主人公設定

名前

 ローグ。王子名はローグィディオヌス・エナージオ・ファルマ。国王になるとローグィディオヌス・エナージオ・レイドッカシア・ヴィレ・ファルマになる。
 PL的由来としては悪漢の英訳であり、DQ6=ろくだからローグというわけではない。

性格

 基本的に俺様野郎。いついかなる時も態度がでかく、どんな相手にも上から目線。仲間たちに対しては、自分の素性を知る前から世界を治める王であるかのような偉そうな態度を取る。
 ただおそろしく外面がよく、相手をうまくあしらう術に長ける。基本的にちょい美形童顔入りさわやか好青年な容貌をフルに活用し、老若男女の懐に入り込んで利用するのが対人基本行動。
 が、その裏で取っている行動はかなり極悪。据え膳は食い散らかすは一般人にヤキは入れるわ、良識的にどうかと思われる行動をガンガン(バレないように)する(ただし女性に対しては基本男よりはるかに優しい)。
 そのくせ妙なところで優しいというか、こっそり仲間や弱者のために苦労や我慢を重ねていたりする。そしてそれも絶対に他人には知られないようにするタイプ。
 当然超絶的シスコンで、ランドにヤキを入れた回数はもはや三桁に上ろうかというほど。ただターニアに対する視点は基本兄としてのもので、いつかは他の男と結婚することを前提にしてはいる(独占欲はありまくるので下ターニアがランドといい雰囲気ぽかった時はしこたま落ち込んだ)。
 敵であろうとも上から目線を崩さない、というより敵だからこそ遠慮なく上から目線に出るが、熟練度上げとレベル上げが大好きで、フォーン城までは熟練度を上げられるぎりぎりのレベルまで最少の経験値しか持たない敵一体だけ倒してニフラム連打ということを繰り返してきたタイプなため(フォーン城以降は全力でレベル上げ&熟練度上げをやりまくる)、敵にいい気になられるほど苦戦したことはない。
 というよりほとんどの敵がちょろすぎる状態。海底神殿のキラーマジンガもギガスラで沈ませ、ドレアムも初回から『あっさり』負かせてしまう。
 あと、スライム系モンスターが大好き。ドランゴよりもルーキーを育てることを優先するタイプ。

パーティ内での役割

 ハッサンと一緒に旅をしていた頃からの流れで、基本リーダー役。旅の方針、目標などを定め、仕事を割り振るのが主な役割。
 力、賢さ、生命力魔法力、すべてにおいて高水準を保っているため、レンジャー→勇者→パラディン→バトルマスター→スーパースター→賢者→魔法戦士というように転職していったこともあり、戦闘時には主として中衛。前線の決壊を防ぎつつ手が足りないところに回る。
 星ふる腕輪を手に入れてからは先鋒役もこなすように(もっとも熟練度上げとレベル上げが大好きなせいでパーティメンバーは全員わりと早期に全職極めてしまっているため、全員前線要員も支援要員もこなせるのであまり戦闘時の役割は固定していない)。ドラゴン(とはぐれメタル)も極めているので、開幕と同時の輝く息で敵殲滅ということも多い。
 はぐれメタルも極めている理由としては、「俺ができんことを他の奴ができるなんてのはムカつくだろうが」というのが本人の言。

仲間たちをどう思っているか

ハッサン

 無駄に露出度の高いマッチョモヒカン脳筋。頭脳労働こっちに任せきりのくせに兄貴分とか抜かすなど厚かましい。
 たまにしてくる自分はいい男的な発言、どこまでがマジでどこまでがネタなのか知らないが、どっちにしろウザいんだということぐらいいい加減わかれ。お前の肉体の美しさなんてのは、客観的に見れば筋肉ぐらいしかないんだからな。
 それにお前、賢さはもうけっこう高いんだから頭働かせようと思えばそれなりに働かせられるだろうが。だってのになーんにも考えないでバカ的反応をするのはギャグか? フリなのか? そういうネタなのか? なんにしろそんなところで怠けるんじゃない、脳味噌がナメクジになって溶けるぞ。
 あといくら一番長いつきあいだからって昔のこと持ちだしてああだこうだ言うのもいい加減やめろ。ジジイじゃないんだから思い出話しか話すネタがないわけじゃないだろうが。聞いてて鬱陶しいというんだ。未来に向けて建設的な話をしろ。
 あとそれから……と挙げていくときりがないのでやめるが、とにかく、要するにだな、俺の言うことをきっちり聞いてきりきり働け、ということだ。お前は俺の相棒なんだからな。

ミレーユ

 美人だよな、いろんな意味で。黙ってると硬質で神秘的な、冷たさを感じさせるくらいの麗々しい美女なんだが、浮かべてる表情が柔らかいんで人好きがする。
 その上言動もいちいち優しくて、よく気がついて、ってんだからこりゃ惚れる男が群れをなすわけだな。戦闘でも頼りになるし(素早い上にわりとタフなので実戦向き)、家事も堪能だし、パーティにいてくれてありがたいと思ったことは一度や二度じゃない。実際に娶るかどうかはともかくとして、幸せにしてやらなきゃならんと思う女の一人だな。

バーバラ

 いろんな意味で女の子、という感じの奴だ。元気で明るくて口やかましくて、脳天気でその場のノリが行動理由の大半で、場を明るくはするが時々空気をぶち壊す。
 けどまぁこいつはそういうちょっとバカなとこが可愛いんで、別にいいんじゃないか。健気だし一途だし。子犬系というか。こいつがいろんな奴に尻尾振ってるのを見てると、よしよしと頭を撫でて可愛がってやりたくなる。
 そういうことなんで、お前がどうしてもというなら娶ってやるから、覚悟が決まったら言うように。言っとくが俺はお前のことを、一生かけても幸せにしてやりたいと思うくらいには好きなんだからな。

チャモロ

 最初会った時は固そうで偉そうだったので、イラッときてちょっといじめたりもしたんだが、一緒に旅をしているうちにその世間知らずなところが可愛いという気がしてきた。今では可愛くてしょうがない。顔貌といい言動といい、手の中でかいぐりして可愛がってやりたくてたまらん。
 なんというか固くて真面目な信心深い僧職という身も心もお堅い奴ではあるんだが、その中にちらっ、ちらっと垣間見えるこちらへの懐きっぷりとかに見える可愛げがこう、抱きついてわしゃわしゃして頬ずりしてやりたくなるんだよな。すべすべぷにぷにの肌も相まって、つるつる頭と眼鏡という見かけも、むしろそこがいい的に愛せてしまっている。
 たまに黒いところを不意打ちで見せるところも含めて愛しいので、俺はいつでもオッケーだと言っておこう。……こういう風に言ってもさっぱり意味がわかりません的な顔して、説明したらドン引かれるようなところが可愛いんだよな、チャモロに関しては。

アモス

 奴はもはや妖精だと思う。ニンフだ、フェアリーだ。三十路の男がこうも天真爛漫でいられるとは奇跡だとしか言いようがない、天然記念物として国で保護すべきだと思う。
 なのでいつまでもそのままでいてくれと少し距離を置いて愛でたい対象だ。だってあの箸が転がってもおかしい年頃のような三十路男の感性が失われてしまうのはあまりにもったいないじゃないか。

テリー

 自意識過剰ナルマゾガキ。顔がよくてストイックで不幸な境遇やら辛い修行やらに耐えてる自分というものが実は好きで好きでしょうがなくて、そういう自分に酔いまくってる器の小さい変態だ。
 俺としてはこいつがいろんな奴らにカッコいいだのステキーだのちやほやされてるのが気に食わなかったのでかなり全力でいじめてやったんだが、いじめてるうちになんだかだんだん楽しくなってきてしまったというか、天馬の塔でことあるごとにこいつに話しかけようとしている自分に気づいて、もしや俺はこいつのことがかなり好きなんじゃないか? と思えて、そのこと自体にイラッときた。
 これからも全力でいじめいたぶり嫌がらせをする予定だ。それが嫌なら俺に勝って下剋上してみろ。一度でも勝てたら俺はお前の奴隷だ、分のいい賭けだろう。俺は、我ながら腹の立つことに、奴隷になってもいいかと思えるぐらいにはお前のことを気に入ってるんだ、ありがたく思えよ。……ま、いつまでも奴隷でいてやる義理はないが。

ハッサンについて

性格

 男らしい兄貴肌。豪放磊落な豪傑を絵に描いたような顔貌に違わない性格で、考えるより先にまず動く、というか言動が基本脊髄反射、といい意味でも悪い意味でも肉体派な男。
 ただ基本的に男らしい人間なので(わりといい意味で)、自分と違うものに対する理解力はあまりないが、自分とは違う(弱い、儚い)ものを貴ぶ気持ちはしっかり持っている。面倒見のよさや磊落さも相まって、たいていの人間から慕われるタイプ。

パーティ内での役割

 兄貴肌を活かしたムードメーカー。その大きな体も相まって、パーティ全体に安心感を与えるのに貢献する。戦闘的にもいるといないとでは安定感が大違いなため、一番連れまわされる存在。
 逆に言えば、普段は細々した仕事はあんまりしない(できない)。冒険内でも頭脳労働は苦手で、言われたことをはいはいとこなす人間。そういう存在でいいと自分で思っている。
 戦闘時では、最前線で戦う。敵の攻撃を一手に引き受けつつ、その他を大きく引き離す力のために最大ダメージソースとしても活躍する。魔法は魔法力がさほど多くないので、基本援護&回復にしか使わない。
 転職履歴はバトルマスター→パラディン→魔法戦士→賢者→スーパースター→レンジャー→勇者。それからバトルマスターをしばらく続けたのちドラゴン。

主人公のことをどう思っているか

 わかりにくい奴だよな、ほんとに。いつもやたら態度でかいし、偉そうだし、最初に会った頃は何度もこいつ殴ってやろうかと思ったぜ。
 けどまぁ、つきあってくうちにわかってきたところもあるっていうかな。態度でかいくせにやたら人に気ぃ遣うとか、偉そうだけど努力怠らないとか、傲慢だけど人の嫌がること進んでやったり他人を守るために魔物の中に飛び込んだりするとか。
 なんていうか、あいつ外面はいいくせに自分をいい人だって思われるのが大嫌いなんだよな。恥ずかしいのかへそ曲がりなのかは知らないけど。そんで思いきり偉そうな態度でわざと喧嘩売ったりしてるんだと思うぜ。
 面倒な奴だなぁとは思うし、腹も立つし喧嘩もするけど。まぁ相棒だとは思ってるから、八つ当たりするのは俺だけにしとけよな。お前の八つ当たりハードなんだから、俺くらい体が頑丈じゃねぇと洒落にならねぇだろ。

ミレーユについて

性格

 一見高飛車に見えるが、実は物腰柔らかなお姉さん。動物好き。しっかり者だが少し天然が入っている部分があり、ときおりズレた答えを返してくる。
 だがその過去のためか、時にひどく謎めいた表情を見せることがあり、そういう時には神秘的な巫女のような雰囲気をまとう。そしてそのギャップのせいか(絶世の≠ニつきそうなほどの美しい顔貌のせいか)どこへ行っても男にモテる。
 弟テリーに対しては、これまで長く離れていたこともあり溺愛と言っていいほどの優しさを見せるが、良識があるのでえこひいきのような真似はまったくしない(そういう気配も感じさせない)。

パーティ内での役割

 お母さん的役割。家事が堪能なので、時に料理やら裁縫やらの教師役となり(そういった仕事は自己責任かつ厳然な当番制)、時に細かい買出しを担当し、とパーティの潤滑な行動のため淑やかに奮闘する。
 戦闘時では、その風貌に反して、切り込み隊長。その高い素早さを駆使した全体攻撃で、がすがす雑魚敵を掃除していく。もちろん先手を取っての援護呪文も十八番。
 転職履歴は賢者→スーパースター→パラディン→魔法戦士→バトルマスター→レンジャー→勇者。最終的にはドラゴンとはぐれメタルも極める。

主人公のことをどう思っているか

 とても意地っ張りな子よね。優しいのにそれを素直に表したがらないの。意地っ張りだけど優しいガキ大将っていたでしょう? あれを大きくして、ちょっと性悪にしたみたいな感じかしら。
 でも困ってる人を放っておけなくて、助けを求めてる人がいたら手を貸さずにはいられなくて、世界のことをいつも真剣に考えてみんなが幸せになれるよう行動している、とってもいい子だと思うわ。……ただ、テリ―をいじめるのはほどほどにしてね、とは思うけど。

バーバラについて

性格

 天真爛漫な少女。基本いつでも元気で明るく前向き。落ち込む時は果てしなく落ち込むが、復活も早い。ノリやすくのせられやすい。腹が立った相手には噛みつくが、弱いところを見せられると責める気をなくしてしまう。あんまりものを深く考えないで気分で動くが、その分人の気持ちに敏感。
 基本的に女の子らしい女の子、という性格。乙女チックにそれなりに夢も見るが、シビアな視点も持ち合わせている。そして想いを抱えながらもそれを明かさず、胸に持ち続ける強さも持っている少女。旅の終盤辺りから、その隠れた美貌を花開かせていく。

パーティ内での役割

 娘役というか、基本面倒を見られる役。家事の類は不得意、頭脳労働も(頭自体はいいのに)苦手、さらには戦闘時でも強いというわけではない、とどの分野でも活躍できる能力がないのだが、本人がまったく気にせず元気に前向きにやっているので、パーティ内の雰囲気を明るくするムードメーカーの一人の役を担っている。
 戦闘時では主に魔法担当。パーティ随一の魔法力はめったなことでは枯渇しないため、素早さがわりとあることもあり、援護呪文、攻撃呪文、回復呪文とオールラウンドな呪文使いとして活躍する。
 が、旅の終盤になってくると力も上がってきて、その上彼女しか使えないグリンガムの鞭が高い攻撃力を持つため、前線要員としてもがしがし戦うようになる。
 転職履歴は賢者→スーパースター→パラディン→魔法戦士→バトルマスター→レンジャー→勇者。ミレーユとまったく同じタイミングで転職。最終的にはドラゴンも極める。

主人公のことをどう思っているか

 いっつも偉そうだよねぇ。ううん王子さまっていうのをかさに着てるっていうんじゃないよ、あいつあたしが初めて会った時からすごく偉そうだったもん。
 なんでそんな偉そうなのって聞いたら、『実際に偉いんだから当然だろーが』なんてほんとに当然みたいな顔で言うし。もうちょい、なんていうかケンキョになった方がいいと思うな。
 ……でも、なんのかんので頼りにはなるんだよね。作戦とかいっつも的確だし、旅の中で次どうしようって思った時にもちゃんとびしっと決めてくれるし。たいてい納得のいく理由で。
 それに、強いし。ううん、殴り合いとかだったらハッサンの方が強いんだけど、ふんばりがすごく強いっていうか。ムドーとの戦いで死にそうになった時も、すっごく冷静に指示出してくれたし。いてくれると、安心するっていうか。
 ……時々、ちょっとカッコいいかな、とか、思う、かな。

チャモロについて

性格

 くそ真面目で世間知らずな僧職男子。一途にひたむきに神の道を進み続けており、それが唯一の道でないことは認識しつつも、それでも自分はこの道を選ぶのだと決めている知性も賢明さも高いという稀有な少年。
 ただ世の中のことをすべて真剣に考え考察してしまうため(他の人も自分同様に真面目なのだという概念が基本としてあるため)、ばかばかしいことやしょうもないことをアホかと放り捨てられない面があり、僧職としての善良さも相まってすさまじくお人好しというか世間知らずというかな一面を露呈してしまうことがある。そういう時の顔は非常に可愛いとパーティ内でも評判。

パーティ内での役割

 最年少のしっかり者。記憶力がいい上に真面目なので、情報はこまめにメモを取る。そして頭がいいので判断力もある。なので次どうすればいいかわからなくなった時はとりあえずチャモロに聞いてみよう、と考えるのがパーティ常識。
 戦闘時では基本後衛での援護役だが、前衛にも耐えるタフさとそこそこの力を持ち合わせているため、中衛として扱われることが多い。回復・治療に対する能力と知識は高いが、みんなダーマ神殿での転職でがすがす回復呪文を身につけてしまうためそれはあまり目立たない(でもめげずに真面目に信仰を貫く)。
 転職履歴は賢者→パラディン→魔法戦士→バトルマスター→スーパースター→レンジャー→勇者。最終的にはドラゴンとはぐれメタルも極める。
 冒険の間は、メタルキングの剣は基本チャモロのもの(前線要員たちはあまり攻撃力が変わらない武器を装備できるので)。

主人公のことをどう思っているか

 理解するまでが大変ではありますが、とても素晴らしい方です。最初に会ってしばらくはこのような人が本当に神に選ばれし人間なのかと悩んだものですが、それは単に私の見方が偏狭だっただけで、実際にはとても優しく、泥にまみれる勇気を持った方なんですよ。
 私や他の方が辛い時にいちいち助けに入ってくださいますし、あくまで相手と視線を合わせて、相手の立場にも立って話をしてくださいますし。それに加えて、人を惹きつける風采のようなものも持っている方です。レイドックでみなさんに慕われるのも納得ですね。
 ……個人的には、もうちょっと、その。頭を撫でたり、その……抱き、しめて頬をすりつけるようなことはっ、その、慎んでいただけると、ありがたいのですが。

アモスについて

性格

 最年長にして、パーティ一の天真爛漫さを持つ男。明るく朗らかでいつも笑顔で、子供以上の空気を読まない能力と大人の厚顔さを併せ持っている。
 その破壊力はいついかなる時も全力で発揮されるため、場合によってはすさまじい状況クラッシャーにもなるが、基本的には優しくいい人なので、パーティメンバーからは基本可愛がられている(慕われているというのとは微妙に違う)。

パーティ内での役割

 和ませ役。ある意味ペット的なムードメーカー。気分が沈んだ時もアモスといると空気が和むともっぱらの評判。
 ただその空気読まない和み? パワーはシリアスな空気の中でも容赦なく発揮されるので、一緒にいると話が進まないとか気分が壊れるとかいう理由で、真面目な話のときは『ちょっとどっか行ってて』的扱いをされることが多い。
 戦闘時はその何気に高い戦士系能力で前線要員の一人として活躍。ハッサンには及ばないものの、それなりの攻撃力とそれなりの素早さで敵殲滅に貢献する。
 転職履歴はパラディン→バトルマスター→魔法戦士→レンジャー→賢者→スーパースター→勇者。のちバトルマスターを経てドラゴン。

主人公のことをどう思っているか

 カッコいいですよねー! アニキと呼ばれるのも納得の男前度ですよ! まだ若いのに、さすがリーダーと呼ばれる人ですよね!
 いや私もカッコいい方だとは思うんですが、あの人のはちょっと違うんですよね。私のが大人の渋みの中に一途な若さを併せ持ったいい男的なものだとすると、あの人のはリーダーとか勇者とか王さまとか大魔王とかのカッコよさなんですよ! トップに立つ人間の威圧感みたいのがあるんですよねー。
 なので私としては将来のためその背中の広さを学んで、背中で語れる男になりたいと思います!

テリーについて

性格

 クール系イケメン。ただし根っこはかなり熱血。かつ、ちょっとキザで皮肉屋。
 負けず嫌いで自分の強さに自信を持っているため、強そうな奴には喧嘩を売らずにはいられない。弱い者は殺されてもしょうがない的な考えが基本にあるが、それはそれとして弱い者いじめは大嫌い。強い自分が大好きなので、人助けはさほど嫌いじゃない。
 なので自分をいじめてくる(≒弱い者扱いする)主人公に対しては全力で噛みついてくるが、死ぬほど悔しく思いながらもその強さ(と、優しさ)を認め、憧れる部分がある。
 姉のミレーユはなんとしても守らなければならない対象として心の絶対領域に鎮座しているが、それをストレートに表すのは恥ずかしすぎてできないお年頃ボーイ。
 あと、物心ついた時からあまり人と関わらずに生きてきたので、たまにすさまじく世間知らずな一面……というかバカっぽいというか中二病っぽいというか、な面を露呈することもある。

パーティ内での役割

 いじられ役。放っておけばクールなイケメンとして場の空気を冷やす役割なのだが、そういうことを言うたびに主人公が全力でいじめにかかるため、パーティ内では主人公にいじられる生贄役として認識されている。
 戦闘時においては、前線要員――なのだが、他のメンバーとのレベル差が大きすぎたので、かなり長いこと馬車or後方支援に甘んじていた。かつかなり成長しても、戦士系にしては素早さと魔法力がけっこう高いことぐらいしか売りがないので、活躍の場はミレーユたちが一撃を加えたあとの雑魚掃除くらいしかない(というのがものすごく悔しくてたまらない)。最終的にはそれなりに頼りになる前線要員、くらいまでにはなる。
 転職履歴はバトルマスター→魔法戦士→パラディン→スーパースター→賢者→レンジャー→勇者→ドラゴンで、最終職にはバトルマスターを選ぶ(自分の売りを活かす、ということで選択)。

主人公のことをどう思っているか

 敵だ。最低最悪の敵。いつか殺す、というか大魔王を倒したらこの世からなんとしても消し去ってやる予定の最大の敵だ。
 言うこともやることも理不尽だわ、そのくせいつも偉そうだわ、傲慢だわ強引だわむちゃくちゃだわ! そのくせそのやってることのいちいちにそつがなくて、いつもパーティメンバーへの気遣いがあって、しかも細かいところでは気が利いて心身ともに強くて戦闘でもそれ以外でも頼りになるというのが最高に腹が立つ!
 絶対にいつか勝って奴隷にしてやる。……俺じゃないこの話はあいつが先にそう言ったんだ。俺は絶対、あいつに負けたくない。……客観的な視点から見れば、一応、頼りになるリーダー、だ。

モンスターズについて

ドランゴ

 テリー大好きバトルレックス。テリーよりはるかにでかいドラゴン系モンスターながらも、その想いは一途な恋する乙女そのもの。
 ただローグがスライム大好きなのと、『こんな旅の後半から参加した奴にあっさり俺より強くなられたら面白くない!』と主張したことにより旅の終盤までたまのレベル上げ以外ルイーダの酒場から出ることができなかった。なので、かなり長い間テリーと会えず寂しい想いをしており、たまにテリーと会えた時にはすさまじい勢いで愛情を爆発させまくる。
 そんな理不尽な理由でテリーと別れ別れにされたにも関わらず、ローグに対する感情はあくまで大切な仲間≠ニいうもの。その健気な心は仲間たちの同情を呼び、ローグに対する反抗の気運を育てたが、なんだかんだあった結果ローグもドランゴを大切な仲間の一人として扱っていることを知りその気持ちも収まる。
 戦闘ではそのパワーとタフネスを活かして最前線でのアタッカーとして活躍――するのだがなにせレベル上げが遅かったので、あんまり他と比べて強いという感じはしない(ステータス的には高いのだが)。
 転職履歴はドラゴン→バトルマスター→パラディン→魔法戦士→スーパースター→レンジャー→賢者→勇者で、最終的にはもちろんドラゴン。

ルーキー

 ローグがスライム大好きなので、魔物の中では一番連れまわされる奴。会話ができないタイプのスライムなので基本的にどんな時もなにを言っているのかさっぱりわからないのだが、他のスライムの話(とこちらに対する反応)からするとやや内気ではあるがひたむきで優しく空気の読める、笑顔の明るい打ち解けてくると元気さを垣間見せるタイプらしい。伸び悩んでいたのはいつも考えすぎてしまう性格のせいだとか。
 戦闘ではその素早さを活かし、先手をきっての全体攻撃で活躍する。わりと早期にスラッジさんに教えてもらった輝く息を吐きまくり。能力的にはテリーとライバル的な関係にある(テリーはそれをものすごく嫌がっている)。HPが低めなので前線よりは後方からの攻撃が主。
 転職履歴はバトルマスター→魔法戦士→パラディン→賢者→レンジャー→スーパースター→勇者。一応ドラゴンも極めているが、基本趣味的行為。
 パーティ内ではつきあいが長いせいもあり、みんなの癒しとなる可愛がられ要員として認定。言葉が通じないのでわりと本気でペット的な感覚になってしまっているところもあり。特にそれを嫌がってはいないが、少しばかり思うところもあり、ときおり愛情を爆発させたりしつつも真面目に向き合ってくれるローグにはなんだかんだでけっこう懐いているっぽい。
 ちなみに絶世の美スライム。その美しさはスライム愛好家でない人間も見惚れさせるほどで、そんじょそこらの絶世の美人もかなわないと道を譲る。スライム格闘場では、影でチャンプとの熱愛の噂が絶えず囁かれているらしい(ちなみにどっちがどっちなのかは不明)。本人的にはむしろ恥ずかしい特徴らしく、容姿を褒められると小さくなってしまう。

ぶちすけ

 気弱で臆病、内気で繊細な、パーティみんなに可愛がられているスライムアイドル。いつも気弱で戦闘が苦手で連れ回してもいつも馬車にいたがるびくびくおどおどっ子だが、ゆえにこそ庇護欲を刺激されるのかみんなによってたかって優しくされている。
 戦闘では基本みんなに守られているが、やることはその性格に反した力を活かした攻撃特技連打なのでわりと前線要員。基本的にたまにレベルを上げる時にしかルイーダの酒場の外に出ないが。
 転職履歴はバトルマスター→スーパースター→パラディン→レンジャー→魔法戦士→賢者→勇者→ドラゴン。基本ぶちすけがいる時は穴掘りはいつもぶちすけの役目。
 実はローグがぶちスライムに対し微妙に敵意を抱いていたので最初は敬遠していたのだが、一緒に連れまわした際に見せる可愛さにちくしょう大好きだ! と陥落した、という経緯があるのでローグに対しては基本距離を置いて接していた……のに最後の最後でレイドック城に定住というフィニッシュブロウをかましたためパーティメンバーたちに驚かれた。ローグも驚いた顔をしつつも「人徳と愛の力だな」と主張。

ピエール

 騎士道精神溢れる勇敢なスライムナイト。最初に仲間になったスライムで、ローグにもかなり可愛がられたせいもある……のかどうかは定かでないが、スライムたちの中でもぶっちぎりでローグが大好き。
 けっこうアレなところも見ているのだが、それでも騎士として仕えるに足るすばらしい方! という見方を崩さない。そんな忠誠心に溢れまくった騎士なのだが、たまにいじられると怒ったり悲しんだりしつつも嬉しそうなので、実はMなんじゃ? と言う者もちらほら。
 戦闘ではスライム系にしてはかなり高い能力を活かしたサブアタッカー。人型の装備品を装備できることもあり、前線要員としてそれなりに活躍。
 転職履歴はパラディン→バトルマスター→魔法戦士→スーパースター→賢者→レンジャー→勇者→ドラゴン。
 パーティ内ではけっこう頼りになる可愛い仲間として愛でられているが、ローグに対する忠義心には心配するものや反対するものもちらほら。

はぐりん

 はぐれメタルらしいはぐれメタル。パーティ内に入っても話しかけられたら即逃走、が基本スタイルなのでコミュニケーションをとるのも一苦労。人間語が話せないタイプなのもそれに拍車をかける。スライムたちからもわりとやりづらい奴、と思われている感じ。
 ただローグにはひたすら根気よく何度もコミュニケーションを取りにくるせいか(スライム系には愛溢れる男)、他の者よりも懐いているかな、という節がなきにしもあらず。
 戦闘でははぐれメタルとしての特性を活かした行動……もしなくはないのだが、基本レベル(&熟練度)上げの時しかルイーダから出ないので、極めてしまったはぐれメタル職で戦うことがあまりなく、たいていは魔法力が尽きるまで後方から強力な攻撃呪文をかましまくり、魔法力が尽きたら馬車、というパターンが多い(一撃が即、死を招く体力なため)。
 転職履歴ははぐれメタル→パラディン→賢者→魔法戦士→バトルマスター→スーパースター→レンジャー→勇者→ドラゴンを経て、最後には当然はぐれメタル。
 最終的にはなんだかんだでレイドック城に定住し、パーティメンバーたちとも(慎重に話しかければ)コミュニケーションらしきものを成立させることが可能となったため、全員にある種の感動を呼び起こした。

ホイミン

 空飛ぶベッド大好きな癒しスライム。顔も言動もはんなりした癒し系なので、パーティメンバーたちからは「一緒にいると和む〜」とペット的に可愛がられていた。
 能力も癒し系に特化しているので(魔法力が高くレベルを上げると回復呪文をどんどん覚えるが(わりと早期にベホマズンまで)それ以外の能力は低め)、基本的に馬車の中からの回復要員としての行動が主なため、全員からなんやかやと守られ面倒を見られることが多い。
 ただローグは「可愛い子には旅をさせよ!」「馬車の中からしか景色が見れんなんぞ旅をした意味がない!」と主張し、しょっちゅう外に出して戦わせ、危なくなれば身を呈して庇う、ということをよくやっていた。ホイミン自身にも突っ込まれつつもその行動を変えなかったので、ホイミンとしてはしょうがないなぁと思いながらもほだされて懐いてしまっているところあり。
 戦闘では基本回復役で、回復が必要ない時は攻撃特技か攻撃呪文。魔法力は高いのでそうそう枯渇しない。
 転職履歴は賢者→パラディン→魔法戦士→スーパースター→バトルマスター→レンジャー→勇者→ドラゴンを経て、最終的には勇者。

ベホマン

 癒し系な外見に反し超男前な性格の漢スライム。ぶっきらぼうな言葉で訥々と心情を語るその背中は、兄貴! と呼びたくなるような頼り甲斐に満ちている。
 マリリンの親友を自認し、名コンビと自身謳っているため、基本行動は常にマリリンと一緒(になるようローグが心がけている)。マリリンのすぐに自分を卑下する態度も特に気にすることなく、常に淡々と変わらぬ愛情を注ぐその姿はカッコいい。
 だがマリリンがなにを感じなにを考えどう行動しようとしているかも特に気にしないため、名コンビでありながらお互いに意思の疎通はあんまりない。
 ローグ的にはベホマンとマリリンはその付き合いを物陰から一喜一憂しながら見守りたいカップルなため、二人に対しては困った時に頼りになる友人<|ジションに自身を位置づけている。
 のだが、ベホマンはそこらへんの機微をなんら理解することなくというか認識すらせず、『オマエ、マリリン、ナカマ。俺たち、ナカマだ』と漢らしいスタンス&言動で自分の道を突き進む。ので、そういうところがマリリンにお似合いだとパーティメンバーからも思われている。
 ちなみにその頼り甲斐のある性格に反し能力は基本癒し系。しかも癒す力はホイミンよりやや劣る? くらいなので(魔法力低め、ベホマズン覚えるレベル遅い、ただしホイミンより素早いので強いボス戦ではベホマンの方が安定する)、戦闘時はホイミンと一緒に戦うことはないように(ローグが)心がけている。
 転職履歴は魔法戦士→バトルマスター→パラディン→賢者→レンジャー→スーパースター→勇者→ドラゴン。最終的には勇者。

マリリン

 基本常にうじうじと思い悩むタイプの引きこもりスライム。自罰的な傾向が強すぎて引きこもる以外の行動に移れない自縄自縛タイプ。
 ベホマンに対してはこんな自分を友達だと言ってくれるとものすごく感謝しているのだが、感謝しまくっているからこそ恥ずかしくってうまく話せなかったりすることがあり、そんな自分が情けなく恥ずかしくて逃げ出して、でも逃げ出したことも情けなくてうじうじ落ち込む、というパターンをえんえんと、それこそ友達になってからずーっとくり返し続けていた。
 でもなんやかんやでベホマンはマリリンがどこに逃げ出しても最終的にはマリリンのところにやってくるので、二人の付き合いは続いているとお互い認識してはいた(お互いのことはお互いに友達だと認識しているが)のだが、ローグに仲間にされ基本常に一緒にいる状況を強制的に作られて、戸惑い恥ずかしくは思うものの嬉しい気持ちはあるらしい。
 ちなみにマリリンとしてはローグのそういう思惑を『あんたもワルよね〜』という感じに認識しており、ローグが相当な悪者で自分たちを掌の上で転がして楽しんでいるのだろうというように思っているらしいが、それでもベホマンと一緒にいられるし他のスライムたち(や人間)とも友達になれたしで一応感謝はしているし一目も置いているっぽい。
 パーティメンバーからは困った奴だなと思われる時もあるが、ベホマンと込みで和むカップル的扱いを受けている。
 能力としては、はぐりんほど極端に偏ってはいないがその強固な防御力で攻撃に耐えるタイプ。あまり高い能力がないのを攻撃特技で補っている。ただしかなりか弱いのでボス戦は得意じゃない。
 転職履歴はパラディン→バトルマスター→賢者→魔法戦士→スーパースター→レンジャー→勇者→ドラゴン。
 なお、実はスライムとしてはわりと美少女であるらしい。いつもうじうじした表情のせいで顔立ちよりも評価は低くなるそうだが。

キングス

 お洒落大好きで自分がカッコよく見えることを常に考えている勘違いスライム。スライム系モンスターの中で唯一ローグの盲目的な愛情を注がれておらず、それでも基本可愛がられているがたまにヤキを入れられる。
 カッコいいか否かが常に最大の価値判断基準なため、カッコ悪いことは(汚い場所に潜る等)したがらないが、ローグがちょっと話術を発揮させればあっさり説得されてしまうある意味非常に扱いやすい存在。
 戦闘では意外にもオールラウンドに高い能力を発揮し前衛も後衛もこなす――が、旅の終盤までたまのレベル上げ以外ルイーダの酒場から出ないためそんなに活躍できているわけではない。
 カッコよさを追求するわりに自分のかっこよさはさほど高くないというのがにんともかんともだが、それは言わないお約束。
 転職履歴は魔法戦士→バトルマスター→パラディン→賢者→レンジャー→スーパースター→勇者→ドラゴンで、最終的には勇者。

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