2006.08.20.

悪魔の所業
01
宮ノ下要



■ 悪魔の所業

俺は高校2年生。彼女いない歴17年だったがつい二ヶ月前その継続記録にピリオドが打たれた。そう、彼女ができたのだ。彼女の名前は、西野 春菜(にしのはるな)俺とは別の高校に通う高校二年生だ。
きっかけは、文化祭での逆ナンだった。俺は迷いもなくOKした。少し明るめの茶髪に輝かんばかりの笑顔、これで墜ちない奴はそうそういないだろう。
そうして俺たちはつきあい始めた。けれど、俺は今まで女の子と付き合ったことがなかったので、デートとかどうしてよいのか分からなかったので、彼女に言われるままにした。しかも、付き合ってる間はキスどころか手すらもつないでいない。その結果、俺は色々とおごらさせられる、いや、貢がさせられることとなった。
気付けば、二ヶ月のうちに30万円あった貯金が底をついていた。
そのことを春菜に伝えると
「あっ、そうなんだ。じゃあ、わかれよっか! お金の切れ目が縁の切れ目って言うし。あっ、もう連絡してこないでね」
俺は、その言葉に唖然とした。一方的にそういうと春菜はその場を去ろうとしたが、ふと我に返り、春菜の腕をつかんだ。
「ちょっと待てよ、お前にとって俺は単なる財布だったのかよ!」
「あったりまえじゃん! 私があんたなんかと本気で付き合う分けないじゃん。あんたの家に鏡ある? それといい加減腕はなしてよ! 警察呼ぶよ!」
そうして俺は泣き寝入りをせざるをえなくなった。俺はただひたすら悔しかった。そして願った。
「あいつに復讐できるのならば、他には何もいらない。だから、俺に力を」
すると、頭の中で声が響いた。まるで、俺の心に直接語りかけてくるような、重く沈んだ声が、
「よかろう、その願いオマエノ死後の魂と引き替えに叶えてやろう」と
そして俺は西野春菜限定でしかも一日限りの力を手に入れた。この能力を使えば、相手の五感を自由に操ることができるそうだ。幻覚、幻聴を聞かせることだってできる。ようするに、一日なら春菜を意識をとどめたまま操り人形のようにもできるというわけだ。能力の使い方は感覚的にすぐにわかった。簡単な催眠術なら他の人にもかけられるみたいだが。
そして、二週間かけて、どうやったら効率よく春菜に精神的ダメージを与えられるかを考えた。彼女に味わらさせられた屈辱を倍にして返したかった。



〜作戦実行日〜
春菜には雪という友達がいるそうなので彼女を利用することにした。
俺はまず、雪に見えるようにしてから春菜に接近し今日一緒に遊ぶ約束を取り付けた。そして、俺は雪になりすまし春菜と行動した。春菜はあれほどまでにけなしていた俺と行動をともにしている。それだけで征服感を感じていた。
ボーリングをしたりテニスをしたりとにかく汗をかかせた。
夕暮れ時になって俺は雪の声で言った。
「あせかいちゃったね、銭湯にでも行かない?」
春菜はすんなりOKした。
そして、俺はもう一度春菜の視覚をいじり男湯ののれんを女湯に見せ、さらに男性客を女性客に見えるようにした。そして、受付のおばさんにも催眠術をかけ、まんまと春菜を男湯に入れさせることに成功した。
ここの銭湯は男子校に近い為男子高校生がよく訪れる。今日も例外ではなく6人くらいの男子高校生が来ていた。彼らは春菜が入ってきた時唖然とした。
今度は、視覚と触覚を操作し、春菜にタオルを巻いているかのように感じさせた。ようするに、タオルも何も巻かずに服を脱ぎ始めているのだ。
そして、彼らが食い入るように見つめる中、春菜のストリップショーが始まった。
春菜はためらうことなく肌を露出させていく。そして、とうとうブラとパンティーだけになった。俺が、待ちこがれていた瞬間だ。そしてブラのホックを外し豊満な胸が大気にふれ、パンティをするすると下ろし、春菜は男達の前で完全なフルヌードになった。
誰にも見せることのなかった裸体は、今見ず知らずの男の前で露出されている。
タオルを巻いたつもりの春菜は全裸で洗い場へと向かった。
俺は春菜よりも先に洗い場の椅子に座った。そして春菜には俺が椅子に見えるようにし、体に痛みを感じなくした。春菜は俺が座っている椅子に腰をかけようとした。俺は春菜のアソコに照準を合わせた。そして春菜はゆっくり俺のそそり立つ男根に腰を沈めるのだった。周りから見ると、いきなり男湯に乱入してきた変態女が男のモノほしさに自ら男根をマ○コに入れたように見えただろう。
男の目線を一身に集めながら春菜は体と頭を洗っている。泡は胸の谷間や股を通り流れ落ちていく。全体的にエロティックだった。
俺はチ○ポを引き抜き、春菜に隣に雪がすわっているような幻覚を見せ、雪の声で春菜に話しかけた。
「ねぇ、春菜体洗ってあげようか?」
「えっ 別にいいよ、恥ずかしいし」
「気にしなくていいよ」
というと男たちがうらやましげに見守る中、俺は無理矢理春菜を洗い始めた。タオルを使わずに手で春菜の柔肌を堪能した。春菜には雪に普通に洗ってもらっている幻覚を見せているので本当は何をされているか全く分からない。
俺は円を描くように胸をゆっくりもみし抱いた。手すら握らせてくれなかった女が今俺の支配下にある。すこぶる気分のいい。
胸を揉んでいると春菜の顔がほんのり赤くなってきた。そこで、俺は右手をお腹を伝いマ○コに這わせた。指がマ○コに入った時びくっと体を震わせた。俺は雪の声で話しかけた。
「春菜どうかしたの? 顔赤いよ」
「な…なんでもないよ」
感じてきちゃった などといえるわけがない。春菜はただ喘ぎ声を押し殺すだけだった。春菜のアソコはすでに濡れていた。俺は自分のチン○の限界を感じ、春菜の眼前でこすり始めた。春菜は俺が見えていないので、体の火照りの所為で顔を赤らめたまま俺のアレをじっと見つめている。そして、春菜に雪が桶をもってお湯をかけようとしている幻覚を見せてこういった、「ねぇ、かけていい?」と。
「いいよ」と答えたので俺は遠慮なくぶっかけた、俺の精子を。
体を洗い終えた春菜は湯舟にへと移動した、男をぞろぞろ引き連れて。ここでようやく俺の計画が最終段階へと移った。ほとんどの客が大浴槽に移った時、俺は春菜の声を出ないようにいじってから、春菜にかけられていた幻覚を解いた。
春菜は信じられないと言った顔をした。今まで女湯にいたはずなのに……と。悲鳴をあげようにも声が出ない。逃げようとしてもサオをおったてた男どもがじーっと見ているせいで全裸の春菜は動けない。涙目で周りを見渡すも逃げ場はない。
俺は能力を使い、春菜にM字開脚をさせた。春菜の秘部が興奮しきったオスどもに晒された。周囲は抑えきれないと言った雰囲気だった。
そして、俺はその場にいる全員にかるい催眠をかけた。

   「犯せ」と。



次の日、新聞の片隅にこのような記事が載った。男湯に入った女子高校生、性的暴行される〜あきれた女子高生〜と。
西野春菜はこれから痴女のレッテルを貼られながら生きなければならない。しかも、誰が撮っていたのかは分からないが、男湯での西野の写真がインターネットに流出していた。

(おわり)



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