6.実行ファイルの作成 |
編集内容を保存する 長々とチュートリアルを続けてようやく罰ゲームが完成しました。 しかしこれでおしまいというわけではありません。そもそもPGEは、MMJ2で使用する罰ゲームの作成ツールです。MMJ2で使用できる形にファイルを作成し、インストールしなければ、罰ゲームを作った意味がありません(ヨミに金ダライがMMJ2で見たい罰ゲームかどうかはともかく)。 PGEが作成するファイルにはPGE形式とPG8形式の2種類があります。 PGE形式は編集内容を記録しただけのファイルです。実行には別に、使用したリソースファイルが必要になります。 PG8形式はMMJ2が実際に使用するファイル形式で、編集内容と使用リソースが全てこのファイルにパックされています。 これだけの説明なら、編集結果は全てPG8形式で保存しておけばよい様に思われます。 しかし実は、PG8形式をPGEで開くことはできないのです。開くことができないので、当然再編集もできません。 後々のことを考えれば、やはりPGEファイルを作成して、使用リソースとともに保管しておいた方が無難です。 ![]() ファイルダイアログが開きますので、適当な名前をつけて保存します。 これでPGEファイルが作成されました。再編集したい時には「PGEファイルを開く」で、該当ファイルを開いてください。 |
実行ファイルの作成とインストール いよいよ実行ファイルの作成です。 ファイルメニューの「ファイル」を開き、「実行形式でエクスポート」を選択します。 ファイルダイアログが開きますので、適当な名前をつけて保存します。 これでPG8ファイルが作成されました。PG8ファイルはリソースもパックされてますので、このファイル1つでMMJ2は罰ゲームを再生することができます。 ではこの実行ファイルをMMJ2にインストールしましょう。 インストールといっても、特別な作業はありません。単に、作成したPG8ファイルをしかるべきフォルダにコピーするだけです。 MMJ2のフォルダ内を開いてください。ゲームのインストール時にフォルダを変更していなければ、C:\Program Files\GENESYS\MMJ2\MMJ2 にあるはずです。 ![]() このフォルダの、ひとつひとつが各キャラクターのデータを収めている場所です。 MMJ2では、一人のキャラクターにつき一つのフォルダがあてがわれます。MMJ2では起動時に直下のフォルダを検索し、各々のフォルダ内に納められているデータを読み込んで使用します。 ヨミのキャラクターデータなどありませんので、私たちが作成した罰ゲームは適当なキャラクターに寄生させてもらうことにしましょう。とりあえず、 Yuri01 というフォルダを開いてください。名前からもわかる通り、このフォルダはユリ・サカザキのデータを収めているフォルダです。 各キャラクターのフォルダにはいくつかのファイルが収められています。これらがそのキャラクターのデータです。 データには、キャラクターの基本データを設定したCE8ファイルと、罰ゲームのデータを設定したPG8ファイルの2種類があります。 CE8ファイルは各キャラクターフォルダに絶対必要なもので、これがないフォルダ内のデータをMMJ2は読み込みません。 PG8ファイルはなくても、キャラクターは対戦相手として選択できます。PG8ファイルがありませんので、当然罰ゲームのないキャラクターになります。 また、同じフォルダ内にあるPG8ファイルは、全てそのキャラクターの罰ゲームとみなされます。 人間が「なんでユリの罰ゲームにヨミが出てくるん?」と訝ってみても、MMJ2はおかまいなしに検索したデータを表示します。 コピーが終了したら、MMJ2を起動して遊んでみましょう。 メンバーにユリを選択して、ちょっと大変ですが(^-^;ユリを負かして罰ゲームに指名します。 ユリの罰ゲーム一覧に「ドリフだって年をとるんだ」と表示されていると思います。 選択すれば、ヨミの頭に金ダライが降ってくる罰ゲームが表示されるはずです。 |
これで本チュートリアルはおしまいです。 ここまで読み進んだ方はもうPGEの基本的な使い方はマスターされたことと思います。 次は是非、オリジナルの罰ゲームを作成してみてください! |