あとがき。

 え〜……すいません、走一君コマすところまで行きませんでした。
 でもこれは一応予定通りなんですけど。筋立てを考えた時に、三話かけて走一君とオリキャラがくっつくところまで書いて、そのおまけのような形で走一君をコマすだけの話を書こうと。
 大抵この隠しページの作品って言うのは受キャラをコマすのがメイン……というかほとんどそれのみなんですが、eX-Dはその前段階もきっちり書きたい! と思ってしまって。
 つーか攻がオリキャラだからきっちり書かないと訳わかんないんですけどね。今回は和姦の予定だし(ストレートな……)。
 実を言うと、自分はeX-Dで一番見たかったのは走一君と同級生のからみなんです。走一君と同級生がおしゃべりしたりじゃれあったりしてる所が見たかった。
 五歳も年の違う天才少年が同級生って言うのは普通の人ならばなにかしら気になることでしょう。ていうかもし自分が同級生だったら絶対お近づきになるべくイロイロしてます。絶対気になって、友達になれるものならなりたいな、と思うはず。
 それに走一君が仕事と関係ない五歳も年上の人間と関わることで、なにかしら得るものがあるんじゃないかとも思えたし。そうだったら最高。
 つーか、自分はこういう普段なんてことない脇役ポジションの人間が、脇役ゆえにできる方法で主役の相談に乗ったり役に立ったりする、というシチュエーションにごっつ弱いのです。そしてカップリングにしたくなる。
 そういうわけで攻として北澤昇治という同級生にご登場願ったわけです。
 走一君がああもあっさりつきあってもいいというふうに流れるかわからない、という方へ。走一君はまだ若いんです。
 おつきあいというのがどういうものか全く知らない、でも好奇心はある。そんな時キスをされてしまった。
 そのキスが気持ちよかったし、未知の体験を目の前にしてドキドキした。それにキスしてくれた人は優しいし、嫌いな人じゃない。
 だからもしつきあってくれって言われたら、まあつきあってもいいかな、というふうに流れるのも無理ないと……少なくとも自分は思います。
 まあ要するに「おつきあい」というのをやってみたくなったんですね、走一君は。別に北澤が好きとかそういうんじゃないんです。あくまで根本にあるのは好奇心。
 まあ、次回はそんな好奇心につけ込んで(おい)走一君をコマすお話です。しっかり最後までヤるんで、お好きな方は楽しみにしててくださいませ。……ご期待に応えられればいいのですが……。

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