中央線の特急と、JR東日本のDC区間をひっくり返した車両 JR東日本E257系

 中央線という名称、東京近辺に住んでるヒトだと、どうしても東京〜高尾を結ぶオレンジの電車をイメージするんじゃないかなぁ?・・・って思いますが・・・

 中央本線は、ほとんどが山岳地帯を走る線なんですよねぇ・・・

 そう言う関係で、車両もパワーを必要としてたりします。そんな関係で、普通用は115系、急行(アルプス)は165系、特急用は181→183系(189系)が入っておりました。

 そんな183系、なかなかの名車といえば名車ですが、なんだかんだ言っても25年からオチた車両・・・普通だったらそれでもいいですけどねぇ・・・特別料金を取ってる列車にして、人気列車、あずさ&かいじを運転するには、さすがにグレードアップ改造なんかをやってもくたびれた感は否めません。

 いつかはこんな日も来るんだろうなぁ・・・なんて思ってはいましたが、平成13年の終わり頃にこの電車がデビューしました。

 最初見た感じとして、カオがコワい・・・なんか、こう、ハチュ〜類ガオしてません?(笑) 特急用としてはなんか地味なカオだちですしねぇ・・・

 サイドが白ベースってのは、結構派手なんですが・・・グリーン車も座席が2+2なんですよね・・・個人的にはその辺がちと不満かな?・・・特別車両ってのがあまり大事にされてねぇんじゃないの?・・・なんて気もしまして・・・

 まままま、実際のトコ、結構乗車効率がいいんでしょう・・・グリーン車もある程度詰め込まなくちゃならないって事情があろうかと思うとコキ落とすのもどうよ?・・・って気もしますね(笑)

 ただ、窓がデカいってのがすごくいいですね・・・♪ 中央線→篠ノ井線→大糸線(たまに信濃大町あたりまで攻めにいきますし)なんてルートは、すげぇ風景良さそう(乗ったことないし断言できず(自爆))ですし、大きな窓からの展望ったら、なかなかシビレるもんがあろうかと思います。

 結局、スーパーあずさ号の、E351系の運用部分を除いて、あずさ、かいじ号に運用されてた、183&189系を平成14年12月までに全部追放して、全部これになりました。

 趣味なメンバーには、せっかくの国鉄形を根こそぎ追放し、挙げ句にゃ突き出しで165系や167系を全廃に追い込んでるにっくき車両になるわけですが、これも時代の流れなんでしょうねぇ・・・

 さて、機能的には、E231系を発端とする、TIMSというおりこうさんなシステムが入っておりまして、編成全体でブレーキ力を調整したりあれこれやっております。

 また、イナカを走るという関係で、回生ブレーキが失効しやすい状況でありつつ、勾配のキツめな中央線・・・バックアップとしてちゃんと発電ブレーキ用の抵抗器も載っけてるようであります。

 編成は、基本9両+増結用が2両、最大11両で走っております。11両の時は両端とも同じカオになりますが、9両で運転の時は、新宿側のカオが貫通タイプになります。

(H15.7.12)