2003.09.28.

少女の性
01
横尾茂明



■ 苛立ち1

愛美は家のドアを開けようとノブを回した・・アレ回らない?
(お母さん達・・居ないんだ・・そっか!今日は箏曲の日なんだ)
(と言うことは・・お婆ちゃんも踊りの日?)

愛美は鍵を鞄から取り出しドアを開けた・・家の中は薄暗く、何故か・・寂しさが漂ってる・・と愛美は思った。

階段を上がり、廊下の突き当たりのドアを開けて自分の部屋に入る。
鞄を机の上に置き、を引いてドスンと腰を下ろした・・肘を机に載せ、顎を手の平で受け愛美は物思いに耽る、その思いは放課後の男子の会話・・。

「美佐枝のヤツ・・指が3本も入ったんだぜ」
「それでさー、美佐枝・・気持いいって涙をポロポロ流して泣くんだ」
「クリトリス舐めてやったら腰をガクガクさせてね昇天!・・クックックッ」
放課後、掃除をサボってる男の子達が、教室の端に集まりひそひそ話をしていた。

愛美はその内容にドギマギし、すぐにその場を離れたが・・心臓の鼓動は校門を出るまで耳に聞こえた・・(指3本て・・なあに?)
スゴクいやらしい会話であることは愛美にも分かるが・・実体が掴めない・・。

(トシ君・・指を何処に入れたの?)
(泣けるほど気持いいって・・どんなことなの?)
(愛美・・わかんないよー)
(クリトリスって・・この前保険の時間で習ったけど、あそこの上に付いてるの?)
(お母さんが昔・・触ちゃダメて言ったっけ)
(でも・・触るとチョット変な気持になる突起・・・)
(腰をガクガクして昇天って・・?・・何のことなの?分かんないよー)
愛美は内から起こるイライラする感情に・・どんどん憂鬱になって行く。

愛美は中学2年になったころから、体の内側から起こるムラムラとした感情にどう対処していいのか分からず・・母に八つ当たりする事が有った。
学校で体育の時間に男子とプールで一緒の再・・男子の内モモから股間の膨らみを自然に目で追い・・クラクラするときも有る・・。
そういう日は家に帰っても、心の火照りが夜まで続きあの膨らみが頭の隅を離れない・・自分の体が自分のではないような違和感・・。

(腰がガクガクするほど気持がいい事ってなによー)
どうしたらこのモヤモヤとした感情を消せるの・・勉強なんか・・もー出来ないよー
(美佐枝ちゃんたら・・トシ君に何してもらったの!愛美も・・愛美も・・)
(美佐枝ちゃんなんかより愛美の方がずーと可愛いいのに・・)
(愛美も男の子に・・でも男の子達ってどうして愛美に声もかけてくれないの!)
そう考えると、愛美は強烈な渇望を感じ・・じっと座ってはいられなかった、立ち上がって部屋の中をイライラ歩き始め、頭の中はHな想像で一杯になっていく。
愛美はこの心の火照りをどう鎮めようかと思案する。
(今日はお母さんもお婆ちゃんも8時まで帰って来ない・・)
ドキ・ドキ・ドキ・・心臓が高鳴り、呼吸がちょっと苦しくなった。
(今日は思い切りHな事を・・この体にしてみよう!)
(きょうこそ何か凄いこと・・愛美の体に起こりそう・・)
愛美は期待を胸にドアを開け廊下に出、そして階下のバスルームに向かう。

バスルームのドアを開け、愛美は急いで服を脱いだ・・。
白昼に何らかの秘められた欲情をもって裸になる・・その行為が愛美には淫らなプロローグに感じ、さらに心臓の鼓動は早まっていく。

全裸を鏡に映す・・自分でも素晴らしいプロポーションだとうっとり思う。
愛美は遺伝なのか色素が非常に薄く、髪を黒く染めなければならない程であり、
だから肌は透けるように白く光り輝いていた、顎から鼻に抜ける線のその愛くるしさと、瞳の薄いブラウンが柔らかなアクセントになり・・クラス中の男子を虜にするに足る、充分すぎるほどの魅力をたたえていた。
しかし・・現実はその美しさが男子には逆に高貴なものに映り・・近寄りがたい雰囲気となり遠巻きの憧れの存在になっていることを愛美は知る由もなかった。

(こんなに綺麗なのに・・美佐枝ちゃんよりずーと綺麗なのに・・)
愛美は人一倍強い好奇心の強い女の子であった。
しかし好奇心を満足させる情報が少なすぎた、女子にも羨望の余り敬遠され、友人と呼べる女子は一人も居なく、いつもひとりぽっちの愛美はことHに関する情報は皆無にひとしかったのである。

愛美は鏡を見ながら、形のいいたわわな乳房を握ってみた・・乳首を指先で摘むと胸がジーンと痺れた。
鏡に近づき感情を込めて鏡に映った自分の口に・・いやらしく口づけすると性器がジワっと濡れるのを感じた。

シャワー室の戸を開け、冷たいタイルに正座をし・・感情を込めてたわわな乳房握り「うぅぅ−」と吐息を漏らしてみる・・午後の明かりが窓から射し込み、クリムソン色のタイルと対象的な太ももの白さと、まだ生えかけたばかりの淡い陰毛が目に入り・・愛美の心は卑猥に燃えていく。

愛美は太モモに力を込め・・性器をモモで強く挟んでみた「あぁぁぁー」思わず悲鳴が洩れ・・さらにモモに力を込め、躊躇はしたが思い切ってきょうはオシッコを少し漏らしてみようと思った・・。
心臓が高鳴り・・淫靡な興奮で目の前がふっと白くなる。
オシッコを止めてる腰内部の器官をトイレ以外で緩める行為・・性の快楽を求める試行錯誤の行為・・うなだれ乳房を抱いてオシッコを少しずつ漏らした。

「あぁぁ」正座で漏らす尿は行き場を無くして膣前庭を押し広げ、会陰から肛門を伝わってタイルに滴り落ちた・・尿道が圧迫されて振動している、少し痛いような痒いような・・淫ら過ぎる想いが快感を引き出す(あぁぁ気持いぃぃ−)
日常では絶対にあり得ない奇異な失禁を演出することで、愛美の脳はさらに白く濁っていった。

愛美は感に耐えないといった表情でその場にうつぶせ、頬をタイルに当て、脚を少し開いて俯せたまま腰を悶えさせ失禁を続けた・・冷たいタイルに性器が当たりその周りを暖かい尿が広がっていく・・足の指先が内側に反り返る・・・・・・(き・・気持いぃぃ)

尿が止まっても愛美は数分間性器をタイルに押し付けては緩めをくり返し・・性器の気持ちよさにしばし我を忘れ稚拙な自慰に溺れていた。
そして自然に性感が衰えて行くのに怯えた愛美は仰向けに寝返り、背を浴槽に当てて、海綿を股に挟んだ。
モモに力を入れ海綿を強く挟む・・(あぁぁ・・また気持良くなってきたヨー)性感が徐々に戻り・・愛美はモモの力を抜き、再び締めをくり返す、そして・・あの日のショッキングな光景を思い浮かべた・・。

それは愛美が小学校5年の時・・、一人公園でつまんなく石蹴りをしていたら、急に雨が降り出し、愛美は雨宿りを探して公園を駈けた。
前方に大きな土管を見つけて愛美は飛び込む・・、そこで見た光景は・・。

いつも見るホームレスのおじさんが・・下半裸で座り、脚を広げ股から突き出た真っ赤な肉棒を指で激しく擦っている最中の光景だった。

「・・・・・・・」

愛美の体は瞬時に凍りついたが生来の好奇心の強さから逃げ出すどころか、その奇妙な光景に魅入ってしまったのだ。

「あー気持がエェェー」

おじさんが呻くと同時に、その赤黒い肉茎の先端から勢いよく体液が噴出し愛美の顔にかかった・・。
そしておじさんは歯の抜けた口を開き、涎を垂らして感に堪えないという淫らな顔になり、まだ肉棒を擦りたてて勢いのない白い液体をさらに先端から溢れさせ、愛美に見せつけるように大きくしごいた。



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