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「澳継、管理人がこの質問に答えろってさ」「あァ? なんだよこれ……『カップリングなりきり100の質問』? なんだかっぷりんぐって」「俺たちみたいなできあがってる奴らを称してそう言うらしい」「できあがってる……? (はっとして)おい! まさか俺たちが……その……なんだッ、できあがってる……っつか、ね、懇ろだとか言うんじゃねぇだろうなッ!?(顔真っ赤)」「さー? どうだろうなー?」「言っとくけどなッ、俺はてめェのことなんか大っ嫌いなんだからなッ!」「はいはい。でもさ、これ答えないとおしおきだって管理人が言ってたぜ?」「なにッ!?」「あれだけ好き勝手やってる管理人のおしおきってどんなんだろうなー(楽しそうに)」「うッ……」「心配しなくてもどうしても答えたくない質問には答えなくていいって言ってたし」「……け、けどッ……」「それともなにか? お前は答えたくないからって質問から逃げ出すのか?」「なんだとッ!?」「いわばこれは管理人から挑まれた戦いみたいなもんだろ? それを手加減された上に逃げ出すとは……やれやれ、お前って意外と臆病……」「ざけんなッ! 上等だッ、やってやろうじゃねェかッ!」
 ……といういつものごとき掛け合いがあったあとで、質問スタートです。


1 あなたの名前を教えてください 龍「緋勇龍斗」
風「……風祭澳継(ムスッと)」
2 年齢は? 龍「旅立った時の年齢で、二十歳。ちなみに満」
風「……十六」
3 性別は? 龍「男」
風「男以外の何に見えるってンだよッ! くだんねえ質問ばっかすんじゃねェッ!」
龍「落ち着けよ。まだ三問目だぞ」
4 貴方の性格は? 龍「うーん、自分じゃあんまり自覚ないけど、よく飄々とした性格って言われる」
風「性格? ……わかんねェよ、ンなもん。……よく単純とか言われてムカつくことあるけど」
5 相手の性格は? 龍「単純で複雑で素直で素直じゃなくて意地っ張りで優しい」
風「ワケわかんねェよそれじゃ」
龍「一言で言えば、おこちゃま」
風「なんだとッ!?」
龍「でもただのおこちゃまじゃ終わってない。めちゃくちゃ面白い性格だよ」
風「人の性格をおもちゃみてェに言うんじゃねェッ! ……こいつの性格? 見りゃわかんだろうがッ、とことん根性曲がった大ボケ野郎だよッ!」
6 二人の出会いはいつ?どこで? 龍「旅立ち当時で一年前、鬼哭村」
風「お屋形様に連れられてきたんだよな」
7 相手の第一印象は? 龍「上の下」
風「……なんだそりゃ?」
龍「俺の癖でな。はじめて会った人の顔に位階をつけるんだ。こいつの顔は中の下とか、下の上とか」
風「てめェッ、そんなこと考えてやがったのかッ!?」
龍「言っとくけどな、俺の審美眼はめっちゃ厳しいから、上の下って言うのはかなりの高位なんだぞ?」
風「ンな事言ってんじゃねェッ!」
龍「ま、すぐに『面白い奴』ってのに変わったけどな」
風「誰が面白い奴だ誰がッ! ……こいつを初めて見たときは……間抜けな面だって思った」
8 相手のどんなところが好き? 龍「全部。素直じゃないところも意地っ張りなところもすぐ手が出るところも単純で短気なところもなんのかんのいいつつ優しい所もこいつなら全部好きだ」
風「なッ……(顔真っ赤)恥ずかしいこと言ってんじゃねェッ! 俺はお前なんか大っ嫌いなんだからなッ!」
龍「はいはい(一度好きって言ってくれたくせに……)」
9 相手のどんなところが嫌い? 龍「ない。さっき言った通り、こいつなら欠点も全て愛しい」
風「阿呆かッ!(まだ顔赤い) 俺はてめェのなにもかもが全部嫌いだッ!」
龍「はいはい」
10 貴方と相手の相性はいいと思う? 龍「俺は最高だと思ってる」
風「俺は最低だと思ってるッ!」
11 相手のことを何で呼んでる? 龍「澳継」
風「たんたん」
12 相手に何て呼ばれたい? 龍「今の呼ばれ方でいい。慣れちゃったから今の呼び方じゃないと澳継じゃないって感じだな。さすがに最初に呼ばれた時は絶句したけど」
風「なんだとッ!? ……俺? 俺は別に……たんたんにどう呼ばれようと関係ねェよ……」
龍「じゃあおきちゅぐv とかでもいいのか?」
風「殺すぞ」
13 相手を動物に例えたら何? 龍「呪詛の時の姿は犬だけど、猫系の猛獣に近いと思う。その孤高不恭なところが」
風「蛇。しつこく絡んできやがるから」
14 相手にプレゼントをあげるとしたら何をあげる? 龍「その時澳継が欲しがってるもの。だから食い物とか手甲とか実用品が多くなるな。……たまにはちょいと思い出に残るようなもんでもやりたいんだが……だから『陽光』の時はかなり気張ったな」
風「馬鹿かよお前(ちょっと顔赤い)。俺はこいつに贈り物なんて絶ッ対ェしねェぞ」
15 プレゼントをもらうとしたら何がほしい? 龍「澳継がくれるものならなんでも嬉しいよ。言っちまえばこいつが傍にいてくれるのが俺にとって最大の贈り物だし」
風「気障ッたらしいこと言うなッ!(顔赤い)……俺は……別にいらねェ。貰っても……たいしたもん返せねェし……」
16 相手に対して不満はある?それはどんなこと? 龍「ない。何をやられてもこいつなら快感だ。こいつは間違ったことは基本的にしないし」
風「(バキッ)変態臭ェこと言うな! 俺はこいつには不満だらけだよッ、何かっちゃすぐ説教するし飯抜くって言うしすぐ蹴りやがるしそれに……すぐ妙な真似してきやがるしッ……」
龍「妙な真似ってどんなことだ?(ニヤニヤ)」
風「(バキッ)それになッ! そういうすぐヤラしいこと言ってきやがるところもムカつくんだよッ!(顔少し赤い)」
17 貴方の癖って何? 龍「癖? 自分じゃあんまり気付かないけど……気付いたら腕組みしてたり、とか」
風「俺は腹立てると人を指差す癖直せってお屋形様に言われたことがある」
18 相手の癖って何? 龍「混乱するとすぐ頭を抱える」
風「こいつ考え事する時いっつもその辺ウロウロ歩き回んだよ。動物みてェだよな」
19 相手のすること(癖など)でされて嫌なことは? 龍「何度も言うがこいつのやることなら全部」
風「(バキッ)黙ってろ! 俺はすぐポンポン叩いてくるのも餓鬼扱いされてるみてェでムカつくし撫でられんのも腹立つッ! それにだなァ……(以下えんえんと続く)」
20 貴方のすること(癖など)で相手が怒ることは何? 龍「俺のすることでこいつが怒らない方が少ないからなぁ」
風「怒られるようなことばっかしてくるからだろうがッ! ……俺は……癖とかで怒られたことはねェけど」
21 二人はどこまでの関係? 龍「一言で言うのは難しいけど、言うなれば自分の背中を預けられる、最高の相棒って関係かな」
風「……フン(わりと満足そう)」
龍「ちなみに体の関係もばっちりあるけどな」
風「(バキッ)ンなことこんなところで言うなッ!(顔真っ赤)」
22 二人の初デートはどこ? 龍「江戸時代にいわゆるデートってのはないんだが……初めて二人きりで歩いたっていうなら鬼哭村についた次の日の内藤新宿の聞き込み。でもあれは鬼道衆の仕事だしなぁ……旅に出た時は毎日がデートと言えなくもないが。二人きりで遊んだってことなら……『陽光』参照」
風「でーとってなんだ? 逢引とどう違うんだ?」
龍「いろいろと違うんだよ。とにかくかなり後になってからだな」
23 その時の二人の雰囲気は? 龍「これも『陽光』参照。めちゃくちゃ楽しかった」
風「…………(わずかに顔赤い)」
24 その時どこまで進んだ? 龍「同じく『陽光』参照。おいしかった」
風「(バキッ)生々しいこと言うなッ!」
25 よく行くデートスポットは? 龍「今は旅の途中だからなぁ……鬼哭村にいたときはよく内藤新宿に行ったけど、ほとんど桔梗が一緒だったし仕事だし。これっていうのはないな」
風「てめェと何度も同じとこに遊びに行くなんざ御免だぜ」
26 相手の誕生日。どう演出する? 龍「江戸時代に誕生日を祝う風習はないんだが。もし祝うとしたら、奇をてらわずに……まず朝起きたらにっこり笑って『誕生日おめでとう』。それから俺の腕によりをかけた料理を食わせてやって、贈り物。それから一日何でも言うことを聞いて甘やかしてやる。……次の年からはもうちょっと面白い演出を考えるけどな。最初は……」
風「……お前祝わなくていい。なんか変なコトしそうだ。言っとくけど、俺はこいつの誕生日なんて祝わないからな」
27 告白はどちらから? 龍「俺から。詳しくは『曙光』参照」
風「……あれから俺は人生の坂を転がり落ちていったんだよな……」
龍「でもそれも楽しいだろ?」
風「楽しくねェ!」
28 相手のことを、どれくらい好き? 龍「この世で一番何よりも誰よりも好き。何にも代えられないくらいめちゃくちゃ大切」
風「馬鹿野郎、バカなこと言ってんじゃねェッ!(バキッ) 俺はてめェのことは大ッ嫌いだッ!」
(風祭の密かな本音:『そんなの……どのくらいかなんて……わかんねェよ……』)
29 では、愛してる? 龍「江戸時代の『愛してる』は現代とは少しばかり意味合いが違うんだが……現代の意味で、思いっきり愛してる」
風「俺は愛してねェ!」
(風祭の密かな本音:『そのはずだッ……そのはずなのにッ……ちくしょうッ……!』)
30 言われると弱い相手の一言は? 龍「こいつの言葉なら何言われてもメロメロだな」
風「ちっともそんなそぶり見せねェじゃねェかッ!」
龍「メロメロなのが既に日常なんで隠すのに慣れちまってるんだ」
風「………(バキッ)。俺は『飯抜くぞ』って言われるとさすがにキツい」
龍「それなんか意味合いが違わないか?」
31 相手に浮気の疑惑が! どうする? 龍「うーん……俺、基本的にこいつを自分のものだと思ってないからなぁ……浮気されたとしても、正直文句は言えないな。そういう約束してるわけじゃないし」
風「………(思いっきりバキッ)なんだよそれッ……てめェは俺のことなんだと思ってンだよッ!(涙目で睨む)」
龍「世界で一番大切な奴だと思ってる」
風「嘘つけッ……じゃあ、なんでッ……」
龍「俺はお前を束縛できる立場じゃないと思ってるんだ。だから、お前が浮気しても何も言えない……そもそも浮気って言葉自体、俺にとってのお前に使える言葉じゃない」
風「なんだよそれッ……ワケ、わかんねェよッ!(だっと駆け出す)」
(この後小一時間に及ぶ追いかけっこと説得)
龍「(戻ってきて)……お前は? 俺が浮気してるかもって思ったらどうする? まずありえないと思うけど」
風「(赤くなりながらもブスッとして)……俺には関係ねェよ。勝手にやりゃいいだろ」
32 浮気を許せる? 龍「さっき言った通り、俺はこいつが他の奴と何したからって責められる立場じゃない」
風「………(ブチ切れ)ぶっ殺す」
龍「え?」
風「俺にあんなコトしといて他の奴となんかやってみろッ! 俺は絶ッ対ェてめェを死ぬまでぶちのめして、八つ裂きにしてやっからなッ! 俺を弄べると思ったら大間違いだッ! 余所見したら許さねェぞ、このウスラトンカチッ!」
龍「澳継……(じっと見つめる)」
風「(真っ赤になって目を逸らす)………」
龍「(ぎゅっと抱きしめる)……ありがとう」
風「(真っ赤になってそっぽを向く)……フン」
33 相手がデートに1時間遅れた! どうする? 龍「悪い予感がしたらすぐ探しにいく。しなかったら日が暮れるまで待って、それから探しにいく。こいつが約束を破るわけないって思うからな」
風「阿呆かてめェは(ちょい顔赤い)。俺は帰るからなッ」
龍「とか言って文句言いつつも待ってくれたりするんだよな?」
風「うるせェッ!(バキッ)」
34 相手の身体の一部で一番好きなのはどこ? 龍「どこも甲乙つけがたいくらい好きだ。どこが一番なんて決められない。それでもあえて言うなら、瞳かな」
風「ンなもんあるわきゃねェだろッ!」
(風祭の密かな本音:『……こいつの腕の中って……なんか、気持ちいいんだよな……』)
35 相手の色っぽい仕種ってどんなの? 龍「何度も言うが俺はこいつならなんでもいいんだが……よく涙目になって睨まれるんだけど、あの表情見るとゾクゾクする」
風「そんなもんねーって言ってんだろうがッ!」
(風祭の密かな本音:『ヤる前とかにすうってこっちに手を伸ばしてくるの見てると……なんか、ゾクってくる……』)
36 二人でいてドキっとするのはどんな時? 龍「さっきみたいに、こいつがふいに可愛いこと言ってくれたりする時。ドキッとして、そのあとこいつが愛しくって抱きしめたくてしょうがなくなる」
風「こいつが不意討ちで妙なことしかけてきた時」
龍「妙なことって?(お尻をさわっ)」
風「(バキッ)そういうことだよッ!」
(風祭の密かな本音:『……こいつに真剣な瞳で見つめられると……なんか、心臓の辺りがおかしくなる……』)
37 相手に嘘をつける? 嘘はうまい? 龍「こいつに嘘はつかないって決めてる。そう簡単に見破られない自信はあるけどな」
風「なんだとッ!? ……俺は、面倒臭ェから嘘はつかねェよ」
38 何をしている時が一番幸せ? 龍「こいつと一緒にいれば、いつだって幸せ」
風「馬鹿をぶちのめしてる時」
龍「……ま、お前らしいか」
(風祭の密かな本音:『こいつにギュってされてる時……時々、なんかほわぁんってする……』)
39 ケンカをしたことがある? 龍「ありまくり。というか日常茶飯事。つーかしてないほうが少ない」
風「てめェのせいだろッ!(バキッ)」
40 どんなケンカをするの? 龍「二人とも武術家だからなぁ……殴る蹴飛ばす関節技なんでもありあり。もちろん口でも言い合うけど」
風「口では一回も勝てたことねェのがすっげェムカつく」
龍「もちろんある程度手加減はしてるぞ」
風「死なない程度にな」
41 どうやって仲直りするの? 龍「あまりに多すぎて仲直りなんてしてる暇がない。いつのまにか元通りになってるって感じだな」
風「てめェがいつのまにかうやむやにしちまうんだろうが」
龍「それもあるけど、お前が忘れっぽいのが一番の原因だと思うぞ?」
風「なんだとッ!?」
龍「褒めてるつもりなんだがなぁ」
42 生まれ変わっても恋人になりたい? 龍「さっき言った言葉からもわかると思うけど、俺はこいつを恋人みたいに独占しあう関係だと思ってないから。……けど……生まれ変わってももう一度会えたら……こんなに嬉しいことはないな。多分俺、生まれ変わっても澳継を追いかけてる気がする」
風「……馬鹿野郎がッ……(顔赤い)」
43 「愛されているなぁ」と感じるのはどんな時? 龍「いつも。こいつ、体全体で俺のことが好きだ! って表現してくれてるからな」
風「誰がだッ!」
龍「俺にだけはなんにもなくてもつっかかってきたりとか俺がちょっと距離を置くとめちゃくちゃ不機嫌になるとか離れたがるそぶり見せるくせにいっつも傍にいるとか嫌がってるくせに軽く口付けしただけで蕩けちまったりとか……まだまだあるけど、聞くか?」
風「勝手なこと言ってんじゃねェ――ッ!」
(風祭の密かな本音:『時々、俺の方をものすごく……優しい目で見てるのわかった時……なんか、ぽかぽかする』)
44 「もしかして愛されていないんじゃ・・・」と感じるのはどんな時? 龍「ない。どんなことを言われようとされようと、俺はそこに愛を感じ取れる。俺が傷つけちまったときはそりゃもう大変だけど、それは俺が悪いんだし、愛されてればこそだって思うし」
風「……てめェ……いいかげんにしやがれッ!(バキッ)」
(風祭の密かな本音:『なんでかわかんねェけど……こいつ、本当は俺のことその辺の餓鬼くらいにしか思ってねェんじゃねェかって思うことがある。腹立てるところのはずなのに、そんな時って、なんか……怖くなる』)
45 貴方の愛の表現方法はどんなの? 龍「かまいたおす。蹴る殴るからかうちょっかいかける。それと世話を焼いたり貢いだり」
風「……嬉しくねェ……」
46 相手に似合う花は? 龍「すみれ。凛としたところが」
風「俺は花の名前なんて知らねェよ」
47 二人の間に隠し事はある? 龍「(こっそり)嘘はつかないけどあえて喋らないで黙ってることはある」
風「何コソコソしてやがんだ? 俺は別に隠し事はねェぜ」
48 貴方のコンプレックスは何? 龍「いろいろあるけど……一番は自分の愛し方が澳継を時々傷つけちゃってることだな。本当に悪いと思ってるんだけど……俺はこういう愛し方しか出来ないんだ。……すまん、澳継」
風「……関係ねェよ。(ぶすっと)……こんぷれっくすってなんだ?」
龍「なんていうか……自分の中でここが嫌だなと思ってるところとか……」
風「自分の嫌なところ? なんだよそれ。自分のなんだったら自分で直しゃいいだろ?(きょとんと)」
龍「……本当にな。お前の言う通りだよ」
49 二人の仲は周りの人に公認? 極秘? 龍「旅の途中では旅の恥は掻き捨て。ばれるも良しばれないも良し。鬼哭村にいた頃は……黙認、って感じだったな。誰も表立っては言わないけどみんな知ってる、っていう」
風「なにッ! マ、マジでみんな知ってたのかッ!?(仰天)」
龍「……知らなかったのか?」
風「(全力でバキッ)知ってたんならとっとと言いやがれこのボケタコ――ッ!」
50 二人の愛は永遠だと思う? 龍「さあ? まあ、少なくとも俺が死ぬまで澳継のことが好きなのは変わらないと思うけどな」
風「恥ずかしいこと言ってんじゃねェッ!(バキッ)」


「さて、ここから50問は俺達の性生活についての質問らしいぞ」「はァ!? なんだそりゃッ!」「だから、俺たちが普段どんな風にしてまぐわってるかとか……」「なッ、なッ、なに考えてんだてめェは――ッ! ンなこと答えられるわけねェだろうがッ!」「いや別に俺が考えたわけじゃないんだが」「俺は絶ッ対ェに答えねェぞッ!」「ほほう。つまり逃げ出すと?」「………!」「俺は別にいいぞ。でもなぁ……おまえの答えを楽しみにしてる人たちは悲しむだろうなぁ……」「………」「おまけにおしおきもされるだろうなぁ……どんなおしおきなんだろうなぁ……」「………!(全力ダッシュ)」「あ、おーい、澳継ー?」「てめェと一緒に答えるなんざ死んでもごめんだァァッッ!」
 ……そういうわけで、これから50問は龍斗と風祭が別々に答えます。

51 貴方は受け? 攻め? 龍「俺が攻めで、澳継が受け」
風「………? 受けってなんだ?」
52 どうしてそう決まったの? 龍「どうしてって言われてもなあ。この手の道では年上が攻めるのが普通だろ? それに経験から言っても俺が攻めた方がはるかに楽だと思ったし」
風「(説明を受けて)………! 知るかッ! なんかはじめっからそういうことになってたんだよッ!」
53 その状態に満足してる? 龍「別に俺は逆でもいいんだけど、あいつが断固として能動的に交わろうとしないからなあ。今の状態が最善かもしれない。基本的には、満足してるよ」
風「満足してるわけねェだろッ! ……逆? 気持ち悪ィこと言うなッ!」
54 初エッチはどこで? 龍「鬼哭村、澳継の部屋で。詳しくは『曙光』参照」
風「……鬼哭村の、俺の部屋でだよッ……」
55 その時の感想を・・・・ 龍「俺こいつの純粋さにつけこんでるな、ずるいなぁって思いながらも止まらなかった。自分を心底軽蔑しながらもめちゃくちゃ幸せで気持ち良かった。自分がわけわかんなくなっちゃいそうなくらいだったけど……終わった後の、澳継のどこか不安そうな顔を見たらそんなこと考えてる場合じゃないって思った。なんとしても俺がしっかりして、責任を取らなくちゃって。幸せと責任の重みを同時に感じたな」
風「……『曙光』読みゃわかるよッ!(顔赤い)』
56 その時、相手はどんな様子でした? 龍「初めての快感に蕩けてた。もともと敏感だったみたいだな。詳しくは『曙光』参照」
風「ンなこと覚えてねェよッ! 『曙光』読みゃいいだろッ!」
57 初夜の朝、最初の言葉は? 龍「これも『曙光』参照だな」
風「『曙光』読め!」
58 エッチは週に何回くらいする? 龍「うーん、まちまちだけど平均すると週に二、三回かな?」
風「ンなもんいちいち数えてねェよッ! 勝手に調べろッ!(顔赤い)」
59 理想は週に何回? 龍「今くらいで特に不満はないけど?」
風「ンなもんあるか――ッ!(ちゃぶだい返し)」
60 どんなエッチなの? 龍「その時によっていろいろだけど……共通してるのはいろんな体位で澳継の限界までヤりまくるってこと。澳継の状態で加減するけどな。大体澳継が五〜七回、俺が三〜五回イくくらい。言っとくけど、前戯から最後まで澳継への気遣いは忘れたことないぞ。……まあ、たまにちょっとひどいこともしてみたりもするけど」
風「言えるか――ッ!(暴れる) とにかくめちゃくちゃ疲れる! そんだけだよッ!」
61 自分が一番感じるのはどこ? 龍「肉体で言えば、腕と胸。澳継の体を一番身近に感じられるところだからな。……でも、やっぱり一番感じるのは心だよな。ああ今俺は澳継の体も心も手の中に握りこんでいるんだーって思うとそれだけでイきそうになるくらい……変態? 悪かったな」
風「ンなもんわかるかッ!(壁を蹴る) ヤってる時はどこもかしこもワケわかんないくらい気持ちい……なに言ってんだよ俺は――ッ!」
62 相手が一番感じているのはどこ? 龍「敏感なんでどこを触っても思いきり感じてくれるが……一番の弱点は腰。尻を揉むようにしながら背中を撫で下ろしてやるとゾクゾクーッとくるらしい。前立腺を刺激されるのも弱いな。あとは耳とか」
風「ンなもん知るかッ! たんたんに聞けッ!」
63 エッチの時の相手を一言で言うと? 龍「世界の何より可愛い」
風「……ムカつく(逆らえないから)」
64 エッチははっきり言って好き? 嫌い? 龍「好きだよ。もちろん相手が澳継だからだけどな」
風「ンなこと聞くなボケェ――ッ!(蹴る)」
65 普段どんなシチュエーションでエッチするの? 龍「毎回趣向を変えてヤってるけど……基本的には寝る前に俺がその気にさせてそのまま雪崩こむようにって感じ」
風「たんたんの好みだよッ! 俺の気も知らねェで勝手ばっかしやがって……い、言っとくけどなッ、なんか希望があるってわけじゃねェぞ!」
66 やってみたいシチュエーションは?(場所、時間、コスチューム等) 龍「ヤりたいと思ったらその時にヤってるからなぁ……大体のことはヤってると思うけど。澳継が痛かったり辛かったりするのは嫌だからしないし。これは! っていうシチュエーションがあったら教えてほしい」
風「ンなもんあるわけねェだろうがーッ! なんなんだよこの質問ッ!」
67 シャワーはエッチの前? 後? 龍「江戸時代にシャワーはない。ので風呂ってことになるんだが、基本的には前。いつも寝る前にヤるから風呂入った後なんだよな。終わった後サッパリするためにもう一度入ることもあるけど……そこまで体力が残ってる時は稀だ」
風「風呂は前ッ! んなどうでもいいこと聞くんじゃねェッ!」
68 エッチの時の二人の約束ってある? 龍「いつもなし崩しのうちにヤってるからなぁ。特になし。いまだに澳継が普段その手の話をするのは猛烈に恥ずかしがるから」
風「ねェよッ!」
69 相手以外とエッチしたことはある? 龍「ある。いやって言うほど。……言っとくけど澳継と知り合ってからはあいつだけだぞ?」
風「ん、ん、ンなもんあってたまるか――ッ!(破壊)」
70 「心が得られないなら身体だけでも」という考えについて。賛成? 反対? 龍「心と身体は密接不可分なものだ。だからその考え方は間違ってるな。二人の心と身体が同調して初めてこれ以上ないってくらいの快感が生まれるんだから」
風「なんだそりゃ? どういう意味だ?(よく意味がわからない)………(説明を受ける)……ンな勝手なことをしやがる奴はぶっ殺す!」
71 相手が悪者に強姦されてしまいました! どうする? 龍「………そうだな。そいつがこの世に生まれてきたことを後悔するほどの苦痛を味あわせてやるのは確定だな。『月下氷人』の下衆旗本に与えたもののさらに数倍する苦痛を……(おどろおどろ)」
風「……あいつを……強姦?(想像している) ……気持ち悪ィこと言うなッ! ンなもんあいつが自分で始末つけるだろッ! ……(小声で)俺もぶっ殺してやるけどなッ……」
72 エッチの前と後、より恥ずかしいのはどっち? 龍「俺はもう経験つみすぎちゃった汚い大人だから、恥ずかしいなんて感じることもなくなっちまったけど……あいつ? 前も後も恥ずかしいみたいだけど、表面に現れるのは前だな。思いきり抵抗するから」
風「妙な質問するなァ――ッ!(暴れる)」
73 親友が「今夜だけ、寂しいから・・・」とエッチを求めてきました。どうする? 龍「しない。親友っていうのはしないから親友なんだ。抱きしめておでこにちゅっ、として背中をポンポンして一晩ずーっとくっついてるだけで勘弁してもらう」
風「親友……?(考えている) 九桐とかか? ………(想像している)気持ち悪ィこと想像させんな――ッ!(鳥肌)」
74 自分はエッチが巧いと思う? 龍「それなりに自信はあるよ。経験も豊富な方だと思う」
風「恥ずかしいこと聞くなッ!(バキィ)」
75 相手はエッチが巧い? 龍「巧い下手以前になんにもしない。完全なマグロ。ま、俺もその方がやりやすいからいいんだけど」
風「知るかッ!(殴る) ……う、巧いんじゃ、ねェの?」
76 エッチ中に相手に言ってほしい言葉は? 龍「特にないけど。あいつが俺に大人しく組み敷かれてるだけでも思いきり愛されてるって感じられるし」
風「いちいちやらしいこととか言ってくんのやめろッ!」
77 エッチ中に相手が見せる顔で好きな顔はどんなの? 龍「どんな顔も好きだけど……一番よく見せてくれて好きなのは必死に快感に耐えて涙目になりながらこっちを睨みつけてくる顔とかかな。あと快感に蕩けて恍惚となってる顔とか」
風「ンなモン見てる余裕あるわけねェだろッ!(蹴る)」
(風祭の密かな本音:『時々、めちゃくちゃやらしいことしてくるくせに妙に優しい顔しやがる……』)
78 恋人以外ともエッチしてもいいと思う? 龍「場合によるけど……基本的に感心できないな」
風「人のことまで俺が知るかッ! 勝手にやってろッ!(自分たちのことだとは思ってない)」
79 SMとかに興味はある? 龍「縛りまでなら既にヤってるけど(『月虹』参照)。あと目隠しくらいならアリかとは思うな。蝋燭とか食べ物とかは準備と後始末が面倒だからしない。あんまり澳継を歪んだ道に引きこみたくはないし。……なに、既に充分歪んでる? 本当に歪んでるっていうのはあんなもんじゃないぞ」
風「えすえ……?(説明を受ける) …………! あるわけねェだろッ!(暴れる)」
80 突然相手が身体を求めてこなくなったらどうする? 龍「もともとあいつは表面には出してこないけど……そういうそぶりも見せなくなったらってことか? うーん……とりあえず様子見て、本当にヤりたくないって思ってるみたいだったらしないことにする。俺にとってはすることが一番重要ってわけじゃないし(本気で言ってるぞ、言っとくが)」
風「え?(予想外の質問だったらしい) ………フンッ! せいせいすらァッ!(とか言いつつ顔は寂しそう)」
81 強姦をどう思いますか? 龍「絶対にしちゃいけないこと。……俺もしてるだろうって? 冗談。澳継が本当にしたくないって思ってたら、俺は絶対ヤらないぞ?」
風「クズのやること」
82 エッチでツライのは何? 龍「自分の理性と感情の平衡をとること。……でもそれも綱渡りしてるみたいなギリギリの感覚が結構快感だったりして」
風「ねちっこくすんな! 何度も何度もヤんなッ! やらしいこと言うなッ! それとッ……(思わず小声になって)じッ、焦らすなッ……(顔真っ赤)」
83 今までエッチした場所で一番スリリングだったのはどこ? 龍「『陽光』参照。あれはさすがの俺もやばいかなーと思った」
風「どこだって恥ずかし……うわぁぁァッ!(恥ずかしさのあまり暴れる)」
84 受けの側からエッチに誘ったことはある? 龍「これは秘密。そのうちどこかでわかるかもしれないぞ」
風「…………!(大暴れ)」
85 その時の攻めの反応は? 龍「これも秘密。いつかどこかでわかる時を楽しみにしていてくれ」
風「! ! ! !(暴れまくり)」
86 攻めが強姦したことはある? 龍「さっきも言った通り、俺は澳継が本当に嫌がってるときは絶対にしない」
風「……無理矢理されたことはあるけど……ゴーカンされたことは、ない、気がする……(自分でもその違いがよくわからないらしい)」
87 その時の受けの反応は? 龍「多分ショックで呆然としたあと、こっちを本気で憎んでる目で睨みつけるんだろうな……うう、想像しただけでも心が痛い」
風「……ぶっ殺す」
88 「エッチの相手にするなら・・・」という理想像はある? 龍「ない。強いて言うなら、好きになった奴が理想だ」
風「あるかンなもんッ! 妙な質問すんのもいいかげんにしやがれッ!」
89 相手は理想にかなってる? 龍「この世で一番好きな奴だからな。理想そのものだよ」
風「知るか―――ッ!」
90 エッチに小道具を使う? 龍「何回か使ったことはある。まあ恒常的に使うってことはこれからもないだろうけど」
風「言えるか―――ッ!(破壊)」
91 貴方の「はじめて」は何歳の時? 龍「男も女も九歳の時。言っとくけど満年齢だぞ」
風「十六ッ!(顔赤い)」
92 それは今の相手? 龍「いいや。女は遊郭の遊女。男は名前も知らない行きずりの男、ちなみに強姦。女も半ば以上強姦みたいなもんだったけどな。女の方が先で、男はその二ヶ月後。ちなみに男の和姦はその四ヶ月後。女はさらにその二ヶ月後。最初はどっちもわけがわからなくてただひたすら怖かったな……まあ、俺も子供だったから」
風「……そうだよッ!(顔真っ赤)」
93 どこにキスされるのが一番好き? 龍「どこも好きだけど、やっぱり唇かな」
風「どこも好きじゃねェッ!」
(風祭の密かな本音:『……口にされた後、身体中に口で触られると、なんかわけわかんなくなる……』)
94 どこにキスするのが一番好き? 龍「これも唇かな。つっても俺はほとんどの場合体中にするけど」
風「どこにもしたくねェッ!」
95 エッチ中に相手が一番喜ぶことは何? 龍「後ろを責めながら口付けしてやるとめちゃくちゃ興奮するみたいだな」
風「ンなもん俺に聞くなァ―――ッ! ンなこと考えてる余裕あるかッ!」
96 エッチの時、何を考えてる? 龍「次どう責めるかを冷静に計算しつつ、暴走する感情に理性で歯止めをかけつつ、貪欲に快感を追い求める身体を鎮めつつ、乱れる澳継を余すところなく観察して興奮しつつ、そういうの全部に何とか平衡を保たせて制御してる。めちゃくちゃ疲れるんだけど、それがまた心地いいっていうか……」
風「なんにも考えてねェよッ! ンな余裕ねェっつってんだろッ!」
97 一晩に何回くらいやる? 龍「さっきも言ったけど、平均すると澳継が五〜七回、俺が三〜五回イくくらい。俺はもうちょいヤっても平気なんだけど、澳継の方に先に限界がきちゃうからな。ヤる頻度から言っても、これくらいがちょうどいいんじゃないか?」
風「ンなもん数えてられるかァ―――ッ!(ちゃぶだい返し) とにかくめちゃくちゃ疲れるまでヤられるのは確かだけどなッ!」
98 エッチの時、服は自分で脱ぐ? 脱がせてもらう? 龍「俺は自分で脱いで、澳継のも脱がす。澳継はマグロだから」
風「……脱がしてもらう」
99 貴方にとってエッチとは? 龍「相手の一番近くにいることを感じられる最も手っ取り早い手段、かな」
風「………よく、わかんねェ」
100 相手に一言どうぞ 龍「澳継、俺はお前が世界で一番好きだ。だからってこんなこといえた義理じゃないのは重々承知してるが……もう少し、もう少しだけ、傍にいても……いいか?」
風「……言っとくけどなッ、俺はお前が大っ嫌いなんだからなッ! ……でも、今は……一応、俺の後ろを預けておいてやる。だから……俺から逃げたら承知しねェぞッ!」

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