2006.11.04.

人妻、ブルセラ
01
黄浦江



■ 人妻、ブルセラ

“え〜と、住所と名前を書いて・・・あらっ? この住所ってうちのそばじゃない”
由紀子は、その住所を書きながら思っていた。どんな人なのかな? 相手は、私の事を知らないのだからそっと見に行ってみよう。夕方になり愛犬のBoaを連れて散歩に出かけた。
この辺は、住宅街なので結構番地がしっかりしている。
“え〜っと、この次の家よね”
そこの家の郵便受けを見るとその名前が一番下に書かれている。
“ということは、息子さんね。いくつくらいなのだろう”
そこに自転車で高校生が戻ってきた。
“もしかしたらこの子”と思いながら散歩を続けた。その高校生は、待ち遠しくポストを開けていた。
“まだ来ていないや。早く来ないかな? 今、犬を連れていた奥さんみたいな人のが良いのだけど”
由紀子は、家に戻り封筒に自分の下着をビニール袋に入れてから封をした。
“あの子がこの下着をどういう風にするのかな?”
想像しながら郵便局の前のポストに入れた。修也が受け取ったのはその2日後である。消印を見ると隣の市から送られてきている。同封の写真もその女性がはいているところが写っている。ビニールを丁寧にあけるとまずは中のにおいをかいだ。期待したほどのにおいはしていない。そして中から可愛らしいピンクのパンティーを取り出すと目の前で広げてみた。クロッチの部分には、しみが付いていた。そのとき携帯の目覚ましが鳴った。先日犬を連れていた女性が散歩に来る時間である。2階の窓から覗くと、その女性は犬を連れて歩いている。
“あの奥さんはどんなパンティーをはいているんだろう。あの奥さんもこんな風にしみをつけているのかな?”
修也はいつの間にかその女性の散歩の時刻にしぐさを見ながら自分でしごいていた。
“そうだ、今度はビデオを撮ろう”
翌日からはその女性の時刻にビデオをセットして夜になると毎日それを見ながらオナニーをすることになった。先日インターネットで買ったパンティーは、必ず目の前においてその奥さんの物と考えながらしごいた。
“そうだ、今度はブラジャーも買うことにしよう”
修也は、又同じ女性のコーナーでパンティーとブラジャーのセットを購入した。
“先日、奥さんのパンティーを買って大満足です。最近は、私の家の前を通る女性を見ながらこのパンティーがその女性の物と思いながら楽しんでいます。激しいしみとかはいりませんが通常の状態で送ってください”

由紀子は、特に小遣いが欲しかったわけではない。偶然インターネットで調べ物をしていたときにそのホームページが目に入ったのである。
“私のものでも売れるのかしら?”
ためにと載せてみて始めての客が修也だった。お金の振込みを確認した後にそのピンクのパンティーを送ったのである。その日は、朝から自分がはいているパンティーを見知らぬ人に送ると言うのがなんとなく恥ずかしかったのもあり、しみを見たときには、一人で顔を赤らめてしまった。その後も何人かの購入者が有り、1週間で数万円が手元に入った。うれしくなり新しい下着も買ってきた。男性は新しいものより少し使い古したものの方が興味があるようだ。由紀子は、それからは毎日朝と昼にはパンティーを履き替えなるべく洗濯をして使い古すことにした。
“さて、今日はどうかな?”
由紀子が覗き込んだ自分のページに修也からのメールと注文があった。
“あの子ったら・・・そんなことをしているのね。これって私の事じゃない。でも知らない振りをしてあげよう。少しサービスしてあげようかしら・・・”
由紀子は、胸元が広がっているセーターを着るとBoaの散歩に出かけた。修也の家の前から2階の窓を見ると瞬間的に修也と目が合った。
“知らない振りしないと”
由紀子は何気なく家の前に来ると急にBoaをいじり始めた。胸元が開いているので多分修也はその部分を見ていることだろう。しかもビデオにとっているはずである。時間にして1分ほどであるがそこでBoaと遊ぶのを止め家路に急いだ。
“あっ、私ったら、あの程度でもしみ作っている”
パンティーを下ろすとほんのり濡れているのが判った。あとは、修也からのお金が振り込まれればそのものを送ってあげたかった。家でオンラインバンクを確認すると既に入金がされていた。
“では今回は特別な写真も入れてあげよう”
由紀子は下着を脱ぐと写真を撮りそれも一緒に送った。
“いつもありがとうございます。私の下着でも喜んでくれる方が居るのはうれしいです。その犬を連れた女性と思って可愛がってくださいね”
修也は、その夜、ビデオを見ながら何度もオナニーをした。今までに無いほどの回数である。
“早く送られてこないかな? どんな女性なんだろう?”
修也の思いは高まるばかりである。ポストを開けると待望の物が来ていた。すぐに部屋に入り広げてみたのである。今回はブラジャーとパンティーがおそろいなので素敵なデザインである。ブラジャーには刺繍がされていて内側に手を当てるとその女性の胸を包んでいた感じが伝わってくる。今日は、その女性はスカートだった。
“あの、スカートの中には、こんなパンティーをはいているのかな? 目の前で脱ぐのが見たいな”と勝手なことを想像しながら果てた。

由紀子は、お得意様の前で少しのサービスをすることくらい何でもなかった。単に穿いている下着を売るだけなので、自分の体に触られるわけでもなく私の事を知らないから全然危険ではない。メールアドレスを送ってくる人も居るが、返事など書くつもりも無い。通帳を見ると6桁にまで達している。パートでもこんなには、ならないわ。おいしいものでも食べに行こうっと。そしてこれからもみんなの為に下着を汚してあげるね。

(おわり)



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