淫辱通学
木暮香瑠:作

■ 二人の牝奴隷競演2

「フフフ……、いつ見てもクラクラくる身体だぜ!」
 そう言いながら、康次が取り出したのは真っ赤な双頭バイブだった。その太くて長いバイブは、両端が亀頭を模して作られており、砲身は反り返りクネクネと走る皺とブツブツとした突起がそこら中に刻まれている。
「あ、あんなに太いの誰が使うんだ? まさか・・・」
 客たちも、その太さと長さに驚きの声を上げた。客たちの目が、美由紀と有紗、バイブを交互に追う。華奢な有紗の身体、折れそうなほど細い美由紀の腰、本当にあんな太い物が入るのかと疑いの目で見ている。
「兄貴のサイズを参考に作られた特注品さ。美由紀、股を開きな!」
 康次の命令で、ピッタリと合わさっていた美由紀の太股が少し開かれた。

 極太バイブが美由紀の股間に宛がわれる。康次は、バイブを美由紀の股間を通っているバンドに付いているリング状の金具に押し込んだ。大きな亀頭部分が美由紀のぽっちゃりした淫唇を広げ、赤く充血した媚肉が覗ける。康次は、バイブを持つ手に力を込めた。
 グシュッ!
 バイブは、音を立て亀頭部分が秘孔に飲み込まれていく。
「すげえ! あの太いのが入っていくぞ」
「本当だ。飲み込んでいくぞ、あの太いのを……」
 男達が驚きの声を上げる。
「ううっ、み、見ないでください……」
 美由紀は、顔を両手で隠し恥辱に耐えた。秘孔からは、バイブに押し出された淫蜜が流れ出し、真っ赤なバイブを伝っている。康次は、ぐいぐいとバイブを押し込んでいく。
「ううっ、ううう……、きついです……」
 美由紀は、眉を曲げ極太のバイブが押し込まれる感覚に耐えていた。バイブは、その半身を美由紀の秘孔に隠そうとしている。
「うっ……、いっ、いやぁ……」
 美由紀の声が、バイブが秘孔の底まで達したことを告げていた。

 美由紀の股間に飲み込まれたバイブは、ベルトにしっかりと取り付けられているリング状の金具に固定された。雪肌の官能的なボデーに黒のバンド、真っ赤な巨根が生えている様は、異様な凄艶さだった。

 有紗の瞳は、大きく見開かれ美由紀の股間を見つめていた。驚きの色か隠せない。昨日抱き合った美由紀の股間から、有紗を絶望の淵に落とし入れた権堂兄弟のものと同じくらい大きな怒張がカマ首を擡げている。有紗は、おぞましさと美しさの同居した美由紀の肢体から目が離せないでいた。

 雄一がマスターに目配せをすると、それだけで察したマスターがキラリと光るものをカウンターの上を滑らす。鈍い光を放つ手錠が2つ、雄一に渡された。雄一は有紗の手を取り手錠を掛けようとする。
「はっ、離して……。何をしようとしてるの?」
 雄一は、許しを乞うように床にかがみ込む有紗の両手に、それぞれの手錠が掛けられた。そして、テーブルの上にバンザイの格好で拘束されてしまった。両手の自由を奪った手錠は、テーブルの脚に固定され、有紗の自由を奪った。

 下着姿の美少女が、腋の下を露わにテーブルの上に寝かされている。恥かしそうに膝を折り、せめて股間だけでも男達の視線から隠そうと腰を曲げている。

「有紗、美由紀にイかせてもらいな! 昨日も二人でイきまくったんだろ」
「えっ!! ど、どうして……」
 有紗は美由紀の顔を見た。美由紀は、済まなそうな瞳を一瞬見せ俯いてしまう。
(美由紀さん……、喋っちゃったの? ……喋っちゃたのね……)
 有紗の問い掛けるような視線に、美由紀が口を開く。
「有紗ちゃん、ごめんなさい。でも、全て忘れさせてあげる。ねっ、愛し合いましょう」
 そう言って美由紀は、有紗の上に覆い被さっていった。
「だめぇ、美由紀さん……。だめ、だめぇ……、みんなが見てる……」
「ご主人様の命令なの……、命令は絶対なの……」
「き、昨日のことも命令なの? 命令なのね、ううっ、うぐううっ」
 美由紀の唇が有紗の口を塞ぐ。有紗の口から、非難の言葉がこぼれるのを恐れるかのように唇を重ねてた。
「うう……、うぐっ、うぐぐぐぅぅぅ……」
 有紗の言葉は美由紀の唇に遮られ、くぐもった声となって漏れた。

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