あとがき。

 これは当サイト初のキリ番作品でございます。リクエストは、『『ONI零〜復活〜』の外道丸×司狼丸』でございました。
 いや〜正直言って疲れました。初のキリ番作品だからリクしてくれた方に喜んでもらえるものを! と思って気合入れたのはもちろんなんですけど、そのためにはまず(ゲームのキリ番なわけですから)ゲームをクリアしなくちゃいけない。自分はONI零やったことなかったんで買ってきてやり始めたんですが、一からというのはかなりエネルギーを消費しました。
 ゲーム自体はわりと簡単なゲームなんで詰まることもなかったんですが、このゲームではキャラクターを強化するためにはマップに封印されている神様を解放(デュアルショックが震える場所で○ボタン)しなくちゃいけないんです。神様の種類は三百種、基本的にそういうのはコンプするタイプの自分としては(これはパンドラボックスシリーズというシリーズものでして、シリーズの前作をプレイしていないとコンプできない仕組みになっているのでコンプははなから無理だったんですが)、ダンジョンマップを隅から隅までうろうろして神様を解放していかなくちゃならないわけです。
 これ余裕のある時は楽しいんですけど(震えるときたきたきたぁー! って思う)、時間がなくてさっさと進めたい時なんかには非っ常〜にストレスでした。ダンジョンうろつけば当然敵出てくるわけで、マップを隅から隅まで歩き回れば当然その敵もいっぱいなわけで、『あ〜うぜえ!』と思いつつ敵を倒しながらマップを何度も歩き回る、ということよくありました。
 でもおかげで戦闘は超楽でした。大した強化ができなかった初期の頃を除外すれば、戦闘で三ターン以上かかったことってないような気がします(除くラスボス)。大抵のゲームの戦闘がそれほど好きではない自分には嬉しい仕様でした。ただ途中で強化しまくった主人公の司狼丸が強制的に混乱状態になった戦闘があり、あの時は真剣にヤバイと思いましたけど。
 しかし、ゲームのシステム的な面はともかくとして、自分に課せられたリクは外道丸×司狼丸なのです。この二人の関係を見定めねばなりません。教えていただいたところによるとこの二人はかなりラブラブとのこと! ようし萌えさせてみろ!
 という風に自分はとにかく外道丸×司狼丸的思考の下にゲームを進めていきました。でもそうそう話が期待通りに進むなんて都合のいいことがあるわけはなく。最初の頃は(六歳と九歳という幼さにもかかわらず)いいね、ラブラブだね! と楽しく見れていたのですが、話が進むにつれ司狼丸の外道丸離れが進んでいくように感じられてしょうがなく。二人の関係がどうしても寂しくなってきちゃったわけです。
 まあ当然といえば当然な話で、普通はホモゲーでもないのにそうそう男同士の関係をべったりくっつけて描くゲームなんてないというだけのことなんですが。でも幼少期がかなりラブラブだったために司狼丸が外道丸にベタベタしなくなっちゃうのがどうにも辛く。ならば小説では司狼丸を六歳の外道丸ラブラブだった頃に戻してしまえい! ……という単純な発想でこんな長い小説を書いてしまったわけなんですな。
 なんか長いわりに話に意味がないような気もしますが。六歳まで戻しておきながらラブラブなシーンがあんまりないようにも思えますが。自分なりの外道丸×司狼丸はこんな感じです。元の話が話だからあんまりラブラブになれないっていうか……。
 ……え? それにしてもなんか話が途中でぶった切られてる感じがする? 唐突すぎてわけがわからない?
 さもありなん。ここに載せているのは途中(つまりアレなシーンね)をばっさりカットしたバージョンですから。
 何でそんなことをしたのかと聞かれたら答えは簡単。隠し小説以外のページに成人向けの小説を載せる気はないからです(だってサーバの利用規約に反しちゃうし)。
 アレな描写が読みたい! という方は隠し小説のページにレッツゴーしてください。でも入室注意・Uもちゃんと読んでね。
 長くなりましたが、この小説はキリ番を踏んでくださった(正確な番号は記録してないのでわからないの……今度から気をつけよう……)メタセコイアさまに捧げます。ほんっと〜に延々とお待たせしちゃってごめんなさい。期待外れだったら本当に申し訳ありませんが、受け取っていただけたら嬉しいです。

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