ボクとアイツと俺
木暮香瑠:作
■ 最後の日2
背もたれに手を着き、前のめりにお尻を突き出すような格好になった志穂。ミニスカートからは尻肉と媚肉が晒され日本のコードが垂れ下がっている。一本は媚肉に走る縦筋から、もう一本はお尻の窄みからだ。佐々木は縦裂から伸びるコードを引っ張った。
ジュポッツ。
湿った音を立て膣に忍ばせていたローターが抜ける。卵型のローターは暗闇の中の僅かな光を集めヌラヌラと光っている。
「こんなに濡れてたらローションもいらねえな。一応準備してたんだけど……」
「彼氏とデートしててもオマ○コは俺たちのチ○ポが恋しくて仕方ないってか?」
佐々木の言葉に棚田が冷やかしの言葉を重ねた。
「声を出すんじゃねえぞ。バレたらお前も終わりだぞ」
佐々木は志穂の尻肉を掴み、その下で震える恥丘の縦裂に怒張を宛がう。
「うっ……」
怒張の挿入に唇から声が漏れる。
「うぐっ、うっ、うぐぐ……」
怒張はぐいぐいと根元まで埋め込まれた。
スクリーンに向かって犯される志穂。視線の先には客席が広がり、その先にはアニメ映画が映し出されている大きなスクリーンがある。
(お願い……、振り返らないで……。圭一、見ないで……。今日で最後だから……)
映画の音響で志穂の声は掻き消されている。しかし、志穂にはそんなこと考える余裕などない。志穂の腰を両手で固定した佐々木が、ドスンドスンと腰を尻肉に打ち付けている。圭一に見られたら……、緊張感が志穂の鼓動を速くする。
「はうっ、うっ、ううっ、あっ、ああうっ……」
「堪え性のない女だな、もう声が出てるじゃねえか。中もグショグショだし……」
佐々木は、容赦なく腰を打ち付け続ける。
「へへへ、気持ちよさそうに膣がうねってチ○ポ締め付けて来るぜ。こうしたらどうなるかな?」
佐々木はお尻に入ったローターのスイッチを入れる。
「うっ!? うううううっ! うぐぐうう……」
不意打ちで動き出したお尻のローター。その振動に声は一段と高くなる。
「チ○ポに振動が伝わって……、うっ、オマ○コもギュッギュッと締め付けてやばいぜ、これっ!!」
佐々木は満足げに唇を歪ませた。
「すげえな。志穂ちゃんも感じてるだろ? 声でかいよ。ヤバイよ」
「うぐぐっ、あん、ううう……。だ、だめえ……」
声を抑えようとするが、膣とお尻から加えられる刺激がそれを許さない。
「志穂ちゃん、背中がピクピク痙攣してるぜ。逝ってるじゃねえ」
棚田も志穂の変化に興味津々で眺めている。
(だめえ、これぇ……、ううっ、お腹の中、掻き回されちゃう、うううっ、おかしくなっちゃう……)
志穂は頭を仰け反らしお尻を震わせた。
薄暗い映画館の中、佐々木は激しく志穂の尻肉に腰を打ち付けた。
パンッ、パンッ、パンッ……と音を立てる志穂の柔尻。その音は映画の音響に紛れて観客には届いていないだろう。しかし、志穂にはその音はあまりに大きくすべての人も耳に届きそうに感じる。
(いやあ、聞かないで……。振り向かないで! 見ないで……)
激しく膣を出入りする怒張、ビリビリと直腸を揺さぶるローターの振動……。
「あん、ああん……、ううっ、あっ、あっ、ああん……」
(だ、ダメエ……。感じちゃう、何も考えられない……。おかしくなっちゃうう……)
恥ずかしい痴態を見られるかもしれない、その中には愛する圭一もいる。極度の緊張と膣を襲う怒張と直腸を刺激する振動。それらが相乗効果で快感をいつも以上の高みに押し上げていく。
「ああっ、あん、あっ、あっ、ああん……」
「そんなに声出したら気付かれちゃうぞ」
「いやっ、見られたら……」
「見られた方が嬉しい? 恥ずかしいほど感じるタイプだもんな、志穂ちゃんは……」
「ち、違う。うっ、はあっ、あん、ああん……」
恥辱と絶えず与えられる刺激に声が漏れ続ける。
「やべえ、締め付けがすげえ。感じてるんだろ、見られるかもって思って……」
「あん、ち、ちがっ、あっ、ああん、だ、だめえっ、ううん、あっ、あっ、うううっ……」
激しく首を横に振るが、それさえ官能を高めるスパイスになる。
「いっ、いいっ、イッ、イクッ、イクウッ、イクウウ……、ううっ!!」
志穂は身体をビクビクと震わせ、首を手を着く背もたれへガクンと落した。
「志穂ちゃん逝っちゃった。久々の気絶じゃね? よっぽど気持ち良かったみたいだな」
棚田が呆れて志穂の顔を覗き込むが、完全に気を失った志穂は口をだらしなく開き目は白目をむいていた。
「ザーメンが漏れないように蓋しとかなくちゃな」
佐々木は、怒張を抜いた膣に再びローターを挿入した。
「ほら、しっかり彼氏とアニメ楽しんで来な」
そういって佐々木は、いったん志穂を解放した。
「ごめん、遅くなっちゃった……」
未だ腰に力が入らずおぼつかない足元で、志穂は自席に戻ってきた。
「志穂、遅かったじゃん。ウンコか? ストーリーの重要な所だったぞ」
途中で席を外した志穂に、嫌味ともとれる冗談を返す。アニメのストーリーに没頭していたのか、圭一は志穂が席を外していたことに疑いは持たなかったようだ。また、薄暗くて表情が見られなかったのが救いだった。表情を見られたら、赤く紅潮しエクスタシーの名残を残したふやけた表情が圭一の目にも不自然に思われただろう。
「ウ……。違うもん……」
デートの最中に他人とセックスしている後ろめたさから、志穂はそれ以上の言葉を返さなかった。
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