あとがき。

 三十万ヒット記念企画キャラ小説リクエスト人気投票が無事終わってから幾年月。ようやく……ようやく最後の作品を書くことができましたっ……! ううっ、長かったこの日が来るまで長かったよぉーいおいおい。幾年月というのが大げさでも半年以上はあるもんなぁ、本当に自分の駄目っぷりにはいつもながら……いやすいません愚痴やめます。
 えー、第三位はDQ3100題のうち隠し話のひとつ『男殺し一代勇者』パーティメンバー&メイン攻の一人ゼッシュ・クラプトンでしたのですが、人気投票結果発表でも申し上げておりました通り、自分は彼の話のネタを投票が終わる前から練っておりました。実際書いてみて、もちろんよりよいものに仕上げたつもりですが、展開自体は最初の頃考えてたのとあんまり変わってないんじゃないかなと思います(いや最初考えてたのどんなのか覚えてないんで正確じゃないんですけど)。
 ゼッシュに票を入れてくださった方は二人。一人は頑張って(世界樹小説のアルバーと一緒に)何度も投票して票のほとんどを稼いでくださった方で(このサイトの元気系戦士っ子がお好きということでした)、もう一人はどうやら男殺しというお話が好きでその中のわんこキャラであるゼッシュに一票くださったらしい方でした。どちらも小説リクエストはなし。
 つまりわしの好きに書いていいってことね! と自分は解釈し、好きに書きました。まぁ読んでいただければわかるかと思いますが……あれです、早い話がはた迷惑な勘違い攻が勘違いであるがゆえのカッコいいところを見せつけて受がキュンとする話。
 自分こーいう話実はけっこう好きなんですよねー。基本的には愛というのは日々の日常の積み重ねだと思うんですけど、こう落として上げる、というかキャラのギャップ話というか……まぁ普段一方的に好意を押しつけてくる迷惑な奴! って思われてるキャラが見直される話はだいぶ好きなんです。
 それはたぶん自分がひたむきな好意というものが好きなせいでしょうね。はた迷惑でもひたすら一途に相手を思える好意というのはすげぇカッコいいと自分思いがちなので、そういうキャラのいいところがクローズアップされ、相手に見直されるというのはこう、燃え上がるものがあるわけなのです。
 なのでこの話にはそういう燃えと萌えを全力で叩き込んだつもりだったり。なんていうかですね、男殺しって基本が勇者総受ホモエロギャグなので、攻キャラ一人を掘り下げて書くってことが難しいんですよ。一応最後まで予定立ててるんですが、その中ではやっぱり他の攻キャラと一緒にギャーギャーやってることの方が多い感じでしたし。
 なので、ゼッシュというキャラ自分けっこう気に入ってたので、これをいい機会だと思って頑張ってみました。…書くの遅すぎるけどな。まぁ、それでも話自体はそれなりに気に入っています。剣の交換とか愛する人を守るために残るとかお約束だけど燃える(自分で書いてて)。もちろん自分なりに男殺しらしくアレンジは加えたつもりですが。話としてもちょうどいい場所に入れられたと思っております。
 ともかく、大変お待たせいたしましたが、三十万ヒット記念企画キャラ小説リクエスト人気投票、小説すべて書き終わりきっちり終了いたしました! みなさん本当にありがとうございました! ……あー長かった……疲れた……さー次はキリ番だぞー自分!

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