淫辱通学
木暮香瑠:作

■ 広がる淫辱の輪6

 バイブの振動が、有紗の薄い直腸を通して秘孔を弄ってくる。スカートを押さえる手には力が入らず、ただ添えているだけだった。
「だっ、だめえ……。み、見ないで……」
 雄一はあっさりとスカートを捲って見せた。

 真っ白な薄い布地に包まれた双尻が、恥辱に耐えるかのように震えている。嵯峨は、有紗の股間を覗き込んだ。
「ほほう、本当に濡れてるね。それもびしょびしょだ」
 太股の間から覗く恥丘に、パンツが大きな染みを作り貼り付いている。恥丘に刻まれた亀裂まで、はっきりと判るくらいに濡れていた。

 恥辱に耐え、肢体に力が入る。雄一に背中を押さえられた有紗は、爪先立ちになりお尻を掲げるような格好を晒してしまう。嵯峨が、パンツに包まれたお尻の割れ目の中に異質な膨らみを見つける。
「それにこれは何だね。お尻のところがおかしいぞ」
 嵯峨は、指先でその膨らみをパンツの上からグリグリと押し込む。
「ううっ、いやっ……。触らないで……。ううう……」
 押し込まれたプラグが直腸の中で暴れ、有紗の口から喘ぎ声が洩れる。
「何が入ってるか確かめなくちゃいけないね」
「いやっ、だめえ……、見ないでください」
 拒む有紗の背中を雄一は、机に押さえつけた。ブラジャーの中で尖り始めている乳首が、机に擦りつけられる。
「うぐぐっ、ううっ……、ううう……」
 背中をグリグリと押さえ込まれるたび有紗は、 痼った乳首が疼き、お尻をクネクネと揺らしながら喘ぎ声を漏らしてしまった。
「高木君は嫌らしく尻を振るんだね。わたしを誘ってるのかね? 本当にスケベなんだね」
「ち、違う……。さ、誘ってなんか……。スケベじゃない……」
 有紗は、机に伏した顔を横に振る。
「まだ違うと言い張るのかね? じゃあ、確かめてみよう」
 嵯峨は、柔尻を包んだパンツに手をかけ、ツルリと捲った。亀裂に張り付いていた部分が、愛蜜の糸を引く。
「びしょびしょじゃないか。それに、これはなんだね? これは……」
 本来なら皺を刻んだ柔肉が窄まっているはずのところに、直径3cmほどのプラグがアヌスの皺を伸ばし埋め込まれている。そして、絶え間なく振動を送り続けている。

「これは何だね。これは……」
 嵯峨はニヤリと雄一に微笑み返し、埋め込まれたプラグに指を伸ばした。
「なんという娘だ。学園にこんな物を忍ばしてくるなんて……。本当の淫乱だな、高木君は……」
 嵯峨は、割れ目の中に頭を覗かしているプラグを指で押し込んだ。プラグの振動を指に感じながら、グリグリと動かす。
「ひいっ、うっ、ううう……」
 有紗の口からは、喘ぎ声とも悲鳴ともつかない声が洩れる。

「バイブをお尻に入れて授業を受けてたとは、なんて淫乱な娘だ。真面目に勉強してる生徒達に、悪いとは思わないかね? 教育し直さなければいけないね。ハハハ……」
 思わず嵯峨の口から笑い声が洩れる。
(ううっ……、りっ、理事長もグルなんだわ……)
 有紗は、卑怯な手を使い自分をモノにしようとする理事長の魂胆に気付き悔しがった。自分の手は汚さず、全てを有紗の所為にする卑劣さに唇を噛んだ。

「有紗、理事長様にお願いしないか! 教育してくださいと……。退学にはなりたくないんだろう?」
 雄一が、退学を免れる引き換えに有紗に屈辱の言葉を要求する。恥辱に塗れたビデオを握られ、アナルプラグに悶えるところまで見られてしまった。退学やビデオの公開まで匂わされた有紗には、罠だと判っていても逆らうことはできなかった。
「ううっ、理事長様、有紗を教育してください。ううう……」
 悔しさに、涙が机の上に落ちる。
「言葉が抜けてるぞ。淫乱な有紗をだろ!」
 追い討ちをかけるように、雄一が強い口調で命令する。
「酷い……、ううっ」
 有紗は、被虐感にの中、恥辱の言葉を口にした。
「理事長様、いっ、淫乱な有紗を……、教育してください……」

 有紗の言葉に、嵯峨は大きく肯く。
「有紗君がスケベなのは、よく判った。これからどう教育していくかが問題だね」
「あんまり何でもだめだと言ったら、最近の娘は言うことを聞きませんぜ。反発するだけですよ」
 嵯峨と雄一の身勝手な会話が続く。謂れのない淫乱疑惑を、退学を免れる為認めざるおえなかった有紗は、二人の身勝手な会話をうな垂れて聞くしかなかった。
「淫欲な気持ちを発散させてやってください」
 雄一が理事長の嵯峨に言う。
「権堂さんの言う通りかもしれないね。学園内での淫欲を抑えようとして、外で淫らな行為に及んで聖愛の評判を落とされても困る」
 嵯峨も、その通りだと言わんばかりに頷き言う。
「ここで性欲を発散させてやろう。そうすれば、外では少しは落ち着くだろう」
「そうだな。ここで発散する分には、学園の外に痴態がばれる心配も無い」
 嵯峨は、眼鏡の奥の目を輝かせた。

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊