく男をたぶらかそうとしてもダメですよ、吉野先生。ちゃんと言えなければ、ソイツはあげられません」
「そんな……」

 校長先生の男性自身は私にとって理想的過ぎて、それを目の前にしているのにまるでおあずけを喰らった犬のような気持ちになっていました。

「校長先生の、おちんちんを、下さい」

 男性器を指す言葉自体口にしたことのなかった私にすれば思い切って「おねだり」して見せたつもりでしたが、やはりごまかしは聞きません。

「そんなことを聞いてるのではありませんよ。パンツの汚れの理由を言いなさい。染みがベットリ付いてるのはなぜですか? それから黄ばみがひどくて黒ずんでるのは何の色なのか、ちゃんと説明するのです、吉野先生」
「それは……」

――ああ、言えない、そんなこと……

「どうやらご奉仕だけでなく、お仕置きもされたいようですね」

――ああっ!

 その素敵な言葉を聞いた途端、校長先生の趣向を凝らしたさまざまな「お仕置き」を思い出した私は、全裸の身を大きくワナワナと興奮で慄わせ、ショーツの染みの原因であるアソコの奥からますますドクンと熱いものを滴らせてしまい、それが内股をタラリと流れ落ちる冷たさを感じていました。

「今日1日、その格好で授業をなさい」
「そんな……」
「男子生徒がいたら、きっと大喜びでしょうて」

 絶対にそんなことは出来っこないと思っても、私は全身に悪寒を走らせて大きくおののかせ、必死で口走ります。

「あ、あの、私がいつもアソコを濡らしているからですわ、校長先生!」
「なんだ、やっぱり欲求不満の人妻なんじゃありませんか、吉野先生。あなたはご主人がありながら裏切って、他の男のチンポを欲しがっていつもアソコをウズウズ濡らしていらっしゃるんですね、認めますか?」
「それは……」

――違いますっ! 主人だって愛してます! だけど……

 ああ。私は自分の気持ちと体の反応が全く矛盾していることに苦しみ、又答に詰まってしまいました。主人は愛しているし、幸せな家庭を捨てるだなんてこれっぽっちも考えてはいないのです。なのに、校長先生のシンボルを目にすると気が狂いそうなほど欲しくて欲しくてたまらないし、絶対に1人えっちをしてはいけないと禁じられている体はいつでもジクジクと濡れそぼって、朝晩校長先生にご奉仕してお情けを頂き、抱いてもらうことを心待ちにしています。まるで危険な薬物を使われて禁断症状が出ているような状態でした。

「まだ素直に成り切れないのですか? 仕方ない、ホントにお仕置きしてあげましょう……もしもし、教頭先生、ちょっと校長室まで……」
「服を着せて下さいっ!」
「お仕置きだと言ったじゃありませんか。さ、机の陰にお隠れなさい」

 教頭先生のいらっしゃる職員室からの距離を考えると服を着ている時間はありません。私は校長先生が椅子の前に動かして下さった机の陰に隠れるように正座して身を屈めました。すると校長先生が小さな声で囁き掛けます。

「さあおしゃぶりなさい。それから指をアソコとお尻の穴に入れるのですよ……」

 それはいつもの「ご奉仕」スタイルで、私はいつ教頭先生がいらっしゃるかと心臓が爆発するくらい高鳴らせながら素晴らしい肉塊を口に含み、右手の指を2本アソコに含ませ左手の人指し指をチュプリとアナルに突き刺しました。そしてもう無我夢中でクチュクチュと口を動かし、両手も蠢いて1人えっちに突入してしまいます。

「お早うございます、校長先生」

 とうとう教頭先生が来られました。入口で話をされるだけなら大丈夫だと思いますが、ちょっとでも近寄って来られたらおしまいだと思います。ところがそれは途方もないスリルと興奮を煽って、私はあろうことか一気に到達してしまいそうになってしまったのです。

「実は教頭先生。この部屋、さっきから変な音がする気がするのですが……」

――校長先生、ひどいっっ!!

 全裸で股間に「ご奉仕」している私を隠そうとするばかりか、あえて怪しませると言うひどいやり方に、私はとうとう弾けてしまいました。

「そう言えば、何か水音のような音が聞こえる気も……」
「気のせいかも知れませんが、もうちょっとそこで耳を澄ませてみてください」

――ああ〜っっ! ま、又いく! イッテしまいますうっっ!!

「……ちょっと気味が悪いですね。何だか女の人の声が聞こえたような……」
「ははは、夏も近いですが怪談話でもありませんな。やっぱり私の気のせいでしょう。では」
「はあ……」

 怪訝そうな声で教頭先生が出て行かれると、私は口の中に大量に出されたお情けをクチュクチュとそしゃくしながら、イタズラな校長先生のお言葉を聞きました。

「すいぶん激しくイッテしまいましたね。3回ですか?」

――うんうん

 私はコクコクとうなづいて見せました。そしてゴクリと大きく喉を鳴らしながら、校長先生のお情けを存分に飲み干すと、危険な幸福感に浸ってしまいました。

「まだ始業まで時間はありますし、ご覧の通りセガレもまだ元気ですぞ」

 私が情熱タップリに後始末して差し上げたせいか、校長先生のシンボルは唾液などでテカテカ光りながら、むしろ先程よりさらに逞しく天を向いてそそり勃っていました。

「校長先生っ!」

 私は一言そう言うと、椅子に上がり込んで抱き着き口付けを求めてしまいました。すると校長先生も無言で唇を与えて下さり、同時に私は自分から欲しくてたまらないものを求めて、手でナビゲートすると腰を下ろしてとうとう素晴らしい充溢感でアソコをトロけさせそうになっていました。

「吉野先生、凄いですな、私のムスコが食い千切られそうです」
「イヤッ!」
「ふふふ、体は正直とは、良く言ったものです。あなたはご主人を裏切り、職場の上司と不倫を働く、とんでもない欲求不満の人妻ですね……」
「そんなこと、言わないで……」

 私が校長先生とこんな関係になってしまったのは、この青蝶女学院に教員として再就職してからのことです。下の子が小学校を卒業するのを機に、私はやめていた仕事を再開しようと働き口を探していました。公立高校の数学教師をしている主人は身を粉にして働いていますが、正直な話そんなにお給料は多くありません。これからかさんで来るであろう娘2人の教育費や、結婚の準備金などを考えると、いくらお金があっても足りないくらいです。そして主人の知り合いの伝で紹介されたのが、この学校だったのです。

 さっそく校長先生にお会いに行ったのですが、そのお話は私の求める条件にピッタリ、いや考えてもいなかった好待遇だったので私は初めビックリしました。

「実は英語科の先生が、お1人急にこの春結婚退職されることになりまして、英語が堪能な先生を捜しておったのですよ。あなたは外国で過ごしておられたことがおありだとお聞きしました。」
「はい……」

 青蝶女学院はこの辺りでは有名な私学のエリート校で、私はとても緊張していました。

――素敵な方……

 校長先生の第一印象は、進学校の校長らしくとても有能そうで、ロマンスグレーで眼鏡を掛けた知的な風貌は、学校の先生にはないタイプでした。例えば主人はどちらかと言えば世間知らずのお人好しと言う感じですが。眼光が鋭く、落ち着いた渋みのあるバリトンの声と合わせて、私はすぐに校長先生に魅了されていたのです。

「本校は、日本語がまだ達者でない帰国子女や留学生を受け入れています。ぜひあなたのような方に、英語科の主任として働いて頂きたいのです」
「主任ですか……」

 10年以上現場を離れていた私を、いきなり主任に迎えようとおっしゃられて、私は驚き戸惑いました。確かに英語力には自信があります。実は私自身が帰国子女で、商社マンだった父の関係でアメリカで生まれて育ったのですから。ちなみに母はブロンドのアメリカ人でハーフです。

「退職される先生はちょうどあなたのような女性で、他の英語科教員は皆若手なのです。ご無理を申しますが、受けて頂けませんでしょうか? ご家庭のことも考えて勤務条件も斟酌いたしますので」

 その時提示された条件は、お給料も含めて破格のものでした。公立高校勤務の主人に申し訳なく思ってしまった程です。青蝶女学院に通っている生徒は資産家の子女が多く、経営は順風満帆と言う話でした。もうこの時点で私はこのお話をお受けする気になっていたのですが、さらに校長先生の口から聞かれたのは信じられないくらい素敵なお話でした。

「ご主人からお伺いしたのですが、娘さんは高校受験生だそうですね」
「は、はい、その通りですが……」
「うちを受験されるおつもりはありませんか?」
「え!? それはちょっと……」

 長女のまりあは確かに高校入試を控えておりました。私に似て大人しい子ですが、英語はとても良く出来ます。学力的には青蝶にも十分合格出来そうでしたし、本人より中学校の先生やとりわけ主人はこの名門女子高に入学させたがっていたのですが、問題は学費です。私の再就職もまだ決まっておりませんでしたし、公立高校に進学させるつもりでした。ところがそういう事情を正直にお話すると、校長先生は青蝶を受験させなさいとおっしゃったのです。

「うちには特待生制度がありまして、成績に応じて授業料が免除になるのですよ」
「いえ、うちの子はそこまで優秀ではありませんし……」
「英語がとても良くお出来になるそうではありませんか」

 まりあは英語だけはトップクラスだと思いますが、他教科は中の上程度のものです。進学校の青蝶で特待生に掛かるような優等生ではありません。

「特待生入試を受けるだけでも受けさせなさい。あなたが英語科の主任を引き受けて下さるのなら……きっと良い結果が出ると思いますぞ」
「それは……」

――校長先生のお力で、多少成績が足らなくても特待生で合格させようと言うことですか?

 まさかそんなことを口にするわけにはいかず、私が応答に困っていると校長先生はおっしゃいました。

「本人と、ご主人と、よくお話になってください。悪い話ではないと思いますよ。それから、受験料も結構です」
「え、どうしてですか?」
「あなたが主任を引き受けて下さるなら、と言う条件ですがね」

 どんなに考えてもうま過ぎる話だとしか思えませんでした。一応私の就職も含め、主人と相談します、とその場は切り上げたのですが、まりあの青蝶への進学を一番望んでいたのは他ならぬ主人なのですから、本人を説得して受験させることになったのも当然の成り行きでした。

――どうして、こんな素敵なお話が……

 この時私は全く気付いてはおりませんでした。校長先生がなぜ、私と娘のまりあを青蝶に入れたがったのか、を。入試の結果は驚くべきことに、最高ランクの特待生として入学を許可する、というものでした。授業料全額免除と言う夢のようなお話ですが、校長先生の差し金があったことは間違いありません。私は内心穏やかではありませんでしたが、主人もまりあも大喜びでした。こうして私とまりあは2人してこの春から青蝶女学院のお世話になることとなったのです。

「さ、もういいでしょう、欲求不満の吉野先生」
「ああ……」

 早朝の校長室で全裸になり、自ら校長先生と繋がって思いを遂げた私は、名残惜しく椅子から降りました。

「それでは蝶を着けてあげましょう。おさねを剥いて準備なさい」
「はい……ああ、羞ずかしい……」

 私は全裸にハイヒールだけと言う格好で少し脚を開いて校長先生の正面に立ち、羞ずかしいワレメちゃんを自分の指でくつろげると、慎重に鋭敏な感覚の塊にかぶさった包皮をクリンと剥き上げました。

「それにしても吉野先生は抜けるような美白ですな。やはりハーフだと違う……本当に素晴らしい……」

 校長先生がそんなことをおっしゃいながら、私の垂れ気味の両乳房に指で媚薬クリームを塗り込めて来られます。私をこんなはしたない女に堕としてしまった忌まわしいクスリなのですが、色白で血管までうっすらと浮き出ている乳肌に心地良く成分がスーッと染みて来ると、私は羞ずかしいことに放課後のプレイへの期待で大き過ぎるグミの実みたいな乳首をますます固くしてしまいます。そしてその2つの突起に、校長先生は青い「蝶」を着けてくれました。

「あ! ……ああん……」

 私の両胸の先に止まった「蝶」は、乳房を半ば近く隠してしまうほど大きく、羽根の裏側にあるバネ式のクリップが乳首をキュッと噛んでいるのです。初めて着けて頂いた時は涙が出るほど痛かったのですが、すっかり淫蕩にされた今の私の体はジンジン響いて来る「蝶」が止まった疼痛さえも快楽に変えてしまいます。おまけにこのクリップは常にジーッと密かなバイブレーションを起こしており、力が加わると振動が強まる仕掛けでした。

「花の種にもう一匹止まりますよ」
「あ〜っっ!!」

 校長先生が私の前にひざまづいて、もう1匹の「蝶」を私が指で剥いて準備していた「花の種」に止まらせてくれると、摘れてバイブの掛かる素晴らしい快感に私は悲鳴を吹きこぼすのが我慢出来ません。

「そんなイヤらしい声で英語のリーダーを読んでごらんなさい。男子生徒がいたらチンポを固くしてしまいますよ」
「い、イヤ……ああっ!」

 そんな意地悪な事をおっしゃった校長先生が、クリームをタップリ盛った指を私が自ら開いている女の唇の中に突き入れてグルグルと奥深くまで塗り込めて来ました。するとその指にズキンと感じてしまった私は又えっちな声が出てしまいます。

「力を抜くのですよ、吉野先生」
「そ、ソコは……」
「そのお年で何も知らない未通女(おぼこ)みたいなフリしても駄目です。先生の一番お好きな場所ではありませんか。今日はお浣腸もしてあげますよ、フフフ……」

 アナルにまでクスリを塗る指を易々と受け入れてしまい、クニクニと蠢く指に堪えきれないほどおぞましい快感が込み上げて来てしまう私は、「お浣腸」と言う言葉にも期待で全身がますます燃え上がって来るのを感じていました。

「色白で美しい女性には、蝶が良く似合う……やはり私の目に狂いはありませんでした」

 校長先生は就職の面接で私を一目見た瞬間、そんなことを思われたのだそうです。まさかそんな淫らな目で観察されていただなんて、緊張していた私にわかるはずはありませんでした。そして娘を半ば強引に入学させようとした理由も。まりあも又、私に負けない色白なのです。

「ご主人にはいくら感謝してもし切れませんな」
「主人のことは、言わないで……」
「あなたのこんな姿をお見せ出来ないのが、本当に残念です」

 校長先生が、裸体の秘め所に3匹の青い「蝶」を止まらせた私を眺めてそうおっしゃると、デジカメで写真を撮影されました。

「ごらんなさい」

――これが私!?

 改めて「蝶」に止まられた自分の裸を見るのは初めてでした。校長先生がおっしゃる通り、デジカメの画面に映ったやたらと白い肌に止まった3匹の青い「蝶」は、見事なアクセサリーとして見栄えがして、その淫らな美しさに当人でさえゴクリと唾を呑み込んでしまいました。

「では、服を着て下さい。今日は下着を着けないのですよ。もちろん放課後まで勝手に指を使ってはなりません」
「はい……」
「昨日言ったこと、良いお返事をお待ちしておりますよ」
「ああ……」

 ふと気付けば掛け時計の目盛りが始業に近付いていました。私は黒いスーツを着込んでいきましたが、下着の替わりに止まったままの3匹の「蝶」のバイブレーションが衣服に当たると強まってしまい、甘い吐息を洩らしてしまっていました。

"Good afternoon everybody! How have you been doing these days? You know, we'll have a summer vacation
......"

――んああ! ……た、たまらない……

 私は午後の授業中、刻一刻と耐え難くなって来る体の疼きに耐え兼ねて懊悩し、流暢な英語が詰まってしまいました。

" What seems to be the problem, Ms.Yoshino? "
" Oh, I'm sorry. No problem! Don't worry......"

 さっそく生徒たちが何事かと心配してくれましたが、私はもちろんこの優秀な女の子たちに絶対体の異変を悟らせるわけにはいきません。しかし色素が薄く真っ白な私の顔は熱っぽく朱に染まり、目は潤み小鼻が膨らんで物凄く嫌らしいメスの表情を晒しているであろうと思うと、気が気ではありませんでした。ハアハアと密かに吐息を荒げてしまい、発する言葉が慄えてぎこちなくなってしまうのも、もうどうしようもありません。

――ああ、お乳が……

 募る欲情を堪え切れず、胸部をブルンと揺さぶってしまうと、淫らな「蝶」のバイブレーションが一瞬強まって心地良い電流に両乳首をズンと貫かれました。

――ヒイッ!

 ウッと目を閉じ、陶然と表情を緩めて天を仰ぎ天国に到達してしまいそうな醜態を晒してしまった私。どれだけの生徒がそのわずかな一瞬に気付いてしまったことでしょう。すぐに誤魔化そうとoral intoroductionを続けた私ですが、大人しく優秀な女生徒たちを前におぞましい興奮はますます募り、体内で燃えさかる淫情の炎は耐え難くなる一方でした。

" How will you spend the summer vacation? What are you planning to do, Ms...... "

 生徒を指名して時間を稼ぎ、淫らに堕ちようとしている体を立て直そうとした私。その生徒がたどたどしく答えている内容は、耳に入ってもほとんど頭には入っていませんでした。3点の「花の種」に止まった淫蝶がジーッと心地良い振動を間断なく送り込んで来て、授業中だと言うのに私を天国へと誘うのです。

 ですがこの淫蝶たちがいなければ、私の体を途方もない欲情に駆り立てる、媚薬クリームによる強烈な疼きを我慢することは出来なかったでしょう。今日も休憩時間毎に駆け込んだトイレで、何度指を使って慰めようと思ったか知れません。とても羞ずかしいのですがオシッコをしてしまうと、排泄の快感とないまぜに素晴らしい性的快感も覚えてしまい、下手をするとイッテしまいそうでした。そしてその水流の掛かったプラスチック製の青い蝶も、濡れまみれた部分も後始末することは許されていないのです。

「あなたは今後一切1人えっちなどしてはいけませんよ。したがってトイレの後始末もしてはなりません」

 初めて校長先生がそんなことをおっしゃった時は、ご冗談かと思いました。ですが、日1日と媚薬に対する耐性が弱まり四六時中体を発情させてしまっている今ならわかります。オシッコの後始末で拭いてしまったら最後、私は絶対に1人えっちで女の部分を慰めてしまうことが我慢出来ないでしょう。校長先生は同じクスリだとおっしゃいますが、クリームの効果はどんどん強烈になって来て、今では校長先生が塗って下さる指で気をやらないよう、唇を噛み締めて耐えねばならないくらいです。

「吉野先生はどんどん淫らなイイ女になっていきますね」

 校長先生のお言葉は全く否定出来ません。私の体は日毎に浅ましく快感を貪ることを求めてやまない淫らなものに作り変えられているのです。今お乳の先に止まった蝶の誘惑に負けて胸部を揺さぶり、強まった蝶のバイブの旋律に身を任せてしまいそうになった私は、厳粛な授業中だと言うのにオナニーまがいの行為ではしたない歓びを貪ってしまう淫らな女です。

――ああっ! ちょ、蝶が……

 そして一度蝶の誘惑に負けてしまった淫らな体はもう止まりません。しっかり自分の指で包皮を剥いた「花の種」に止まった淫蝶が密かにはばたいて私を悩ませ、アソコの奥深くから火のように熱く吹き上げて来る欲情が限界を超えた私は、とうとうタイトスカートに包まれた腰を嫌らしくくねらせてしまいました。

「先生っ!」
「だ、大丈夫よ……先生、ちょっとおトイレに行って参りますから、静かに自習してて下さい」

 腰を動かしてしまったおかげで淫蝶のバイブが強まって、私はウッと下腹部を抑えて教壇の上でしゃがみ込んでいました。ビックリした生徒も英語で話し掛ける余裕はないようでしたが、何と蝶の一撃でアクメに到達してしまった私も、ごまかすように自習を指示すると足早にトイレへと向かいました。

――ああ、私、もう駄目……このままじゃとても……

 体奥で欲情の炎がぼうぼうと燃え盛り、淫蝶のバイブレーションで初めて授業中に気をやってしまった私は、どんどん淫らになって行く自分の体が恐ろしい程でしたが、これではもう教師としての勤めも出来ないと思い、校長先生に禁止されている指入れオナニーで淫情を解消しなければなりませんでした。便座にまたがってノーパンの股間を晒し、青い淫蝶の淫らなはばたきを心地良く味わいながら、人差し指と中指を揃えて蜜壷に挿入すると、素晴らしく満ち足りた気分になってその指をクチュクチュと心行くまで激しく動かしてしまいました。校長先生によく、食い千切られそうだ、とからかわれるのですが、私の粘膜の羞ずかしい襞が指にキュウッときつく絡み付き、指を動かすのに苦労する程でした。

――私、欲求不満の人妻なんだ……

 授業中に我慢出来なくなって駆け込んだトイレで、自分の2本指を万力のような力のアソコで食い締めてしまう私は、そう納得せざるを得ません。そのことに気付かせて下さったのは校長先生。私は放課後きついお仕置きを受けてしまうことを覚悟しながら、禁止されていた1人えっちで極めていき、初めて校長先生に抱かれてしまった日のことを思い出していました。

 それは4月に入り、私は新採用の職員として、主人は父親として、真新しい制服姿も眩しいまりあの入学式を見守った日のことでした。まりあはクオーターなのですが、母方の血が濃いのでしょう、私以上に色素が薄い色白の上、目の色も日本人とは違い、まるで生きたフランス人形のような外見です。誰よりも目立つわが娘の晴れ姿をこの名門女子高の入学式でしっかりと目に焼き付けて、私自身もこの学校で新たに働く幸せを噛み締めていた時には、まさかこんな事態が待ちかまえていようとは思いもしませんでした。

 その日の夕刻から、英語科の先生方と校長先生、教頭先生を交えて、私の歓迎会が開かれました。英語科の先生方は皆さん優秀そうでしたが、校長先生がおっしゃった通り私より10以上お若い方ばかりで、いきなりやって来て主任に収まろうと言う私にやっかみなどはなく、ごく自然に受け入れとても温かく迎えて下さいました。歓迎会の場所は洒落た小さなフランス料理店で、そんなにお酒を飲むことのない私も高級ワインを口にしてしまいました。

 私はその時気分が高揚していたせいだと思いましたが、恐らく校長先生が怪しげなおクスリを使われたのでしょう。あっと言う間に目が回り生まれて初めて意識があやふやになるまで酩酊してしまった私は足腰が立たなくなり、気が付くとタクシーの中に校長先生と2人切りになっていました。そして連れ込まれたのは、変なホテル。私は存知ませんでしたが、男女が秘め事を行う専用の場所のようです。何もかも初めて経験することばかりで、酔いが残る頭がクラクラしていた私は、もうパニックに陥ってしまいました。

「吉野先生、私はあなたを一目見た時から、ゾッコン惚れ込んでおったのです。ぜひ一度、抱かれては頂けませんか?」

 頭はクラクラと混濁し、手足はまだ痺れたようでほとんど自由の利かない私をホテルの部屋に連れ込んだ校長先生は、単刀直入にそうおっしゃいました。私はもちろん主人のある身ですから強く拒絶の言葉を口にしましたが、校長先生は。お願いします! と押しの一手で、私はいつの間にかベッドの上に手錠で人の字に拘束されていました。ただでさえ酔いで体に力が入らないのに、女性扱いになれていらっしゃる校長先生の拘束は手早くてすぐに身動きが取れなくなり、私は抵抗を諦め、やめて下さい、と弱々しく懇願するばかりになったのです。

「私はSMに興味があるのです。吉野先生はご主人に縛られたことはおありですかな?」
「そんなこと……ありません」
「では、味わってみて下さい」
「あっ!」

 縛られてしまってはどうしようもありません。私はもう覚悟を決めて、意地の悪い校長先生の問い掛けにも素直に答えてしまいました。主人は至ってノーマルな人で、ベッドでもとても優しくSMプレイだなんてとんでもありません。するとアイマスクをされてしまったので、私は思わず声を出してしまいました。

「色っぽい声をお出しじゃありませんか。縛られて、目隠しされて……ははは、ゾクゾクするのでしょう。私が見込んだ通り吉野先生はマゾっ気がタップリおありのようだ」

――マゾだなんて……

 自分とはまるで無縁だと思っていた「SM」だの「マゾ」だのと言ったお言葉に、私は怯えてしまいましたが、その実校長先生がおっしゃる通り、目隠しされた瞬間にゾクリと背筋を妖しい戦慄が走ってしまったのです。思わず出てしまった声も嫌になるくらい鼻に掛かった悩ましいものでした。

「それにしても素晴らしい……お顔だけかと思ったら、お体中シミ一つない白さじゃないですか。抜けるような美白とは吉野先生のことらしい」

 校長先生はそんなことをおっしゃいながら、私の服をゆっくり脱がせていきます。ベッド上に縛り付けるまでは男らしく力づくでしたが、私が諦めて無抵抗になると一転して体に賛辞を述べながら壊れ物でも扱うような優しさを見せられて、これから主人以外の男性に抱かれてしまうと言うのに、体の奥からゾクゾクと込み上げて来る興奮はもう抑えられませんでした。そして気が付けば上半身最後の1枚となったブラジャーに手が掛けられていました。

「黒ですか、吉野先生。こんな真っ白なお肌に黒とはそそられます。若い者が見たら鼻血でも出しそうですな」

 還暦を過ぎた校長先生は年の功と申しましょうか、慌てず騒がず女心をくすぐりながらのプレイに長けておいでのようでした。主人とのごくノーマルなセックスしか知らなかった私は、ワインの酔いと一緒に心地良いムードに流されそうになって、慄然としてしまいました。主人はとても口下手な男性で、セックスの時もほとんど無言で抱いてくれるのです。でも彼が私のことを大切に思い愛してくれていることは明らかでしたし、そんなものなのだろうと思っていました。抱かれれば歓びを覚えましたし、肉体的な快楽より愛する男性と1つに繋がれたと言う満足感が大きくて、主人とのセックスに不満を感じたことは一度もありません。

「吉野先生はご主人との夜の生活はいかがですかな?」
「そんなこと……」

 私は校長先生のくせに何て不道徳なことをおっしゃるのだろうと思いました。

――抱くのなら、早くお抱きになればいいではありませんか

 もちろんそんなはしたないことを口にはしませんでしたが、私は体を鑑賞してお世辞を口にしながらゆっくりと服を脱がせ、なかなか手を出して来ない校長先生のペースに焦れて、そんな気持ちに陥っていました。でもそれは校長先生がおっしゃった「ゾクゾクする」妖しい興奮がどんどん募って来たのが怖かったのです。早く抱いてくれないと、この嫌らしい興奮が抑え切れなくなり、主人以外の男性に抱かれながら歓びを覚えてしまうかも知れません。もしそんなことになったら、愛する主人にどう顔向けすれば良いのでしょうか。酒に酔わされ拘束されて、抱かれることは覚悟しましたが、絶対に淫らな反応を示してはなりません。それが私の偽らざる心境でした。

「ひょっとして夜の方はご無沙汰なのではありませんか? 何を隠そう、私など家内とはとんとご無沙汰でもう1年近くありませんな」
「校長先生に申し上げる必要はございません!」

 私の方は1年以上主人に抱かれたことはなかったのですが、失礼ながら20歳以上年かさの校長先生ご夫婦に夜の生活がなくても普通なのではないでしょうか? そしてそんなことより、夫婦の間の秘め事を堂々と口にされる校長先生に嫌悪を覚えた私は、初めて強い口調で反発していました。

「まあいいでしょう。すぐにわかることです」

 その意味深な言葉に、私は又ゾクリと新たな興奮が込み上げて来る気がして泣きたくなりました。そしてついに校長先生は黒いブラジャーを外してしまったのです。

「おお! これは又素晴らしいお乳ですな。まるで西欧の名画を見るようですぞ。感激ですよ、お美しい吉野先生は体の方までこんなにお美しいとは……」

――嘘ばっかり

 これはもう完全にお世辞だと思いました。だって私は華奢なのに乳房が大き過ぎるので、年齢と共に完全に垂れてしまい、コンプレックスを持っている部分なのです。

「それにこのプリプリのお乳首はどうですか。見ているだけで涎がこぼれそうですぞ。こんな美しくて淫らなお乳をお持ちでは、ご主人は離してくれますまい」

――ああ、もう、主人のことは言わないで……

 考えてみれば当然なのですが、校長先生が嫌らしい好色な目線で私の体を賞賛していたことを知り、今から抱かれてしまうのだと思うと、主人のことを持ち出されるのはとても辛いことでした。校長先生に抱かれて私のはしたない体は主人を裏切らず淫らな反応を示さないでいることが出来るでしょうか? まだ上半身しか脱がされていないのに、これまで経験したことのない興奮を覚えている私には、その自信はまるでありませんでした。

「ああんっっ!!」

 饒舌な校長先生が黙り込まれた、と思った次の瞬間両の胸乳に手を掛けられました。

「まだちょっと触れただけですよ。どうしてそんな嫌らしい声が出るのですか、吉野先生」
「だって……ああ〜っっ!!」

 ワインの中に仕込まれていたと思われるおクスリには、媚薬の効果もあったのに違いありません。それに目隠しされたのが意外な程効果的で、不意打ちを食ったような気分の私は、校長先生の両手が蠢きヤワヤワと双の膨らみを揉みしだき始めると、考えられない程の気持ち良さを覚えて淫らな声を我慢することが出来ませんでした。

「ふふふ、よほど欲求不満を溜め込んでいたと見えますぞ。ソレ、ココを弄ってあげましょう」
「ウヒイ〜ッッ!!」

 校長先生が乳房を揉みながら先端の大きすぎる熟れた実をクリクリと指で弄り回すと、強烈な快感が弾けて私の口からは淫らそのもののよがり声が吹きこぼれていました。そしてさらに、校長先生が左右の乳首に唇を被せ交互にチューッと強く吸い上げると、私はグンと背筋を弓なりに反らせる明白な反応を見せてしまいました。

「あれあれ、もうおイキになったのですか?」
 
 校長先生が乳房を柔らかく掴み乳首を指股に挟んだままで、耳元に口を寄せ嫌らしくそう囁かれました。

――ち、違います!

 私はそう抗議するつもりで弱々しくかぶりを振りました。主人に抱かれることはもう1年以上ありませんが、絶頂に達してしまったなんてことはいつ以来でしょう。そして乳房の愛撫だけで気をやってしまうだなんて、もちろん生まれて初めての経験で、とても信じられない気持ちでした。

「ほほう、おイキになったように見えたのですが」
「違います!」

 今度は口に出してハッキリ抵抗しましたが、すぐに報復を受けてしまいました。

「こうされてもお感じにはならないのですか?」
「だ、ダメえ〜っっ!!」

 校長先生の手指がいたぶりを再開すると、すぐに私は背筋を反らせてしまい、ソフトな乳房責めの前に私はアンアン嫌らしい声を吹きこぼしながらのけ反りっぱなしで悶絶してしまいました。本当に優しくソフトな揉み方なのに、乳房がトロけてしまいそうなほど気持ちが良く、乳首を刺激されるともう開けていられなくなった目蓋の裏に火花が散るほどの快感が迸りました。

「さっきと同じようにしてるのですが」
「うああ〜っっっ!!!」

 乳首を吸われるともうダメで、私は何と2度目の絶頂に到達していました。

「さあ、素直に言うのです。今おイキになったのでしょう?」
「ああ……」

 私がコクリとうなづいて見せると校長先生は満足そうでしたが、手指はまだ胸から離れてくれませんでした。

「よしよし、素直になりましたね、いい子です。ご褒美にもう1回イカせて差し上げましょう」
「ああ〜っっっ!!! も、もう! ……」
「イク時は大きな声でイク、と言うのですよ」

 私がついに主人にも聞かせたことのない大きな声で、イク、と張り上げてしまうと、ようやく校長先生は乳房から手を離してくれました。

「おっぱいだけで3度も気をおやりになるとは、吉野先生はやはり欲求不満なのではありませんか? 白状なさい、ご主人との夜の生活はご無沙汰なのでしょう?」
「……」
「まだイキ足らないと見えますね」
「ヒイッッ!! い、言います! 言いますから、もう!」

 校長先生が又も乳房を握り締めて来ると、もう私は取り繕っている余裕をなくしてしまいました。

「ご主人とご無沙汰なのでしょう?」
「はい」
「どのくらい?」
「1年……」
「これは驚きました。こんな美しい奥さんを1年も放っておく男が存在するとは……」
「ああ……もう、本当に主人のことは言わないで……」
「ご主人のことを愛しておられるのですね?」
「はい……」
「では、私がご主人のことを忘れさせてあげましょう。吉野先生、何もかも忘れて一匹のメスにおなりなさい」

 乳房だけで立て続けに気をやらされてしまった私が、校長先生の性の手管に抗えるわけはありませんでした。スカートとショーツを奪われ、目隠しされたままで加えられた下半身への愛撫に、私は打てば響くようにビンビンと反応し、生まれて初めて味わった口唇での股間愛撫では感激のあまり校長先生のお顔におしっこを掛けてしまいました。それはおしっこではなく、潮吹きと言う生理現象で、最高の性の歓びで感極まった女性の示す反応だと言うことでした。そして何度も極めてしまった後、ようやく校長先生が押し入って来られると、私は脳の焼けるような強烈な快感を覚えて、主人よりも立派な男性自身にはしたない粘膜の襞を絡み付かせてしまう反応が制御出来ませんでした。

「吉野先生! こ、これは……」

 さすがの校長先生が私と合体を果たした直後、興奮した口調で慌てたようにおっしゃったのに、私はなぜだか愛おしさまで覚えていました。

「名器と言うものではありませんか! あなたは本当に最高の女性です!」

 校長先生がグイグイと力強く腰を動かし、そのご年齢とは信じられない程逞しく元気の良いシンボルで突き上げて来ると、私はもう何もかも忘れ何度も何度も達してよがり狂いました。そして何と校長先生は、私の中でドクドクと大量の射精をされたのです。

「ご心配には及びません。私はパイプカットしておるので種なしなのです。妊娠することはありませんから」

 それまでの人生で一度も経験したことのない、獣のような凄まじいセックスでした。私は恐らく涎を吹きこぼしてグッタリと脱力し、失神寸前だったでしょう。校長先生は全身汗と体液でドロドロになった私を後ろ手錠のまま浴室に運び、汚れを洗い流して下さいました。最も汚れた秘め所を荒い清められる時、朦朧としていた意識でも私の心の琴線が妖しく掻き乱されたのは言うまでもありません。

 それから服を着せてもらう前に、校長先生は私の人生を狂わせてしまうことになる悪魔のクリームを乳房に塗り込めながらおっしゃいました。

「吉野先生、私のセックスフレンドになって頂けませんかな?」

 セックスフレンドだなんて、校長先生がおっしゃるには軽すぎる言葉だなと思いながら、口を利くのも億劫な私は黙ってお話を聞きました。

「これは浮気でも不倫でもありません。私はあなたの幸せなご家庭を踏みにじるようなつもりは毛頭ないのです。私にも家庭がある。長年連れ添った家内を裏切るつもりもないのです」

 校長先生は私の両乳房にクリームを塗り終えると、私の股間に手指を伸ばされました。そしてとじ合わせた両股の力を緩めるように言われると、私は塗り易いように脚を開いて先程存分に性の歓びを貪ってしまった花唇をおクスリを盛った手指に委ねてしまいました。

「ところが、幸か不幸か私のムスコは年甲斐もなく元気に溢れております。そして家内は、私との性交をもはやそれほど望んではおらぬのです」

――だから、セックスフレンドになれ、とおっしゃるのですか? 何て勝手な……

 ところが校長先生の指がズブリと花唇を縫い、奥深くまでクリームを塗り付けるため蠢き始めると、私の体の方が校長先生の身勝手な理屈を理解しようとしていました。

「あなたもご主人ともう1年も夜の生活がないとおっしゃる。こんな素晴らしいお体を持ちながら、それは残酷と言うものでしょう」
「で、でも……」
「あなたはご主人を愛しておられるのでしょう? それは大変結構なことです。これからも愛情を育み幸せな家庭生活を過ごされると良い。ですが、この体は幸せとは言えますまい……」
「ああ……」

 校長先生がクリームをまぶした指をクイクイと体奥を抉るように動かしながらそうおっしゃると、吹きこぼれてしまいそうな歓びに私はその指を食い締めてしまわぬよう必死でした。私は今日レイプされたのに、その相手とのセックスに途方もない歓びを覚えてしまい、主人には見せたことのない狂態を晒してしまったのです。一体どうすれば、毎日一生懸命働いてくれている主人に顔向けが出来るでしょう。

――いっそ、校長先生のおっしゃる通り……

 この淫らな体を鎮めてもらうだけで良いのです。長々と指でアソコの中を弄られている内に、校長先生のセックスフレンドになる、と言うあり得ない選択がどんどん現実味を帯びて来てしまうのを感じ、ついにはその指に粘膜を絡み付かせてイッテしまいそうになる有様でした。

 その夜遅く、校長先生は私を自宅まで送り届け主人に堂々と挨拶を交わす剛胆ぶりを見せました。主人がかわいそうなほどに恐縮して校長先生に頭を下げるのを見ていると、私は何とも言えない複雑な気分になり、タクシーの中で聞かされた言葉に戦慄を覚えていました。

「明日から毎日お会い出来ます。ゆっくりお話をしてから結論をお伺いしましょう……それからまりあさんの特待生はいつでも取り消されることがあり得ることをお忘れなく。言いたくはありませんが、あなたの職も安泰ではありませんぞ」

 それは何とも卑劣な脅迫でした。校長先生にぺこぺこと頭を下げている主人が、溺愛しているまりあの青蝶への進学を欣喜雀躍として喜び、彼女の初々しい制服姿に目を細めていた今日の入学式が、まるで遠い昔の出来事であるかのように頭に浮かびます。ほとんど休日もなく働いている主人の、最大の生き甲斐であろうと思われるまりあが、青蝶の特待生を外されてしまったら? さらに私の職まで奪われてしまったならば? そんなことは恐ろしくて想像もしたくありません。その日はもう悶々と眠れぬ一夜を過ごしましたが、結論を出しあぐねている私の心より先に、体の方は一足先に結論を出していたのです。

 次の日の朝、生まれて初めて味わう2日酔いのような症状に苦しんでいた私は校長室に呼ばれたのですが、2人切りになったと見るや、校長先生は私のお尻をサッと触って来たのです。するとゾクリと、昨日縛られて目隠しされた時に覚えたおぞましい興奮が蘇り、私はまるで初めて痴漢に遭った女学生のように真っ赤になりドキドキと胸をときめかせてしまったのです。それから後はどんどん大胆になる校長先生の手に、他人が見ていてもわからないようお触りされてしまいました。その度に体にわき起こる興奮はより鮮烈になり、信じ難いことにお昼休みにはトイレで指を使って胸を揉み、股間をクチュクチュと弄る一人えっちで体を慰めねばなりませんでした。それはもちろん、あのクリームの効果だったのですが、それにしてもこんなにはしたなく反応してしまうのは、やはり気付かぬ間に1年も放っておかれた私の体が密かに欲求不満を溜め込んでいたせいだったのでしょうか。その日の放課後、校長先生に求められるままに、私は体を開いて抱かれてしまったのです。それも学校の校長室と言う、とんでもない場所で。

「両手を背中にお回しなさい」

 部屋の中で2人切りになり、入口に中から鍵を掛けた校長先生がそうおっしゃると、私は昨夜の興奮が蘇ってしまい無言でその格好をとっていました。そして校長先生が両手を束ねてガチャリと手錠を掛けられると、全身が慄えおののく程ゾクゾクとイケない感触が込み上げて来て、私は校長先生にリードされるまま淫らな行為に耽ってしまいました。

「セックスフレンドになって下さる決心が付いたようですな」

 そう聞かれても私は無言でした。でも校長先生に体を優しくまさぐられるのに大人しく身を任せ、アンアンと嫌らしいよがり声を聞かせていましたから、承諾したも同然でした。

「外国ではフリーセックスと言う考えもあるやにお伺いしたことがありますが」

 校長先生が一見して日本人には見えない外見から、私を貞操観念の弱い女だと思っていたらしいことがわかり、強く抗議したい気持ちになりましたが、校長室の床にうつ伏せになってお尻を上げる獣のような姿勢で主人以外の男性に貫かれて、どうしようもない快楽によがり泣きを昂ぶらせていた私には無理と言うものでした。

 外国人女性の方が貞操観念が弱いと言うのは大きな誤解です。母はブロンドの白人女性ですが、厳格なカトリックの家庭で育ち、日本人よりよっぽど古風な考えの持ち主です。結婚するまで婚前交渉を持つなどとんでもないことで、結婚したら一生その男性にお仕えし、良き妻、良き母として過ごすようにと教えられました。母の考えは妊娠中絶も離婚も道徳的に許されないというもので、そのため私は肌の露出を控え男性を刺激しないようにとしつけられました。万一レイプされて妊娠しようものなら、その子供を出産しなければならないからです。母の里では実際にそんな悲劇も起こるそうでした。だから高校時代の私は、セーラー服のスカートを誰よりも長くしてはいていました。

 母は今近所に暮らしていますが、どんどん短くなっていく日本の女子高生たちのスカートに眉をひそめ、まりあに絶対あんな格好をさせてはならないと、口うるさく言って来るくらいです。それは私も同感で、ただでさえフランス人形みたいで目立つまりあは、中学時代にもう多くの男子から言い寄られているみたいです。外見とは違い大人しくて真面目なまりあはそれが嫌でたまらないようですが、肌の露出を抑えなければ将来それこそ暴漢の格好の標的になってしまうかも知れません。それは私自身が通って来た道ですから、よくわかっています。日本社会で、日本人離れしたルックスの混血女性が生きていくのは危険がいっぱいなのです。

 私は母の教えをよく守り、お見合いで結婚するまで、男性と1対1でお付き合いしたこともありませんでした。新婚初夜が本当に初めての経験で、真面目で優しい主人に一生付いていき、幸福な家庭を築こうと固く決意しておりました。主人以外の男性に自ら体を開き、あろうことか女の歓びを覚えて感激に打ち震えて快楽を口にする痴態を晒している私を見たら、母は卒倒してしまうでしょう。私自身こんなことになってしまうなんて、夢にも思わなかったのですから。校長先生に出逢うまでは。

「吉野先生、昨日教えて差し上げたことをもうお忘れになりましたか?」

 力強く、パンパンと私のお尻に腰をぶつける音さえ響かせながら素晴らしい律動をバックから送り込んで来る校長先生に言われて、私はついに屈服の言葉を張り上げていました。

「いくうううっっっ!!!」

 こうして私は毎日朝晩校長室で、校長先生と淫らな行為に耽るのが日課となりました。「セックスフレンド」とは名ばかりで、実質的にはSの校長先生がどMの私を「セックス奴隷」として調教して下さっているのです。朝は私が校長先生におクチでご奉仕して濃厚なお情けを飲ませて頂き、例の媚薬クリームを体に塗って頂きます。そして夕刻校長先生を求めてはしたなく疼き上がる体に校長先生のシンボルを入れて頂き、タップリとお情けを子宮まで浴びせて頂く。これがいつもの定番です。

 そして私がすっかり淫らで大きくなってしまったオサネを包皮を剥いて露出させることが出来るようになった頃から3匹の青い淫蝶による調教が始まりました。どんな女性にとっても一番性感が集中した泣き所は、何と言ってもやはり胸と股間の3点の突起でしょう。その3箇所に止まってはばたき、ジーッといたたまれないバイブレーションを送り込んで来る淫蝶の刺激は強烈です。とりわけ包皮を剥いて恐ろしく鋭敏になった股間の「花の種」に止まって蠢く淫蝶は、人目がなければ腰を大きくグラインドさせて大声で泣きじゃくりたくなるくらいの心地良さでした。

 下着を着けていると淫蝶が押さえ付けられて振動が強まってしまうし、下着を着けないでいると凄まじい羞恥に責められる上、何かの折に淫蝶に触れてしまうと飛び上がりたくなるような強烈な振動に襲われるのです。これでは手の施しようがなく、私は淫蝶によってとめどなくはしたない淫らな女に作り替えられていきました。

 そして今日。授業中の教室で淫蝶のはばたきに負けて極めてしまい、トイレに駆け込み禁じられている指入れオナニーで欲情を解消すると言う罪深い行為に耽ってしまった私は、これから懺悔をするかのような気持ちで放課後の校長室を訪れました。

「校長先生っ! は、早く……」
「おやおや、おしとやかな吉野先生がいきなりおねだりとは珍しい」
「ああ……意地悪……」

 私はズキズキと疼き上がる胸部に両腕を回して抱き、はしたなくスーツの下の下肢を捩り合わせて、奥にどっしりと座っておられる校長先生に粘り着くような視線を送ります。もし禁止されていなければ、すぐにでも自分の手をスーツの下に忍び込ませて体を弄り回してしまったことでしょう。それほど淫蝶と催淫クリームの刺激による体の欲情ぶりは凄まじく、本当に体奥から火が吹き出そうでした。

「両手を後ろに回しなさい」
「あ、あの……」
「どうしました、早くかわいがって欲しいのでしょう?」
「ドアの鍵は……」

 いつもは必ず中から施錠して下さってから、手錠や首輪を用いたプレイに入るのです。でも校長先生は何も答えて下さらず、後ろ手錠と首輪を素早く装着された私は、壁に首輪を繋がれて床にうつ伏せになりお尻を上げる獣の交尾の体勢をとらされていました。あの初めて校長室で犯された時と同じ姿勢であり、幾度となく校長先生の素晴らしい男性自身に貫かれて歓びにのたうち回らされたおなじみのポーズです。バックから貫かれるとより一層淫らに燃え上がってしまうのは、校長先生がズンと腰を打ち付けるたびに、アナルにその衝撃が伝わってしまうためだと言われました。私は今ではお尻の穴までしっかり調教されてしまい、アナルファックで女の部分を犯される以上に感じてしまうはしたない体にされていました。

 でも今日はいつもと違い私はまだ着衣のまま。さらになぜかドアを施錠して下さらないことから怖ろしい予感に私は怯えてしまいましたが、するとますますおぞましい興奮が突き上げて来て、はしたなく花密をジュンと滴らせてしまいました。その液体がまるで洩らししてしまったかのようにノーパンの股間から溢れ出してスーツを汚し、内股を伝い落ちて床に飛沫を散らすという凄まじい発情ぶりで、私はこのまま放って置かれたら本当に頭がおかしくなってしまいそうでした。

 ところがいつもならすぐに服を剥ぎ取ってお情けを下さる校長先生が、なぜか私を着衣のままで拘束すると再び席に戻り、電話の受話器を取られたのです。そして聞かれた呼び出しの声は朝と同じでした。

――そんなっ! ひど過ぎます、校長先生!

 校長先生と2人切りの秘め事だと思えばこそ、学校内でまるで犬のように調教されると言う屈辱にも耐えて来たのです。それなのに……しかし、そんな恨み言を発する機会も私には与えられませんでした。呼び出しを終えた校長先生がすっくと私の顔の前に立ち、おもむろにズボンのファスナーを開けてまだ柔らかいままのシンボルを差し出されると、私はまるでエサを与えられた飢えた獣のように無我夢中でパクリとむしゃぶり付き、クチュクチュと丹精を込めて愛情たっぷりのご奉仕にいそしんでしまいます。するとご高齢にも関わらず、校長先生も私の口技に応えてたちまちムクムクと勢いを回復して下さり、喉の奥まで突かれて満たされる歓びにウットリと脳髄まで痺れ切らせてしまい、こんな素晴らしい宝物にご奉仕出来るのなら、もうどうなってもいい、と甘美な退廃に身を任せていました。

「失礼します」

 そして謹厳実直を絵に描いたような教頭先生が、こんな場にはまるでふさわしくない丁重な口調で校長室に入って来られると、私の性奴隷調教は又新たな局面を迎えることとなったのでした。

 後ろ手錠と首輪で壁に繋がれ、犬のようにはいつくばって校長先生の男性自身にご奉仕していた私は、教頭先生が入室して来られるのを見ることは出来ませんでしたが、どうやらここでようやくドアの内側から鍵が掛けられたようです。そして教頭先生はすぐに逃げも隠れも出来ない私の背後へとやって来られました。

「校長先生、さすがでございます。来られたばかりの吉野先生を、もうここまで……」
「ははは、こんな色白のお美しい女性を、いつまでも放って置くわけにはいきますまい」
「全く同感でございます」

――教頭先生まで、こんなことを!?

 そのお話ぶりから、お2人がこれまでにもこんなSMプレイに興じられていたことがわかりましたが、校長先生はともかく教頭先生まで同じ穴のムジナだったことに、私は大きな衝撃を覚えていました。お2人はほぼ同年代のようでしたが、ロマンスグレーでダンディーな、学校の先生とは思えない校長先生に対して、教頭先生はごま塩頭の小柄でかつ貧相な男性です。ちょっと私の主人と似た感じで、真面目しか取り柄のないような、学校の先生によくいるタイプの方でした。

 温厚で人当たりが良く几帳面なので先生方には信頼されているようですが、お年頃の女生徒たちからは、キモイ、などと陰口を叩かれ敬遠されています。失礼ながら私も、この人に抱かれたいなどとは絶対に思わないでしょう。よく似たタイプの主人も間違いなく女性にはモテないので、私はこれっぽっちも浮気を疑ったことはありません。

「吉野先生、実は教頭先生も同好の士なのです。これからは一緒にあなたの調教に手を貸して頂くことになります」
「よろしいでしょうか、吉野先生……」

 教頭先生は何だかオドオドして申し訳なさそうにそうおっしゃったのですが、続く校長先生のお言葉は私にとって絶対でした。

「良いも悪いもあるものですか、教頭先生。吉野先生に選択の余地はありません。なぜなら、彼女はセックス奴隷なのですから。ソレ、ご覧なさい」

 教頭先生にまじまじと見つめられていると言うのに、私はネットリと嫌らしく校長先生にご奉仕してしまう口の動きを止めることが出来ません。

「私のナニに嬉しそうにむしゃぶり付いて、おしゃぶりを止めないのですよ。こんな淫らな女性はセックス奴隷で十分です。教頭先生も遠慮なく、この欲求不満の人妻をかわいがってやりなさい」

――そんなこと、言わないで!

 もう体の方は完全に主人を裏切り、連日校長先生に抱かれて女の歓びを貪っている私ですが、それは体だけの関係と割り切って辱めに耐えているのです。「欲求不満の人妻」と言うレッテルを貼られてしまうのは、何よりも辛いことでした。だから抗議の意味を含めて校長先生に視線を上げましたが、にらみ付けるなんてとんでもないことで、それはただ「ご奉仕」しながらウットリと緩ませているマゾ牝の表情を晒しただけのことでした。

「どれ、もう離しなさい。私のムスコがふやけてしまいます」

 校長先生が宝物を引き上げようとすると、私は名残惜しげにじっと出て行く物を見つめいつまでも舌を絡ませているのですから、「欲求不満の人妻」だと蔑まれても文句は言えないと思いました。そして口が解放されても、ハアハアと荒い吐息を洩らすばかりで何も言葉を発することは出来ません。

「ではお近付きのご挨拶に、教頭先生にご奉仕させて頂きなさい」

 すると教頭先生は照れ臭そうに頭を掻きながらズボンのファスナーを下ろし始めました。

「青蝶のマドンナにしゃぶって頂けるなんて、夢のようですよ……」

――マドンナだなんて……

 それは2人の娘を持つ母親で40代を目前にした私にとっては心地良くプライドをくすぐられる言葉でした。この学校に赴任してから、密かにそのように呼ばれていることは知っておりましたが、こんな所で面と向かって教頭先生に言われるのは複雑な気持ちでした。校長先生まで続けておっしゃられます。

「さよう、吉野先生は大変お美しい。マドンナとお呼びするにふさわしい女性です。ですがただお顔が美しいだけではない。その体も心も、われわれ男性にとって女神様のように素晴らしいのですよ。さしづめ夜のマドンナと言ったところでしょうか?」
「吉野先生、お願いします!」

 歯が浮くような校長先生の私への賛辞に続き、教頭先生が深々とごま塩頭を下げられました。さらに校長先生は言われます。

「吉野先生、いつも私におっしゃっているように、教頭先生にもおっしゃって下さい」
「……教頭先生。ご奉仕させて下さいませ」

 一瞬感じたためらいもその場のムードと、間断なく私の官能をくすぐって止まない淫蝶のざわめきに押し流されて、私は自然とその言葉を口にしていました。そしてすぐに口の中に押し込まれた教頭先生のシンボルは、校長先生よりも頼りない感じでしたが、すでに固く勃起しておられました。経験はないのですが、こんな部分まで主人と同じくらいかも知れない……主人のことを考えてしまい愕然とした私は、何もかも忘れ色欲に溺れてしまおうと、四つんばいの体をよじりくねらせて淫蝶に刺激を与え、強まるバイブの心地良い調べに身を任せようとします。するといつしか口に含まされた男性自身に対する口唇使いも、校長先生に対しているのと同様に遠慮のないものとなっていたようです。

「よ、吉野先生、素晴らしいオクチです! も、もう我慢出来なくなりそうだ……」
「教頭先生、だらしないですぞ。若いもんでもあるまいに」

 校長先生はその間、私の服を1枚1枚脱がせながら、笑っておられます。教頭先生は次第に露わになって行く私の白い裸体にも、大いに刺激を受けておいでのようでした。

「何て真っ白なスベスベのお肌なのですか……ああ、私はもう……」

――出して下さい、教頭先生……

 教頭先生の肉塊がビクビクとおののいて、放出を求めているのがわかりました。私はこんなひどい仕打ちを加える男性なのになぜか優しい気持ちになってしまい、ますます口使いに熱を込めました。その部分が心地良いと校長先生に教えて頂いた亀頭と竿部の縫い目のミゾや裏筋を丁寧にお掃除するように舌を這わせると、とうとう教頭先生は何やら呻いて私の口内にドッと「お情け」を噴出させて下さったのです。

「教頭先生は私のように種なしではありませんからな。より濃厚なお味なのではありませんか、吉野先生」

 それが理由なのかどうかは存じませんが、確かに校長先生の比較的サラッとした「お情け」とは違い、教頭先生はドロリと乳液のような「お情け」を出して下さいました。私はもちろん一滴も残さないよう飲み下そうと、柔らかくなってしまったシンボルにネットリと舌を絡み付かせましたが、喉の奥に粘り着く液体は校長先生より濃厚で、反吐が出るくらいの汚穢に満ちて感じられます。ところがそんな生臭いヘドロを飲まされているような汚辱感が、いつも校長先生に「どM」だとからかわれる私の興奮をますます妖しく煽り立ててしまうのでした。

「教頭先生、ご覧なさい。吉野先生は、淫らな蝶の下着を身に着けておられるのですよ」

 いつの間にか私の上半身を完全に露出させてしまった校長先生が、スカートを脱がせながらそうおっしゃいました。

「おお、これは又、何とお美しい! まるで真っ白な花に止まった青い蝶のようです」
「触ってご覧なさい」
「ん〜っ!」

 教頭先生が手を伸ばして乳房に止まった淫蝶に触れると、密やかだったバイブレーションが途端に激しく唸りを上げ、私はたまらずまだ「お掃除」中だった男性自身に占拠された口元からくぐもったよがり声を洩らしてしまいました。

「こ、これは一体……」
「この蝶は欲張りな吉野先生の体を慰めておるのです。青蝶のマドンナは四六時中男を求めてやまない、淫らな体をお持ちですからな。ほれ、コチラの方も……」
「ウウン〜ッッ!!」

 下半身の着衣も剥ぎ取ってしまった校長先生が股間の淫蝶に手を伸ばし、教頭先生は物珍しげに双乳の淫蝶を両手で掴まれるのですからたまりません。私はもう我慢し切れず淫蝶の心地良い振動に合わせて体をガクガクと揺さぶりながら激しく極めてしまいました。

「ははは、えっちな蝶にやられて天国へ行かれましたな、吉野先生」
「おお、何と言うことだ、ムスコが生き返って参りました……」

 私の口中で早漏気味に暴発してしまわれた教頭先生はいつの間にか見事な回復ぶりを示し、むしろ一度射精する前よりも一層固く熱い勃起が私の喉元まで突き上げて来ていました。

「そうです教頭先生、この欲求不満な青蝶のマドンナを満足させるには、いくらペニスがあっても足りないくらいなのですよ。一度出したくらいでくじけられては困ります。私と力を合わせて、吉野先生の淫らな体を鎮めて差し上げようではありませんか」
「わかりました!」

 そう言って私の口から若返ったような立派な男根を引き抜かれた教頭先生は、先程までのオドオドした態度が消えて、シャンとしておられました。男性自身の回復が自信を持たせるのでしょうか。私は自分のご奉仕で元気になられた教頭先生に、なぜだか胸がキュンとなってしまいました。

「ではまずお尻の中をキレイに掃除して差し上げましょう」

 教頭先生はいつになく快活な口調でそんなとんでもないことをおっしゃると、私をさらに辱めるおぞましいお浣腸道具の準備に掛かられました。

「吉野先生、教頭はアナルを責めるのが得意技なのです。ふふふ、嬉しくてゾクゾクしていらっしゃるのでしょう」
「そんな……嫌です! やめて下さい……」
「嘘を付いてはいけません。あなたはお尻の方がおま○こよりも感じてしまって、いつも狂ったように何度もイキまくられるではありませんか……」
「青蝶のマドンナが、お尻でされるのがお好みとは……校長先生、私は本当に生きてて良かったです……」
「あはあんっっ!!」

 教頭先生が大きな注射器を手に取りアナルに押し当てて来ると、羞ずかしいことにその部分も火のように疼かせてしまっていた私は抵抗もなく受け入れてしまい、感極まったような淫声が出てしまいました。冷たいガラス管の感触だけで疼き上がる尻穴から背徳の快感が打ち響いて来るのです。

「ははは、体は正直のようですな、吉野先生。嫌と言ったくせに、どうしてそんな嫌らしい声を聞かせるのですか」
「校長先生、もっとお尻に聞いてみましょう」

 自信を持った教頭先生までそんな言葉嬲りを掛けられ、ゆっくりと浣腸液を注入して来ました。

「あ、あ、あ〜っっ!!」

 チュルチュルと生暖かい液体がアナルの中に入り込んで来る感触はいたたまれないと言う表現がピッタリです。私はもう嫌らしいよがり声を張り上げるのも制御出来ず、おぞましい浣腸液をタップリ注ぎ込まれてしまいました。そしてすぐに効き始めた液のおかげで、ぎゅるるる〜と不穏な音が下腹部から聞こえて来ます。

「さあお腹の中の物を遠慮せずひり出して下さい」

 教頭先生が大きな金だらいを私のお尻の下に用意されると、私はもう観念してウッと目を閉じました。大量の浣腸液の洗礼を受けて生身の人間が排泄を堪え切れるわけはないのですから。

「教頭先生、蝶をいらってサービスしてやりましょう」
「ダメえ〜っっっ!!!」

 再びお2人の手が私を狂わせる淫蝶に伸びると、ついに決壊した下品な破裂音に負けない絶叫を私は校長室中に響かせました。人として最も羞ずかしい排泄を晒すと同時に、気をやらされてしまうなんて……私は本当にお腹の中が空っぽになりそうなくらい大量の汚物を吐き出しながら、凄まじい勢いで連続アクメに身を焼いていたのです。 

「ははは、悪い物をタップリひり出してスッキリしましたかな。お美しいマドンナが体の中に汚物を溜め込んでいてはいけませんぞ」
「こんな美人の出したものでも、臭いものは臭いですね。鼻がひん曲がりそうですよ」

 教頭先生は金だらいを処理しに出て行かれ、待っている間に汗と涙でベトベトになった私の顔を引き寄せた校長先生は、優しく唇を合わせて下さいました。

――ああ、私、こんなひどいことされてるのに……

 どうしてこんな鬼畜みたいな男の人たちに、私は心を許してしまうのでしょう。自分の地位を悪用し、娘を人質にとるかのような形で卑劣な脅迫をして、主人ある身の私に陵辱の限りを尽くしているのです。舌を噛み切って自害しても不思議ではありません。

 それなのに私は校長先生に唇を預けてしまい、ウットリと舌まで絡め合わせてしまうのです。そして処理を終えて戻って来られた教頭先生が、私のお尻の処理まで始め突き入れた指を奥深くでクニクニと蠢かせると、私はこれは現実に起こっていることなのか、悪い夢ではないのかと、意識がもうろうと混濁して来ました。

「吉野先生、サンドイッチファックを味わうのです。女性にとって最高の感激と言いますぞ」

 校長先生がそんなことをおっしゃられたのは、意識の片隅に残っています。アナルのお好きな教頭先生がお尻の方を貫かれ、邪魔な淫蝶をむしり取った校長先生が前から犯して来られると言う「サンドイッチファック」は強烈極まりないもので、私は何もかも忘れて狂ったように泣き叫びながら次々に達し、完全に意識を失ってしまいました。

 その夜私は気を取り戻した後校長先生に車で送って頂いたのですが、娘2人にはお仕事で遅くなったから、と言い訳をしました。もう11時を回っていたのに、今年から学年主任のお役まで回って来た主人は帰宅しておりませんでした。多忙で命を絶たれる方が増えているそうですが、公立学校の先生ってどうしてこんなに激務なのでしょう。私は主人がいなくてホッとすると共に、こんな生活が続くのかしら、と複雑な思いにもなりました。

――ああ、あんな事を承知してしまった……

 そしてこの日も又、車の中で校長先生と重大な約束をしてしまいました。それはもうすぐ始まる夏休みに、私の体に校長先生のご趣味でちょっとした装飾を施すと言うものです。ずっと抱かれながらしつこくお願いされていたのですが、主人のある体にそんなことをするなんて、常識では考えられないことでした。ですが、校長先生はおっしゃるのです。

「私でもめったに家内を抱くことなどありません。教頭に至っては20年くらい夜の生活はないそうですよ。あなたも今のままセックスレスでやり過ごすことは可能でしょう」

 そうすれば女の秘め所に装飾を施していても絶対にバレることはない、と言うのです。確かに主人の様子を見ていると、退職するまで多忙極まりない暮らしであろうことは容易に想像が付きます。真面目一筋で融通が効かず、決して仕事の手を抜くような人ではありませんから。現在主任ですから校長まで出世することを考えればなおさらです。仮に彼が求めて来ることがあっても、私が断れば絶対に無理強いする人でもありません。

「まりあさんは、少し勉強についていくのに苦労しておられるようですな」

 そして迷う私に決心を促したのは、又してもまりあをだしにした脅迫でした。まりあの特待生を打ち切ることを暗ににおわされて、私はついに肉体装飾を承諾してしまったのです。

――本当にそうかしら?

「あなた、今日のお夕食はまりあが作ってくれたのよ」
「お、そうか! まりあは? ……もう寝てるのか」

 くたびれ切った主人が午前様で帰って来て、私の帰りが遅かったのでまりあが作ってくれた夕食を前にそんな会話を交わしていると、悪魔が私に囁きました。

――ウソばっかり。本当は校長先生に淫らな装飾を施されたいのでしょう?

「あなた、ごめんなさい。私も今日は仕事で遅くなってとても疲れてるの……」

 人の良い主人は、それを聞くと自分のことはそっちのけで私の心配をして下さり、早く休みなさいと、逆に押し出されるように私は寝床に入りました。そして私はそんな主人に大いに感謝しながらも、眠る前に今日のサンドイッチファックの興奮を思い出して危うく指を使ってしまいそうになる始末でした。今日はいつものおクスリなんか使われてもいないのに。こんな淫らな私は、校長先生の慰みものになって下腹部に装飾を施されても文句は言えないのではないかと思ってしまいました。

「ねえママ。今度の日曜の演奏会だけど……」
「……う、うん……」

 夏休み。私はブラスバンドに入って熱心に活動しているまりあと一緒に車で青蝶女学院に通う毎日です。まりあは昔からフルートをやっていて、今度の演奏会ではさっそくパートを任されるそうでした。仲の良い女友達も沢山出来たようで、こうして楽しく学校生活を過ごしている愛娘の姿を間近に見ることが、セックス奴隷として屈辱と快楽の日々を送っている私にとっては唯一の心の支えでした。

「パパと一緒に見に来てね。約束だよ!」
「……」
「ママ、どうかしたの?」
「な、何でもないわ……パパはお仕事がどうかしら……」
「えー。絶対に来てくれるようにママからもお願いしてよ」

 快活な甘えん坊口調で話し掛けて来るまりあに、ハンドルを握る私の応答は妙にぎこちないものでした。まりあのことを目の中にいれても痛くないほどかわいがっている主人は、絶対演奏会にやって来るに決まっているのですが、そんな適当なことを言って取り繕わねばならぬほど、私は淫蝶責めに気もそぞろでした。こうしてかわいいまりあと互いの息遣いも感じられる程の距離で話していると、淫蝶のはばたきは体の芯にまで嫌らしい快感を打ち込んで来るみたいで、事故を起こさないので精一杯の状態です。

――あああ、だ、ダメえ〜っっ!! おさねが凄いいっっ!! も、もうっっ!!

夏休みに入りさっそく校長先生に施された肉体装飾は恐るべき淫らなものでした。まりあがブラスの練習に励んでいる間、私は校長先生と教頭先生の手で淫蝶が体の一部となるよう嫌らしい細工をされてしまいました。乳首とクリトリスにピアッシングされ、金属製のリングに淫蝶の留め金を溶接されてしまったのです。これでもう二度と取り外すことは出来ません。こうして太陽電池によって半永久的に微振動を続ける精巧な蝶のはばたきは、寝ても覚めても官能を淫らにくすぐり立てて、ますますセックス奴隷にふさわしいはしたない体に私を貶めるのでした。

――ああ、まりあ笑わないで! ママ、又イクわ!……アン、イクっ! いくうううっっっ!!!

 夏の盛りとは言え空調の効いた車内で大汗を掻き、密かに気をやってしまっている母を、穢れのない無邪気なまりあはどんな目で見ていることでしょう。けれども、どんなに歯を食い縛り自制しようとしても、ピアスを通じて性感の急所にダイレクトに打ち響く淫蝶のバイブレーションは凄まじい威力でした。乳房を半ば覆ってしまう大きな2匹と比べて、股間の青蝶は挿入の邪魔にならぬよう小さ目のサイズでしたが、振動の力は変わりません。初めこそ痛くて痛くて夜もまともに眠れないような有様でしたが、3日もたたずに苦痛はあらかた治まり、その替わりクリップ型の淫蝶は子供だましだったと思われるほど、強烈な興奮を伴う甘美な感覚が後から後から次々に込み上げて来るようになったのです。

「ママ、最近夏バテしてるみたいだよ」
「……ママは大丈夫よ。心配しないで、あなたは演奏会のお稽古を頑張りなさい……ううっ!」
「ホントに大丈夫?」

 淫蝶のバイブレーションはごく軽微なものなので、普段は何とかごまかしごまかし、気をやらぬようやり過ごすことが出来ます。でも、まりあや主人と面と向かいお話しているとどうしても体が熱く淫らにざわめいて、達してしまうことを我慢出来ません。恐らく新学期が始まり、生徒たちの視線を浴びる教壇に上がることになれば、授業をしながら密かに気をやってしまう羽目に陥るのでしょう。淫蝶は取り外すことはおろか、ちょっとした刺激が加わっただけでたちまち激しい振動に変わってしまうので、下着を身に着けることも出来ず、ゆったりとした服装で刺激を与えぬよう気を配らねばなりません。ロングスカートを余儀なくされている下半身は特に、危険な爆弾を抱えているようなものでした。

 私は電車通学が嫌でたまらなかった学生時代のことを思い出します。日本人離れした容姿のせいで私は痴漢に狙われ易く、誰よりも長いスカートで露出を抑えていたにも関わらず、お尻を触られてしまうのは日常茶飯事でした。運転が覚束ないからと言って、今の私が電車などに乗るのは自殺行為です。他意はなくても他の方と体が接触したら大変です。万一本物の痴漢に遭遇したら、その嫌らしい手に官能を乱されてしまうことを絶対に我慢出来ないでしょう。それとなくまりあに聞いてみると、やはり青蝶に通学する電車内で時々お尻を触られてしまうそうです。夏休みに入り私が車で送迎するようになったので、ホッと安心しているようでした。

――ああ、たまらない……アソコにも、お尻にも欲しいの……

 そして学生時代には決して理解出来なかった女の性欲の深さに、私は今直面していました。淫蝶で何度も昇り詰めてしまうにも関わらず、私の前後の淫穴は常にウズウズと欲情を露にしています。今日もこれから校長室へと向かい、校長先生と教頭先生に淫虐の限りを尽くされるのを心待ちにしているのです。あの媚薬クリームはもう使われてはいませんが、そんなものがなくても私は常に発情している盛りのついたメスネコ同然でした。もちろん1人えっちは固く禁止されているし、淫蝶を体に溶接された今主人と夜の生活を持つことは一切諦めなければなりません。

「吉野先生、そのご様子だと、ずいぶんえっちな蝶が体になじんで来ましたかな」
「ああ……言わないで下さいまし……」

 校長室ではすでに校長先生と教頭先生が待っておられました。私は言われもしないのに両手を後ろに回し、やや前屈みになって頭を差し出します。手錠と首輪を嵌めて調教して頂くためです。ところが今日は何だか勝手が違い、私に手を出すことなく、教頭先生がおっしゃいました。

「すっかり色っぽく変わられましたね、吉野先生。あなたが初めて来られた時、素晴らしくお美しい方だと思いましたが、とても冷たくツンと澄ました印象でした。それがどうでしょう。今では全身から匂い立つようなお色気で、見ているだけでナニが爆発してしまいそうですよ」
「ははは、いい女にムスコは正直と言いますからな」

――ああ、は、早く!

 私は淫蝶のざわめきの心地良さで全身をワナワナと慄わせながら、のんびりと談笑されるお2人に焦れてはしたない「おねだり」を口にしてしまいそうでした。

「まりあさんの演奏会の準備は順調ですかな」
「本当に親子揃ってこの美しさとは……青蝶女学院に咲いた2輪の名花とでも言えそうです」

――まりあのことは言わないで! あの子にだけは……

 お2人の逞しく膨らませたズボンの前から目線が外せず、淫蝶の密かなバイブレーションに掻き乱され、刺激を欲しがって熱く淫らに疼き上がる体を持て余している私でしたが、まりあのことを話題にされるのは一番辛いことでした。

 髪の毛は漆黒のロングヘアですが、血管が浮き出るほどの真っ白な肌と青い瞳のまりあは、一目で外国の血が混じっているとわかる外見です。私自身昔の自分を見ているようでしたから、親子であることは黙っていてもわかるでしょう。そのため校内ではすぐに「美人親子」として有名になってしまい、校長も教頭も、まりあに注目しているに違いありません。まさかまりあにまで2人の魔の手が伸びることはないだろうと思うのですが、そんな不安もかき消してしまうほど、淫蝶にたかられた全身にウズウズと横溢する欲情は苛烈なものでした。

「抱いて下さいっ! 校長先生、教頭先生っ!」

 とうとう口にしてしまった私の願いはしかし、叶えられませんでした。校長先生がおっしゃいます。

「残念ながら、今日はお外で楽しい処置を受けて頂くことになっています。しばらくお預けですよ、我慢なさい、吉野先生」

――外で処置ですって……

 淫蝶を性感の急所に取り付けられて、この世にこんな淫らな仕打ちがあったのかと打ちのめされた気分の私は、さらなる「処置」を施すと聞かされて、生きた心地も致しませんでした。が、それより何よりお2人に犯されることを心待ちにしていた貪欲な体が、これ以上の「おあずけ」を喰らうことにはもう我慢が出来ません。

「い、イヤですっっ!! ああ、お願い、な、何とかしてえっっ!!」
「おイタはいけませんよ」
「ア〜ッッ!!」

 もう矢も盾もたまらず股間に潜り込ませようとした手は、すかさずお2人にねじり上げられてしまいました。そして禁じられた1人えっちに興じようとした両手には、やっぱり手錠が掛けられてしまうのです。

「よほど手錠をされるのがお気に入りのようですな。さすがどMな夜のマドンナです」
「お美しい先生に、1人えっちなどと言う無粋なマネはさせられませんよ」
「だ、抱いてっ! 抱いてくれなきゃ、イヤッッ!!」
「仕方ないマドンナですなあ……」

 自分でも信じられないような言葉を叫んでしまった私に、お2人はいかがわしいお道具を見せて下さいました。それは細長い3本のチェーンと、それに付着した2つの淫らな形のモノ。私が欲しくて欲しくて気が触れそうになっている、男性自身ソックリのおぞましい代物でした。

「これは股鎖と言う面白いオモチャですぞ。いつもえっちをしていたい、ど淫乱な吉野先生のオマタに着けて差し上げましょう」
「このような卑猥なモノを入れさせて頂いてもよろしいでしょうか、吉野先生」

 教頭先生がニヤニヤと下卑た笑いを浮かべながら、大小2本の男根型を私の目の前に突き付けて来られると、私は条件反射のように思わず口を開けてしまい、真っ赤になりました。そしてゴクリと大きく唾を飲み込むと、大きくうなずきお願いしてしまいます。

「入れて下さい! は、早くうっっ!!」
「では、こうおっしゃいなさい」

 校長先生が嫌らしく耳元で囁かれる言葉を、慄える口調でゆっくりと復唱した私は、又1つ淫らなセックス奴隷へと転落していく気がしました。

「え、えりかの、はじしらずな、お、おま○こと、おけつの、あなに、お、おち○ぽを、ぶちこんで……」

 初めて「エリカ」と自分のファーストネームを口にすることで、私はますますお2人にセックス奴隷としてお従いする意識が強化される気がしました。そして淫らな口上をしゃべり終えた私のロングスカートをまくり上げ露出した股間に、校長先生は大きい方、教頭先生は小さい方の「おち○ぽ」を「ぶち込んで」下さいました。それから2本の男根型が抜けないよう押さえ付ける形で「股鎖」がキリキリと股間を締め上げ、前は1本、後は左右2本に別れたチェーンがちょうど淫蝶を溶接したリングの所で合流するようにガッチリと繋がれてしまったのです。

「さあ、準備完了ですよ。少し歩いてご覧なさい」
「あ〜っっ!!」

「股鎖」の装着を終えた校長先生にお尻をポンと叩かれ、恐る恐る歩を踏み出した私は途端に強烈な感覚に貫かれ、悲鳴を上げてしゃがみ込んでしまいました。

「こ、これは……だ、ダメです、とても歩けません……」

 2本の卑猥な形の筒具が薄い粘膜を隔ててズリズリと擦れ合う感触は凄まじく、淫蝶の蠢きと合わさると歩くだけで恥を晒してしまいそうでした。

「何をおっしゃいますか。入れてくれとおねだりしたのは、あなたですよ」
「だって……ああ、おかしくなりそう……」

 しゃがみ込んで動きを止めても、淫蝶のくすぐりは止まりませんし、股間の前後を占拠された充実感は格別で、私は「股鎖」の恐ろしさに慄え上がってしまいました。

「ソイツを着けていれば、吉野先生の大好きなサンドイッチファックを四六時中味わうことが出来るのですよ。気持ち良さそうですから、あなたにはこれからずっと着けておいて頂くことと致しましょう」
「嫌ですっ! ああ、許して……」
「全然小っちゃなチンポではありませんか」
「ああん〜っ!」

 教頭先生が一緒にしゃがみ込みお尻を撫でて来られるとズンズンとおぞましい悦楽と興奮が込み上げて来て、嫌になるほどえっちな声が出てしまいました。「サンンドイッチファック」はやはり女性にとって最高の感激で、さほど大きくないツルッとした形の「ペニス」でも前後に入れられると通常の何倍にも感覚が研ぎ澄まされてしまうようでした。

「蝶と同じですよ、吉野先生。初めは辛くても、じきに慣れます」

 校長先生はしゃがみ込んで動けない私に首輪を嵌めながらおっしゃいました。

「物足らなくなったら、だんだん太くしたり、イボイボや刻みやねじりを入れた素敵なデザインに取り替えてあげましょう。じっくり時間を掛けて、あなたが最もお好みで良く感じるチンポにカスタマイズするのです」
「しかし、あまり太いイボイボに慣れてもらっては我々の立場がなくなりますよ、校長先生」
「そりゃそうだ、はははは……」

――私の体、どうなってしまうの……

 今私の股間の前後を埋めているのは、最も小さな大人しいデザインなのでしょう。それでも圧倒的な充溢感で身じろぎも出来ない私は、そんな話を聞かされて背筋を恐怖の戦慄が走るのを感じていました。が、私にはそんな感傷に浸っている暇は与えられず、校長先生が犬を散歩させるリードのようなものでグイッと強く首輪を引かれたのです。

「さあお出掛けですよ。シャンと立って歩かないと、生徒たちに怪しまれますぞ」

 これから校長室を出て行くことを考えると、私は慄然として腰が抜けたようになり、どうしても動くことが出来ませんでした。夏休みとは言え、校内には部活の生徒などがたくさんいるのです。

――こんな所を生徒に見られたら……

 後ろ手錠を嵌められ、首輪をリードで引かれる姿を絶対に悟らせるわけにはいきません。

「教頭先生。気持ち良過ぎて動けない吉野先生をエスコートして差し上げなさい」
「ああ〜っっ!! あ、あ、ああん〜っっ!!」
「そんないい声で泣かれたら、生徒たちがビックリしますよ」
「お、オシリは……ああ、堪忍して下さい……」
「感激です、吉野先生。お尻を撫でるだけでそんなによがって下さるなんて……」

 教頭先生が私の体を横抱きにして強引に立たせ、好色な手をすっかり性感の目覚め切ったお尻に当てがいエスコートして下さいました。するとやはり一歩踏み出す度に天にも昇る心地良い快感がズンズンと突き上げて参ります。特に教頭先生に嫌らしく撫で回されるお尻から込み上げる悦楽が凄くて、私はたちまち果ててしまい引きつった淫声を洩らしてしまいました。

「ヒッ、いくううっっ!!」
「ふふふ、生徒にバレないよう黙って気をおやりになる練習が必要ですね」
「さあ、遅れないよう付いてらっしゃい」

 とうとう校長室のドアが開くと、やはり廊下を部活の生徒たちが行き来しているようで、私は脚が竦んでしまいました。しかし校長先生は委細構わず、グイグイと首輪を引っ張りながら外で出て行かれます。

「校長先生、お早うございまーす」
「ああ、お早う」

 さっそくやや遠くから生徒たちが挨拶を掛けて来て、私は覚悟を決めるよりありませんでした。リードで首輪を引かれているのを知られないよう、出来る限り校長先生の背中に寄り添い、両手は背中で組んでいるフリをしてごまかすよりないでしょう。

「お早うございます、教頭先生」
「お早うございます」
" Good morning, Ms. Yoshino!"

――うあ、いくうううっっっ!!!

 そうやって覚悟を決めたところで、股間で暴走する快楽の嵐が収まるわけではありません。私は教頭先生の手に体をもたれ掛からせて廊下に歩み出た瞬間、目も眩むような強烈なアクメに襲われていました。こちらを見ている女生徒たちの視線を意識してしまうと、スリルと興奮が大きなうねりとなって全身を揉み抜き、全身全霊で変な声を出してしまわぬよう堪えると、その制約がますます私を淫らに燃え上がらせてしまうのでした。

" Good morning, Ms. Yoshino! How have you been doing? "
" Good morning...... I'm fine......"

 校内では英語で話すようにと指導している私には英語で挨拶が掛けられましたが、私は情けない小声で呟くように、言葉を発することしか出来ません。淫蝶の止まる乳首とクリトリス、そして男根型を挿入されたアソコとアナルと言う快楽源の4所責めで、体全体も声も甘く慄えおののき、女っぽくすすり泣いてしまわないのが奇跡に思われるほどでした。

「あ、ママー! Good morning! 」

――まりあ!!

 何という偶然か、たまたま出逢った一団はブラスバンドの生徒たちだったのです。無邪気なまりあが私の姿を見て、元気良く声を掛けて来ましたが、私はショックで凍り付き何も返すことが出来ませんでした。すると教頭先生がそっと耳打ちして来ました。

「又、気をおやりになったのですね。娘さんの前で、はしたないお母さんだ……」

 校長先生のお車までわずかの距離でしたが、私はその間に何度も激しく極めてしまい、淫蝶に加わった「股鎖」の威力を嫌と言うほど体に叩き込まれた気分です。こうして今週は、午前中校長先生のお車で怪しげな診療所のような施設に連れて行かれるのが日課となりました。

 そしてやって来た日曜日。まりあの出る演奏会の日です。土日祝日に校長室で調教して頂くことはありませんが、性感の急所に食い付いた淫蝶と股鎖によって、昼夜休日関係なく私は淫らなセックス奴隷に貶める調教を施されているようなものです。演奏会へと向かう車の助手席でも私は夢見心地で、ハンドルを握る主人の横顔を眺めながら淫蝶の奏でる心地良いバイブレーションに身を任せ、股鎖の前後を抉る張型を思い切り喰い締めて気をやってしまいたいと言うはしたない欲求と懸命に戦っていました、

「ママ、この大きな花束お姉ちゃんに渡すんだ、凄いね〜」

 後部座席に座った中学生の妹が、校長先生が送り届けて下さった花束を見て目を丸くしています。

「母さんにとっても晴れ舞台だな……」

 無口な主人が、まるで自分が舞台に立つような、背中が開いた紫のドレスに着飾った私を見て、ボソリと呟きました。校長先生のはからいで、私は今日の演奏会直後、まりあにこの花束を渡すため舞台に上がるのです。

――あなた、ごめんなさい。私はもう、あなたが考えている慎ましい女じゃないの……

 主人は今朝、やや露出が激し過ぎる私のドレスを見て、おかしなくらい動揺していました。もちろん文句を付けるなんてあり得ません。恐らく精一杯の勇気を振り絞って、唖然としている2人の娘の前で「キレイだよ」と言うと軽く口付けして下さったのです。その瞬間私は淫蝶にくすぐられて発情しっ放しの股間で前後の男根型を思い切り喰い締めると、素晴らしい絶頂を味わってしまっていました。

 主人が今、セクシーなドレスを身にまとった助手席の私を、誇らしい視線で見つめて下さっているのは間違いありません。その嬉しそうな横顔をうかがって、私はとても億劫なこの大役を果たすことに複雑な思いが頭をよぎりました。ですが、妻と娘を深く愛して下さっている主人のためにも、私は精一杯着飾りメイクも決めて舞台に上がる決意を固めています。

「あなた、今日の夕方校長先生に呼ばれてるの。まりあと一緒においしいケーキでも食べながら、お話しませんか、って……」
「ずいぶん目を掛けてもらってるんだな。名誉なことだ」
「へえ、いいな、いいな……」

 それは恐らくお菓子を食べるだけの会ではないのです。絶対に考えたくない恐ろしい予感が頭の片隅をよぎりますが、身も心も校長先生のセックス奴隷に堕ちた私に、拒絶する権利があるはずもないのでした。

「だから先に帰ってて。もしかすると遅くなるかも知れないわ」
「校長先生に、しっかりお願いしといてくれよ。まりあをよろしくお願いします、ってね」

――ああ、何をお願いするって言うの……

「まりあ姉ちゃん、凄い上手……それにキレイ……」

 お昼過ぎに始まった演奏会で、私たちは目を見張らされてしまいました。青蝶のブレザーの制服を着た没個性の女生徒たちの中で、抜けるような白い肌と青い瞳のまりあはどうしたって目立ってしまいます。わざわざ見せ場を作って下さったとおぼしき、フルートの独奏場面で一番大きな拍手が沢山の聴衆の中からわき起こったほどです。主人はビデオカメラを回しながら食い入るようにステージに見入っておりましたし、妹も感心しきりでした。

「私もお姉ちゃんみたいにキレイだったらなあ……」

 妹はいつもそう嘆いていますが、主人に似た彼女はごく普通の日本人と全く変わらない外見で、同じクオーターでもまりあと姉妹には見えないほど違います。でも素晴らしくステージ映えするまりあを見て自分を嘆く妹に、私は言ってやりたい気分でした。

――平凡な方がずっと幸せなのよ。お姉ちゃんも私も、こんな外見であるばっかりに……

 演奏会が終了し、拍手が一段落すると司会の方がおっしゃいました。

「本日は青蝶女学院ブラスバンド部の定期演奏会にお越し頂きましてありがとうございました。ここで、1年生のフルート奏者吉野まりあさんに、校長先生と、まりあさんのお母様である本校職員吉野エリカ先生より、花束が贈呈されます」

――校長先生ですって!!

 1人で舞台に上がるものだとばかり思っていた私はビックリしましたが、逃げ出すわけには参りません。いつものようにパリッとした高級スーツを着たダンディーな校長先生が、私をエスコートしに席までやって来られ、2人で手を繋ぎステージへと向かうと場内は大きくよめき異様なムードに包まれました。ステージ上の視線を一身に集めていたまりあとソックリである母親の私が、学校の教員としては大胆過ぎる背中の開いたドレスを身にまとって、やはり学校の教員らしからぬ校長先生にエスコートされる姿に、皆さん目を疑われたのだろうと思います。

 席まで迎えに来られた校長先生がヒソヒソと耳打ちされた言葉に、私の背筋を甘美な戦慄が走り抜けました。

「淫らな蝶になって、おイキなさい」

――ああ、も、もうダメ……

 水を打ったように異様に静まり返った場内で、観衆の視線を痛いほど感じながらステージに向かう私の脚どりが不自然なまでにゆっくりであったことを、皆さんどのように思われたことでしょう。そして引き続きビデオを構えている主人は、まるで公認のカップル同然の私と校長先生のことを、どんな気持ちでファインダーに納めていたのでしょう。こんな衆人環視の中で歩かされる私に淫蝶と股鎖の責めはあまりにも甘美で、途中で2度絶頂を覚えていたのですからなかなかステージにたどり着けないのも無理からぬことでした。

「おお〜!」
「キレイ……」

 ようやく到達したステージの正面から階段を上がると、場内は又一段とどよめき、私の晴れ姿を賞賛して下さる感嘆の声があちこちから聞こえました。そして花束を受け取るため正面にやって来たまりあは、母の目から見ても光り輝くばかりに美しく、私は感激で涙が溢れ前が見えなくなりました。そして……

「吉野先生っ!」

 芝居掛かった校長先生の大きな声が掛かったのは覚えています。ニッコリと微笑んだまりあに花束を渡して、会場が割れんばかりに万雷の拍手が鳴り響く中、私は体中がバラバラになるような強烈極まりないアクメの電流に撃たれて、ステージ上で無様に膝を折り下腹部を抑えてうずくまっていたのです。すぐに校長先生が助け起こして下さったので大事には至りませんでしたが、一生忘れないと思ったほどの物凄い絶頂で、私のドレスの中はおびただしい液体が溢れて冷たくなっておりました。

「奥様はとても緊張して一瞬目が回られたご様子です。何心配はいりませんよ」

 一旦会場のお客さんも引けた後、校長先生は私やまりあと一緒に、待っていた主人にあいさつに来られました。全く校長先生の大胆不敵ぶりには驚かされてばかりです。

「あなた大丈夫よ。予定通り校長先生とお話しに行って来るわ……まりあ!」
「よろしくお願いします……」

 ああ、私は何と罪深い女なのでしょう。こうして堂々と主人を裏切り、さらにかわいい愛娘まで飢えた狼に差し出すようなマネをしてしまうなんて……校長先生の前で緊張し切りのまりあは、私に促されて消え入りそうな小声で頭を下げました。でも、もう私は蛇に睨まれた蛙も同然で、校長先生の望まれることをどうしても拒絶出来ないのです。今も官能の芯をジーッとくすぐって止まない淫蝶と、股間の前後を抉り立てる股鎖の呪縛が、私を標本にされた蝶のようにピンで繋ぎ止めているようでもありました。そしてそんな私をいいことに、校長先生はもう1人の昆虫採取人を連れて来られました。

「ところでご主人、実はうちの教頭も今日の演奏会にいたく感動したようでして……」
「教頭の山本です。いやはや本当に素晴らしい演奏会でした。まりあさんも素晴らしかったですし、奥様のお美しさも……」
「こ、これはどうも……ありがとうございます」

 口下手な主人は、上の立場の校長先生と教頭先生に恐縮しきりで、ぺこぺこと頭を下げています。まさか自分の妻と娘がこの2人にいかがわしい狙いを付けられているなどと、夢にも思ってはいない様子です。

――あなた、ごめんなさい……

 私は胸が張り裂けそうな辛い思いになりましたが、愚直な主人が欺されていく姿を見ながら、妻として許されない気持ちが初めて芽生えるのを感じて愕然としました。そのきっかけになったのは、こんな時なのに股鎖の「おち○ぽ」をいつの間にか食い千切らんばかりの勢いでギュッと喰い締め浅ましく歓びを貪ってしまっている、はしたない自分に気付いてしまったことでした。

――あなたが、放っておくからいけないのよ……あん、おち○ぽ、気持ちいい……もっと、もっとお!

 それは私が本当に主人を裏切り、校長先生の女になってしまった瞬間だったかも知れません。

「そこでご相談があるのですが。教頭もこのように申しておりますし、茶話会の後で奥様と娘さんをディナーに招待させて頂けませんか?」

 狡猾なやり口だと思いました。いきなり教頭先生と一緒にディナーなどに誘えば不自然ですが、校長先生と茶話会を持つことを承諾させておけば、話がスムーズに運ぶのです。

「うわあ、いいなあ……」
「こちらこそ、妻と娘をよろしくお願いします……」

 妹は単純に羨ましがり、主人の方も案の定欺されて頭を下げてしまう始末でした。

「それでは今夜はお美しい奥様と娘さんをお借りしますぞ」

 しゃあしゃあとそう言ってのけた校長先生に、主人の頭は上がりません。ふとまりあはどう思っているのかと見ると、やはりガチガチに緊張して目線を伏せ慄えているようでした。その可憐そのものの姿に、私は自分自身を重ね合わせていました。

――まりあちゃん。恐がらないでいいのよ、一緒に……

 私の中に住みついた悪魔がそう囁いたのかも知れません。

「吉野まりあさん。フルートは昔から吹いているのですか?」
「はい」
「学校は楽しい?」
「はい」
「お母さんは家では優しいの?」
「はい」

 まりあを囲み4人で開かれた「茶話会」は思った通り校長室で開かれました。私から花束を贈呈されることや、終わった後こんな会があることを全く知らなかったまりあは、かわいそうなくらいかしこまってソファーに浅く腰掛け、膝を固くとじ合わせ両手を置いて、蚊の鳴くような小声で他愛ない質問に答えていました。出されたケーキと紅茶に手を付けようともしていません。

「甘いものは好きじゃないのかな?」

 校長先生が少し焦れたようにそうおっしゃると、私は母親でありながらまりあを生け贄に捧げる決意で答えてしまいます。

「いえ、甘いものは大好物ですわ。まりあ、出して頂いた物はおあがりなさい」

 そう言った私もケーキと紅茶に口を付けて見せると、まりあもようやくホンの一口ずつケーキを口に運び始めました。

――ああ、かわいいまりあちゃん……

 虫も殺さぬと言う表現がピッタリのおしとやかなまりあの仕草は、母親から見ても危険な愛らしさに満ちていました。フランス人形のような容姿と合わせて、男性の嗜虐欲をいたく刺激してしまうに違いありません。「肌の露出を抑えて男性を刺激しないように」と言う母の教えも有効ではないように思われました。崩れた服装の女子高生より、完璧に制服を着こなしたまりあのような美少女の方が男性にとって魅力的なはずで、校長先生も教頭先生もズボンの股間をカチカチにしておられるのがわかってしまいました。

「まりあ、お砂糖とミルクを頂きなさい」

 そう言った私が砂糖を3杯にミルクまでティーカップに入れてあげると、まりあはちょっと拗ねたように頬を膨らませて見せました。まりあは本当に甘いものが大好きな上に甘えん坊ですが、お砂糖を3杯も入れてしまう子供っぽさを暴露されるのが気に入らないに違いありません。

――まりあちゃん、無理して飲まないでもいいのよ……

 紅茶の中におクスリが入っているのだろうと推測し、わざわざそれを飲ませようと画策した私は、いざとなるとまりあが罠に掛からないでくれる淡い期待も抱かざるを得ませんでした。まりあの陵辱に手を貸そうとしているのかどうか、私は自分の本当の気持ちがわからなくなって来ました。

「熱! ……」

――まりあ! もういい、それを飲んじゃダメよっっ!!

 母親として最後に残った良心の呵責に心中悲鳴を上げたのもむなしく、まりあはフーフー息を吹いて冷ましながらおクスリ入りの紅茶を飲んでしまいました。まりあの陶器のような真っ白な顔に赤みが差し、目がトロンと潤むとソファーに脱力してしまった体が沈みます。

 私はもう耐えられなくなって、校長先生にきつく抱き着くと唇を合わせて頂きました。しばらく陶然と時の経つのも忘れて甘美な口吻に身を任せた私は、唇を外した校長先生に言われて涙が出てしまいました。

「娘さんをセックスフレンドに引き入れる覚悟が出来たようですな。全く呆れた欲求不満の母親ですよ……」
「違います……」
「ははは、もう良い。言えば言うほど辛いだけですよ、吉野先生。しゃべらなくて良いよう口を塞いで上げましょう……」

 それは校長先生らしいお優しさだったと思います。私は口に丸い穴開きボールを詰め込まれて言葉を奪われました。同じ意味合いで、昏睡しているまりあの鼻を摘んだ教頭先生もボールを詰め込まれたようです。

 それから私は校長先生、まりあは教頭先生の手で全裸に剥かれていきました。そして今だ意識を取り戻さないまりあは、ソファーの上に座って頭の方まで脚を上げて広げる凄まじく淫らな格好で頑丈に拘束されていったのです。そして教頭先生が激しく体を揺さぶると、まりあは言葉にならない呻きをくぐもらせて目を覚ましてしまったようです。

「教頭先生、まりあさん、こちらを見なさい」
「こ、これは……思った以上の出来映えですな、正に芸術作品と呼ぶにふさわしい……」

 校長先生の手で施された肉体装飾を誇示するべく少し脚を開いて直立した私を見た教頭先生は、感嘆の声を上げ、まりあは驚愕で表情を引きつらせながら、母親のおぞましく装飾された体の眺めに目が釘付けになったようでした。私の真っ白な裸身には3匹の青蝶以外に、レーザーで永久脱毛された股間にクッキリと浮かび上がる刺青が入れられておりました。それは蝶が止まることをイメージした大輪の毒々しい色の花柄でした。

「これは蝶を捕食する禍々しい食虫花ですぞ」
「なるほど、吉野先生のようなお美しい女性に食い殺されるなら、我々男性の本望ですからね」
「さすが教頭、よくおわかりのようだ。まりあさん、あなたのお母さんは、本当はこんな恐ろしい女性なのですよ。娘のあなたを生け贄として我々に差し出すと言う……」

――やめてえっっ!!

 本当はその通りなのに、私は辛くてシクシクと泣いていました。もうまりあの方を見て気遣ってやる余裕もありません。そして校長先生は、それこそ単刀直入に、まりあを言い含めに掛かっていました。さほどの優等生でもないまりあが授業料全額免除の特待生になれたのも、母親の私が青蝶に就職出来たのも、全ては校長先生のおかげ。

「あなたはバージンですね、まりあさん」

 親子とも口を塞がれ答えようがありませんが、教頭先生がおっしゃいます。

「そのようですね。まず間違いないでしょう」

 たまらなくなった私が泣くのをやめて見ると、まりあは秘め所をのぞき込まれ、花びらを指でまさぐられていました。

「男にとって、あなたのようにとてもキレイな女の子の処女は大変な価値があるものです。あなたの特待生も、お母さんの仕事も全部永久に保証してあげましょう。この私に、あなたのバージンを破らせては頂けませんか?」

 まりあは死んだように凍り付いていましたが、体がどうしようもなく微妙に慄えてしまっています。私は口に含まされたボールのもう1つの意味に気付きました。これのおかげで舌を噛みきると言う古典的な自害方法が防止されているのです。そして校長先生のお話は、さらに恐ろしい方向へと向かうのでした。

「そんなお願いをしても、まさかオッケーする女の子などいません。残念ながらあなたに選択の余地はない。お母さんに売られた時点で、あなたの運命は決まっておったのです」

――そんなっっ!! 私はまりあを売ってなどおりません!

「んんっっ!! ん〜っっ!!」

 私が抗議の目線を校長先生に向けると、痕が残るほど激しくお尻をパン、パン、と叩かれました。

「どMのヘンタイ教師が何を言うかっっ!!」
「ふん〜っっっ!!!」

 初めての乱暴な言葉と暴力的行為でしたが、さらにもう一発股間の淫蝶を叩かれた瞬間、私は激しく達してしまいました。教頭先生も驚いたご様子でおっしゃいます。

「校長先生、暴力はいけませんよ」
「これは失礼。しかしマゾの吉野先生は、こってり気をおやりになったご様子ですぞ……まりあさん、あなたのお母さんは男性にいたぶられることを歓ぶ、マゾと言う体質をお持ちだ」

 まりあは、目を閉じておくのにも耐えられなくなったのか、怯えた目を時々開けてチラチラこちらを見ているようでした。

「お母さんに瓜二つのあなたにも、マゾの血が色濃く流れているに違いない。縛られて、大事な所をおっぴろげられて、何だかゾクゾクしてはいませんか?」

 清純で穢れを知らないバージンのまりあに、一体何てことをおっしゃるのでしょう! しかし真っ白な人形のようだったまりあの体は、いつの間にか桜色に染まって妙に悩ましく揺さぶられ、何らかの感情で懊悩している様子でした。

「教頭先生、交替しましょう。私にまりあさんのバージンを破らせて下さい」
「んん〜っっ!! ん〜っっ!!」

 私は、待ってください! と言うつもりで言葉にならない呻きをくぐもらせました。まだ男性を知らないまりあに、校長先生の逞し過ぎるモノを挿入するなんて、あまりにも残酷だと思いました。ところがそんな母親らしい私の気持ちも、校長先生は先刻ご承知だったようです。

「教頭先生、吉野先生のアナルを犯してから、こちらに連れて来て下さい」

 立ち尽くしていた私の背後に回って腰を抱いた教頭先生が、股鎖を解きアナルに入り込んでいた小さな男根型を引き抜くと、ご自身のペニスをバックから突き立てて来ました。調教を重ねられた私のアナルは生身の上サイズも大きい教頭先生のモノをスムーズに受け入れてしまい、すぐに強烈な快感が込み上げてヘロヘロに脱力しそうになります。しかし教頭先生はアナルにフィットしてしまったシンボルとの結合が抜けてしまわぬよう後ろから両手で私の腰を抱え込み、ヨチヨチとまりあが縛り付けられているソファーへと向かわせます。

「まりあさんのバージンを今すぐ破るのはかわいそうだ。吉野先生、娘さんのために体をほぐしておやりなさい」

――な、何ですって!!

 娘が処女を奪われるのを、母親の私にお膳立てしろ、とは正に鬼畜そのものの発想でした。まりあもその意味がわかったのか、血の気が戻っていた美貌を再び凍り付かせ、イヤイヤをするように激しく首を横に振っていました。私は又も冷酷な校長先生に抗議の視線を向けましたが、するとすでにおぞましくギンギンに勃起させた男性自身を取り出した校長先生は、それを無惨に広げられたまりあの股間に向けたのです。まりあはその大きな隆起を目にした瞬間恐怖の色を浮かべた目を、サッと反らしていました。

「お母さんが助けてくれないのなら仕方ないね。少しばかり痛いのは我慢しなさい……」

――待って!

 校長先生が、ゆっくりとまりあの股間に近付けていく逞し過ぎるシンボルを、私はたまらなくなって後ろから手でムンズと掴みました。教頭先生の男根がアナルに入り込んでいるので、大きく動いた瞬間私は恥を晒す寸前の強烈な快感に貫かれてくじけそうになりながら、校長先生のまりあへの挿入を必死で阻止したのです。

「吉野先生、はしたな過ぎますぞ。これは娘のまりあさんに入れるモノです。あなたには後でゲップが出る程食べさせて差し上げますから、お待ちなさい!」
「んん〜っ!」
 
 わざとらしい校長先生のお言葉に、私はジャスチャーを交えながら、違います、と訴えました、もちろん校長先生のシンボルは離してなるものかと固く握りしめています。

「ほほう、娘さんと乳繰り合うおつもりですか……」

 私は大きくうなずいて見せます。まりあはビックリ仰天した様子で、イヤイヤを始めていましたが、母親として濡れてもいない娘の処女を、校長先生の大きな逸物に破らせる暴虐には我慢が出来ません。ただでさえひどい苦痛を覚えるロストバージンなのに、まりあの処女の女の部分が損なわれてしまうかも知れません。あるいは深刻な男性恐怖症になって取り返しの付かない事態に陥るかも知れないのです。せめてタップリ準備をして、始めて男性を迎え入れる激痛を少しでも和らげてやりたい。これがすでに、セックス奴隷に堕ちて正気を失いつつある母の正直な親心でした。

「では、1時間差し上げます。まりあさんが痛がらないよう、しっかり体をほぐして差し上げなさい。そうですね、まずはお乳でもかわいがっておやりなさい」
「んんっ!」
 
 私はここで自分の口を指さして訴えました。

「ほほう、まりあさんの体をナメナメしてあげたいわけですか。いいでしょう」

 口唇が使えるかどうかで愛撫の効果は段違いです。男を知らないまりあを高めてやるには、舌や唇の繊細な愛撫は必要不可欠だと思いました。そしてよやく口を解放された私は、娘のまりあに覆い被さって行ったのです。アナルを貫いた教頭先生も一緒に後ろから付いて来て、3人の体が折り重なり奇妙な状態でした。

――まりあちゃん、ママと気持ちいいことしましょ。いい子ね、嫌なことなんかすぐに忘れさせてあげる……

 解放された私の口は言葉を掛けるためのものではありませんでした。無言でまりあに目でそう訴えると、恐怖で強張っている娘の真っ白な体を少しでもエロティックに昂ぶらせるべく、私はあらぬ限りの技巧を尽くしてやろうと思いました。まず唇と両手で耳元やうなじ、肩口などにネッキングを施します。まりあが、私に身を委ねようとすっかり力を抜いて、ビクビクとおののくばかりになったのを見ると、私は上半身に本格的な愛撫を施し始めました。私に与えられた時間は1時間。上半身は30分です。脇の下や脇腹などまりあが気持ち良さそうに反応を示した場所を丹念にまさぐって性感を開発してやりたいのはヤマヤマでしたが、良い加減なところで小ぶりなおっぱいに取りかかりました。

――まりあちゃん、こんなに立派に育ったのね

 まだまだ成長途上ですが、幼い頃のガリガリな体型を思えば柔らかい隆起を見せる膨らみや先端でフルフル慄える羞恥の蕾の発育ぶりは感動的でした。

――あん、いくう!

 こうしてまりあに愛撫を施している間も、教頭先生に貫かれたアナルからはおぞましい快感が突き上がり、淫蝶の振動もあって私は時折極めてしまいます。そしてまりあの膨らみかけた乳房を前に、始めて校長先生に抱かれた時のことを思い出した私は、まずは乳房だけで目一杯高めてやろうと優しく膨らみを揉みほぐし乳首を転がしたり唇に含んで吸い上げたりしました。ふと目をやれば私を拒絶していたまりあは、ウットリと気持ち良さそうに目を閉じて仕切りと熱い吐息を塞がれた唇から洩らしていました。だらしなくボールからこぼれてしまった涎でかわいい顔はベトベトになっています。

――感じてるのね、まりあちゃん……

 そのことに勇気を得た私がなおも愛情たっぷりに乳房を粘っこく弄ってやっていると、どんどん膨らみが興奮してグッとせり出し、先端の乳首はコリコリに硬く勃起するのがわかりました。私は、まりあに快感の種を吹き込もうとするかのごとく、その固く屹立した蕾をチューッと抜き取らんばかりに吸い上げる行為を何度も繰り返しました。左、そして右。もちろん双の膨らみはいろいろ揉み方を変えて柔らかく揉み上げ続けています。

――あん、まりあちゃん、ママ、いくっ!

 私のように成熟した体なら、校長先生に始めて抱かれて乳房を愛されただけで3度も気をやることが出来ました。でも、恐らくオナニーの経験すらなさろうな、固い蕾のまりあの体はそう簡単に溶け崩れてはくれません。そうこうしている内に、私の方が先に果ててガックリとまりあの上に身を重ねるように崩れてしまいました。ところが、そんな母のアクメが伝わったのか、まりあも又体を弓なりに強く反らせて何やら呻く絶頂の反応を見せてくれたのです!

――まりあちゃん、イッてくれたの、ママ、うれしいわ……

 まりあにとっては生まれて初めての絶頂だったのではないでしょうか。私が嬉しくなってなおも乳房を優しく愛撫し続けると、一度絶頂を覚えたまりあは反応がウソのように良好になり、校長先生が30分経過を教えて下さるまでに、胸部への愛撫だけで3回イカせてあげることが出来たようです。

――さあ、まりあちゃん、怖くなんかないのよ。ママに任せてタップリ気持ち良くなってちょうだい……

 乳房で3度極めさせてやっただけあって、下半身への愛撫は実にスムーズでした。時間がないので、いきなり股間に顔を埋めていったのですが、まりあは驚くべきことに処女にも関わらず、すでに幼いワレメの中に豊潤な滴を一杯に溜めていたのです。

――この子も私と同じ。官能に弱い体なんだわ……

 マゾの血が流れている、と見破られた校長先生のおっしゃる通りだったのでしょう。まりあに目隠ししてやれば良かったかと思いましたが、もうそんなもの必要ないくらい股間の潤いぶりは処女だとは信じられないほどです。まずは最も大切な性感帯である、おさねに固くかぶさった包皮を慎重にめくってやりました。すると生まれて初めて外気に晒されたのでしょう、中には白い恥垢が溜まっておりツーンと鼻に付く刺激臭で、私はクラクラとなってしまいます。でもかわいいまりあの体なら汚くなんかありません。舌で慎重にこそぎ落としてやると、まりあは気持ち良さそうに表情を緩めていました。続いてヤワヤワと包皮を剥き上げたり剥き下げたりを繰り返して剥き癖を付けてやります。そして頃は良しとばかりに可憐にフルフルおののくピンクの露頭を唇に吸い取り、チロチロと舌で舐めてからチューッと強く吸い上げると、まりあは全身をヒクヒク痙攣させて、絶頂に達していました。

――アーッッ!! ママもよ、ママもいくううっっ!!

 その部分を集中して責めていると、自分のクリトリスに繋げられた淫蝶のバイブレーションがより一層心地良く体に響いて来て、私も一緒に極めていきます。こうしてまりあの大切な女の子の部分を処女喪失の前にほぐしてやる愛撫は順調に進み、ついには浅瀬に指を含ませてクチュクチュかきまぜながらクリトリスを刺激し、さらにアナルにまで舌を挿入して、まりあに気持ち良く潮を吹かせることに成功したのでした。

「よし、もう大丈夫ですな。吉野先生、これを着けておあげなさい。」

――これは……

 それは私の体を装飾している忌まわしい3匹の淫蝶。全部私のものより小さくて、色はかわいいピンクでした。それを私は慄える手で1匹ずつ、まりあの「花の種」に着けてやりました。するとまりあは痛みを感じないようで、ウットリしているので私は安心します。特にいきなり剥き癖を付けてしまった股間の尖りに止まる蝶が心配でしたが、それすらまりあは一瞬顔をしかめただけで反対に気持ち良いのか、下半身を激しく慄わせ始めていました。

――この子もどMなんだ。ああ、なんてキレイなの……

 私ですら慣れるまで苦痛がひどかった淫蝶なのに、早くもその振動に合わせて幼い体を悶絶させ始めているまりあは、悲しいことに私以上に濃厚なマゾの血を引いているようでした。そして真っ白なまりあの体に止まった淫蝶の、何と美しくエロティックなことか。私は自分自身の肉体装飾を「芸術品」と称して下さった教頭先生の気持ちに初めて共感することが出来ました。

 ついにまりあが処女を喪失する時が来ました。校長先生がまりあに覆い被さりながらおっしゃいます。

「お母さんの方を見ているんだよ……教頭先生、出番ですよ、吉野先生をしっかり突いてあげなさい……吉野先生、まりあさんと一緒に、天国におイキなさい、一匹の淫らな蝶として」

 校長先生が一気に貫いていったまりあが苦痛を感じたか、それともいきなり快楽を覚えてしまったのか、もう私にはわかりません。娘が処女を喪失する目の前で、猛然と力の限り腰を打ち付けアナルを蹂躙して下さる教頭先生と、淫蝶たちの心地良い調べに誘われながら、私は一匹の淫蝶となって天国へ向かい高く高く昇って行ったのでした。

〜おしまい〜



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