これをもって「九州の特急」のハシリとも言えましょうか? JR九州787系

 国有鉄道がダメになり、各地方の旅客鉄道会社と貨物会社に分割されたワケなんですが、各地方によって状況が色々になりまして・・・

 その中でも、本州以外の各会社(北海道、四国、九州)は、やっぱり大変らしく、JRになってから運賃改定をしておりますが、他のトコはやってません(-。-)ぼそっ

 それはともかく、この九州地方のJRは、高速バスと真っ向から対決しなくちゃならなくなってしまったのですね・・・地方都市って、通勤ラッシュってそんなじゃないのが普通でして、福岡あたりはともかく、他の県庁所在地エリアは、どーかんがえても朝の時間帯だから思いっきり編成増やしたり本数増やしたりとかしなくてよさそうだもん・・・

 そうなると、長距離で稼がなくちゃならないけど・・・バスに根こそぎ持ってかれればゲームセット・・・基本的なコストが違いすぎます・・・

 で、JRになって早速、昭和63年に、ハイパーサルーンこと、783系を出し、そして、博多から西鹿児島というロングディスタンスのルートを受け持つためのスペシャル特急として、平成4年にデビューしたのがこの787系だったんでしょう・・・

 距離が長いってことで、中間に、「サハシ787」なる、ビュッフェ車両を連結し、長旅を楽しめるようにできておりました。

 昼間を走る特急車にして、唯一であり、JRになってからの初「シ」でありました・・・

 内装も、座席周りは結構落ち着くように、共有スペースを凝ったデザインにしちゃったりして、雰囲気を出してたりするのもこの電車からかも知れませんd(^-^)ねっ!

 メカ的には、713系900代に端を発する「サイリスタ位相制御」なる方式で、交流でも回生ブレーキをかけられるという仕様・・・交直流仕様ではぜってーできない制御のハズですけどd(^-^)ねっ! これは、DC区間ではできない制御らしいので・・・

 だぁら、651系は界磁添加励磁制御だったりします(-。-)ぼそっ

 さて、個人的なイメージとして、この車両、最初のイメージはよくねぇんですよ・・・

 まず、カオが怖い(笑) 特急に乗るのに子供ビビらせてどないすんねんっ・・・ってのが最初の印象なんですね(笑)

 で、名称がおもしろくない・・・「つばめ」号は、どーかんがえても東京〜大阪を結ぶデラックス特急だろうよ・・・って思ったら、なんで九州にツケなくちゃいけないわけ?・・・って気もしてたもんで・・・

 まままま、現物に乗っていろいろ考えてみて・・・すべてを納得しちゃってたりもするんですが(笑)

 コワおもてのカオは、慣れりゃ大したことないですしねぇ(笑) で、つばめ号ってのは、たしか新幹線以降、九州の方に行ってたりするんですよねぇ・・・でもって、博多〜鹿児島の特急なんつーたら、会社の看板列車みたいなモンだから・・・コレに採用したってのはアリかな?・・・なんて(笑)

 ところで、この電車・・・ツートンカラーなんですね(爆)

 全然気づかなかったんですが、窓下の腰のあたりでプレスラインが入ってるわけですが、下の方がちょっとだけコイーそうであります。シロート目にみて、全然わかりませんでした(o_ _)oぱたっ

 でもって、九州新幹線開業が秒読み段階になりまして(H15 6月)、787系にも変化が出て来ました。

 以前、つばめ専用だったこの車両を「有明」号にも回すために、9両&7両だったのを、4両(有明用)&7両に組み替え、先頭車を増やしたワケなんですけど、今度は、中間の「サハシ787」に手が入っちゃいました・・・今度、新幹線ができると八代〜鹿児島は3セクになりまして、特急も(・_・ )ノ"" ゜ ポイッ

 ってことで、787系が「つばめ号」として走る距離も必然的に縮まりまして・・・ビュッフェが必要なくなるんですね・・・ってことでコレを普通車に更新しちゃいました・・・

 でもって、色もちと黒っぽくなっております・・・まさしくツバクロ状態であります(笑)

 まままま、どっちにしても快適な車両ってことで、昨今の九州な車両をコキ落とす気はなくなりましたねぇ・・・

(H15.7.1)