非幻想異端的日常
2003年 10月 1日 (水)
 映画「南京の基督」を見た。五年くらい前に人に勧められ、どうも見る気にならず、躊躇していた映画だが、ここにきていきなり見る気になって、借りてきた。これが結構かなり酷い映画だった。芥川龍之介の「歯車」や「南京の基督」の名シーンの数々が、浅薄で安易なストーリーに乗っかって、間抜けなまでに阿呆らしく映像に現される。あの短い小説を、長編映画のストーリーにはめ込むとしたら、これが一番安直な形だろうな。それに幼稚園の映画教室じゃないんだから、もう少し深く人間について考えよう。人間が泣いたり笑ったり怒ったり叩いたり死んだり生きたり苦悩したり困ったり信じたり疑ったりしていたが、何一つ俺にはその理由が解らなかった。富田靖子は良かったけどね。

2003年 10月 2日 (木)
 六本木。Jさんと会談。後、同じビルのTさんと会談。
 帰り、いつもTさんに驕ってもらうラーメン屋に行きたくなり、行く。坦々麺を注文。少し辛いが、うまかった。値段が千円近くもして驚いた。いつも驕ってもらっていたので気が付かなかった。

2003年 10月 3日 (金)
 珍しく早起き。仕事。夕方、昼食。コンビニで買った豚肉と牛肉と鶏肉と魚肉のミックス肉弁当を食べる。うまかったが、バランスが悪かった。コーヒーを飲んで、外出。歌舞伎町。代々木。エクセシオールカフェで悠里と雑談。幻想異端文学連盟の新しいコーナーを思いつく(来週あたりオープン予定)。スーパーに寄り、サラダと豆腐とカール(チーズ味)と栗を買って帰る。サラダと豆腐を食べ、少し寝て、深夜起きて、仕事を始めた。カールと栗を食べ、爽健美茶を飲みながら、朝まで仕事をした。せっかく早起きしたと思ったら、もう生活のリズムがめちゃくちゃである。如何ともし難い。

2003年 10月 4日 (土)
 いきなり広告出稿の問合せ電話があった。本日なるべく夜遅く来てくれたら恐らく即決で金も払うと言うので、夜九時頃赴いた。言われた通り即決で金も払って貰えた。
 近頃我が社の売り上げは若干下がり気味にあるが、それでも一頃に比べたら倍以上の売り上げはキープしていて、捨てる神も多いが拾う神もそれなりにいる。暫くこの調子が続くのなら、そろそろ俺の本当にやりたいことをやり始めてもいいんじゃないかと近頃つらつら思い始めているのだがまあ如何なものだろうか。まあ、ぼちぼち様子を見ながら進めて行こうと思う所存である。

2003年 10月 5日 (日)
 休日。仕事は少しだけあったが、すべて月曜の朝に回して今週末はもう働くのは止めよう。この頃自分の時間の取れない週末が続いたので、この土日ばかりは好きなことをやろうと思う。

 昼間は悠里と食事に行ったりお茶したり、浅草橋まで買い物をしに行ったりして過ごした。浅草橋は予想以上に妖しい街で、数秒置きにアクセサリーや天然石のお店を目撃した。天然石はべらぼうに安かったが、店頭に並んでいるものを見る限りでは素人の俺が見ても明らかなほど粗悪品が多かった。その他、旨そうな料理屋を幾つか見つけたので、今度来た時には腹を空かせて行こうと思う。

ジェローム神父 帰り、新宿南口ルミネの青山ブックセンターに寄り、書物を物色した。サド侯爵の「新ジュスティーヌ」の一部を抜粋してそれに会田誠の画を挿絵として挿入した「ジェローム神父」(平凡社)という本が出ていたので、それを購入。サドの長たらしい退屈(俺にとっては良い意味)な長編もこのような形で発表すれば親しみやすく読まれる切欠になるのではないかと思える良書で、こう言ったものから入れば去年当社従業員のケンちゃんが「悪徳の栄え」を読み始めて途中で挫折するような事件も起こらなかったのではないかとしみじみ思った。青山ブックセンターではその他、別冊宝島から出ていた京極夏彦のムック本や、若合春侑などを購入。事務所に戻った。

 仕事の無い週末と言ったら、俺のやることは決まっている。事務所に本を山積みにして、ひたすら読書と文章書きに一晩中没頭するのである。これが何よりの至福のひとときなのだった。
 今日買ってきた本だけでは足りないので、自宅の段ボールからブコウスキー、拾い読みに最適な張岱の「陶庵夢憶」、お気に入りのスティーブン・キングの著作などをひっぱりだしてきて、事務所に積んだ。当時読んでいた芥川龍之介、司馬遷、韓非子、京極夏彦、乙一なども積んだ。事務所に横になり、積んだ本を片っ端からひも解きつつ、気が向いたらiBookを立ち上げ、キーボードを叩く。笑いが止まらない。どんな忙しい週末でもこのひとときは僅かなりとも必ず設けるようにしていたが、今週は土日と、二日連続でやってしまおう。

 先週何気なく本屋で目について買った乙一という作家の「ZOO」を読み終わった。知らない作家の本をあてすっぽに買ったのだが、これが至極面白かった。特に「SEVEN ROOMS」は凄い。以前、第四回幻想異端文学大賞で「キューブ」をテーマに取り上げたが、あの時どうして誰もこんな作品を書いてくれなかったのだろうと思えるほど、痒い所に手が届いた傑作だった。

 京極夏彦の「嗤う伊右衛門」を読んだ。面白すぎて死んだ。

 近頃、映画もそうだが、書物が当たり時期である。

2003年 10月 6日 (月)
 結局昼間で起きていて、午後三時間ほど眠り、夕方起きて、悠里と食事に行ったりお茶したりして、また本屋に寄った。
 「ZOO」があまりに面白かったのでまた乙一の本が読みたくなり、「暗いところで待ち合わせ」というのを購入。その他しがない文芸雑誌や高島俊男の著書などを購入し、事務所に戻った。
 後は昨晩と同じだった。

2003年 10月 7日 (火)
 スパイスヘブンでインド料理を食べて、出掛けた。鶴見、池袋、船橋と、半日で一都二県を股にかけた。帰りは当然遅くなり、深夜を過ぎた。

 我が社が制作・運営に携わっている団鬼六オフィシャルサイトで、近頃投稿小説のコーナーが始まった。「鬼の後継者〜官能作家への道〜」というもので、主旨としては「団鬼六の後継者を探すぞ」というどこかで聞いたことのあるような内容だ。ちなみに現在浅野某という方の投稿作品が掲載されているが、これは俺とは全くの別人である念のため。
 投稿作品をどしどし募集中なので、皆もどしどし書いて投稿しよう! でも未だ第七回幻想異端文学大賞に作品を提出していない方からの投稿は、自動的にこちらの方への提出作品に回されるシステムになっているので、気をつけられたい。

 近頃レンタルで坂本龍一のCDをつぶさに借りてきているが、それにしても最近の坂本龍一のアルバムは何なんだろう。何と言うか、要するに、どう言うつもりで、何が言いたくて、何がやりたくて、どうしたくて、つまり、何なんだ。

2003年 10月 8日 (水)
 深夜テレビで「キャプテンハーロック」(りんたろう監督)が始まった。かなりよろしい出来である。この21世紀に「信念」「友情」「誇り」などというクサい言葉が何の違和感もなく心の中心点にまで響いてくるなど、ハーロック以外にあり得ない。古い故に新鮮なる所以がそこにある。

2003年 10月 9日 (木)
 「菊豆」(チュイトウと詠む)という映画を見た。話は面白かったが、最後まで見ると「で結局?」と言いたくなるような出来で、中途半端な感じである。少なからず心を動かされるような場面はあったにはあった。

 思い通りに物事が運ばないので、気持ち悪い。

2003年 10月 10日 (金)
 ヤボ用で東大に行った。地下の食堂でささみのバター焼きを食べた。東大に来る度、ここの食堂で食事をするのが習慣になっている。ここの食事は美味しく、栄養価も高く、消化にも良い。

 人の紹介で、SMの女王様とお会いした。新宿東口の喫茶店でコーヒーを飲みながら、話をした。団鬼六先生やサド侯爵の著作をほぼ読破し、神秘文化や暗黒芸術に関してとても造詣が深い方だった。仕事の面でお互い協力できることがあれば、してゆきたい。

2003年 10月 11日 (土)
 大塚に行ったついでにブックオフに寄り、「封神演義」の完訳を見つけ、購入。安能務の超訳しかないと思っていたら、ちゃんとした完訳も出ていたのか。読んでみると、安能版よりはるかに簡潔で、読みやすい。

 悠里を連れて、六本木のTさんのところに行った。彼もいろいろ大変のようだ。大変なので大変なりに、いろいろやっているようだが、暫くは大変が続きそうである。悠里も何かと気にかけているようだ。俺はただ出来る限りのことをやって、後は見守るのみである。

2003年 10月 12日 (日)
 第七回幻想異端文学大賞に提出するつもりで書いた作品が完成したが、どうもテーマ的にストレートすぎて、幻想異端文学連盟には相応しくない作品になってしまった。俺としてはかなりひねったつもりだが、ひねりすぎて、幻想異端的にストレートになってしまった。つまりどれほど歪曲したものも、歪んだ視点から見やれば直線になってしまうという見本である。これは番外編にして、違う作品を一から書きはじめよう。

 文章を書く暇もなく、仕事がたまっていて、今週は忙しい週末になりそうだった。徹夜に備えて昼間眠りこけていたら、退屈した悠里が怒っていた。怒るなよ。

2003年 10月 13日 (月)
 徹夜明けて、そのまま朝から夜までずっと仕事して、仕事が終わって夕食を食べに悠里と出掛けた。デニーズにでも行こうと思ったが、途中ちょっとパークハイアットに寄ると、行きつけのインド料理のお兄さんと出くわし、これも何かの縁と急遽インド料理を食べることにした。お得なスペシャルセットとパコラとマンゴー・ラッシーを注文した。パコラはインド風の天ぷらで、俺が生まれて初めて食ったインド料理である。サクサクとした食感が至極美味である。カレーもうまく、タンドリー・チキンやシシカバブーをかじりながら、ナンやサフラン・ライスでカレーをむさぼり食い、ラッシーで流しこんだ。シシカバブーは異常に辛かった。とにかくインド料理は何を食ってもうまい。食後、事務所に戻り、少しテレビを見てから、寝た。24時間ぶりの睡眠だった。

2003年 10月 14日 (火)
 仕事はまだ何かとカスが残っていたが、今日はもう仕事をするのはやめて、休むことにした。悠里と新宿駅南口ルミネでお買い物して、地下道でとんかつを食べた。うまかった。食後、ルノアールでコーヒーを飲んでいると、電話があり、お呼びがかかった。悠里とふたりで電話をくれた人のもとに訪れた。お茶を飲みながら、話をしたり、ADSLの接続を手伝ったりした(これが呼ばれた一番の理由らしい)。

 波動が合わないとでも言うのか、とにかく合わないというか、会話が妙に噛み合ないというか、言葉ひとつひとつにしっくりこないものを覚えるというか、熱した油が水をはじくように、心が相手の言葉を跳ね返してしまうというか、そういった現象が今日、起こった。そういった場では、俺の最も嫌な面が露呈する。後は自己嫌悪あるのみである。如何ともし難い。

2003年 10月 15日 (水)
 早寝早起き。税理士の先生。トリック。

2003年 10月 16日 (木)
 暗いうちに目が覚めた。午後、外注スタッフのO嬢が来て、打ち合わせ。外出。銀行。喫茶店。池袋。安かったので、色つきの長袖シャツを6着購入。夜は早目に寝る。

2003年 10月 17日 (金)
 悠里ととんかつを食べて、池袋へ。ある困ったことの解決策で、ある会社を紹介されたのだが、なかなか妖しさ0%の優良企業で使えそうだった。帰り、悠里と分離し、六本木のTさんのところへ。ついでにJさんのところにも寄ってブツを貰う。その帰り、アマンドでコーヒーを飲む。9時5分前、思い立って事務所に電話をし、ケンちゃんにテレビで「トリック」を録画しといてくれるように頼んだ。仕事中に従業員使って何やってんだ。

2003年 10月 18日 (土)
 渋谷でHさんと待ち合わせ。一緒にやっている商売の事業拡張に必要なパソコンを買いに行った。中古店に行ったが、セルロン1ギガヘルツ以上のCPUのノートはあまり出ていないことが解ったので、ビッグカメラに行った。そしたら限定販売で9万円台のノートで望み通りのものがあったので、それを数台購入。その後、道玄坂のロイヤルホストでハンバーグステーキを食べながら、これからどう売り上げをあげてゆくか相談。大して良い案は浮かばなかったが、ハンバーグステーキはうまかった。

トリック 夜、先日テレビで録画しておいた木曜ドラマ「トリック」を見た。あまりにもつまらなくてびっくり。明らかに今までの「トリック」と作りが違う。スタッフが同じとは思えない。悠里も「トリック」のファンで今回の放送を楽しみにしていたのだが、最初の数分を見て、あまりのつまらなさに具合が悪くなり、寝込んでしまった。最近、安定していた悠里が、こんなに具合が悪くなったのは久しぶりだ。つまらなすぎて具合を悪くさせるほどのドラマというのもいかがなものか。

2003年 10月 19日 (日)
 西口のルノアールで、掛川さんと会う。悠里も一緒。人生の転機をむかえてから会うのは初めてだった。そう、掛川さんはいま、人生の転機なのである。最近、人生の転機をむかえた人が多い。酷い転機もあれば、良い転機もある。しかし総じて、転機というのはどうなるか解らないものだ。ルノアールのうまくもまずくもないコーヒーを飲みながら、いろいろなことをざっくばらんに話し合った。彼の業界はよく解らない事も多いが、持ち前のバイタレティーでがんばってほしい。

2003年 10月 20日 (月)
 テレビで「トリック/劇場版」がやっていたので見た。相変わらず上田・山田コンビは面白い。出演者もそれなりに豪華で、最初はいい感じだったが、後半、ストーリーが「何で?」と不思議に思うくらい著しく破綻する。本当に、何でこうなるんだよ。

 第七回幻想異端文学大賞の作品が4つ集まった。十月三十日が本当の締め切りになる可能性がまた一段と高まった。まだ提出していない人は、ちょっと急ぎましょう。

2003年 10月 21日 (火)
東巴 最近、金大偉(キン・タイイと読む)の「東巴(トンパと読む)」というアルバムが気に入っている。「金大偉って誰だ?」と言う方は4月20日の日記を参照されたい。
 彼の音楽はひとくちに言ってテクノと中国の伝統文化の融合で、陰陽五行思想や龍のイメージなどがシンセサイザーの音とともに、時にはゆったりと、時にはやかましく、深い精神世界を漂うように交差する。金大偉の作風は斯様に素晴らしい要素があるものの、実はあと一歩のところで煮え切らない物足りなさを、同時に感じている面もあった。
 ところが、この度発売された新作「東巴」は、今までの物足りなさを払拭する完璧な傑作だった。ついに金大偉の最高傑作が現れた。どれも名曲ぞろいだが、「黄花」という曲など、俺はここ数年これほどまでにかっこいい音楽をおよそ聴いたことがない。
 この「東巴」では、金大偉は中国の雲南省の納西族(ナシ族)の現地におもむき、彼等の祈りの伝統歌謡を録音しまくった。それを日本に持ち帰り、切り刻み、つなぎ合わせ、シンセサイザーのビートにのせてアレンジし、納西族の伝統音楽とポップスが見事なまでに調和したアルバムをこさえてしまった。
 納西族の使う東巴文字は世界に現存する唯一の象形文字として有名で、CMなどにも使われ密かなブームになっているらしい。Yahooなどで検索すると、東巴文字を紹介した専門サイトが結構ある。うちの悠里も占い師さんから数カ月前に「あなたは前世で東巴文字と深い関わりがあったから東巴文字を勉強するといいですよ」と言われていたというシンクロもある。
 とにかく俺の周囲では今、東巴文化が熱いのだ。その中心に燦然と輝くのが金大偉の傑作「東巴」だと思うわけである。

2003年 10月 22日 (水)
 仕事の帰りに新宿南口タワーレコードに寄る。ちょっと欲しかったCDがあったのだが、店に入って、女子十二楽坊のライブアルバムが2つ発売されているのを見つけ、思わず購入。さらに目的の棚に向かう途中、インド音楽のセクションに寄り、欲しかったインド音楽のCDがあったので、2つばかり購入。他にも欲しいCDがたくさんあったのだが、何とか我慢した。それでも一万円以上かかった。タワーレコードはいろいろあって良い。毎月来よう。

 女子十二楽坊のCDは彼女らが日本でデビューする前の中国でのライブを収録したもので、なかなか中国っぽくて良かった。これと比較してみると、本邦で発売された「Beautiful Energy」はかなり日本を意識した選曲になっていたのだなと思った。かのツイ・ハークのアクション映画「スウォーズマン」のテーマソングなども演奏していて、なかなか良い。

2003年 10月 23日 (木)
 この頃あちこちから声がかかって様々なビジネス展開の話に首を突っ込むはめになっている。しかもそのどれもが同じような企画ばかり。というか、ほとんどまったく同じものも多い。同じ商売する人がこうも増えてどうするつもりなんだか。いちいち面倒みる俺も俺なんだが。

2003年 10月 24日 (金)
 東大。池袋。ブラックトルマリン。

2003年 10月 25日 (土)
 ビデオが壊れた。これは俺に取ってかなり由々しき事件である。ビデオが見れないのだ。映画が見れないのだ。俺に死ねということか。どうしたらいいんだ。誰か直してくれ。

2003年 10月 26日 (日)
 E田さんがやってきた。個人ホームページを作りたいというので、協力した。サーバも貸した。なかなかセンスの良いページが出来上がった。仕事の後、近くのワシントンホテルの地下のそば屋で、めしを食った。俺は揚げ餅そば、E田さんはチャンポンそばを注文した。ちょっと高かったが、なかなかうまかった。

 中島らもの「ガダラの豚」を読んだ。途中は面白かったがこのラストはないだろう。クライマックス以降、書き直してほしい。期待させて、結局これかい。ああ?

2003年 10月 27日 (月)
 何もする気がしない一日だった。たまにはこういう日もあるだろう。でもこういう日は困る。本も読む気になれない。文章も書く気になれない。映画を見ようにも、ビデオは壊れている。テレビは面白くない。憤りを覚えた。テレビの画面からタンクトップ姿のキャバクラ嬢が飛び出して来て、うまいものでも驕ってくれない限り、気分は晴れることはないだろう。

2003年 10月 28日 (火)
 注文していた我が社のロゴ入り封筒が届いた。これでまたひとつちゃんとした会社らしくなった。茶封筒にハンコを押してお得意先に請求書を送ることもなくなろう。

 神楽坂のジョナサンで新しいビジネスの打ち合わせ。その後、厚生年金会館でネットビジネスについての講習。帰り、近くのフレッシュネスバーガーで食事。

 いつものように、レンタルビデオに行く。ビデオが壊れているので、DVDを借りて来た。DVDなら、パソコンで見れる。
 「サタデーナイトフィーバー」を見た。高校の頃、ジョン・バダム監督のファンだったが、まだこれは見たことがなかったなと思い、なにげなく目について借りて来たのだ。
 いやいや、なかなか面白かった。土曜の夜に踊り狂う若者達の背後に、もだえるアメリカの生々しい姿が描き出されている。今となっては懐かしい、古き悪しき阿呆らしきアメリカ映画の傑作である。

2003年 10月 29日 (水)
 新宿東口で打ち合わせ。同じようなことばかり話すのもだんだん飽きて来た。というより、飽きたとかそういう感情的なことじゃなくて、実際問題として、これでいいのだろうか。本当に。

2003年 10月 30日 (木)
 最近、これでいいのか、いいわけがない、じゃどうするか、てゆーか、どうするもこうするも、こうするしかなかろうに、いやでも、とりあえず、といった精神状態が続いている。そうしている間に、その思考に深く関係のある距離から、いろんな話が舞い込んでくる。書いていてよく解らないが、状況そのものがよく解らないので、これでいいのかもしれない。

2003年 10月 31日 (金)
 池袋。マギー司郎とすれ違う。
 渋谷。マイアミでココアを飲んでいると、Kさんとばったり。驚く。


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