それでは開始したいと思います、『当サイトに出てくるキャラになんでも質問しよう大会』〜! どんどんぱふぱふ。
 当初はあまりの反応のなさに企画倒れかと思われたこの企画ですが、掲示板で愚痴ったせいか(笑)、怒涛のような量の質問をいただくことができました。ありがとうございまーす!
 調子に乗ってけっこう長く書いちゃったので、お時間のある時にお読みくださいね。ちなみにお名前を書いてくださった方は名前明記してますので。
 では、どうぞ〜!

●DQキャラに質問。今まで戦った中で一番強かった人(人間)は誰ですか?

 どのDQシリーズか明記がありませんでしたので片っ端から行きまーす!

 X。
アディム「え、戦った人で? うーん、強いと思う人なら文句なしで父さんなんだけど……そうだなぁ、それじゃヘンリーっていうことにしておくよ。直接的な戦闘能力はともかく、あいつにはどこかでかなわないなぁって思ってる部分があるからね」
ビアンカ「強かった人……そうねぇ、私人相手に戦闘は基本的にしないんだけど。……あえて言うならフローラさんかな。あんな強敵これから一生いないと思うわよ」
セデル「そりゃお父さんだよ! お父さんってすっごい強いんだよ、ぼくなんか全然かなわないぐらい! いつかお父さんに勝つのが今の目標なんだ!」
ルビア「……人間で、ですか? ……わたし怖いって思った人いっぱいいるからよくわからない……」

 んー、アディムさんルビア嬢を励ましつつもセデルくんに一番強いといわれてとっても嬉しそうですねー。顔崩れまくりです。
 では、[。

ククール「そりゃ……マルチェロだろ。あんな強い奴、人間じゃ他にいないと思うぜ」
ゼシカ「そんなことないわ、一番はサーベルト兄さんよ! 一度だけ勝負したことあるけど全然かなわなかったもの、やっぱり兄さんはすごかったのよ!」
ヤンガス「あっしは……ゲルダでがすかねぇ。あいつと喧嘩してあっしは勝ったことがねぇんでがす」
ユルト「僕はトロデ王かなぁ。今ならけっこう楽勝で勝てると思うんだけどさ、剣を習った頃こてんぱんにされた記憶が強くって」

 んー、みなさんなんか人間関係上で弱い人、を挙げてるみたいですねー。
 V。

ラグ「そうだなぁ……俺の母さんかな。あんなに強い人を俺は他に知らないよ。……戦ったって言っても精神上のものだけどね」
ロン「そういうことを聞いてるんじゃないと思うが、この質問は? ああちなみに俺の答えは師匠だ。武術を一から教え込んでくれた叔父なんだがな。あの人は実際達人級だった」
フォルデ「んー……アリアハンの盗賊ギルドの幹部、かな。一回稽古つけてもらったことあんだけど、めっちゃ強かった。……戦闘力はラグとかの方があんだろうけど俺と同じ盗賊の戦い方する人だったからな」
セオ「………父、です」
ゲット「この世で最強なのはユィーナに決まってるだろう? 俺の心を四六時中打ち倒しまくっているからな。ああ質問とは違うか、俺たちは戦ったりしてないからな。愛の戦いなんて俺たちには無縁のものだ、お互いお互いが愛の虜だということをわかりきって」
ユィーナ「(鋼の剣でぶん殴り)黙っていてください。ちなみに私は戦った中で特に強いと思った人はいません。私の周りにいたのは全員戦術の初歩もわきまえない人間ばかりでした」
ディラ「うわー自信家ー。ちなみにあたしは前に一戦交えたことがある旅の戦士ね。すごかったのよー、すっごい上手くてね。あたしも腕前はプロはだしだって自信あんだけどその人はすっごい巧みにあたしの攻撃いなしてあたしの弱いとこついてきてあたしもう最後の方にはめろめろで」
ヴェイル「……お前なんか別の話してないか? 俺は……ゲット。けっこう一緒に稽古したことあんだけどあいつめっちゃ強いぜ。勇者っつーの伊達じゃねーなと思ったもん」

 ふむ、みなさんなかなかにバラエティ豊かですね。
 U。

ロレ「人間で? 魔物も込みなら文句なしでディリィなんだけど……そーだな、あえて言うなら師匠かな。俺に剣を一から教えてくれたローレシアの将軍。けっこう強かったぜ、俺が十二の時に勝ってから一度も負けたことないけど」
サマ「そりゃ、ロレだよ。何度も一緒に稽古したことあるけど本当に強いんだ、ロレは。経験や鍛え上げられた肉体もさることながら、戦いに対する天性の嗅覚があってね、彼みたいなのを戦いの申し子って言うんだろうな」
マリア「……戦った人で? ハーゴンは一度戦った時とても強いと思ったけど、彼は魔族と言うべきだろうし……難しいわね……そうね、あえて言うならムーンペタの領主ね。強敵というほどではなかったけれど、文句なしではっきり敵と認識した人間は彼が初めてだから」

 と、いうことでしたー。まー要するにDQメンバーもバラエティに富んだ人生を送っているということですな。

●ディアブロさまの質問。
・ルビアに質問。バレンタインチョコを一人だけにしかあげちゃいけなかった場合誰にあげますか?

ルビア「え……一人だけ? 難しい……二人だったらお父さんとお兄ちゃんにあげるのに。ううん……じゃあ、ピピンにあげます。ピピン、『ルビアさまっ、バレンタインにはチョコレートくださいねっ。くれなかったらボク泣いちゃいますよ!』って言ってたから、泣かせるの可哀想だもの」

 なるほど。はーいアディムさーんドラゴンの杖構えるのやめてくださいねー。「ルビア……どうしてお父さんか、せめてセデルじゃなかったんだい。それならまだ諦めがつくのに……ていうかおのれピピン……」とか呟くのもやめてください、怖いから。

・セデルに質問。一番強いと思う人物(人、魔物問わず)とその理由を。

セデル「一番強いと思う人? そりゃエスタークだよ! ミルドラースよりも強いと思ったもん! 攻撃力高いしさ、灼熱の炎吐くしさ、凍てつく波動するし二回行動だし! 倒すの大変だったんだから!」

 うーん、意外にもデータ的に強さっていうのを判断してるんですねー。はいアディムさん「セデル……お父さんが一番強いんじゃないのかい、ここはやはり一人でエスタークをぶち殺して僕の方が強いと証明するしか」とか呟くのやめてください、怖いから。

●アディムに質問。奥さん(ビアンカ)のどこが好きですか?

アディム「……そうだな。どこ、って言われると困るけど。ビアンカと結婚したのは作品にも書かれてるけど、十年間僕の希望になってくれたからって理由が大きいし。……まぁ好きだなって思うところはいっぱいあるけど、一番好きなのは、気が強いところかな」

 そりゃまたコアな。

アディム「ビアンカにがみがみ怒られていると、ああビアンカはここにいてくれるんだって実感するんだ。怒りって一番激しい感情だろう? そういうものをあからさまにぶつけてきてくれると、今ここにある命の強さを実感する。……ビアンカのそういう命の輝きにあふれたところが、僕は大好きだな」

 おお珍しく妻に対するストレートなのろけ来ましたよ。ビアンカさんちょっと照れてます。この二人なんのかんの言いながらおしどり夫婦ですねぇ。

●2006年6月4日拍手してくださった方からの質問。
・ランパートに質問。マスターさんが作った服の中で一番お気に入りの服ってなんですか?

ランパート「え……お気に入りの服? んなこと言われてもさー、俺服とかあんま興味ないし」

 服とか興味ないのにあんなに着せ替え人形にされてるんですか。男の子らしいといえばそうですが。大変ですね。

ランパート「うん……んっとにマスターってばさー、こっちの都合とかほとんど無視なんだもん。俺マスターのあーいう着せ替え趣味って全然わかんないし。なにが楽しいわけ? 服なんて別に着心地がよければどれも一緒じゃん」

 うーむ、そこらへんはランパートくんのような元気系少年にはわかりにくい分野かもしれませんが。

ランパート「ふーん……別にわかんなくてもいいけど。まー、マスターが嬉しいなら、別にいいや。そんだけ俺のことが好きなのかなって思ったら、ちょっと嬉しいし」

 ……ごちそうさまです。

マスター「(こっそり)ちなみに本人は意識していないがランパートが好むのはカジュアル系アレンジだ。デフォルト服のようなTシャツとハーフパンツのようなシンプルな装いに少しひねりを加えたようなの。素材はシルクより綿、縫製はきちんとしている方が好き。まぁ基本は着心地がよくて動きやすくて汚れにくくて丈夫な服、って感じなんだけどな」

・九龍に質問。一人で寂しい時は、どんなことをやってるんですか?

九龍「んー……武器の手入れ、とかかな。最近は部屋出てすぐそばに誰かいるからそーいう時は誰かの部屋遊びに行ったり夜這いかけたりしちゃうけど。親父から武器の手入れを怠るなって教育されてるからさー」

 あー、言いそうですね。どの道でも使う道具の手入れを怠るようでは半人前と言われますし。

九龍「まーね。それに俺宝探し関係以外では基本的に無趣味な奴だから、一人でいる時にやることって宝探しの準備しかないんだよなー。オーパーツいじってみたり銃火器通販してみたり。……ま、本気で寂しいって思ったら、考えるより先に会いに行っちゃう気もするけどね」

 でしょうね〜。さすが寂しがり屋さん。

九龍「ほっとけ」

・ロンに質問。セオ君のお母さんになんて言ったんですか?

ロン「別になにも言ってないぞ。俺は下衆に説教する趣味はない」

 うわ、ひどっ。

ロン「実際あのような女がどんな惨めな生を過ごそうと俺の知ったこっちゃないからな。俺に関わりのないところでせいぜい愚かな生を謳歌しろというところだ」

 きっついですね……じゃ、セオ母に結局なにしたんです?

ロン「横隔膜をちょっと突いただけだ」

 ………は?

ロン「横隔膜を突くと呼吸ができなくなるだろう? 一時的に過ケイレンを起こさせて、しばらく七転八倒の苦しみを味わってもらったわけだ。手加減したから死ぬほどじゃないがな」

 うわー……それでラグがほどほどにしとけなんつったんだ……問答無用で一撃ですか……。

ロン「先に俺の仲間に手を出したのはあっちだ。言っただろう? 俺は男女の区別はするが差別はしない主義でな」

 そういう問題じゃなく武闘家が一般人に手を出すのはそれだけで犯罪扱いされちゃうようなことだと思うんですけど……。

ロン「バレなきゃかまわん。そうでなきゃなんのために懸命に武術を学んだのかわからんじゃないか(にっこり)」

 ……武道の精神とか道を修めた者の寛容さとかそういうものはないんですか?

ロン「そんなものはない。悟りすましたところで人生つまらんぞ。世俗の感情にまみれてなんぼの人間だろう」

 ……だそうです。

・ユルトに質問。怖いものしらずってイメージあるんですけど、怖いものってありますか?

ユルト「えー、そーだなー。言われてみれば僕怖いものってないかも」

 けっこうトラウマ全開な人生送ってきてるのに?

ユルト「うん。僕別に昔のこと気にしないし。今楽しいのに過去のこと考えてぐじぐじしてたり明日どうなるか不安になったりしてたらもったいないじゃん」

 ごもっともですが。……たとえば大切な人を傷つけられるのが怖い、とかは?

ユルト「うーん、あんまり。嫌だなーとは思うし、全力で抵抗するけど怖くはないなぁ。だってそんなの怖がることじゃないでしょ? そんなことをする奴らは全員ぶっ飛ばせばいいだけなんだから」

 …………はっきりすっぱりしたお答えありがとうございました。

●アディムに質問。ビアンカが浮気したらどうする?

アディム「どうするって……うーん……そりゃ、まぁショックだよね。死ぬまでの愛を誓った相手に余所見をされたら。……でも、だからって離婚はしないだろうな。子供たちにはそんなこと関係ないことだし。ビアンカにはできるだけ早く関係を断つよう説得しながら日常生活を送るだろうね。それに第一、ビアンカが浮気しようがなんだろうが、僕は彼女と離れる気はないし」

 おお、意外に熱烈。

アディム「だってビアンカはセデルとルビアのお母さんなんだよ? 当然じゃないか」

 ………それはかなりひどい台詞だと思うんですがアディムさん。

アディム「僕の方としては死ぬまで愛し続けるって誓いを破る気はないしね」

 ……愛はあるのでしょう、たぶん。

●みやびさんラブさんの質問。
・イリーナに質問。ヒースにいさんの、知らない女性との結婚式見たらどう思うー?

イリーナ「え、結婚式ですか? ヒース兄さんの? そうですね……まずは相手の女性を説得します。ヒース兄さんは口が悪く根性もひねくれていて無意味に態度がでかい無礼と失礼の塊のような人ですが、あなたはそれでもいいんですか? これから先の人生棒に振る気ですか? と」

 ……イリーナさん……。

イリーナ「で、その人がそれでもいい、ヒース兄さんを心から愛しているというのであれば……(聖女のごとき微笑みで)まだ未熟といえどファリスの司祭であるわたしが、神の前でお二人を結び付けて差し上げます。心をこめて。……ヒース兄さんにしてあげられる、それがきっと最後の祝福でしょうから」

 …………。ヒースさん、けっこう愛されてますね。

ヒース「うるさい」

●水上流さまの質問。
 とっても大量なのでいくつかまとめて答えさせていただきます。対象はDQXのキャラいろいろ。返答漏れがあっても気にしない方向で。

 主要キャラ(一家四人、ピピン、スラリン、ピエール、ソロ……など)一人一人への質問
・旅先での、個人的に特に印象に残っているエピソードは何ですか?
・旅先で親しくなった人はいますか?
・魔王を倒した時の率直な自分の気持ちは、どのようなものでしたか?
・これからの抱負を教えて下さい。
・自分にとって、大事にしたいかけがえのない想い出、なかったことにしたいくらい嫌な想い出、それぞれ教えてくれますか?
・なってみたいモンスター(対象がモンスターだったら、‘なってみたい人間’で)は?
 また、その対象になってしたいことは何ですか?

アディム「印象に残ってるエピソードって言ったらそりゃもうセデルとルビアの可愛らしさ以外ないじゃないかっ! 本当に一瞬一瞬が輝くように可愛らしくてもうすべてを記憶にとどめておけないことがどんなに悔しかったかと」
ビアンカ「……この人のこういうところばっかり印象が強くて新婚時代のことはよく覚えてないわ……あえて言うならカジノ船でアディムがバカ当たりを出したことかしら」
ピピン「ボクは旅先でナンパしたら意外と成功率が高くて、意外とボクモテるんだーって思ったのがすっごい印象に残ってますねぇ。グランバニアじゃ数少ないきれいなお姉さんにも子供扱いされてましたから。あ、今では方々からいろんな人が来てそんなことないですけどね!」
ピエール「……お主のそういうところが私は信頼できんというのだ。それでも剣の道を志す男児か。ちなみに私は何人か人との間に友誼を得たことだな。旅先で親しくなった者は、数少ないが確かにいる」
スラりん「おいらも同じだね。でも言っとくとおいらの方が友達になった子は多かったんだよ。女の子にけっこうカワイイとか言われてたしさー」
セデル「ボクとルビアは決まってるよ。お父さんとお母さんに会えたこと!」
ルビア「……うん。それが一番よ」
アディム「セデルぅぅぅっ、ルビアぁぁぁっ! お前たちはなんって……」
ビアンカ「はいはい静かにね。次は……魔王を倒した時の気持ち? そりゃまぁ……」
全員『やったぁ』
セデル「……ってのしかないよねー?」
アディム「そうだね。細かく言えばこれでもうセデルとルビアを辛い目にあわせずにすむんだとかセデルとルビアと思う存分遊んであげられるんだとかセデルとルビアと」
ビアンカ「あなたはちょっと黙ってて」
ピピン「……ちなみにその時ボクはお留守番でしたー」
セデル「……ねぇお父さん、ほうふってなに?」
アディム「心の中に持っている決意とかのことだね」
セデル「あ! それならボクあるよ! えっとね、お父さんに勝ちたい!」
アディム「……セデ」
セデル「あとタークくんやヴァスコさんにもいっぱい勝ちたい! 一回一人でエスタークに挑んで勝ってみたいな!」
アディム「……………………」
ビアンカ「はいはい肩透かし食らったからってそんなに落ち込まないの。……私の抱負はこれの親バカを少しでも改善することよ」
ピピン「ボクは五年以内にカワイイお嫁さんをもらいます!」
スラりん「あ、おいらも! そんで子供いっぱい作るんだ!」
ソロ「(うなずいている)」
ピエール「お前たちは本当に……私としては魔物たちの統制をアディム抜きでも取れるようにしたいな。組織としての形を整えたい」
アディム「あんまり無理しないでいいよ、ピエール。魔物のみんなには好きで僕についてきてもらったんだから、好きなようにすごしていてほしいし。……僕はもちろん子供たちを幸せにすることだ。命かけて人生かけて魂かけて誓うよ」
ルビア「わたしは……魔物さんや動物さんたちと人がもっと仲良くなれるようにしたいです」
アディム「うん、それは僕も一緒に頑張るよ。……なかったことにしたい思い出についてはここで言う気はない。かけがえのない思い出はもちろんっ……」
ビアンカ「はいはいわかってるから。……でも実際その質問は全員わかりきったものになっちゃうんじゃないかしらね。だからパスかな」
セデル「あ、次のなってみたいモンスターっていうのボクあるよ! ボクスライムになりたい! それでぴょんって跳んだりぺとーってなったり水に溶けたりするんだ!」
スラりん「セデル、スライムは水には溶けないよ……。おいらは人間になるんならアディムになってみたいな。みんなが王様ーって頭下げるの気持ちよさそうだもん」
ルビア「わたしはホイミスライムやベホマスライムになって、みんなを回復してみたいです」
アディム「ルビ……」
ビアンカ「はいストーップ。私はいっぺんドラキーやキメラになって、空を自分の力で飛んでみたいわ」
アディム「……僕は魔物になりたいって思ったことはないなぁ。人間で満足してるよ」
?「……そうですか……それはようございましたね……」
セデル「あれ? 誰、この声?」
?「……水上さまっ、どうしてピピンの名前があってこの私の、アディム坊ちゃんのお育て役の私の名前がないんですかあぁっ!!!(ダッシュ)」
ピエール「……哀れな」
スラりん「原因は顔じゃないかなぁ?」
ソロ「ガル……(そんなはっきり言ってしまっては可哀想だ、と言っているらしい)」
ピピン「え、えっと、そんなことはないですよ! 水上さんお優しいですし! たぶん!」

・「この人には勝てないなぁ・・・」と感じている点は?(アディム→ビアンカ/ビアンカ→アディム)

アディム「生命の輝きの強さ」
ビアンカ「親バカっぷり」

・伴侶を異性として捉えたときの魅力は何ですか?(アディムとビアンカに)

アディム「人としての魅力は……いろいろあるけど。純粋に異性としてなら顔とプロポーションじゃないかな?」
ビアンカ「……ここは喜んでおくべきところなのかしら? ……私はアディムの魅力は顔よりも優しいところだと言おうとしたのに……」
アディム「ご……ごめん……」

・あなたが感じた、対象への意外な一面はありますか?(セデルとルビア→アディムとビアンカ/アディムとビアンカ→セデルとルビア)

セデル「うーん、いがいないちめんかぁ……あんまりないかも。魔物のみんなやサンチョたちに聞いてた通り、すっごく優しくて強くてカッコいいお父さんお母さんだったし」
ルビア「わたし、ひとつだけあります。お父さんもお母さんも嫌いな食べ物があったの、お兄ちゃんと違って。本当はいけないんだけどね、ちょっと、ちょっとだけほっとしました」
アディム「セデル……ルビ」
ビアンカ「はいやめてはいやめて! 私は……いい子すぎたところかな? 正直こんなにいい子に育ってるとは思ってなかったわ」
アディム「そうだね……こんなにいい子に育ってくれたことを天に感謝したいよ。もちろんマスタードラゴンじゃないよ。あんなスチャラカ親父なんかの力でこの子たちの世界一いい子な性格ができあがるもんか」

・あなたが描いている子供の将来像とは?(アディムに)

アディム「どんな将来でも幸せになってくれさえすればそれだけで充分だよ、本当に」

・ルビアの髪は長い方と短い方、どちらを推しますか?(アディムに)

アディム「そんなのどっちでも可愛いに決まってるじゃないか」

・子供たちの服(肌着)まで凝って選んでいるという噂は本当ですか?(アディムに)

アディム「もちろんだとも! あの子たちが少しでも気持ちよく毎日を過ごせるように、肌触りよく吸湿性に優れ見た目にもよいものをと……」
ビアンカ「………(ため息)。一応ルビアのものはお風呂に一緒に入らなくなった頃から私が選んでるわ。ルビアと一緒に」

・アディムに10年以上会えなかった間、どのように思っていましたか?(ビアンカに)

ビアンカ「うーん、そうねー。私石になってる間ってほとんど意識なかったのよね、実は。だから当然時間の感覚もないし。でも少しだけ動いてた心の中では、アディム、アディムってあの人の名前ばっかり呼んでたわ。目の前で石に変わっていく印象が強かったせいか、子供たちのことはほとんど意識に上らなかったのよね。……内緒よ?」

・フローラのことをどう思っているのですか?(ビアンカに)

ビアンカ「そうね……今はお友達よ。主婦仲間。マリアさんと同じね。駄目な亭主を持ってる同盟でもあるしね。……でも、結婚前は正直……怖かった、かな。私本当にアディムとフローラさんが結婚すればいいと思ってたんだけど、同時にそれが怖くて怖くて仕方なかったの。父さんと一緒にすごしてきた、心のどこかで寂しいって思っていた日々を励ましてくれた光が、消えてしまうんじゃないかって。……妙な話でしょ」

・子供たちとの再会当初はアディムと似たことをやっていた、とのことですが、街中で突然暴走したりとかもしましたか?(ビアンカに)

ビアンカ「はぁ!? ないないそれはない! ただまぁ……ああこの子たちなんて愛しいのかしらって、街中でぎゅーっと抱きしめるぐらいは……あったかな? ……今にして思えばよくスルーできたもんよねあの親バカっぷりを……」

・王になったときのこと、考えていたりしていますか?(セデルに)

セデル「うーん、あんまり。お父さんはボクがなりたくなければ別に王様にならなくてもいいよって言ってくれてるし、別に勉強してることとかも学校のみんなと変わらないし。でも、お父さんが大臣とかと話し合ったりしてるの見た時なんかは、カッコいいな、王様になるならボクもあんな風になりたいなって思ったりするよ」

・‘好みのタイプ’のお父さんとセデルのために、身につけたい特技とかは何かありますか?(ルビアに)

ルビア「えっと、お料理とお裁縫、もっと上手になりたいです。わたしどっちもあんまりうまくないから。お嫁さんになるなら、どっちも上手じゃないと駄目でしょ?」

・今もらうと一番うれしいプレゼントは何ですか?(セデルとルビアに)

二人『うーん……』
セデル「もらって嬉しいものはいろいろあるけど、一番はプレゼントあげた時にもらえるものかな。嬉しそうに笑ってくれたら、すっごく嬉しいなって思うよ」
ルビア「わたしも。もらって一番嬉しいものって思いつかないです。だって、わたしたちお父さんやお母さんやみんなからいっぱいいっぱいもらってるもの」

・どんな時でも一緒の二人だけど、そのおかげで良かったと思うこと、そのせいで困ったこと、ありますか?(セデルとルビアに)

セデル「うんとね、よかったって思うことはいっぱいあるよ! ルビアを守ってあげられることとかルビアに助けられたこととか!」
ルビア「わたしも。……でも、困ったこともちょっと、あります」
セデル「え!? なになに?」
ルビア「……内緒」

ビアンカ「セデルは基本的に開けっぴろげな子だから困ったことはないらしいけど、ルビアは女の子の秘密――月のもののこととかで困ったことがあるって言ってたわ。あの子たちも少しずつ異性を意識する年頃になってくるから、大変よねぇ……」

・恋人にしたい人のタイプはどんな感じですか?(セデルとルビアに)

セデル「え、こいびと? 将来けっこんする人のことだよね? ……うーん、ルビアやお母さんみたいな人、かなぁ?」
ルビア「お兄ちゃんやお父さんみたいな人がいいです」

・2人は、自分たちは‘兄妹’の感覚でいるわけだけど、‘姉弟’だったときのことを考えたことは?(セデルとルビアに)

セデル「えぇ? ボクが弟だったら? うーん……」
ルビア「……わたし、ちょっと考えたことあるわ。もしそうだったら、セデルをもっと守ってあげられるかなって」
セデル「えー? うーん、ルビアに助けられるのはよくあるけど……ボクはやっぱりルビアは守ってあげたいなぁ。だからお兄ちゃんのほうがいいや」
ルビア「わたしも。お兄ちゃんを守ってあげられるのは嬉しいけど、わたしがセデルより立場が強くなるってなんだかいやだから。……それに、お兄ちゃんに守ってもらえるの、ちょっと、嬉しいし(照)」

・‘「子供だからダメ」とか、大人ってずるい’と思ったことはありますか?(セデルとルビアとコリンズに)

コリンズ「ある! いっぱいある! お酒とかもそうだし父上ってば『お前はまだガキだから駄目』ってなっかなか外に出してくんないわりに自分は一人で城の外出て行くし!」
セデル「うーん、ボクはあんまりない。お父さんもお母さんも子供だからだめとかあんまり言わないし。ダメな時はなんでダメなのかちゃんと説明してくれるもん」
ルビア「わたしは……今はまだ子供でいた方が嬉しいから、そういうことはないです」
コリンズ「えー、そうかぁ? 時々父上と母上が夜におれ別の部屋に追い出してなにやってるのか知りたいとか思わねぇ? 『子供は知らなくていいんだよ』とか言うしさ、父上」
セデル「あ、それはある! お父さんは教えてくれようとするんだけど、お母さんがお父さん殴って『セデルが大人になったら教えてあげる』とか言うの!」
ルビア「……………………(赤)」
コリンズ「……どうかしたのか、ルビア?」
ルビア「…………なんでもないです」
セデル&コリンズ『?』

・マリアを口説いた時のシチュエーションとその決めゼリフ、教えてくれませんか?(ヘンリーに)

ヘンリー「うぐ……パスじゃ駄目か? ……わかったよ、答えればいいんだろ。あーもーなんつーか、口説く余裕なんてなかったよ。とにかくもう頭ん中真っ白で、言わなきゃ言わなきゃって言葉ばっかり頭ん中でぐるぐるして。結局出たのは裏返った声で『結婚してくれ』の一言だけ。……あんなんでよくにっこり笑って『はい』って言ってくれたもんだよな、マリアは」

・友人が消息不明だった8年間、どのように思っていましたか?(ヘンリーに)

ヘンリー「………不安だった。今すぐ自分で探しに行きたいって気持ちを必死になって抑えてた。俺の部下に探させるったって限度があるし、グランバニアにも何度か使者をやったり自分で行ったりしたんだけどけんもほろろの扱い受けたしな、主にサンチョ殿に。……自分にはなにもできないのか、あいつになにも返してやれないのか、って泣きそうになった時もあった。……だけど、マリアとコリンズがいてくれたから。大切な妻と子供を守らなくちゃって思ったから。あいつも妻と子供を置いて死ぬようなことは絶対にないって信じられたから――だから、なんとか耐えていけたんだと思う。……また会えた時は正直感無量だったよ、なにもしてやれなかったのに」

・(今更かもしれませんが)女の子供は欲しいですか?(ヘンリーに)

ヘンリー「ほしいね。ルビアちゃん見てると特にそう思う。だけどこればっかりは授かりものだからなぁ」

・ビアンカ・フローラ・マリアを女性としてどう思っていますか?
・というか、ぶっちゃけ奪いたいなんていう欲望に駆られたりしませんか?(ピピンに)

ピピン「えー、そりゃ魅力的な人たちだと思いますよ。みなさんとっても美人ですし! ビアンカさまは大輪のひまわりーって感じで、華やかな美人なんですよね。元気もあって姉御肌で、尻に敷いてくださいってお願いしたくなっちゃう。フローラさんはとにかくゴージャスなのに可愛いんですよ! 顔立ち自体は派手なのに清楚な雰囲気があって! 可憐っていうのはああいう人を言うんでしょうね。マリアさんはまさに聖母ですよ。少女のように清らかなのに包容力があって、その膝で甘えさせてもらいたいって思います。……でも、奪いたいとまでは思いませんねぇ。みなさんトシがトシですし」
?『………(ぎらーん)』
ピピン「はっ………!?」
(どかばきどかばき!)
ピピン「ご……めんなさい……お三方とも思わず奪いたくなっちゃうほど今でもお若いです……(がくり)」

・父親を誇らしく思ったことはありますか?(コリンズに)

コリンズ「………式典とか、新しい法律発布するときとか、みんなの前で堂々と宰相してるの見ると、ちょっと、カッコいいかなとか思う。……内緒だからな!」

・ルビアへのプロポーズの言葉、考えていますか?(コリンズに)

コリンズ「ぷろっ……!? そ、そんな……おれはただ、ルビアと、仲良くなりたいだけで……そりゃ、世界一可愛いとは思うけど……そんな、結婚なんて、そんな考えたこと……」
ヘンリー「あーうざったいなはっきりしろ、男だろお前は。だいたい文通しながら何度も考えたことあるだろうが、一度も書けたことないけどな」
コリンズ「な……なんで父上が知ってんだよおぉぉぉ!!!」

・ルビアに振り向いてもらうために努力していることとか、ありますか?(コリンズに)

コリンズ「……剣の稽古とか、してる。セデルにはかなわないだろうけど、せめて、ルビアよりは強くなれるように。………(自分で言ってて情けなくなってきた)。あと、王の勉強も、してる。ルビアが手紙で書いてくること、ちゃんとわかるように。………(やっぱり情けなくなってきた)。………あと、父上に、言われて……(真っ赤になって)……すきって、言う練習、してる」

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はいっ、それではこちらは質問隠し編でーす。隠し作品の中でも隠し要素が強い質問はこちらに置いておりますっ。反転して読んでくださいねー。全部反転しちゃうと楽だと思いますっ。

・サマとハーゴンに質問。お互いに恋愛感情はありましたか?

サマ「恋愛感情? ないよ」

 おお、きっぱりと速攻で。

ハーゴン「私もないな」

 おお、これは意外、ハーゴンもですか。

サマ「僕たちの間にあったのは同族意識と傷の舐め合いだからね。愛してるとか振り向いてほしいとかいう感情はないよ」
ハーゴン「サウマリルトが愛したのはローレシアの王子ただ一人だということを私は知っているし、だからといって悔しいなどと思ったことはない。サウマリルトが誰を愛そうと、そしてありえぬことだが私が誰を愛そうと我らの間にあるものは変わらない」
サマ「そうだね。僕は君が僕を傷つけないことを知っているし、君も僕が君の傷を自分にできるありったけで癒したいと思っていることを知っている。お互いそれは、たとえ別れることがあっても、片方が片方を殺したり呪ったりすることがあっても変わらないってことも知っているんだ。――もしかしたら、初めて会った時から」
ハーゴン「そうだな。それは我らにとっては至極当然のことだ、確認しあう必要もないほど。――私が本当に、お前と共に消滅したいと思っていたことも。そうだな?」
サマ「うん――知ってるよ。僕も本当に君と滅びたいと思った。だけどそれはできないし――今ではしたくないことなんだ。今の僕は、君の傷を舐めて、膿を吸って、何度消えたくなる夜が来ても消えないでほしいと涙ながらに訴えても、君に生きていてほしいと思うような気持ちになっているから」
ハーゴン「―――幸せなのだな」
サマ「うん―――死ぬほど」
ハーゴン「………よかった」
サマ「………うん。ありがとう―――」
ロレ「……だっから恋愛感情ねーっつーんならその分かり合いまくった表情やめろっつーんだよ!」

 あーららロレさんやきもちですか二股の分際で。

●2006年6月4日拍手してくださった方からの質問隠し編。
・ナップに質問。先生への手紙ってどんな事を書いたりしてるんですか?あと先生から来る手紙はどんなことが書いてあったりしますか?

ナップ「えっとー……学校であったこととか、友達のこととか。あと悩んでることとか相談したり。先生もそんな感じかな、悩み相談されたことはないけど。島のみんなのことや最近あったこととか書いてくれるよ」

 それだけ?

ナップ「…………。あと………『会いたい』……とか。『好きだよ』………とか、どっちも書くけど……あーもー恥ずかしいこと言わせんなっ!(顔真っ赤)」

 ごちそうさまです。

・サマに質問。サウマ君にとってハーゴンは、どんな存在でしたか?

サマ「……上の質問でも似たようなこと答えてるけど……端的に言えば同類だね。同病相哀れむの間柄っていうか。お互い相手のことを世界の誰よりも理解できる、理解していることを知っている……理解者っていうほど他人行儀じゃない、傷を舐めあう関係かな。まぁあんまり健康的な関係じゃないのは確かだよ」

 好きだと言えると思えたのもラストでですもんね。

サマ「―――うん。正直純粋な好意ではなかったと思う。でも、僕が受け容れられたロレ以外の存在の優しさは、彼がくれたものだけだったから。あの朝感じた心からの幸せを、彼と共有したい、そう思えたんだよ―――」

 うーむ………サマが惚れてるのはロレなのは間違いないんでしょうが、実際妬かれてもおかしくないような距離の近さですねー………。

●水上流さまの質問隠し編。

・新婚初夜のこと、覚えていますか?(アディムとビアンカに)

アディム「そりゃまぁ、それなりには覚えてるけど」
ビアンカ「でもまぁ……どういう感じだったかとかは勘弁してね」
アディム「ちなみに普通に新婚初夜――というか初閨はルドマンさんの別荘でだったよ、結婚式当夜の。そりゃアルカパの宿屋でもけっこう燃えたけど」
ビアンカ「あなたは少し恥じらいを持ちなさい!」

↓ 〔はじめての×× より〕 

・‘ヘンリーに教えてもらったあれ’って何なんですか?
 というか、どういう経緯で2人でその話題に行き着いたのか教えてくれませんか?
 妄想が膨らんでしょうがないのですけど・・・。(苦笑)(アディムに)

アディム「名前は知らないんだけど、作品中にも書いてある通り陰茎と皮を擦り合わせたり亀頭をいじったりしながら乳首触ったりお尻揉んだり髪やこめかみにキスし」
ヘンリー「わーわーわーわー! ……っお前頼むからそういうこと堂々と公言すんのやめろ!」
アディム「公言って、質問に答えただけじゃないか。別におかしなことじゃないだろ?」
ヘンリー「……頼むからこの質問には俺が答えるからちょっとあっち行っててくれ頼む」
アディム「? わかった(退出)」
ヘンリー「はー……(ため息)。まぁ……教えたこと自体はオナニーなんだけどさ。あいつセックスの前戯みたいなあれやこれやも二人でする時は当たり前だと思ってんだよなー……」

 そりゃまたなんでですか。

ヘンリー「……俺たちはさ、作中にも書いてあった通り、オナニーより先にセックスを覚えちまったわけ。でもアディムはなんつーか全っ然スレないでさ。いつまでも純真ーな瞳と性格失わないで。だから男の奴隷同士の下の話題なんかとかでは敬遠されてたんだよな。俺はそういうとこに潜り込むの得意だったからそこでやり方とか知って、まぁ……なんつーかさ……あれだ……そこで男同士のやり方とかも知った……わけ。実践されそうになった時は逃げてきたけどなっ、ちゃんとっ!」

 おお。

ヘンリー「でさ……性に対する好奇心が旺盛な年頃じゃん? 他に娯楽なかったし、奴隷生活では。ちょっと試してみたくなったりなんか……して、いやいやでもやっぱりそれはおかしいだろって常識で歯止めかけてさ。そんなわけで、七歳の時から一緒にいるアディムをさ……ちょっと、妙な目っていうか……もし、男同士でするんならこいつ以外はやだな、とか思ったりして……べ、別に俺たちの間に変な感情があったとか言うんじゃねえぞ!?(必死)」

 それはいいですから。それで?

ヘンリー「……でさ。そんな時に、あいつが聞いてきたんだよな。『性欲処理って、一人でするやり方もあるそうなんだけど、ヘンリー知ってる?』……って」

 それで教えたわけですか。

ヘンリー「うん、まぁ……うん。あいつの純真な目でちょっと小首かしげて聞かれたら、悪戯小僧魂が蘇っちゃったっつーか……ちょっとまぁ、盛り上がってさ……しごきっことかしてさ、キスとか、前戯じみたことまで、やっちゃったわけ」

 そんでそのまま食っちゃった?

ヘンリー「食ってねえぇぇ! 途中まで一気にいきそうになったけど、やっぱり途中で必死こいて断念したんだっ! ……こいつとは、一生、親友でいたいって思って」

 ノンケに恋したゲイみたいな台詞ですね。

ヘンリー「やかましいっ! 俺は別にあいつに恋してたわけじゃない、キスしたのだって唇には旅の別れ際の一度だ、け……」

 ……へー。

ヘンリー「………うわー、うわー! マリアとビアンカさんには絶対言うなよっ!?」

 言いません。言えません。

・山奥の村に引き篭ったビアンカ達を説得しに向かった時のこと、
 詳しく知りたいのですが。(アディムに)

アディム「……もう、本当に大変だった……思い出したくもないよ。心当たりを探して山奥の村で一発で見つかったはいいものの、ビアンカが全然話を聞いてくれなくて……顔を見たとたんメラゾーマ連打してくるんだよ? それでどうして怒ってるのかって訊ねた手紙を書いてセデルとルビアに届けてもらってさ、そしたら返ってきた手紙には離婚届が入ってたんだ」

 うわぁ。

アディム「それからしばらくセデルとルビアに伝書鳩してもらって手紙のやり取りをして。必死に説得して謝ったんだけどビアンカの怒りが全然解けなくてね。こっちはなんで怒ってるのかわからないのに全然理由を話してくれないんだもの。もう最後にはセデルとルビア巻き込んでの泣き落としだよ、君が好きなんだ大切なんだ別れたくないんだって。セデルとルビアにも泣かれて、ようやく許してくれて。でもすっごい目で睨まれて今度やったら八つ裂きにしてやるって言われて、そこでようやくビアンカがなんで怒ってるのか知って誤解が解けたんだ。本当に、なんでビアンカはあんなことを思いつくんだか……」

 ……なんででしょうねぇ(自覚ねぇなこいつ……)。

・真相を知ったところでビアンカさん、この出来事をどう思います?
 旦那に言いたいこととかあれば教えて下さい。(ビアンカに)

ビアンカ「……やったこと自体はそれほど妙なことじゃないのはわかってるわ。男親として男のたしなみを教えるのは当然とも言えるし。誤解したのは私が悪かった。……でも、でもね!? 私が誤解するくらい子供たちに異常なほどの愛情を注ぐ方にも、大いに問題があると思うのよ!」

 ごもっとも。

・学校の友達やコリンズ君などの仲良しに、この体験を話した? もしくは、いずれは話したい? (セデルに)

セデル「え? 話してないよ。話すことなの? ……うーん、でもなんだかそう言われたら話したくなってきちゃったな。みんなもこういう経験してるのかな? 今度学校かラインハットで聞いてみよ、そんで知らなかったら教えてあげよっと」

 ……それはやめといた方がいいと思いますけどねぇセデルくん。

  ↓〔言わない秘め事 より〕

・「一緒にお風呂には入らない」と子供たちに宣言された時の心中は如何なものでしたか?(アディムに)

アディム「そりゃ絶望としか言いようがないよ……貴重な子供たちとのスキンシップの機会! おまけに裸のスキンシップっていうとっても大切なものが奪われてしまうなんてっ! しかもルビアとは拝み倒して一回だけだしどうして親子がいつまでも一緒に風呂に入っていちゃいけないのかと問い詰めた」

 駄目だこの人。

・この体験は‘忘れたい’? それとも、‘心にずっと留めておきたい’?(セデルとルビアに)

二人『………………』
セデル「忘れたく、ない。ルビアが苦しいの、わかったってことだし」
ルビア「わたしも。お兄ちゃんがわたしに優しくしてくれたってことだし」
セデル(……それに、ルビアの股のところいじった時、なんだかすっごくどきどきして、体が熱いような不思議な気分になって)
ルビア(……お兄ちゃんがわたしの体を見てどきどきしてくれてるって思ったら、胸がなんだかきゅうんってして体中が痺れて)
二人(すっごく気持ちよかったんだけど、やっぱりあれはなんだか普通じゃないみたいな、お父さんとお母さんに言っちゃいけないことだったみたいな気がするから)
二人『だから……忘れないけど、内緒の内緒(お互い背中合わせでちょっと笑う)』