■ 第一話 ただ今開店準備中
さて、ミレィスはこれまでの地球侵攻作戦を見ると日本と言う島国に集中している事に気がついた。技術力、纏まった人口に国民の質(すなわち奴隷の質)、島国と言う事でここを征服して時空バリアを展開すればあとはゲルトレン帝国のペ−スとなるが敵も然る者でガイアフォースは何とか未然に食い止め地球全体を空間バリアに覆ってしまった。
「四天王も力押しで乗り切ろうとしたが結局はダメ……こりゃあ植民地惑星同盟軍に残されたロストテクノロジーを集結しているわね」
ミレィスは机の上に倒れる。彼女の服装は紅のレオタードに膝まであるブーツ……そして黒のフード付マントである。裾はボロボロになっているがこれは一族の女性らが着ている由緒ただしき物だ。彼女は例の全寮制学校の地下深くに作られた秘密基地の仕事場でデータ整理していた。
「アッ……ヤッパリしないといけないか」
彼女の胸元にある宝玉は淡くなる。これが性欲を調整する道具……その周りに生体回路の役割をする刺青が施しており、胸、お尻、口、耳、そして不釣合いなペ○スに初々しい花園を燃え上がらせる。
「大丈夫でありますか? ミレィス様?」
後ろから翼を背中に生やした少女が尋ね、羽を羽ばたかせて降りて来た。
「いつもの事…だし…」
だが少女は背中に翼を収容させつつもミレィスの股の部分にある布を咥えた。
「アキナ……してくれるの……」
彼女は浮かびあがった一物を上手くレオタードから取り出し咥え始め、愛撫する。
「はい……私はミレィス様によってこの姿になれましたから……」
ミレィスは思い出す。アレは初めて地球調査の為に降りた山中の事だ…。
アキナは6歳頃には大人のペ○スを咥え11歳で愛されてない大人に無理矢理少女を捧げられた……この山奥のお屋敷で………そして父が死んだ…どうやら私は好色家の父と無理矢理相手にされた女性の間の子供らしい……蔵の中にある座敷牢が世界の全てといった感じである。
「ミレィス様、セイアツカンリョウデス………」
ミレィスは偶々その屋敷にあるアキナを見ていてもたってもいられなくなり自衛用戦闘ドロイドと戦闘兵に命じこの屋敷の大人ら全員を捕獲した。サンプル確保なら文句がいえない。蔵のトビラをミレィスが持っていたレイピアが切裂いた。戦闘兵が捕獲しようとするとミレィスは制した。
「この子も私と同じ…………この子はサンプルして扱うな……」
調査船で観測所に戻りアキナの体をスキャンしてわかったのがHMVと言われる現地の性病に掛っていることだった……この病気は発症するのに時間がかかる…しかしゲルトレン帝国の科学力なら直せる病とわかっていた。蔵の中にあった小鳥の籠はきれいだった……。地味ながらも自然の美しさには適わない。
彼女はアキナを人口子宮に入れると操作し始める。鳥の遺伝子を組み込んだ人間にしてみる事にした。ただし嘴や足のデータは組み込まない……西洋社会でいう天使と言う奴だ……。数日後彼女は生まれ変わった……。
アキナは当初は驚いたが子供だったので直ぐに懐きミレィスの周りの世話もしているし戦闘兵や戦闘ドロイドの整備もしていた。
「…レィス様? ミレィス様……どうぞ……」
ベットの上に大股を開くアキナ…鳥の羽毛が股に生えており其処からフェロモンを発する。ミレィスの不釣合いな一物が彼女の花園に飛び込む。ミレィスの体はストレスが溜まると自動的に発情する……そして理性も無くなり野獣のように貪る。
「ああっ、いい、いいよぉおぉおお」
アキナに激しく腰を打ちつけるミレィス、そして光悦するアキナ……二人は体型を入れ替え何度も愛しあった。
数時間後、ミレィスの部下として着任したバンソスが尋ねてきた。元々は祖父の下で部下して従軍していた武将であり、ミレィスとは顔馴染みである。
「ミレィス様! 大変です……あっ…」
ミレィスとアキナの裸体を見て彼は一気に鼻血を出した………有能でルックスがいいが頭に度が付くほど純情であった。
「……彼がノック無しで飛び込んでくるなんて……」
マントを羽織ってメモ用紙を見た。
「一応戦艦と戦闘兵の準備しといて、アキナ…御后様がご出陣して現在苦戦中……近衛部隊がどうせ安全なルート確保しているから大丈夫と思うけど」
其処に黒い全身タイツに斑模様した仮面を付けた者がメモをミレィスに膝まついてメモを渡す。
「怪獣兵三体撃破……さすがナイトエキスプローラーね……」
これはガイアフォースが使用する対怪獣兵変形合体ロボの事である。
「ウルフ、バード、ベスパ、ヘラクラス隊に通達してくれますか? 学校を襲って獲物を持って来なさいって…同時にすればガイアフォースも対応しきれないでしょう」
「はッ! わかりました…」
「それと……今度貴方専用の娼婦を作ります、私の体やアキナの裸体を見る旅鼻血出されたら困りますので、慣れなさい!」
バンソスはよろけた。
数時間後……秘密基地にて十人程の少女や少年を連れて帰って来た侵略獣が戻ってきた。
「……思ったより展開が速かったわね……これは……長期戦になります」
ミレィスはため息を付いた。
ガイアフォースの内部は報告書が乱れ飛んだ。敵の御后様が出る事は想定内だったがこれまで見たことが無い侵略獣が学校を襲撃し子供らをさらった事に一同にショックを隠せない。
「侵略獣は現地で生産されたと思われます。元になった星人はここの地球人でした」
しかしその侵略獣を捕まえたGフォースは基地にて解析しその結果報告をGシルバーのユンがし、J.Hは直ぐに判った。
「この戦略を立てた人物は見当がついている。ミレィス・アムーレルだ……」
「確か、知将一族だったけど…反乱で一族全員処刑されたって聞いているわ」
Gグリーンのリンが言う。
「確かにそうだが……ミレィスの場合は皇帝陛下のお妃候補が有力されていた。反乱と言うよりも陰謀で反乱に持っていかれたと見たほうが良いだろう。頭がキレすぎたせいで今のお后のご実家が仕掛けたと言った所かな」
「怖いね〜〜〜」
Gブルーのコウが言う。
「所が彼女の処刑に待ったをかけたのが当時王位継承者のレクルス三世だった……まあ王家も陰謀に乗らされたと知っていたから伯位を取り上げて帝都から追放し彼女を特殊改造娼婦にする事でケリがついた」
J.Hが空を見上げて言う。
「詳しいですね」
Gレッドのジンが言う。
「私が彼女の体を改造した科学者だからだ……因果応報とはいったもんだな」
「「「「「えぇええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」」」」」
ユンまで驚いている。
「暫らくはエリート軍人向けの娼館に入れられていたがお忍びでレクルス三世が来て、直ぐに彼女の所有権を買い上げ、表向きは民族学者で植民地アドバイザーして取り立ててた……まあお后様が大変勝気な人でな……後取りすら生まれてない…アムーレル一族の呪いかもしれんが」
「何処の世界もロイヤルウェディングって血生臭いわね」
リンはボソと言う。
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