非幻想異端的日常
2008年 7月 1日 (火)
★

 DVDで「ベスト・オブ・ホイ・ブラザーズ・ショウ」のvol.1を見た。
 これは「Mr. BOO」のホイ三兄弟が七十年代の初頭に香港のテレビでやっていたモンティ・パイソンやサタデー・ナイト・ライブみたいなコメディ番組のベスト版のDVD化である。
 ちょっと期待して見てみたら、よくこれを日本で7枚組みのDVDなどで発売に踏み切ったなと思えるほどつまらなくて、びっくりした。とにかくギャグが古くて、ぜんぜん笑えなかった。
 「Mr. BOO」のDVD-BOXの売れ行きがよほどよかったのだろうか。

2008年 7月 2日 (水)
★★★

 ギャオでアメリカのアニメ映画「サウスパーク/無修正映画版」を見た。アニメの常識を超えたとんでもないアニメであった。子供向けのアニメみたいな絵柄で、内容は腰がぬけるほど下品で残酷でくだらない。俺は「デクスター」とかも好きだし、アメリカにもわりとおもしろいアニメがあるのだ。

2008年 7月 3日 (木)
 朝帰りだったので歯医者の予約をキャンセルした。寝不足のまま家に帰ってシャワーを浴びて支度をしてすぐに出掛ける時間になった。渋谷で打ち合わせをしたら、仕事と関係ないことで大きなプチ収穫があった。その後、西新宿で別件の打ち合わせをした。
 いったん事務所に戻って撮影機材をかかえて池袋へ撮影の仕事に向かった。今日もなかなか良い画が撮れた。編集が楽しみだ。そこの社長さんと前回撮影したビデオの話しを聞いたら、出演したモデルさんが完成したビデオを見て大ウケだったと聞いて、嬉しくなった。

2008年 7月 4日 (金)
 また歯医者をドタキャンしてしまった。今日は不覚にも寝坊であった。

2008年 7月 5日 (土)
 バイトの帰り、音楽で映画をつくるコミュのアダルト向け宴会という名目でコンノさんとトミさんが広尾のトミさんの家で飲んでいるというので、お邪魔して少し飲んだ。鉄板焼きを囲みながらビールを飲み、アダルトな話しに花を咲かせていたようで、一時間ちょっとしか参加できなかったが、おもしろかった。鉄板焼も山芋や肉やエビがあって、おいしかった。

2008年 7月 6日 (日)
 洗濯。いつもはランドリーの洗濯機ふたつ使うのだが、今日はたくさん洗濯物があったので、みっつも使った。家ではせっせとReのDVD制作。夕食はとろろご飯を食べた。胃弱の俺にとってとろろご飯は消化に悪く、納豆ご飯と並んで苦手な食べ物だったのだが、気をつけて食ったらまぁ大丈夫だった。

2008年 7月 7日 (月)
 錦糸町で競馬の仕事の打ち合わせ。帰り、小田急で大和芋を買って夕食はまたとろろご飯だった。夜はひさびさに京極夏彦の「邪魅の雫」の2回目を読みはじめた。

2008年 7月 8日 (火)
 最近新しく追加されたマイミクさんがプロフィールを読んで幻想異端文学連盟・雑誌版のイラストを描いてもよいですよと申し出てくださった。映画制作にかまけて長らく放置状態の幻想異端文学連盟・雑誌版だが、こうして数ヶ月に数ミリづつ、僅かながら完成に向けて進んでいたりする。いつかガバッと進む時期もくるだろう。諦めなければいつかは完成する、その気持ちで自主映画【Re】だって二年半もかけて完成させたのだ。【電気苺】だって、第十回幻想異端文学大賞だって、いつかは必ず完結するのだ。俺はそういう男なのだ。さあ、うやむやになってるんじゃないかと息をひそめてこれを読んでる皆さん、そろそろ書いてみませんか?

2008年 7月 9日 (水)
★☆ TSUTAYAのDICASで借りたDVDで映画「プロデューサーズ」を見た。これは最近リメイクされた映画の1968年制作のオリジナルである。監督はメル・ブルックスで、これがデビュー作。メル・ブルックスのファンなのに今まで見たことがなかったのだ。
 デビュー作だけに、演出も少しぎこちなく、編集もところどころカットがスムーズにつながってなかったりして、ちょっと見苦しい。何よりもユーモアが古くて、ただギャーギャー叫んだり暴れたりするような演出がぜんぜん笑えず、脚本もこの時代にしては良い脚本だったのかもしれないが、今にしてみると予想されたクライマックスに予想以下のオチで、かなり痛かった。
 やっぱり今ごろになって見るような映画じゃなかった。十五年前に見ておけばよかった。

2008年 7月 11日 (金)
★★☆ ひさびさに伊丹十三の「スーパーの女」なんぞをDVDで見てみる。十年前の映画にして最近の食料問題に通じる問題提起を多くはらんだ映画であるが、その内容は人類がこの時代にはまだ気がついていなかった点、既に問題視されていた点、現在とは逆の方向に進んでいた点などが伊丹監督の極めて機械的でマニュアル的な演出により、客観的な映像レポートとして浮かび上がっているだけで、映画的なおもしろさにはまったくつながっているわけではない。だからいま見ても十年前に映画館で見たときと同じように、結局なんでスーパーマーケットなんだろう…、な疑問が先に立つ映画になっていたりする。つまらない映画ではないが、伊丹十三さんの映画の中ではあまり好きな方じゃないのだな。

2008年 7月 12日 (土)
 歯医者。サイダー。面接。カレーライス。ココナツミルク。アイスクリーム。ロバート・デニーロ。

2008年 7月 13日 (日)
 グレーゾーンの境界線を定める議論は不毛に終わり、憤りだけが残された。境界線が定まらないからグレーゾーンはグレーゾーンというのであって、だからこそ議論が必要になるのだともいえるし、だから意味がないのだともいえる。答えはひとりひとりの主観の中にあり、それをお互い尊重する他、答えは用意されていないのかもしれない。

2008年 7月 14日 (月)
 上映会の準備。

2008年 7月 15日 (火)
 ほとんど話すことも無いのに打ち合わせ。

2008年 7月 16日 (水)
★★★★

 ギャオで映画「荒野の七人」を見た。高校の頃に見たことあったが、ほとんど忘れていたので、ほとんど初めて見た。敵役がイーライ・ウォラックだと初めて知った。ユル・ブリンナーのような渋い声になりたいものだ。文句無しにおもしろい。名作である。

2008年 7月 17日 (木)
★★ 映画「幻の湖」のDVDをTSUTAYAで借りて見た。ついにこの、日本映画の幻の迷作として有名な作品を見たのだ。原作・脚本・監督は黒澤明の「羅生門」や「七人の侍」の脚本を書いた橋本忍。斯様に偉大な脚本家が作った作品とは思えないようなトンでもない映画で、東宝創立50周年記念の超大作として公開されたものの、そのあまりの酷さに一週間で打ち切られ、長いあいだ幻の作品として黙殺され続けてきたが、一部のマニアの間で話題になり、ついにDVD化が実現したという、曰く付きの作品なのである。
 物語の大筋は愛犬を殺された雄琴のソープ嬢による復讐劇である。そこに主人公と仲良しの外人のソープ嬢がCIAのエージェントだったり、いきなり話しが戦国時代や宇宙に飛んだり、細部がツッコミどころ満載だったりする。しかしこれでも思っていたよりはわりとまともな映画だった。
 この映画で最もとんでもない点は、脚本があの橋本忍のものとは思えないほど稚拙な点だ。外人のソープ嬢であるローザが空の飛行機を見て「ファントムではなく、イーグルだ。イーグルはすでに実践配備についている」などといきなり場違いなセリフを吐いたりするのだが、このセリフの内容はまったく映画のストーリーに関係がない。単に彼女が実はCIAのエージェントであることを暗にほのめかしているだけなのだ。斯様に、この映画のすべてのシーンやセリフがただストーリー上の何かを説明しているだけなのである。こういうのは脚本としてまったく素人のレベルだと思う。
 ストーリーが宇宙や戦国時代に飛んだりするのは、時空を超えて過去と未来が交差する壮大なスケールの物語を描きたかったのだと理解できるが、その中心となるのがソープ嬢が犬を殺されて復讐する物語というのもかなり情けない。脚本の稚拙さがそのバランスの悪さをトンデモ映画にまでクローズアップさせているのだ。
 これが本当に、仮にも日本映画を代表する脚本家である橋本忍の仕事と言えるのだろうか。彼は脚本家なのだから、演出が稚拙なのはまあ許せる。しかしこの脚本はどう考えてもおかしい。黒澤明は複数の脚本家で徹底的にひとつの脚本を煮詰めるという形をとっていたので、きっとその過程で橋本忍の欠点はカバーされてきたのかもしれない。
 まぁしかし、飽きずに見れたし、クライマックスのマラソンシーンは迫力があっておもしろかった。トンデモ映画としても楽しめたし、最後の出刃包丁で仇を殺すシーンのカメラワークは黒澤明の遺伝子を感じさせた。稚拙さも80年代という恥ずかしい時代の風潮にまみれて気にならないどころか、いまではこの映画最大のチャームポイントにさえなっている。人にオススメかと聞かれたら、オススメだと自信を持って答えよう。
 それにしても黒澤明はこの映画を見たのだろうか。

2008年 7月 18日 (金)
★★ 日本映画「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」を見た。松尾スズキが脚本を書いているから見たのだが、これは今の時期、俺にとってとてもヤバい映画だった。映画の内容が俺のリアルな人生とリンクして、いろいろ大事なことを気づかせてくれた映画だった。
 この映画で一番好きなのはラストである。松たか子が手紙を読んだときの表情がとても切なくて、ちょっと泣けた。松尾スズキの脚本としては冒頭のシーンがおもしろかった。
 演出はちょっと淡々としすぎで、いまいちである。このタイプの映画はもうちょっと味わいがほしい。モノを食べるシーンとか、東京や田舎の風景とか、人間模様とか、味が出そうな要素はたくさんあるのに、もう一回見たいと思わせるシーンがひとつもないというのは如何なものだろう。

2008年 7月 19日 (土)
★ 映画「単騎、千里を走る」を見た。かの中国映画の巨匠チャン・イーモウ監督が高倉健を主演に撮ったという、すごい映画である。ところが、出来は驚くほど悪かった。
 問題は細かく人間を語ればいろいろあるが、これをひと言でざっくり指摘するなら、日本語の文章の稚拙さ、これに尽きると思う。ストーリーは高倉健演ずる父が、癌に犯された息子の残した仕事を成し遂げるため、中国に渡る。そこでの中国人との様々な交流を描いたものだが、全体のセリフの半分が日本語なのである。ところがこの日本語が、まるで中国語で最初に書かれた脚本をそのまま日本語に直訳したような文章なのだ。文章が稚拙だから、人間ドラマが嘘くさくなるのだ。言葉の力は絶大だ。それが無味乾燥な直訳の日本語では、伝わらないのも道理である。生きた言葉でしか、生きた人間は描けない。そもそも言霊とはそういうものではなかろうか。
 この映画の脚本をもし、ちゃんとした日本語の名文が書ける脚本家がリライトしていたら、この映画の人間ドラマはどのように変わっていたであろうか。その「もし」が現実のものとはならない限り、この映画の問題点はいちいち細かくあげる必要もなかろう。言葉のレベルでまだ映画の体を成していない段階で、映画の感想をあれこれ言っても仕方が無い。
 高倉健はとてもよかった。中国の風景も、素人の演技も、チャン・イーモウの演出もすべてよかった。どんな腕の良い大工でも、使う道具が錆び付いていたら、良い家は建てられない。言葉という道具が錆び付いていなかったら、どんな立派な家が建っていたか、また、もしこの映画が駄作だったとしたら、本当の問題点は何だったのか、すべてがはっきりしたことでありましょう。

2008年 7月 20日 (日)
 朝から明日の上映会の準備。少し前からコツコツやってきただけに、無事終わって、余裕を持ってババチョップの月に一度の自主映画上映会B-DASHに出掛けた。明日の上映会の挨拶がてら、自主映画観賞と仲間との交流を楽しんできた。

2008年 7月 21日 (月)
舞台挨拶と打ち上げ 本日は自主映画【Re】の完成披露上映会&舞台挨拶&打ち上げであった。
 場所は高田馬場のババチョップ。五十人くらいしか入れないので、あまり派手に宣伝しても人が入りきらないと思い、あまり派手に宣伝しなかった。映画のキャスト&スタッフ合わせても三十人近くにのぼるし、友達も何人か来ると言っている。さらに「ゼロから自主映画をつくる」コミュニティのメンバーだって九百人からいるのだし、そこから三パーセントも来たらもういっぱいイッパイである。
 ところが蓋を開けてみたら、客席はかなり余裕があった。スタッフと友達の何人かは都合が合わず来れなかったし、「ゼロから自主映画をつくる」コミュニティからはスタッフ&キャスト以外からの入場者数はゼロであった。コミュニティの頭数だけ多くて、実際にイベントに参加する人がまるっきりいないのは、とりあえずコミュニティ登録している人や、自分の活動の宣伝のために参加している人がほとんどだからだろう。自分の告知はしても人の告知は見ない人ばかりというのも、如何なものか。
 しかしまあとりあえず、思いがけない人も来てくれたし、ひさしぶりに会えた人も多くて、嬉しかった。映画の撮影をしたのは一年以上前だから、ほとんど同窓会のようなノリでもあった。
 上映会と舞台挨拶は滞りなく進んだ。こうして初めて【Re】を大きなスクリーンで見て、最初はやたら恥ずかしかったが、途中から腹が据わって落ち着いて見れた。自分たちで作った映画だけに、感激もひとしおであった。
 上映会の後、近くのさくら水産で打ち上げ。十五名近くが参加してくれ、映画の出来や撮影を振り返りながら皆と語り合い、楽しいひとときをすごした。上映会で皆に書いてもらった感想のアンケートを読んだが、「映像と俳優の演技は良いが、内容がよくわからなかった」という意見がもっとも多かった。予想通り賛否両論で、人によって意見のわかれる映画であった。
 打ち上げの後、ひとり残ったシアンとゴールデン街で飲んだ。シアンはゴールデン街初めてで、こんなスゴい場所があったとは知らなかったと、やたら衝撃を受けて感激していた。

2008年 7月 22日 (火)
 バイト先のテレビでまったり格闘技観賞。暇だったのだ。俺は暇じゃなかったが。

2008年 7月 23日 (水)
 父と父の仲間とラーメン屋でミーティング。

2008年 7月 24日 (木)
★ ギャオで「ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ」という映画を見た。大統領のスキャンダルをもみ消すために、ハリウッドのプロデューサーが嘘の戦争をデッチ上げるという、社会風刺ドラマである。ダスティン・ホフマンとロバート・デニーロ主演で、バリー・レヴィンソン監督という、なかなかオイシイとりあわせだが、映画はぜんぜんおもしろくなかった。まず物語がありえない。ひょっとしたらこういうことはあるのかもしれないが、リアリティを感じさせるようなセンスが感じられず、少なくとも現実離れしているように見える。いっそもっとありえない話しにしてくれたら、風刺喜劇としてそれなりのものになったかもしれない。

2008年 7月 25日 (金)
 プチ入院していた母が退院するので、川越に帰った。こういうきっかけでもないと母の顔を見る機会がないのだ。それに家をロケ地で使わせてもらった【Re】のDVDも渡さないといけない。
 妹1と病院まで迎えにいくつもりだったが、寝坊してしまったので、川越駅で既に退院した母と迎えにいっていた妹1と待ち合わせし、ハーフ・ダイムで食事をした。ここはウエスタン風のレストランで、なかなか良い。辛いといわれたのに何故か甘ったるいジンジャエールを飲みながら、ハムのようなローストビーフを食った。
 仕事がつまっていたので暗くなる前に帰った。

 池袋に到着したら、2時間も時間が空いていたので、喫茶店でソーダ水を飲みながら、パソコンがなくてもできる仕事をしていた。それでもまだ時間が余っていたので、千円で散髪をし、ボロボロになって気になっていた靴と鞄を新しく買った。靴は五千円、鞄は三千円と、リーズナブルな買物だった。

2008年 7月 26日 (土)
 最近、ちょっと自己嫌悪。

2008年 7月 27日 (日)
★★★ サム・ペキンパー監督の西部劇「砂漠の流れ者/ケーブル・ホーグのバラード」を見た。
 ペキンパーが「西部劇の終止符は俺が打つ!」と言ったのかは知らないが、どうも西部劇の監督は七十年代に入ってから必ずひとつはこの手の映画を撮っているような気がする。そんなヤボなことを考えなくても、ひとつの恋愛悲喜劇としておもしろく見れる映画である。
 スローモーションを得意とするペキンパーが、スローモーションをほとんど使わず、逆に早回しを多用している。なるほど、シリアス路線のペキンパーがコメディを撮ったらこうなるのか。
 贅沢を言わせてもらうなら、好きな俳優がひとりくらいは出ていてほしかった。しかし娼婦役のヒロインの女優さんはとても可愛くて良かった。こういう役をやらせたいと思うような女優さんが俺のまわりにもいるな。

2008年 7月 28日 (月)
 【Re】のDVDをもらいに、ひさびさに音楽家のピロさんがやってきた。

2008年 7月 29日 (火)
 なんだか余計なことばかりに時間を喰われる毎日。

2008年 7月 30日 (水)
 最近好きな深夜のテレビ番組があるのだが、それが今度特別な放送をやることになり、その特別放送にあたってあることを募集していたのであることが目当てで応募したら、今日テレビ局の担当さんから電話がきて、俺の応募した内容に興味をもったらしく、話しをしているうちに、思わぬ意義ある展開に発展しそうな雲行きになってきた。もともとはあることが目当てで応募しただけで、そのあることとはわりとよこしまな理由だったりするのだが、そんなよこしまな目的など吹っ飛んでしまうような有意義さに満ちた展開なのだった。しかし心の底では、やっぱり最初の目的に胸をときめかせているもうひとりの俺(本体)がいたりする。

2008年 7月 31日 (木)
★★★ ギャオで「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」というアメリカ映画を見た。監督は知らない人で、好きな俳優も出ていないが、これがなかなか、それなりにイケてる映画であった。
 第二次大戦後の時代設定なのだが、その内容はとんでもないハイテクな巨大ロボットや水空両用戦闘機が飛び交う時代考証を完全に無視した荒唐無稽SFアクション映画である。ようするに大友監督の「スチーム・ボーイ」を実写にしたような映画だ。
 映像はまるでクラシック映画のようなソフトフォーカスのセピアカラーで、至極美しい。悪く言えば凝りすぎってやつで、ここまでくると全編回想シーンみたいだが、もともとバカな映画なんだから素直に見とれてやったらよかろう。
 基本的にストーリーはどうでもよく、とにかく奇想天外で美しくて迫力のある映像を楽しんでいれば、アッという間に2時間はすぎてしまう、楽しい映画であった。


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