淫辱通学
木暮香瑠:作

■ 露出調教クラブ6

 有紗の膝が、美由紀の手で広げられていく。美由紀に股を開かれることが、有紗に更なる恥辱を与えた。
「だっ、だめ……。やっ、止めて……。止めて、美由紀さん……」
 有紗は、美由紀に懇願するが身体に力が入らない。美由紀の裏切りとも言える行動が、有紗に動揺を与えていた。混乱と恥辱が脳裏を支配し、身体の自由を奪っていた。

 美由紀が、権堂兄弟に逢ったのは一年前のことだ。電車に中で康次に痴漢に遭ったのが最初だった。抵抗できなかった美由紀は、そのことをネタに犯され恥かしい写真を取られた。一年間、恐喝と暴力で逆らえない状況が作り上げられた。二人に犯され続けたあげく、感じてしまう身体になっていた。美由紀は、権堂兄弟の恐ろしさを身に染みて知っている。絶頂の中、奴隷宣言を誓わされのだった。

「う、うそ……、止めて、美由紀さん……」
 言葉では否定しても、身体に力が入らない。有紗の膝が、美由紀の手で徐々に広げられていく。有紗の亀裂を覆ったパステルピンクの布地が、男たちに視線の中に露わになってくる。布地が肌に貼り付き、縦裂の溝を模っている。美由紀は、有紗の顔を見るのが辛そうに目を瞑り、手に力を込めた。
「いやあああぁぁぁ……」
 有紗の太股が、一気に開かれた。

 客と店の従業員たち10人以上の視線が、有紗の股間に注がれている。
「どうだ? 真由美。有紗は濡らしてるか?」
 雄一の言葉に美由紀は、伏せていた瞼を上げ有紗の股間に視線を移した。
「はい。有紗ちゃん、濡らしています」
 パステルピンクのパンティーの船底部が、荒くなった有紗の吐息に合わせヒクヒクと蠢いている。その布地の縦列に張り付いた中央部に、500円玉くらいの染みが広がっていた。
「うっ、うそ! うそだと言って、美由紀さん……。有紗、濡らしてなんか、いない!」
 有紗の太股が、新たに現れた美少女に開かれていくのをじっと見守っていた男たちも、目を輝かせて口々に声を上げた。
「うおぉッ……! 濡れてる。確かに濡れてるぞ!」
「ほんとだ! 濡れてるぞ、パンティー」
 有紗がパンティーを脱ぐのを期待して、男達の声が上ずっている。
「まあ、いやらしい娘。最近の女子高生は、どこでもすぐ濡らしちゃうのね」
 ホステスたちも有紗の股間を覗き込み、軽蔑したように言う。
「ぬ、濡れてなんか……いません」
 恥辱に声が震えている。有紗は、恥かしそうに顔を横に振りながら言った。

 恥かしさに消えてしまいたい気持ちの有紗だったが、心の中に新たな興奮が芽生え始めていた。昨日、裸で抱き合いお互いに絶頂を迎えあった美由紀に、みんなが見つめる中、太股を割られ、濡れていることを告げられた。そのことが、有紗の気持ちをいっそう昂ぶらせた。
「あっ、……」
 有紗が短く声を上げた。それと同時に、パンティーに包まれた股間の膨らみの中で、ジュクッと音を立てた。パンティーの染みが、大きく広がった。亀裂の中に潤んでいた愛蜜が流れ出し、パステルピンクの布地をどんどん濡らしていく。
「おおっ、染みが広がったぞ! 見られて感じてるのか? こいつ……」
 濡れたパンティーが恥丘に貼り付き、翳りを透かして見せた。
「聖愛学園はお嬢様学校だと聞いていたけど、こんなにスケベな娘もいるんだなぁ……。こりゃあ、オマ○コ濡れ濡れだぜぇ!」
 愛液が溢れ出すのを感じながらも、有紗はそれを認めたくなかった。
「ううっ、す、スケベなんかじゃあ……ありません。うっ、ううう、うううっ……」
 自尊心を砕くような言葉に、有紗は開かれた脚を閉じるのも忘れ泣き崩れた。

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