ボクとアイツと俺
木暮香瑠:作

■ 狙われる志穂2

 深い眠りにつき寝息を立てている志穂、その横で少女達は震える手で服を脱いでいく。
「ちゃんと脱げよ」
「パンティもちゃんと下げようね。お手伝いするよ」
 男達は胸を晒し震えている少女達のパンティに手を掛け一気に引き下げる。
「ううっ……」
 陰毛まで晒し、涙目になった少女達のか弱い呻き声が漏れた。

 カシャ、カシャ、カシャ……。

 スマホのシャッター音が響いた。佐々木が少女達の恥ずかしい姿を撮影していく。
「顔までしっかり撮れてるぜ。どうだ、いい写真だろ?」
 佐々木は少女達にスマホの画面を見せる。
「お前等、もういいぞ。帰れ」
 写真を確認させた佐々木は、少女達に向かって向こうへ行けとばかりに手を振った。
「いいか、写真をネットに流されたくなかったら、このことは誰にも喋るんじゃねえぞ。喋ったら写真をネットに流されるだけじゃなく、お前等、全員輪姦(まわ)すからな」
 慌てて服を着ていく少女達に最後の脅しをかけた。

 志穂だけを残し少女達が出て行った部屋では、男達がソファーに横たわる志穂をニタニタと眺めている。
「監視カメラって……いいのか?」
 楠木が天井にあるカメラを気にする。
「ああ、もうちゃんと配線を変えてある、この部屋のHDDレコーダーに直接録画するように……。録画をDVDに焼いてみんなにやるよ。いいオナネタになるだろ? それに、後々使えるぜ、口止めとかにさ、へへへ……」
 佐々木は、レコーダーを指差し笑う。
「そういうことね。でも、見られる? みんなに……。ちょっと恥ずかしいな……」
「お前が恥ずかしがるタマかよ。それともチ○ポが小さいのが恥ずかしいってか?」
 これから始まる展開に期待を膨らませながら男達は冗談を言い合った。

「それじゃあ、早速脱いで頂こうか? 噂どうりのデカパイかどうが確かめようぜ」
「はい、はい、脱ぎましょうね」
 棚田はそう言うと志穂の服に手を掛け捲くっていく。服を脱がすと、ミルクを溶かし込んだような木目の細かい肌とスポーツブラにしっかりと包み込まれた大きく盛り上がった胸が現れた。
「スポーツブラか、胸の大きいのを気にしてんだな」
「それにしても盛り上がりすぎじゃね。どんだけ詰め込んでんだよ、スポブラの中に……」
「早く脱がそうぜ、その邪魔なブラ……」
 男達は嬉々と笑みを浮かべる。
「それじゃ、拝ませて頂きますよ、って言っても返事は出来ないか」
 棚田は、志穂の上半身を隠す最後に残ったスポーツブラに手を掛けた。

 スポーツブラが捲くられ、今まで押し込められていた肉球がブルンッと波打ち現れた。
「うひょーーー、こりゃでかいわ」
「すげえー、身体細いのにこの重量感のあるオッパイ。チ○ポ挟んでも余りそう」
「噂は本当だったんだなあっ……、て、噂以上?」
「Eカップ……、いや、Fはあるな」
 佐々木は、期待以上の収穫に目を細めた。
 男達の目の前には、全裸にされた志穂の横たわる姿がある。染み一つない木目細やかな肌、仰向けになっているのに形の崩れることも無くツンッと上を向いた双乳、その頂上には桜で染めたような慎ましい乳輪と乳頭が好奇の目に晒されている。眺めるだけには飽き足らなくなった棚田が、その膨らみに手を伸ばす。
「すげえ、この手触り。指を跳ね返してくるぜ」
 棚田が双乳に指を食い込ませるが、志穂は小さく呻き声を搾り出すだけで起きる気配はない。
「焦るな。下のお宝も拝ませて貰おうぜ」
「ほいな。それじゃ、下も脱ぎ脱ぎしましょうね」
 小さな子供に語りかけるようにいい、すらりと引き締まった足が伸びるショートパンツに手を掛けた。
 ショートパンツをひき下ろすと、お尻をしっかり包む白のパンティが現れる。ピンクのリボンが飾られてはいるが、腰を臍の下まで包む股上の高いものだ。
「色気のねえパンツだな」
「こんなに面積の広いパンツ、今時、男でも穿かねえぜ。さっさと脱がしちゃおうぜ」
 佐々木の指示に、棚田がパンティに手を掛ける。
「処女かな? うーー、楽しみ!」
「彼氏居るって噂だぜ」
「うひょー、残念。じゃあ、もう使用済み?」
「何言ってんだ、お前は穴さえありゃ、何でも満足だろ?」
「まあね、でも、この身体は本当に魅力だよな。これで締りがよければ最高!」
「早くその邪魔な布切れ、剥がしちゃおうぜ」
 男達の冗談交じりの会話の中、志穂のパンティが剥がされていった。

 脱がされていくパンティに沿って、引き締まって括れた腰から視線を下方に移すと、産毛のような繊毛が現れる。その茂みは大切な部分に僅かな影を作っている。
「上品なオケケしてるぜ、マンスジが全部見えてるぜ」
 大切な部分を隠すという本来の目的を忘れたかのような陰毛を目にし、男達は口元を緩めほくそ笑む。
「早くチ○ポを咥えたくて、隠すのを忘れたんじゃねえ?」
「チ○ポ大好きって、入れやすいように晒してるってか?」
「そうそう、咥えたくて堪りませんってオケケも遠慮してんだよ、きっと……」
「待っててくださいね。今すぐ食べさせてあげますよ、美味しいボク達のオちん○ん……」
 男達の卑猥な品評会にも志穂は気付かず、安らかな寝息を立てているだけだ。
「それじゃそろそろ、締りが良いか、確かめさせてもらおうか」
 佐々木は、仲間たちにニヤリと微笑んだ。

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