2006.04.15.

優等生の秘密
02
アサト



■ 2

(あ、あいつら、あんな格好で、一体何を……?)
 ドアの隙間から、教室を覗く貢太だったが、目線は聡子に釘付けだった。露わになった胸は形の整ったお椀形で、巨乳というほどではなかったが、適度に大きく、乳輪は美しい薄桃色だ。ウエストは美しくくびれているが、女性らしく適度に脂肪が蓄えられているような感じだ。
 貢太は股間のものが自己主張を始めたのを感じていた。
「……聡子、間違ってるな。」
「うそ!」
 聡子は慌てて自分のノートと、教科書巻末の答えとを見合わせる。だが、何度見返しても答えを自分が間違っている事は変わらない。
「今回も俺の勝ちだ。これで、6勝4敗だな。」
 その言葉に、聡子はしばらく不満そうだったが、大きくため息をつくと立ち上がり、教壇の上に立った。
「そのうち、見返してやるわ。」
「楽しみにしてる。」
 そして次の瞬間、聡子は自分のパンティに手を掛けると、なんの躊躇いもなく一気に下へ降ろした。髪の毛と同じ、漆黒の恥毛に覆われた秘部が露わになる。毛深すぎず、薄すぎない適度な量だ。
 貢太は自分の血液が自分の股間に集まっていっているのを感じていた。だが、どうすることもできない。聡子はゆっくりと京介の隣に座ると、京介のカッターシャツのボタンを上から二つほど外した。聡子のその姿に、クールな優等生のイメージは微塵もない。猫科の動物を思わせるアーモンド形の目は、普段は理知的な光をたたえているが、今は艶っぽく、見つめる者全てを魅了してしまいそうだった。

「聡子。」
 京介は聡子の手を止めると、彼女の後頭部にある髪留めを器用に片手で外した。絹糸のように滑らかな髪が、するりと落ち、彼女の白いうなじを隠す。京介はそのまま手をうなじまで滑らせると、彼女の顔をぐいと引き寄せて、情熱的に口付けをした。
「ん……」
 聡子の口から、声とも息ともつかぬものが漏れる。聡子は京介の首筋に手を這わせ、後頭部まで行くと、その髪の毛をくしゃくしゃと揉むように撫でた。
 次の瞬間、京介が猛獣のように聡子を押し倒すと、仰向けになっても形の崩れない聡子の柔乳にしゃぶりついた。
「あう……っ!」
 短く悲鳴を上げて、まるでそれを抑え込むかのように、聡子は自らの手の親指の付け根を噛む。京介の少し大きな手の中で、聡子の美しい胸は歪に形を変える。
「……ぅん……っ!」
 聡子の腰が、びくんと跳ねる。それを見て、にやりと笑う京介の顔には、普段女子からクールで素敵、といわれている表情はない。
 京介は、カッターシャツとトランクスを脱ぎ捨てると、聡子の太腿に手を這わせた。
「……結局、脱ぐんじゃん……」
「あれは、ゲームとして楽しいからな。」
 京介はそう言って、聡子の額に軽くキスをした。聡子が嬉しそうに微笑む。

「ねぇ、今日のテスト、どうだった?」
「愚問だな。本当に特進クラスのテストかと疑ったよ。」
「同感。」
 言いながら、聡子は京介のペニスを握り、ゆっくりと手を動かし始めた。京介は聡子の恥毛に覆われた亀裂に指を当て、ゆっくりとなぞる。
「もう濡れてるな……」
「そっちだって……もう我慢できないんじゃない?」
「そうだな……」
 京介はそう言うと、聡子の脚を開かせた。ピンク色の粘膜が、いやらしく口を開く。愛液に濡れてぬめぬめと光る蜜壺に指を挿し入れ、もう片方の手で膨らみかけた肉芽の包皮を剥く。露わになった芯を指先で弄びつつ、挿入した指を激しく動かす。
「ひぁあっ……あぁあんっ!!」
 聡子の背が、エビのように反り返る。聡子の甘い悲鳴と、愛液がかき混ぜられるぐちゃぐちゃという音が、卑猥なハーモニーで教室に響く。
「あ、ダメ、だめぇっ!! イクっ、いぃっ、いっあ、あああああっ!!」
 普段より少し甲高く、か弱い声で、聡子が一際大きな悲鳴を上げた。京介の手に、聡子の愛液と、それよりもさらさらとした液体が勢いよく掛かる。聡子は何度か身体を激しく痙攣させた後、ぐったりとして動かなくなった。
「聡子……気持ちよかった?」
 汗ばんで、髪の毛が張り付く聡子の頬を、京介が優しく撫でた。聡子は何も言わずに、潤んだ瞳で京介を見つめたまま、こくんと頷いた。

「欲しい?」
「ん……今日、このままでいいから……きて……」
「わかった。」
 京介は微笑むと、血管の浮き出たペニスを聡子の入り口にあてがった。すぐには入れず、先端で入り口をこねる様にかき回す。
「ふあぁ……っ……」
 聡子が、とろけてしまいそうな声を上げる。京介は聡子の中に自らをゆっくりと埋めていった。
「っ……聡子……気持ちイイよ……」
 肉棒を、温かく柔らかい襞が包み込む。引き抜くように動けば、まるで、それを引き止めるかのように襞が絡み付いてくる。
「あぁっ……ああぁんっ……!」
 先ほど絶頂を迎えた余韻がまだ残っているのか、聡子は京介が動くたびに身体をぴくぴくと震わせる。覆いかぶさる京介の背をかき抱き、聡子は自らも僅かではあるが腰を振っている。
「聡子……淫らだね……もっと欲しいの?」
 京介の問いに、聡子はこくりと頷いた。京介はその返事を待っていたかのように、聡子を四つん這いにさせると、獣のように聡子を容赦なく突き上げる。肉同士のぶつかる音が、液体がかき混ぜられる音と混ざり、教室に響く。
「ひぃんっ!! あふっ……ああぁっ!!」
「っ……くっ……聡子……っ!!!」
 京介が一層激しく腰を打ちつける。聡子は近くにあった京介のカッターシャツを握り締めた。
「京……っ……も、だ、め……だめぇっ!! だめーーーーーっ!!!!」
「かっ……はあっ……!! 出る……っ!!!」
 聡子の中で、京介のペニスが一層大きくなり、激しくびくんびくんと数回跳ねた。そのまま聡子に覆いかぶさるように倒れこむと、しばらく二人とも動かなくなった。

 貢太はそれをずっと見ていて、限界まで膨張しているペニスに手を伸ばそうとした。だが、自分が今いる場所を思い出し、それをぐっと我慢した。
 その時だった。貢太の携帯が、けたたましい着メロで鳴り始めたのだ。慌てて止めたが、確実に中の二人には気づかれただろう。貢太は慌てて逃げ出そうとしたが、突然教室の入り口が開き、貢太は京介によって、教室に引きずり込まれてしまった。



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