四八( 仮 ) プレイ雑記


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マイナス要因は多いけど面白いんです!
これは買って損のないゲームだと思います。ただしシステムはマズイので、そこを我慢できるってことが大前提になりますけれど。

内容は、サンプルモニターとして選ばれた主人公が『四八』というゲームをプレイしていくという概要。
プレイヤーは実際に日本列島マップから好きな都道府県の物語を選んで遊べます。

ダメなところはというと・・・まず、ミニゲームが強制だということでしょうか。
成績によってエンディング分岐というのが私にとっては大難関でした(T.T)
疲労困憊ストレス溜まる。得意な人には面白いのでしょうか?

ロード時にセーブデータを破損するバグも致命的ですね。
白くて四角い巨大なドット抜け( ? )が出るのです。機能的には操作もデータも問題ないのですが、白抜けに隠された部分の画面が見えません。
ちなみに位置やサイズは破損具合によって異なります。

セーブした時には異変が感じられないので気づかない。何が原因なのかも謎に包まれたままです。
ロードして初めて愕然とする、ホラー仕様のバグなのです。
そんなホラーいらない。ホントいらない。

フリーズする確率も高いので、セーブデータは複数に分けて保存したほうが賢いですね。

それと、物語の中で出会う人々の生死や位置によって遊べなくなる物語があります。 だから、話を進めるためには人々を条件どおりに状態回復したり移動させる必要があるのです。
これが面倒で物語の雰囲気を台無しにしてしまっています。

ランダム( 予め設定された複数のシナリオどれかに繋がる )が混ざっている物語もあるので

『気が向いたときに少し遊ぼうかな』
というタイプの人には時々、新鮮な驚きがあると思います。

『買ったからには総べてのシナリオが見たい!』
というタイプの人には、ひたすら苦痛だと思います。←泣ける。

毎回、新しい話ばかり出てくれるのなら楽しいけど、 ランダムだから既読の話ばかり連続する可能性のほうが高いです。
運が悪いと目的の話を出すために数時間、粘る作業をする羽目になったりもします。

ちなみに私は某学怖Sで ( 一箇所だけランダム選択肢があった ) 二時間ほどリセットし続けた記憶があります。
あれはツラかったです。
それがこのゲームでは、あちこちに散らばっているのです。

・・・大変です。
根性です、気合です、泣く暇あったら作業を続けたまえです。

と、まぁ。こんな感じで根気のない人には向いてないかも。

でもね。ボリュームは素晴らしいのです! エンディングリストがあるのも嬉しいところです。
ゲストも豪華でシナリオ数も多いので、たっぷり遊べます。

物語は微妙なのと面白いのと手抜きなのとの落差が激しいかな。
出身地の話が土地紹介だけだと悲しいけど、紙芝居風の民話朗読やムービー、体験談っぽい話もあって、都市伝説をモチーフとした物語や、本格派ホラーも遊べます。

B級奇妙系もありますし、かなり笑えるものもあります。 本当に多種多様で、作業に突入するまでは夢中になれました。

強制ミニゲームとバグとランダムさえなければ最高だったのにと思うと、少し残念ですね。

( 2007年 12月2日 )

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