事務所の床で目が覚めた。支度をして、まだ午前中のいつもは寝ている時間帯に出かけた。銀行に行き、二百万円ばかりおろして、各方面に振込をした。今月の支払はだいたい終わったが、まだあと少し残っている。
昨日仕事で百万円が入った。一発の仕事としては今までで最大級の高額だが、その次の日に二百万円支払いがあったら、元も子もないどころか、マイナスの極みである。ビジネスをやるって、こういうもんだ。それに扱う金の単位が大きいから、金の感覚が薄れがちになる。しかしここで使う金を数百円きざみで考えることができれば、ちゃんと金は残ってゆくのである。これはタイガー・ジェット・シンが教えてくれたことだ。
午後イチで、都内のSM倶楽部に集金に行く。相変わらず経営が苦しい様子で、支払いは分割でいただけることになった。綺麗な女王様がいて、今日で入店二日目だったそうだが、「お店のために貢献してあげてください」と店長の代わりに頼んでやった。余計なお世話であったか。
その後、新宿に戻って最近知り合ったS社のK社長と打ち合わせ。先日初めて知ったのだが、彼は十数年前マスコミを賑わした画期的なあの大人のビジネスの先駆者なのだそうだ。なるほど確かにそれほどのお方らしく、現在もたいそう面白そうなことをやっていらっしゃる。
夕方の打ち合わせの予定がキャンセルになったので、先日から相談を受けていた、お世話になっている(お世話もかけられているが)S社長がテクノロジーの事でとても困っている件で、お手伝いに上野にかけつけた。ところが、S社長の方がまた都合が悪くなってしまい、そのまま何もせずに帰った。
今日は朝から晩までずいぶんあちこち廻ったが、非常に中身が薄かった。