非幻想異端的日常
2005年 2月 1日 (火)
 床屋に行ったら店内がやたら臭かった。何日も洗っていない頭の匂いに似ていた。そんな状態で散髪に来るやつがおったのだろうか。それともそんなやつが床屋をやっているのだろうか。前者だとしたら床屋さんさぞ大変だったことだろう。

2005年 2月 2日 (水)
 ずっと前に買ったメル・ブルックスの「ヤング・フランケンシュタイン」の DVDをやっと見た。
 映画を見ている最中に寝てしまって、でもその映画を見たことにしてしまって、話題に出た時とか「ああ、あの映画なら見たよ。なかなか面白かったね」なんてうそぶき断片的に覚えているシーンなどをもとに、したり顔でその映画のことを語る、なんて経験が誰にもあるだろう(ないか?)。俺にとってのそんな映画のひとつがこの「ヤング・フランケンシュタイン」なのであったりする。
 見てみたら、やはり半分くらいのシーンは見覚えがなかった。メル・ブルックスの映画で一番有名な作品だが、非常にギャグがゆるめで、一番面白い映画とはとてもではないが言えるような出来ではない。ただジーン・ワイルダーとかマデリーン・カーンとか名前は知らないがロンパリの男とか、うまい俳優がそろっていて、映像のクオリティは非常に高い。
 本編よりメル・ブルックスの音声解説の方が面白かった。

2005年 2月 3日 (木)
 ある会社に行ったら受付の男性が皺のないつるっとした顔立ちで、息がやたら臭かった。つるっとした顔で息が臭い奴というのがたまにいる。こういうやつはなんとなく信用できないと思うのは俺だけだろうか。

2005年 2月 4日 (金)
 どういうわけかくしゃみ鼻水が止まらず、鼻の下のヒリヒリに加え頭痛がしだした。頭がぼーっとして目がしょぼしょぼする。花粉症か、それとも事務所の空気が悪いのか。

2005年 2月 5日 (土)
 歯医者に行った。こまごまとした虫歯を毎週ひとつづつ治療してきたが、どうやら本日で終わりらしい。そして最後は恐怖の親知らずが待機している。親知らずは設備が整っていないので大学病院に紹介状を書いてもらってそちらで抜くとのことだ。
 治療の後レントゲン写真を見せられ、来週から始まる親知らずの治療について説明を受けていた最中、先生が「あっ」と声を上げた。そして申し訳なさそうに俺の奥歯の写真の一部を指差し「ここにもまだ虫歯がひとつありました」と宣った。しかもかなり大きいやつだ。いままで気がつかなかったとは、相変わらず抜けている歯医者さんだ。抜くのは虫歯だけにしてもらいたい。
 というわけで来週も虫歯の治療をすることになってしまった。まあ親知らずが先延ばしになったのは有り難い。

2005年 2月 6日 (日)
トリー・ウィルソン WWEスマックダウンの日本公演に行った。WWEをじかに見に行くのはこれが初めてである。今回は日本初、そして世界でも2番目の海外でのテレビ収録大会なのだ。今日の大会は全米はもちろん、世界百カ国以上でテレビ放映される。出場も米国での本放送に毎週出演しているメイン選手がこぞって来日する。最近プロレス会場に足を運ばなくなった俺が重い腰をあげたのも無理はない。
 ちょっと遅れて会場入りすると、船木とチャボ・ゲレロの試合の真っ最中だった。会場に入ったらめしを食おうと思っていたのだが、あまりの興奮に胸がいっぱいで何も喉を通る状態ではなく、すぐに席に座って観戦した。いつもテレビの画面で遠くから眺めているあのバトルフィールドが目の前に繰り広げられているという事実に、もう「SmackDown」のロゴを見ただけで感動して涙が出そうになった。もう死んでもいいとさえ思ったものだ。
 しかし試合を見ているうちに、だんだん気分は平常心へとリセットされてゆく。二三年前まではたくさんいた好きなレスラーが、現在のスマックダウンにはすっかりいなくなってしまっているという現状もあるが、それよりもなによりも一番の問題は、試合が全体的にテレビマッチにしては妙にハウスショーじみているのだ(ハウスショーとはテレビ収録を行わず、ただ試合だけが並んだ通常の大会のことである)。大多数の英語のわからない日本の観客に合わせてストーリー的な部分を極力少なくし、乱入やレフェリー失神などの事故による結末をいっさいなくしたことが原因だが、はっきりいって逆効果以外の何者でもない。俺たちはアメリカのテレビ放送で毎週見ているそのままのショーを日本でやってくれるものとばかり期待していたのだ。
 おまけに主役であるビンス・マクマホンが怪我で来日中止になっており、結局ビンスはおろかステファニーもシェーンも会場には姿を見せなかった。最後のアンダーテイカーがせめてもの救いである。試合はつまらなかったが、あの入場シーンが見れただけでもチケット代は十分もとがとれたと言える。
 画像はヒロコとの着物マッチに勝利した後いきなり下着姿になったトリー・ウィルソンである。

2005年 2月 7日 (月)
 坂口安吾原作、今村昌平監督の「カンゾー先生」を見た。こないだ読んだ原作は非常に面白かった。安吾の小説の映画化ってのは初めて見たが、作風から言って今村昌平ほどしっくりくるものはなく、かなり期待して見たのだが、映画はいまいちだった。
 ストーリーのもとになった小説は同タイトルの「肝臓先生」だけでなく、「ジロリの女」など他の安吾の作品も微妙に混ざっている。「南京の基督」のような駄作と違ってそのあたりのミックスはうまくやっていたし、柄本明の演技は相変わらず素晴らしいし、松坂慶子は無条件によかったし、いいところもあるのだが、いまいち退屈で凡庸な作り方で、演出は後半どことなくたるみがちになるし、監督のメッセージがだらしなく透けて見えるような非常に陳腐なセリフがふたつばかしあったりして、全体的にはよろしくなかった。

蒼天航路 「蒼天航路」のクロニクル・エディッションについていた作者の王欣太さんのインタビューの一部を読んでいて、この漫画がペンをいっさい使わず、筆だけで書かれているという恐るべき事実を初めて知った。そのあと思わず「蒼天航路」の単行本を長時間みとれてしまった。
 そういえばもうすぐ単行本三十三巻発売だ。

2005年 2月 8日 (火)
 団鬼六先生の事務所である花紅舎の社長様がじきじきにおいでになり、女流作家限定で団鬼六先生の後継者を募集するので誰か知り合いでいい人がいたら紹介してくれと頼まれた。そう、またもや募集するというのだ。
 というわけで、われこそはと思う素人の女流作家の皆様、名前と写真と経歴と、ついでに作品(なるべく官能小説)を添えて、ザッピー浅野までメールで送られたい。
 小説は面白くないけど若くて美人という方、容姿には自信がないけど人を殺して刑務所にいたことがあるとか、生まれながらにしてジャングルに捨てられゴリラに育てられたとか、AV女優で弁護士とか、特殊な経歴をお持ちの方、ひょっとしてポイント高いかもしれません。

2005年 2月 9日 (水)
 仕事である会社に行ったら、壁に伊藤晴雨の原画がびしばし貼ってあったりして驚いた。実物を見るのは初めてであった。
 さすが、やらしい。

2005年 2月 10日 (木)
 占い師の先生のとこに遊びに行った。彼女とは実は広告で数年来のつきあいだったが、占い師であることが判明したのは実に去年のことである。ずっと別の業界で仕事のおつきあいがあって、お互いが占いにも携わっていることに気がつかなかった。ずっと同じ列車に乗っているを知らなくて五駅目くらいであら、あなたも吉祥寺に?みたいな軽い衝撃である。

2005年 2月 11日 (金)
アイシュ インド映画「...Aur Pyar Ho Gaya」を見た。97年公開のアイシュの初主演ヒンディー映画である。デビュー作だけあって初々しいことといったらなく、すっかりアイシュに飽きていたところにきて、いきなり出会った最高傑作に感激を隠せない。しかもこれはコメディーで、アイシュのぶっきらぼうな演技がなかなか笑える。ヒンディー・コメディの第一人者、デビッド・ダワン監督の作品でもこれほどおかしいものはなかった。ひとえにアイシュの垢抜けしてないひたむきな演技の妙に尽きると言えよう。監督がラフル・ラウイル。なんと、かのインド最大の残酷映画「ANJAAM」を撮った監督である。職人なのだな。
 ミュージカルもかなり優れていて、特に最後の方で半分ハゲのおじさんが歌を歌うシーンはインパクトからして絶品だった。このおじさん、絶対に有名な人に違いないと思って調べてみたら、パキスタン音楽カッワーリの大御所、ヌスラット師匠だった。彼はこの映画が公開された年に亡くなっているので、映像的にも貴重である。
 アイシュの魅力の再発見と良質のユーモアセンスとヌスラット師匠のインパクトで、最高に愛すべきインド映画がまたひとつ増えたという感じの傑作である。それにしてもラストはジム・キャリーの「ライヤー・ライヤー」とあまりにも同じだが、制作されたのは同じ年、パクリではないのか。

2005年 2月 12日 (土)
 眠れず、朝まで起きていた。そのままずっと起きたまま、昼食にインド料理を食いに行った。午後やっと眠くなり、夜まで爆睡した。わけのわからない夢をいっぱい見た。祭日なので普段は見ない平日ゴールデンタイムのテレビをちょっと見たが、つまらずすぐ消した。日記を書いているうちに夜は更けていった。

2005年 2月 13日 (日)
ゼブラーマン ついにDVDを借りてきて「ゼブラーマン」を見た。しかしなんだ、このいい加減な映画は。こんな気持ちの悪い映画は久しぶりだ。素直にヘタクソと言ってしまえば気持ちはいくらかは楽になるのだが、そう言い切らせて貰えない「何か」をこの映画は無意味に持っている。そしてその「何か」をヘタクソのオブラートで包んでつきだされたのだから、これは消化に悪いのも当然といえば当然であろう。キャッチコピーに反して、映画の評価にはまったく白黒つけられたもんじゃない。
 笑えもせず(たまには笑える)、痛快でもなく(ちょっとは痛快)、感動もなく(少しは感動したかも)、たまにいいセリフや面白いシーンがあっても、俳優が見事な演技でがんばっていても(哀川翔、柄本明、刑事役の人、がんばってたね!)、演出のダルさでとテンポの悪さですぐ冷める。外してるし、すべってるし、なめている。アタマ悪いのに、バカ映画でもない。行き過ぎてもいないし、踏みとどまってもいない。雑ではあるが、安っぽくもない。しかもそれらの境界線がさっぱり見えて来ない。例えばラスト。最後の最後だけキメればいいってもんじゃないぞ。かえって目障りだ。ようするに、すべてが中途半端で気持ち悪いのだ。
 まあぶっちゃけ問題は、すべての要素を置き去りにしつつ進んでゆくいい加減なストーリーと、演出の雑さとテンポの悪さですな。責任をクドカンに押し付ける人が多いが、これはどう考えても演出の問題だと思う。
 とにかくこんな映画、俺に見せるなよ。誰だ「浅野さんに見せたい」なんて言ったやつは。

2005年 2月 14日 (月)
アムリシュ・プリ インド映画界の重鎮、アムリシュ・プリが1月12日にお亡くなりになっていたことが判明。彼はスピルバーグに説得され「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」などに出演していたのでインド映画を知らなくてもその極悪顔は広く世界に知られている。代表作「Mr. India」の悪の帝王・モガンボーをはじめとして、世界最強の悪役俳優としてインド映画界に果たした彼の偉業は計り知れない。最近では名作「DDLJ」や「Virasat」「Chachi420」などの頑固な父親役という役回りでも見事な演技を披露し、彼のファンとしてつくづくその死が悔やまれる。

2005年 2月 15日 (火)
 スカイプでノルウェーのおばさんとお話。話してる最中、いきなり大地震があって驚いた。そういえば前回もこのおばさんと話している最中、地震があった。そのことを言ったらおばさん、たいそう気にしていた。大丈夫、あなたのせいではありません。

2005年 2月 16日 (水)
 会社で軍議を開いた。会議ではなく、軍議である。俺が会社の会議をこう呼ぶには深い訳がある。これまでサラリーマン時代で飽きるほど繰り返してきた学校のホームルームのような抽象的な意見が飛び交うだけの、誰もただ何かしゃべればいいと思っているかのような、下らない会議というものに飽き飽きしていた俺は、会社の経営というものを覇業に見立て、会社の発展に向かって勝利を収めることのみを目的とした戦略会議という意味で、これを軍議と呼ぶことにした次第だ。会議に際して「孫子」の一節をプリントしたものを社員に配り、1時間ほどに渡って有意義な作戦会議を展開した(そう思っているのは俺だけかもしれない)。必要なのは具体性と迅速な決断である。

2005年 2月 17日 (木)
 幻想異端文学連盟の逆アクセスランキングを見ていて、気になるリンクがひとつ。誰だ、エッチなツーショットチャットのサイトでうちの話題を出したやつは。あんなところで文学の話題を出したことは立派だと認めよう。だからいますぐ、名乗りでなさい。

2005年 2月 18日 (金)
 女性ばかりの会社、I社のKさんとMさんがやってきた。血液型を聞いたらKさんはAB型、MさんはA型だった。納得のいく範囲で、納得がいった。最近、血液型に凝っているのだ。血液型性格判断は科学的な根拠はまったくなく、また統計的にも曖昧ではあるが、経験的に印象としてある種の統合性がやはりあって、つきつめると面白い。重要な人間研究の材料である。

2005年 2月 19日 (土)
 歯医者に行った。虫歯の治療はすべて終わり、今日は歯のクリーニングだった。クリーニングの最中、いきなりまた虫歯が発見された。下の前歯。決して見つかりにくい場所ではない。おいおい。同じことを二度までも(2月5日の日記参照)。ほんとーにこの歯医者、大丈夫だろうか。親知らずはまた先にのびたが……今の心境は、いっそひと思いに殺してくれ。である。

2005年 2月 20日 (日)
トンデモ本の世界S 本屋に行ったらと学会の新刊が出ていたので買った。俺は山本弘氏のツッコミのファンで彼の文章しか読まないので、彼の原稿が多く掲載されていないシリーズは買わない。買ったのは「トンデモ本の世界S」といって、「トンデモ本の世界T」と同時発売だという。前書きを読むと「書店でこの『S』を手に取られた方は、ぜひお近くにある『T』もいっしょにお買い上げいただきたい」と書いてあるが、どこを探してもそれらしい本はなかった。一緒に置いとけよ、本屋。

帰って早速読みふけり、笑いころげた。

2005年 2月 21日 (月)
 買いたいものがあったのでソフマップとヨドバシカメラを2往復し、カレーを食べた。いつも大きく看板がでていて気になっていたカレー屋さんがあったのでそこに入ってみたのだが、相当まずかった。こういう、味はむちゃくちゃなのにひたすら見た目のインパクトだけで勝負する店が増えて困る。それがまた変に人気が出て客が入っていたりするのだから始末に負えない。何やら根本の問題点が出版業界に似ている。

2005年 2月 22日 (火)
クラウス・ノミ 海外のアップルの映画予告編のページを見ていて、とんでもない映画を発見した。なんと、あのクラウス・ノミのドキュメンタリー映画が作られたのだ。
 クラウス・ノーミとはパンクに初めてオペラの歌唱法を取り入れたドイツのミュージシャンで、画期的なコスチュームと音楽性で一世を風靡した変態である。また彼は世界で初めてエイズで死んだ有名人でもある。
 そのインパクトと優れた美声は俺の心を魅惑の渦に叩き込んでやむことがない。彼のことを知らない方は、ぜひ映画の予告編を見て、彼の魅力の一端でもご覧頂きたい。
 クラウス・ノミのドキュメント映画が制作されたのは喜ばしいことだが、しかし一抹の寂しさが伴わないと言えば嘘になる。なぜなら、これは間違いなく俺がやるはずだった仕事なのだ。そう言う点では誠に残念なことである。

2005年 2月 23日 (水)
 歯医者に行った。先週、歯のクリーニングをしたとき(2月19日の日記参照)、新たに右下に虫歯が見つかったことは既に書いた。今日はその治療をするのだと聞かされていた。ところが治療されたのは、左下の歯だった。左下の歯がちょっと欠けていたのだそうだ。治療が終わった後、気になって「こっち側にもひとつ、虫歯あるんですよね」と右下の歯をめくって見せた。「えっ」と心臓の鼓動にも似た小さなうめき声が歯医者さんの口から漏れる。
 知らなかったらしい。
 どうやらこの歯医者、今日右下の歯を治療するはずだったのに、間違えて左下の歯を治療してしまったらしい。先週クリーニングした人から位置がちゃんと伝わっていなかったのだ。本当に大丈夫だろうか、この歯医者。
 ってゆうか、すでにかなり大丈夫ではない。


 妹が会社の友達を連れて事務所にやってきた。遊びにではなく、仕事である。実は妹に会社の経理をやらせようということになったのだ。理由は社内の三権分立と、俺の余計な仕事をなるべく減らしたいためである。

2005年 2月 24日 (木)
イノセンス 押井守の待望の新作「イノセンス」。やっとDVDを借りてきて見た。周囲では至極評判が悪かったので、あまり期待しないで見たら、これがどえらい傑作だと思った。仰々しいまでに重圧な近未来設定に難解なセリフ回し、なのに話しがとてもこじんまりとしているのが良い。いわゆる刑事物の1時間ドラマのような事件が起きてそれを解決するという本筋に、巨大な電脳世界の設定が綿菓子のようにまとわりついている。その世界観に表現された哲学と問題提起とか、実に面白く解りやすく(ストーリーは解りにくい)、そして深く考えさせる。作品を重ねるごとに人間に重点が置かれてゆく押井作品の最先端にあって、意外にアクション面でも充実したクライマックスが用意されていた。CGはかっこ良く、祭りの映像は圧巻という他ない。音楽も最高である。何から何まで完璧な、日本が世界に誇る名作であった。正直、一作目よりも俺は好きだ。


 歯医者に貰った紹介状を持って大学病院に行った。以前ここの精神科に悠里を連れて行ったことがあり、あまりの体制の悪さに呆れ果て通うのを止めた経験がある。しかし今度は歯の治療である。たかが親知らずを抜くだけだ。心配はいらない。
 今日はレントゲン撮影と抜歯の予約と先生の話しを聞くだけだった。俺の親知らずは頭蓋骨に食い込んでいるので、もしも抜歯のとき手がすべって目の下の空洞に歯がつるっと入り込んでしまったら、全身麻酔で摘出手術をしなければならないらしい。あらゆる可能性を言っておかなければならないらしいが、聞きたくはなかった。まあ滅多に起きることではないので、心配はいらない。所詮は歯を抜くだけのことだ。心配はいらない。

2005年 2月 25日 (金)
 最近、深夜に仕事をしていると4時くらいに眠くなり、いつのまにか事務所のイスで朝まで眠ってしまうという習慣が板についてしまった。ちょっと前までは4時に仕事をやめて夕食をとり、DVDを暫く見て明け方寝るという規則正しい生活を送っていたのだが、おかげで最近はなかなかDVDを見る暇もなくなり、おまけにほとんどの日が一日一食しかとれていない。でも身体の調子は相変わらず良い。心配には及ばない。

2005年 2月 26日 (土)
 歯医者。先日治しそびれた(2月23日の日記参照)右下の虫歯の治療。やたら痛かったが、だんだんチュイーンな痛みにも慣れてきた。まだまだ虫歯はあるらしい。今にして考えてみると「虫歯の治療はすべて終わった」という3週間前のあの言葉は何だったんだ。
 俺の虫歯はこうして毎週果てしなく新たに見つかり続けるのであろうか。

2005年 2月 27日 (日)
 よく人に自分が理解されないと嘆く人がいるが、如何なものかと思う。他人が自分を理解することなど如何なる状況でも期待するべきではないし、およそ他人が自分を理解するなどという現象はこの世にありえないと思うべきである(実際あるとしても)。大事なのは自分が他人を理解したかであり、理解されぬと嘆く前に、人を理解しようとしない相手の人間性を果たして理解していたのかと、まず自分に問うことだ。このことを頭にふまえておけば、問題解決の主導権は自分に移るし、何よりも人のせいにしなくて済むので楽である。おお、ここで思索って初めてじゃないか。

2005年 2月 28日 (月)
 すっかり忘れてしまいました。


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