2010.04.14.

乳子
02
妄想男子



■ 2

少女は裸をさらされた翌日も学校へ行った。
今までもいじめられているからと学校を休んだことはない。
全ては母親にばれないように、心配をかけないようにという理由だ。
幼い頃、父親が突然の事故で亡くなってから、母親はパート務めで少女を育ててきた。

少女は中学を卒業すると共に働くつもりでいたが、母親の「高校くらいは出ておきなさい」という言葉にそのまま従い、公立の進学校に入学した。

母親の言うことを聞き、常に笑顔でいることが母親への恩返しになると思い、少女はそれを貫いてきた。

いつも通り、満員電車に乗り込んだ。
少女も痴漢にはあったことはある。
内気な少女は黙っているしかできないが、それでも服の上からお尻や胸を軽くさわられる程度だった。

しかし、今日の痴漢は違う。
6本の手が少女の身体を這い回っていた。
集団で痴漢行為に及んでいる。
少女の制服の下から柔らかな双丘を鷲づかみし、スカートや下着の中にまで手を入れてきた。

「おとなしくしてろよ」
と低い声で少女の耳元で脅す。
言われなくても少女には抵抗する力もなければ声をあげる勇気もない。
「昨日はあんなにおっぱいぷるぷるさせやがってよ。揉んでくれって言ってるようなもんだよな。」
「そうそう、だから揉んでやってるんだ。柔らけぇ〜。」
「どうせオマエなんかこれから先、男に揉まれることなんてないんだから感謝しろよ」

口々に勝手なことを言っている。
少女を痴漢している男達は、少女のクラスメートだ。

少女を取り囲むようにしている為、周りからはわからない。
「おい、濡れてきてんじゃん」
「乳首も勃ってるぜ」
「学校着いたら犯してやるよ」

経験に乏しい男子生徒たちの力まかせな動きに少女は決して快感は得ていなかった。
無理矢理指を入れられ、身体の防衛反応で陰部が濡れただけだった。

そんなことは、男子生徒たちにはわからず、
自分達のテクニックに自惚れ、少女を淫乱と貶め、少女の身体をむさぼった。

駅に着くまでの10分間、少女は力まかせに嬲られた。
「学校に着いたら美術室の隣のトイレに来いよ。」
そう言い残し、男子生徒は先に電車を降りていった。

美術室は校舎の3階の端にある。
美術の授業がなければ使う者はほとんどいない。

始業20分前。
少女は言われた通り美術室の隣のトイレに行った。
行かなければいい。誰もがそう思う。
しかし、行かないともっとひどいことをされる。

いじめられ続けた少女の思考回路は後者だった。

そして、行ってもどういうことをされるかというのもわかっていたが、
少女には受け入れるしかなかった。

「お、来た。来た。」
「乳子登場〜。」
「遅ぇよ。」

「ほら昨日みたいに脱げよ。」

少女は目に涙を溜めて立ちすくんでいた。

「授業始まっちまうだろ。早くしろよ。」
そういうと男子生徒の一人が少女のスカートをまくりあげた。

白い太ももと薄いブルーの下着が晒されたが少女は抵抗もできず顔を背けるだけだった。

「さっきの電車で感じてたんだろ。マン汁がついてるぞ。」
「こんなジャマなもん脱いじまえよっ!」

スカートのホックもはずさず、強引にスカートと下着を引き下ろされた。
上は制服を着たまま、下だけが脱がされた。

反射的に少女は身をかがめ、恥部を隠すのに必死になったが、すぐに後ろから羽交い絞めにされ、立たされた。

「手間とらせるなっ!」
上着もまくり上げられた。
「すっげーなこの乳。本当乳子だな。」
「知ってるか。この学校の男のほとんどおまえのこと乳子って言ってるんだぜ。」
「うれしいだろ。いじめられっ子のおまえが男の間で話題になってて。」

「って言っても、この乳の話題だけだけどな」

後ろから抱えていた男子生徒が少女の乳房を無遠慮に揉みしだいた。
柔らかな少女の胸は歪に形を変形させた。

鷲づかみにし、
乳首を舌で転がし、
乳房に顔をうずめ、
3匹のハイエナが少女の乳房をむさぼった。

少女は恐怖と嫌悪で身体をこわばらせるものの、
3人の男子の力に抵抗もできずなずがままでいた。

「やめ…て…」
と精一杯ふりしぼってもその声は男子生徒たちの笑い声や少女を辱める言葉でかきけされた。

少女の首筋や右の乳首、左の乳首がそれぞれ別の舌が這いまわり、
6本の手は少女の柔らかな部分や大事な部分を侵略していった。

「や…ぃや…もうやめ…」
喘ぎ声とも聞こえる少女の抵抗の声は男子生徒たちの性欲の炎に油を注ぐだけになった。

「やべ、オレ勃ってきちまったよ」
「いまさらかよ。オレなんかもうガマン汁でビチョビチョだぜ」
「オレもさっきから乳子のケツにチンコこすりつけてるぜ」

ズボン越しとはいえ、少女は腰のあたりに男子生徒の硬くなったモノが
当たっているのがはっきりとわかった。

一瞬沈黙が流れたが男子生徒の一人が
「おい乳子、触れよ」
と言って自分の凶器をズボンから取り出すと少女の手を取り、握らせた。

少女の手を動かし、「うぉー気持ちいい。女の手ってこんなに柔らかいのな」

他の二人もズボンを下ろし、少女に握らせたり、身体にこすりつけた。

「やっべ、超気持ちいい」「スベスベ」
男子生徒たちは自分の世界に入り込み、
思い思いの感想を口走り腰をふっていった。

「乳子、咥えろよ。」
肩を上から押さえつけられると、少女はヘナヘナと崩れ落ち、膝を床についた。

少女の顔の前には見たこともないモノがそそり勃っていた。
コブラのような、そそり勃つそれは、
血管が浮き出て先から透明な汁が垂れていた。
形はグロテスク極まりなく、鼻にツンとくる匂いが
一層少女の嫌悪感を増幅させていった。

そんな思いを無視して、少女の頭は後ろから押さえつけられた。
顔全体にそのグロテスクなモノがおしつけられた。



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