青と赤
大門:作

■ 24

ひとみの下半身は何度も突き上げられていたが、ひとみの顔は床に擦れていた。
尻を突き上げた状態でぐったりとしているひとみにはもう意志と言うものは存在していなかった。
涼太は何度目か分からないくらいの射精をひとみの体内にした。
後始末はしおりが聡子の手ほどきを受けながら、涼太のモノを頬張っていた。
床に放置されたままのひとみと祥子はそのまま寝てしまった。
寝てしまった二人を一人ずつ聡子たちの部屋まで涼太が運び、聡子は下着を着けずに服を着て、夕飯の買出しに出かけた。
しおりは束の間の休憩をしていた。
涼太が居間に戻ってきてから、しおりは初めて普通の状態の涼太と一緒にテレビを見ていた。
意外にも優しく接してくる涼太に戸惑っていたが、徐々に慣れた。
祥子も聡子もこのギャップにはまっていったのかも……としおりは分析していた。

その夜、しおりは初めて普通の状態の涼太に抱かれた。
いつもの涼太とは違い、それはしおりにとってはものすごく官能的な情事であった。
そして、事が終わると涼太はしおりに対して、「もうここに来るな」と言った。
そして、しおりを祥子たちが寝ている聡子の部屋に連れて行き、しおりの分の布団も涼太が敷いて、寝かせた。
翌朝、起きるとしおりの分の服は枕元に置いてあった。
ひとみの姿はなかった。
すでにひとみは涼太に起されて、朝から涼太の相手をしていた。
朝食も摂らずに涼太とひとみは涼太の部屋に篭り、ひとみは涼太の精液を何度も体内で受け止めていた。
前日からの余韻のせいか、ひとみにはすでに意志は無く、涼太の言いなりだった。
昼前にやっと解放されたひとみだが、涼太のベッドから起き上がれないほど、壊れていた。
聡子にしおりを送らせている間に、ひとみに服を着せて、また涼太はひとみを犯していた。
祥子はもう前々日からの出来事で、気力も無く居間のソファでぼぉーっとしているだけだった。
聡子がしおりを送って帰ってきたときに、ひとみも解放されたが、ひとみの太ももには涼太の精液が垂れていた。
そのまま聡子が送って帰り、その間、家には祥子が取り残されたが、涼太は手を出さなかった。
そして、これ以降、涼太は祥子とその友達には手を出すことはなかったが、聡子が涼太にはまっていった。
結局、聡子は祥子が進学して引っ越していくまで、涼太と関係を持ち続けた。
引っ越してからも、涼太に連絡を取り続けた聡子に涼太はうざったくなり、友達に売りに出してしまった。

終わり


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