関門チューンされたEF81 JR貨物EF81 400番台

 写真は、門司駅で撮影しました。

 下関〜門司をつなぐ、関門トンネルは、ほとんど直流1500vで電化されてますが、門司駅ぎりぎりのトコで九州仕様、60Hzの交流2萬ボルトになっております。

 門司構内、貨物が通るトコだけはそのセクションってヤツをずらしてあるらしく、門司駅過ぎたあたりで切り替わるそうなんですが・・・

 それはともかく、この関門トンネルを通るための機関車ってのが歴史的にありました。古くはEF10形が、山陽線も鹿児島線もSLが幅効かせてた頃、長大トンネル区間でSLはヤバ過ぎますから電化されてたわけですが、その区間を走っていました。

 その後、昭和36年、鹿児島線が交流電化されちゃったことで、交流区間もちょっと走れる様になってないとマズくなりまして、EF30形ってのがデビュー♪

 この機関車は交直流機の走りで、まだ技術力が完璧じゃなかったんでしょうね・・・重量の事もありまして、モーターは1台車1モーターってことで、しかも交流区間がほんのちょっぴりって事情もあり、交流区間でのパワーがあまり出ない・・・という車でありました。

 大分EF30もくたびれてきたってのもありまして、かねてから4台だけ、ステンレスボディーの関門スペシャルEF81、300番台ってのがあったんですが、それの他に、一般タイプのEF81も関門トンネルに呼び出して、貨物列車を引っぱるには単独ではパワーが足りないってことで重連になるわけですが、重連で運転しても運チャンは1人でOKという、重連総括制御の電線なんかを装備しまして、その改造区分が400台になりました。

 基本的に他のEF81とは大きな違いが・・・カオにあります。

 スカートまわりの空気管やシャンパ栓なるもんが少々コテコテについております。この辺が大きな違いになります。また、サイドでは、運チャン用の冷房を入れてある関係で、助手側のトコにルーバーがついてたりします。

 関門トンネル仕様・・・結局ステンレス車体にしなくても別段問題なく通れるわけですね(笑) EF30やら300台みたいにあんな手間かけなくても(@^m^)ププッ

 写真の先頭機関車は、ローズピンクらしき塗装の仕様ですが、そろそろ車両更新でしょう・・・塗り変わると後ろの車両のようになると思いますが、多分、後ろの車は増備の「450台」じゃないかな?

(H15.12.7)