ボヘミアの深い森
横尾茂明:作
■ 玩具6
先ほど入念に洗ったとの思いも手伝い、勇気を出して舌先で触れてみる。
男が「ウッ」と声を発した。
目端に陰嚢から肛門に続く部位が大きくふくらんだのが見えた。
少女は興味げにそこを指で押してみる…陰茎の堅さと同じくらいにそこは堅かった。
押すとペニスが反りあがる。
少女は押しながら肛門に舌先を押し込む…。
ペニスはさらに大きく跳ね上がる。
まるで肛門とペニスが繋がっていることに驚く。
男は満足げに呻いた。
ペニスは腹を叩くほど反りあがり肛門の収縮が早くなってきている。
男の欲求が頂点にきていることは少女にも理解できた。
(この太いものでまた刺されるの…)
どうせ刺されるのなら今度は優しく挿入されたかった。
少女は顔を上げ…哀願するような目で男を見た。
男は少女の目を見つめながら脚を閉じた。
「今夜は突っ込まねーから安心しな」
「代わりにその口がオマ○コの代用だ」
「さー口でこいつをしごいて気持ちよくしてくれや」
少女はほっとした、あの苦痛は耐え難かったから。
「どうすればいいの…」
「さっきの様にすればいいんだ」
「……………」
少女は再びペニスを握る、そして上下にしごきながら亀頭を口に含む。
(さっきよりも一回りは大きくなってる)
少女の口中にはきつく…顎が外れそうな恐怖がわく。
頭を上下に振り、口腔上部の粘膜で亀頭を刺激する。
そして舌で亀頭の下部も刺激した。
時折陰嚢と肛門にも触れてみる…。
自分がどんどん淫らになっていくのが腿を伝う愛液のヌメリ感で分かった。
男が呻きながらオマ○コを舐めたいと言う。
少女は亀頭を口に含みつつ体を少しずつ転換していく。
そして男の頭をまたいだとき性器に男の舌を感じた。
「ハウン…」
少女のクリトリスも膨れあがり、敏感に疼いていたのだ。
男の体に華奢な体を預け、口をすぼめて唇で亀頭をしごく。
男はそれにリズムをあわせクリと尿口を舌先で叩くように刺激を与えてくれた。
少女は夢中になってきた、初めて見た男性器…それがいま口中で踊っている。
下半身も先ほど味わった絶頂の予感をまたもや感じてる。
拉致され陵辱されているのに…この快感の兆しの前では少女の怯えと性の屈辱は知らぬ間に消し飛んでいた。
亀頭が口中で急速に膨らむ、何故か男の射精前兆が手に取るように少女には分かった。
その想いに少女は惑う…。
腰奥に絞られるような快感の兆しが見え隠れし…それが徐々に奔流となり、クリトリスを内側から刺激する。
(あぁぁぁ…気持ちいい……)
(こんなに気持ちいいなんて…また…いっちゃうんだ)
と、少女の喉奥に何かが弾けた。
男の腰が激しく反りあがり、亀頭が喉奥に深く挿入された。
喉を叩く樹液の飛沫、少女の目に星が飛び嘔吐に咳き込む刹那! 今度は少女の腰が跳ねた、気の遠くなるほどの快感が全身を電撃的に貫いたのだ。
喉奥に飛沫を感じつつ、少女は突き抜ける超快感に身をよじる。
(ヒィィィィ……イィィィィーーー)
(この体に…こんな仕掛けが隠されてたんだ)
少女は快感に身をゆだねながら、己の体に宿る淫らな神秘を垣間見た。
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