ちょっと悲運なパノラマカー 名古屋鉄道7500系

 名鉄では、パノラマカー7000系が世に出て、これが大フィーバーになり、話題の鉄道会社になったのは言うまでもないとおもいます。

 名鉄では、さらに気合い入りの電車をってことで・・・

・車高を下げる(多分曲がりに強い電車にしようって魂胆だとはおもうんですが・・・)

・定速制御機能を取り付けた

・回生ブレーキOK

 という機能的にグレードアップしたパノラマカーを昭和38年(1963年)に出してきました。 これを7500系と言います。

 なぁんも気にしないで見ればたいした違いはありませんが、好きなヒトがちょっと見れば・・・運転台のガラスのしたのトコのカベの面積が妙に大きい、展望席のそれと一般客室の窓の高さがおなじになっている、パンタグラフの取り付けの台の高さが高い。

 一見してその辺はよくわかります。

 結局、いろいろあったようで、定速度制御は取っぱらっちゃったそうで、今はその機能はないそうです。

 でもって、元祖パノラマカーでは特急料金取りにくい時期になってきたということなんでしょう、これらの後継の特急車、1000系シリーズを出してきまして、増備する関係上、足回りを1000系シリーズにくれてやり廃車になった車両も結構あるそうです。1030系と言われるシリーズになります・・・

 何にしても、現状だと7000系ともくっつけられないとか、いろいろと制約が多いようで使い勝手に困る部分もあり、7000系より先になくなっちゃうかも知れない電車です。 シャコタン仕様・・・小田急でもNOがイッペンでてる部分もあり、ちと失敗だったのかも知れませんねヽ( ´ー)ノ

(H17.9.1)