軽量ステンレスの究極は、下ぶくれガオ? 東京急行8090系

 8000系が東横系統に、8500系(厳密には8000系シリーズですが)が、田園都市&新玉川線(当時d(^-^)ねっ!)にガンガン投入されて行く中、ステンレス車体をもっと軽く出来ないか?・・・という研究を続けてた東急グループ・・・軽量ステンレス車体の試作車として、8400形(→改番で普通の8200だかになった)2両を出してみましてテストしたようです。

 その後、そのデータを活用して、8000&8500系も、軽量ステンレスっぽい感じの車体でマイナーチェンジしまして、初期タイプと後期タイプで、屋根の感じが変わってきてたりします。ごちゃ混ぜに増備してるので、雨樋のラインがちと違うはずなので、その差を楽しめたりします♪

 さて、その研究の成果みたいな電車が、昭和55年末に出て来た8090系だったりします。基本的に東横線用ということで、当時は20m7両ってのが基本だったので、4M3Tで登場、最初から地下鉄とかを意識しない設計で出て来たので、カオは非貫通で登場しました。

 この電車のすごいトコは、モノの本での資料だと、1両あたり2.8tの軽量化がなされまして、一番おもたい制御器ツキの車両が32.5tほどで出て来てること・・・

 この電車から7年も遅れて出て来てる○浜○行1500形アルミ車で31t・・・車体の長さの差が2mってのもありますし、互角なメカタになっております。

 で、当時のコンピュータ解析による車体の断面は・・・剛性とかいろいろあるんでしょうねぇ・・・下の方が広めで、上に行くに従って狭まってる格好・・・誰が見ても下ぶくれな車体形状になっております(笑)

 デビューしたころは、フロント窓のあたりの3枚窓のさんが、細くなっていて視界がよくなるようにイメージしてたんですが、後に今のカオになっております。ただでさえ地味なこの電車が余計地味になったかも知れませんヽ( ´ー)ノ

 技術的にはすごく高度な車両の一つなんですけど、小学生の頃にコレをみたσ(^_^)は、やっぱり下ぶくれのイキじゃない電車だな・・・って感想しかなかったと思います。

 後に8両化の関係で、8490形ができ、5M3Tで走ってまして、また、下2ケタの90代が満タンになっちゃったので、繰り下がって80代なんてのもあります♪

 また、写真の初期ガオ・・・これが数こなすようになると、ライトの位置が低すぎるってハナシが出たんでしょうね・・・赤い帯のあたりにライトが、後期タイプにはあります。

 ところが、今度は東横線が、MM線との直通運転をするってハナシになり、そうなると、カオが非貫通の車両だとまずいことになります(地下鉄規格で掘ったんですな・・・多分)ので、この8090系はとっとと大井町送りっ♪

 現在、大井町線系統の主力(?)として頑張っております。

 でもって、東横線系統は・・8590代の車両が頑張っております♪

 めでたしめでたし・・・? ってのもちゃうかヽ( ´ー)ノ

(H16.2.4)