アナル エクスタシー
淫夢:作

■ 浣腸凌辱2

 こんな良い女を妻にして、何故!再びどす黒い怒りが湧き上がる。
 《女の貌を視るな》
 女の哀れな表情を視ると決心が鈍る、
 おれは視線を逸らし、急いで全裸になって脱ぎ捨てた物を浴室の外に放り出し、シャワーのノズルを手にした。
 ヘッドを外し、カランを捻って湯水を出し、浴槽に入って女が身動き出来ないように、膝で裸身を軽く圧さえ込む。
 女が新たな恐怖に美貌を歪めて呻いた。
 一瞬でも貌を視たとたん暴力衝動が消えそうになる。
 おれは視線を女の恥部に集中した。
 シャワーのホースの先端に固定金具が付いている。
 女の肉体を傷付けるつもりはない。
 湯水に濡れた指で肛門の窄まりを解す。
 女がくぐもった悲鳴を上げ、裸身を捩った。
 おれは構わず指を何度か潜らせてしゃくり、2本に増やして肛孔を解す。
 自分の肛門など排泄の後始末以外で触った事もない。
 勿論、女性の肛門に指を挿入するのは初めてだった。
 妻と知り合って1年、逝かせるまで4年。
 一度も触れた事がなかった。
 女は亭主にされた事があるのだろうか?
 浣腸、排泄、肛門でのセックス。
 経験はなかった。
 ただこの復讐の為に無修正動画で何度も観たイメージだけが脳裏を過る。
 最初は指の侵入を堅く拒んでいた肛孔の締め付けがあっと言う間に解れ、柔らかくなって、まるでもっと奥へと誘っているかのように妖しく蠢き、おれの指を咥え込む。
 経験した事はなかったが、これがアナルセックスの魔力なのか?
 女が、何をされようとしているのか理解したのだろう、逃れようと激しく裸身を揺すりながら、金切り声のようなくぐもった悲鳴を上げ続けた。
 おれは女の悲痛な表情を振り切るように、引き抜いた指の代わりに、湯水の噴き出すホースの先端をめり込ませた。
 ホースをどのくらいまでめり込ませたか判らなかったが、何かに突き当たった。
 恐らく直腸と大腸の接続部であろう。
 少し力を込めるとホースはさらに奥まで潜り込んだ。
 手を離す。
 肛孔はホースをしっかり咥え込んでいて、外れる事はなさそうだった。
 獣のような女の呻きを振り切るようにおれは、ドアの外のジャンパーからデジカメを取り出して手にし、女の全体が収まるようにシャッターを押した。

 女は必死でもがき、腸内で起こり来る崩壊から逃れようと裸身を捩り、カメラから逃れようと、涙塗れの苦悶に歪む美貌を左右に振り立てた。
 《可哀相に》
 ここまでで止めようかと想った瞬間、女の喉を搾るような甲高い悲鳴と共に、ファインダーの中で一気に隆起した肛孔が弾けて孔を開き、肛孔とホースの狭間から排泄物が噴き出した。
 おれはシャッターを押し続けた。
 排泄臭が立ち込める。
 肛孔が閉じてホースを咥え込む。
 少しして腸内が湯水で一杯になると排泄物と茶褐色の液体が肛孔を再びこじ開ける。
 同時に小便が噴出した。
 異常な状態に置かれて身悶えする女の美しい乳房の隆起が排泄物に塗れ、滴り流れてそいだように窪んだ腹部に溜りを作る。
 その異様な蠢きをしばらく繰り返した肛孔から噴き出る液体が透明になった。
 女はついには、赤の他人の前で、いや、他人でなくても、人間として最も恥ずべき排泄を曝し、カメラで撮られて、観念したのか、眼を閉じて項垂れ、身じろぎもせず、ただ嗚咽を漏らしている。
 カメラをポケットに戻し、抜き取ったホースにノズルを着け、汚れた女の裸身を洗い流しながら、手足を自由にしてから立たせ、もう一度丹念に全身を洗い流してやる。
 時折破裂音を立てて肛孔が弾け、小さな固形物を含んだ液体が尚も噴き出し、太腿を伝って流れ落ちる。

 ホースを投げ出して女を床に押し倒す。
 手脚の自由になった女が逃れようとするが、体力も気力も使い果たしたのか、抵抗は弱々しかった。
 脚を拡げて曝した女性器に男根を宛がおうとした時、勃起していないのに初めて気付く。
 こんな良い女の裸身と恥部に触れながら、何故だ?
 元より愛情を感じられない女に欲情した事はなかったし、暴力を駆使した事もなかった。
 《犯らなきゃ》
 おれは開いた女陰に宛がった男根を必死で扱いたが、勃起する気配はなかった。
 萎えたままの男根の先端を無理やり先端を圧し込めても、すぐに抜け出てしまう。
 おれは、女の排泄シーンをカメラに収めた事で納得する事にして犯すのは諦めた。
 
 「酷い事して悪かったな。お前に恨みがあった訳じゃない」
 おれは女の裸身の上から身体を起こし、口を開いた。昂奮に声が掠れていた。
 凌辱から解放されたのを感じて多少安堵の表情に変わった女を起こし、口を塞いでいた
養生テープを剥がしてやる。
 女は警戒の色を残して嗚咽を漏らしながら上体を起こし、口の中のガーゼを取り出した。
 排泄という人間として最も恥ずべき醜態を晒したおれに対して、尚も乳房と恥部を両手で隠す。
 日焼けしている訳ではなく、元々地肌の色なのだろう、艶のある淡い褐色の肌が未だ粟立っていた。
 「じゃあ、ど、どうして?」
 女の声も掠れ、震えていた。
 「警察に訴えるならそうしろ。お前の亭主の人生が破滅して、お前の人生が変わるだけだ。おれは逃げも隠れもしない」
 「ど、どういう事?ですか?」
 気付くと、女が浴室の床のタイルの上に正座している。
 「おれは田辺庸介。田辺由紀子の父親だ」
 「田辺由紀子?ちゃん?って、あの、じ、自殺した・・」
 女の美貌が強張った。
 「知りたかったら、おれの部屋に来い。住所録で判るだろ?」
 おれは女を置き去りにして浴室を出て、女が浴室をシャワーで洗い流すのを聴きながら洋服を身に着け、部屋を出た。

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