日本の通勤電車の冷房車は、すべてココから始まった♪ 名鉄5500系

 名古屋エリアって、いろんな意味で競争激しかったりします・・・

 鉄道の世界ももちろんその範囲に入ります。

 ただ、国鉄がカスだった頃は・・・名鉄も、本当の意味でのライバルというと・・・豊橋〜岐阜を併走して、ある意味お客さんの食い合いになってるハズの国鉄ではなく・・・自社の沿線で巨大な工場を持ち、世界に向けてシャレにならぬほど作り、売りさばいてる(?) まさしく自動車業界との勝負ってトコがあるようです。

 そんなさなか、名鉄では、昭和30年ころに、初のカルダン駆動車、5000系って車両を出してきました。その2両仕様が5200系のようです♪ 横から見た感じは、この5500系に結構近いです(笑)

 さて、その後、数がふえつつある自動車のユーザーに、ウチの電車なら涼しいぜぇ♪ というノリで出て来たんだろう車両が、この5500系になります。

 そう言う部分では、やっぱり「5000」シリーズって形に大きくは割り当てちゃうんでしょうが・・・この車両、結構チェックポイントがあったりします。

 まずカオ♪ 一見パノラミックウィンドウの方に見えますが、当時局面ガラスが死ぬほど高かった時代だったので、その代わりに平らなガラスを斜めに入れてたりしております。

 そう言う意味では、東海形というカテゴリーには入れにくい部分もありますが、ある意味アリではなかろうかって思ってたりします。

 それと・・・駆動方式がカルダン駆動ってことで、モノモチもめちゃくちゃいい! と言うことでしょうか?

 さすがに名鉄も、釣り掛け駆動の車両に関しては車体作り直したりして、昔ながらの車両ってぇと見かけなくなっておりますが・・・このカルダン駆動の車両は・・・いーかげん40年落ちてると思いますがまだ現役だと思います。

 ただ、現存してる本数も・・・片手で足りちゃう程なようで・・・この車両のさよなら運転もそんなに遠くはねぇべよ・・・なんておもってたりするのでありました。

 ところで、前出の5000&5200系ですが、足回りパーツを5300系に譲って・・・お星様になっております♪

(H15.11.14)