インド映画「Hum Saath-Saath Hain」を見た。主演はカリシュマ・カプールとタッブゥー。あとどうでもいいがサルマン・カーンが出ている。
これまたすごい映画だった。ストーリーが無い。三人兄弟とその結婚を中心に、幸せな家族をひたすらハッピーに描いたというだけの、普通そんな内容で三時間の映画がなりたつわけがないという内容だ。それでも楽しい歌と踊りと俳優の演技で飽きずに見せきってしまうのだから大したもんだ。最後の三十分くらいでちょっとだけ波乱のようなものが訪れるが、それもいたって下らないことで、この映画の脳天気ぶりをかえって強調しているにすぎない。
俺としてはカリシュマ・カプール(画像左)の底抜けの笑顔とポップな演技を見ているだけで十分楽しかった。あとタッブゥー(画像右)はセリフが少ないながらも一番存在感があり、とても美しく印象的だった。「Mhare Hiwda Mein Nache Mor」という曲とそれが流れるシーンが一番好きだ。
ハッピーな映画だけに悪者がおらず、ふだん他の映画で悪者役を演じている人たちがけっこう出演していたが、みんなここぞとばかりに善い人の役をイキイキと演じているのがまた面白かった。
カリシュマ・カプールの映画をもっと見たいな。
今週末はインド映画とインド料理ばかりに毒されてほとんど本を読んだり文章を書いたりできなかった。インド中毒だな。