2009.07.29.

染められる…
01
黒鉄



■ 1

「差出人が書いてない…誰からなんだろ?」
 部活動から帰ってきて、夕刊を取り出そうといつものようにポストを開けた由香は、自分宛になっている白い封筒を手にして、少し戸惑ったように眉をひそめた。

 初夏の太陽は、夕刻前とはいえまだ十分強く、むっとした熱気のこもる家に入ると、急いで自分の部屋に上がり、エアコンをかける。共働きの両親はまだ帰ってくる時刻ではなく、しばらくは由香ひとりきりだ。
「今日も暑かったなぁ。ふう…。」
 白い半袖のセーラー服と濃紺色のひだスカートを脱ぐと、きちんとハンガーにかけて壁につるす。真面目な性格そのままに、下着姿になった14歳の由香は、そのままシャワーを浴びに浴室に行き、軽く汗を流した。
「ああ、さっぱりした。お母さんは水道代がかかるってうるさいけど、やっぱり汗を流すと気持ちいい。」

 着替えの白いTシャツと短パン姿で再び部屋に戻ってきた由香の目に、さきほど机の上に置いたあの差出人不明の封筒が飛び込んできた。誰からの手紙だろう…? またさきほどの疑問が心に湧いてくるが、開けて見ればすぐにわかるのよね、と思い、ベッドに腰をかけて封筒を開く。中には、びっしりと活字が書かれた上質紙が数枚入っていた。なにこれ…? と思いながら、活字を目で追っていく。そこに書かれていたのは、由香自身のプロフィール。駒田第3中学校2年3組川原由香、14歳、住所、電話番号…そしてその後には…
「い、いやあっ!」
 思わず嫌悪の声を上げて、持っていた紙を床にばらまいてしまう。ちらっと見たその写真、文章と共に印刷されていたそれは、由香自身が体操服を着て、大きく股を開いていた。下半身にはショーツしかはいておらず、股間の盛り上がりが卑猥に強調されるように写されていた。
「な、なんで? 私、こんないやらしいポーズして、写真に写ったことなんてないのに?」

 アイコラという言葉すら知らない由香。自分のいやらしい写真に赤面して、混乱した頭であれこれ考えると、それが本物ではなく、どうやら誰かが合成したものだということは、すぐに察しがついた。床に落ちたその写真を、落ち着きを取り戻そうと息を整えながらもう一度よく見てみる。にっこりと笑った自分の顔…どこかで盗撮されたらしいその愛らしい笑顔と、いやらしく両足を大きく開いた下半身はまったくそぐわないものではあるが、合成としては悔しいほど上手くできており、知らない者がそれを見れば、本当にこの少女がとったポーズだと思われても、おかしくない出来映えだ。
「ひどい…誰が…誰がこんな物を…。」
 じっとその写真を見つめるうちに、恥ずかしさが消えていくと同時に、怒りがこみ上げてくる。勝手に自分の写真を使って、こんないかがわしい写真を作って…。真面目で潔癖な性格の由香には、決して許せないことだ。警察に通報して…と思いかけたところで、残りの手紙にたくさん打たれている活字が目に入ってきた。あとの紙には一体何が書かれているんだろう? 通報するなら、ちゃんとそれを知っておかないと…。

 唇をかみしめながら、さっき放り出した手紙を、もう一度手に取る。そして、写真に続く文章を読み出した。1分と立たないうちに、その文章を読む由香の顔がみるみるうちに真っ赤になっていき、手紙を持った手は小さく震えてきた。

 くっきりとした活字で書かれた文章…その内容は、まだ中学2年生の由香が、毎日自分を慰めている様子を、赤裸々に綴ったものだった。欲求不満のはけ口を、自らの肉体に求めて悶える少女…オナニー、という言葉は友人とのエッチな話から、偶然知ったものの、まだその経験など全くない由香にとって、そこに描かれた淫らな自分、悦楽をむさぼるように求める少女の姿など、理解不可能な描写でしかなかった。しかし、何度も読むのを止めようと思いながらも、なぜかそこから目を離すことが、できなくなっていく自分も同時に感じていた。

 これは警察に通報した時に、きちんと説明するために必要なの…そんなもの読まなくてもいい、という考えがちらっと頭をかすめるたびに、そう合理化してさらに深く読み進めていく自分自身に疑問を覚えながらも、その描写を更に読み進めていく。そこには、由香がまるで知らない行為…自らの体から快楽を得るという、これまでの自分にとっては罪であり、異常な行為としか思えないことが、詳細に描写されていた。

 国語の学力も抜群の由香にとって、それを読むことは、その行為を指南されているに等しくもあった。友人と多少エッチな会話をすることはあっても、女子中学生が同性同士でオナニーについての詳しい話をすることなど、あり得ない。普通なら知り得ないその行為のやり方が、事細かに書かれてあるその文章を読み進めるにつれ、由香自身の頭に、自然と自らがオナニーをしている様子が頭に浮かんでくる。しかも、女性器についても、女である由香ですらよく見たことのない構造まで、微に入り細をうがって克明に描写されているとあって、単に文章を読んでいるだけなのに、由香は自分が実際にオナニーをしているような気にまでさせられてくるのを感じた。私は、今、この手紙の差出人に、オナニーをさせられている…。
「はあぁぁ……えっ? や、やだ…。」
 思わずはき出した吐息が、自分自身の耳にやけに艶っぽく聞こえて、由香は思わずつぶやいた。エアコンの効いた部屋に座っているのに、体が熱っぽく気怠く感じられる。Tシャツの下の胸の膨らみ…同級生と比べても遜色ないその大きさは、中学に入る前から膨らみ始め、最近はとみに女らしさを増してきたように、自分でも感じている。学校にいても、男子達の視線が時折、自分達女子の胸に注がれているのを意識するようになってきたし、水泳の授業の時なんか、スクール水着を着た女子が横で泳いでいると、露骨にその胸をじっと見つめる男子までいたりする。

 その胸の先端にある、普段はあるかないかのように埋没している感じの乳首が、文章の中の自分では堅くしこってその存在をアピールしている…本当に私でもそうなるの? これまでそういう経験など全くなかった由香にとって、それは信じがたいことであると同時に、本当にそうなるの? という好奇心が心に湧き上がってくるのを、止めることができないでいた。確かめてみたい…と思うでもないような無意識のうちに、由香の手が震えながら、ゆっくりと自らの胸の膨らみの先へと滑っていく。こんなこと駄目…理性がそう訴えかける。でも、誰もいないし…私がこんなことしてるなんて、誰にもわからないし…今だけ、今だけだから…二度とこんなことしないんだから…。

 Tシャツの中に滑り込んだ自分の右手が、飾りのないシンプルなデザインのブラのカップの下の縁に這い寄り、それを押し上げて中へと入っていく。普段自分の体なんて、お風呂に入って洗う時、いつも触ってるんだし、これは単に確かめるだけ…。
「ん、んっ…か、堅くなってる…嘘…。」
 自らの胸の先端が指先に当たった瞬間、軽く痺れるような感覚がそこから走るのを感じ、由香の口から意識しない声が漏れた。そして、その指に感じられる乳首が、いつものあるかないかのかすかな膨らみではなく、まるで自分をかたくなに主張しているように、立ち上がっているのを感じると、恥ずかしい! という思いが急激に由香の頬を真っ赤に染めた。私…乳首を立たせてる…小説と同じだ…いやらしい…!

 自らの体の反応が信じられないが、それが事実であるというのは、自分の指の感覚が確かに語っている。潔癖なはずの自分が、やけにいやらしく、汚れた存在であるかのように感じられて、思わず唇を噛んだ。

 踏み込んではいけないタブーの世界…自分にとって未知の世界への扉を開くスイッチに指が触れたかのように、そのまましばらく固まってしまった由香は、やがて深く息を吐きながら、下着から、そしてTシャツから手を引き抜いた。指先に残る自らの乳首の感触…まだ信じられないような気持ちでいながらも、それを目でも確かめてみたいと思う気持ちが、むくむくと頭をもたげてくる。頭をゆっくりと振ると、いつも愛用している姿見の鏡が目に入る。

 ごくり、と唾を飲み込むと、手を白いTシャツのふちにかけ、ゆっくりとそれをめくり上げて脱いでいく。さっきシャワーを浴びた後も鏡で見た、いつもの自分…白いブラをつけたその姿が、今はやけにいやらしく思えてくる。震える手を背中に回し、ホックを外すと、それまで下着で締め付けられていた胸が、Tシャツの下で一瞬震えながら、ブラのカップからこぼれ出る。肩にぴったりとかかっていた白くて細いストラップも緩み、それを肩からずらすと、左右の手を引き抜いていく。ブラを外すなんて、毎日着替えの時にしてることじゃないの…全然いやらしくも何ともないんだから…。

 ふらり、と揺れる体を起こしてベッドから立ち上がり、姿見の前へと歩み寄っていく由香。両手で胸を隠すようにしながら鏡の前に立つと、上半身裸になった自分が映っているのが見える。頬を赤く染め、自分以外に誰もいないこの部屋で、妙に恥ずかしがって胸を隠している自分…
『一体、私は何で恥ずかしがっているの? 私以外ここには誰もいないのよ。いつもこの部屋で着替えているのに…鏡に自分の体を映すなんて、普通のことなのに……そうよ、こんなこと、別に恥ずかしくもなんともないわ。』
 自分を奮い立たせるようにそう考えると、思い切って手を胸から放していく。しばらくためらった後、伏せた視線を鏡に向けると、上半身裸になった自分が、鏡の向こうから見つめ返しているのが見える。まっすぐな黒髪を後ろでひとつに束ねている様子…切れ長の涼しげな瞳…ほっそりとしたスリムな体…しみ一つ無い滑らかな白い素肌…そして、最近豊かさを更に増してきた胸の膨らみ……
 そして、その膨らみの先端に息づく、小さく薄いピンク色の乳輪の中央に、充血して赤みを増した乳首がツンと突き立つように飛び出しているのを見て、思わず羞恥の悲鳴を上げそうになった口を手で抑えながらも、視線をそこからしばらく離すことができないでいた。いやらしく乳首を立たせた自分…あんな蔑むべき文を読んで、こんな反応をする自分がどうしても許せず、また、信じられないでもいた。
「こんな…違う、こんなの本当の私じゃない…違う、違うわ!」

 思わずうわずった声で口走ったその時、リビングで電話の鳴る音が聞こえてきた。慌てて自分の部屋から走ってでると、廊下を挟んで少し離れたリビングへとその格好のまま駆けていった由香は、受話器を取った。
「も、もしもし、川原ですけど、どちら様でしょうか?」
 耳に押し当てた受話器から、少しして男の声が聞こえてきた。全く聞き覚えのない低い声だ。
「もしもし、川原由香さんだね? どうだい、俺の送った作品、気に入ってくれたかな?」
「え?あ、あの…何のことでしょうか? 作品って……。」
 当惑したような声で答えた瞬間、由香の頭に閃いた…この電話の男が、あの忌まわしい封筒を送ってきた張本人だ! 私に無断で勝手に写真を合成して…そして、汚らわしい文章で私を辱めた男…そう思いながらも、由香の頭には別の言葉も同時に浮かんできた。私を頭の中でオナニーさせた男…。

「今日、君宛に届いた封書の中に入っていた作品さ。ちゃんと見てくれたんだろう?」
「あなたが何をおっしゃっているのか、さっぱりわかりません。確かに私宛に、差出人のない封書が届いてましたけど、まだ中は確かめていません。それに、あなたみたいな誰かわからない人から届いたということがわかったら、なおさらそれを確認する気にもなりませんから。」
 由香は、相手につけいる隙を与えまいと、いつもの強い自制心で落ち着いた声を出そうと努めながら、先ほどまで自分を悩ませていたあの作品を、全く知らないということで通そうとした。そう、相手には私があれを見た事なんて、わかりっこないんだわ。あんなもの、なかったことにしておけば…。
「ふうん、そうなんだ。でもさ、さっきから君がしていたこと、ちゃんと窓から見えていたんだよ。いつもは真面目な君でも、興奮すれば結構大胆になれるんだなあって、感心していたところさ。あんなことをする前に、ちゃんと窓のカーテンを閉めておくべきだったね?」
 くっくっと喉の奥で笑いを漏らす男の声が耳元で聞こえると、由香の顔から血の気が引いていく。う、うそ…カーテンはちゃんと閉めていたはずなのに…すき間から、私のしていたことが見えていた…? こんな…上半身裸の姿まで男の人に見られたの…?。ぐるぐると不安が頭を渦巻き、それまで強いて出していた冷静な口調を保つことなど、もはやできなくなってしまう。ぶるぶる震える手で受話器を握りしめ、何も言えなくなって黙り込んだ由香の耳元で、その男は語りかけてくる。
「おや、黙っちゃったね。さっきまでの強気なお嬢ちゃんはどこへ行ったんだい? 優等生の君には、あの作品は刺激が強すぎたかな? じゃあ、嘘をついたのがばれたってわかったら、これからはもっと素直になってもらおうか。今どんな格好をしているのか、正直に言ってご覧?」

 見られた…私のこんな姿を…あんな下劣なものを読んで、上半身裸で鏡の前に立ち、乳首の立っているのを確認してしまった私の姿を…そういう思いが頭を何度も何度も巡る。駄目だ…誤魔化しても無駄なんだ…目の前が真っ暗になりそうな絶望感に押しつぶされそうになりながら、小さな掠れた声をかろうじて絞り出す由香。
「私…私の今の姿は…上半身には……なにもつけていません…下は…ショートパンツを…はいています。」
 やっとの思いでそれだけを口にした由香に、男から更なる要求が容赦なく突きつけられる。
「うん、よく言えたね。じゃあ、そんな格好でさっきまで君が何をしていたのか、言葉にして説明してもらえるかな?」
「そ、そんな…お願いです、許して下さい。私が何をしていたのか、カーテンのすき間から見ていて知っているんでしょう? それなのに、何故私にそんなことを言わせたいんですか…?」

 自分で説明するなんて、そんなことできるわけない…あのいやらしい作品を読んで、乳首を立たせてしまったのを、自分の目で確かめてみた、なんて…。由香は必死の思いで受話器の向こうにいる、身元不明の男に懇願した。
「わかってないなあ、お嬢ちゃんは。俺が知っていることをあえてその口で言わせたいんだよ。その可愛い声でね。ほら、ちゃんと言わないと、さっきカーテンのすき間から撮った君のその姿を、どこかのサイトに投稿してもいいんだよ?」
 自分の姿を投稿、と言われて、がっくりと肩を落とす由香。こんな格好を晒されて、もしそれが自分を知っている人の目に入ったら…。
「わ、私は…あ、あなたの作品を読んで…ち…乳首が…立ってしまったのを…鏡で確かめて…いました…うっ…ううっ…。」

「うん、いい感じだ。じゃあ、今君が言ったことを、聞かせてあげようかな」
 そう言った男の声に続いて、由香自身の情けない声が受話器から流れてくる。
[私…私の今の姿は………乳首が…立ってしまったのを…鏡で確かめて……]
 とても鮮明に受話器から流れ出る自分の声を聞きながら、由香は自らが更に深い蟻地獄へとはまってしまっていくのを感じていた。こんな告白を…録音されるなんて……潤んだ瞳から、涙が一粒、また一粒と頬を伝い落ちていく。
「どう、ちゃんと録音されてただろう、君のショッキングな告白が。それじゃ次の告白といこうか。鏡で確かめて、それからどうしたの?」
「次って…もうそれ以上は私、何も……」

 それ以上言うことなど、もう何もない。あなたもちゃんと見ていたんだから、そんなことわかるでしょう? と思った瞬間、由香は思わず、あっ! と声をあげてしまった。男の策略にまんまとはまってしまったということに、たった今気づいたのだ。この男は、カーテンの隙間から私を見ていたわけじゃないんだ、私を欺していただけなんだ、と。さっきまでの男の言葉をひとつずつ思い返してみても、何一つとして、由香が実際に何をしていたのか、どんな状態なのかを語った言葉はなかった…。
「どうやらようやく気づいたようだね、お嬢ちゃん。そう、俺は君の家の中を覗いたりなんてしてないさ。君が勝手にそう思い込むように、口先だけの話を語ったら、世間知らずの君は完全に俺の話を信じてくれたってわけだ。まあ、まだ14歳なんだから無理もないけどね。でも、おかげで君の素敵な告白がちゃんと録音できたよ」
 軽い口調でぺらぺらと語る男…その声を聞きながら、欺された怒りと憤りが由香の中で爆発し、受話器に向かってきつい口調で叫んだ。
「この…この人でなし! 私が中学生だからって、馬鹿にしていたんですか! 人の心を弄んで、一体何が楽しいんですかっ!」

 わなわなと怒りに体を震わせる由香。しかし、その燃えさかる怒りも、男の次の言葉を聞くと、冷水を浴びせられたように、一瞬でおさまってしまう。
「人でなしねえ。確かに俺はお嬢ちゃんを弄んでいるけど、その人でなしの作った作品を読んで乳首を立たせたのはお嬢ちゃん自身だろう? 本当に真面目な女子中学生なら、あんな作品、一目見ただけでゴミ箱へ捨てて終わりだよね? つまり、いつもは真面目ちゃんの振りをしているけど、本当はエッチでいやらしい女の子なわけだよ、君は。嘘だと思うんなら、さっきの録音、もう一度聞かせてあげようか?」
 男のその言葉に反論することもできず、由香はただ唇を引き結んで、黙ってしまうしかなかった。自分の隙のせいで、とんでもない告白をしてしまったのは、もはや消しようのない事実なのだから。
「へへ、また黙っちゃったね。それにしても、俺の作品にそんなに感じてくれてたってわかって嬉しいよ。どうせオナニーもまだろくに知らないんだろう? これから色んな事をたっぷりと経験させてあげるから、楽しみにしておきなよ。次回までに、俺の送ったオナニーレッスンを参考にして、ちゃんとオナニーを練習しておくんだよ?」
「な、何を……そんなこと…するわけないし、する義理もないわっ!」
「うんうん、そうやって無駄な抵抗をするのがまた可愛いね。でも、俺にはこれがあるんだぜ? 今晩、君のご両親が帰ってきたら聞かせてあげようか? 可愛い娘の、恥ずかしい告白をさ」

 自分に対してオナニーを練習しておけ、という要求を簡単に言ってのける男に対し、せめてもの抵抗を試みた由香だが、憤慨したその抗議の声の直後に、自らのあの告白をまたも受話器を通して聞かされ、しかも親にそれを聞かせるぞ、と言われると、もう男に逆らう気持ちも完全に潰されてしまった。
「ほら、ちゃんと俺に約束しろよ。川原由香は、これから毎晩、あなたの作品を使ってオナニーを練習しておきます、って」
「ひ、ひどい…ぐすっ……か、川原…由香は……これから毎晩…あなたの…作品…ううっ…使って…お、お……オナニーを…練習…しておき…ます……うっ…うっ…」



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