僕の転機
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■ 第1章 堕とされた少女10
しかし、悪魔のショーツの刺激は、これだけでは済まされなかった、そう強い刺激がまだまだ続く。
「そしてこれが前のコントロールで、aが揉み・・・」
言うが早いか、美咲の剥き出しになったクリトリスに低周波治療器の刺激が襲う。
美咲の身体は、敏感な部分をダイレクトに刺激する快感のために腰がカクカクと小刻みに動く。
「bが叩き・・・」
断続的に襲う弾かれるような痛みに身体が固まる。
「cが振動・・・」
波のように広がる快感に思わず声を漏らしそうになる。
「dは摘みです・・・」
ギュッと潰されるような痛みに背筋がのけぞった。
コントローラーに弄ばれる操り人形の様な美咲を歩美は満足げに、美由紀はケラケラと、佐知子は残忍な、それぞれの笑みを浮かべ見下ろしている。
そんな中、美咲は虚ろな目でお尻の穴とクリトリスの刺激に、よだれを垂れ流しながら、力なく腰を揺らし、自分の意志で動きを止める事ができないでいた。
「サンプルプログラムも言われた通りの物を三つ作りました。どれを起動するかは、お任せします。」
近藤が、歩美の方を見ながらブツブツと呟くように言う。
「動きは気に入ったわ。プログラムはどんな物があるのか美咲に教えて下さらない」
歩美が、満足げな顔で指示する。
「Aは、アナルの拡張に重点を置き刺激するタイプ。Bは、クリトリスの発達に重点を置き刺激させます。Cは、・・・」
言葉を濁し黙る近藤に、
「Cは?」
続きを強要する歩美。
「Cは、全部の刺激が3分から30分の間でランダムに発生し、継続時間も同じ幅で続くようになっています」
苦しそうに歯がみをしながら近藤が話した。
「どう、素敵でしょ?これから貴女は私の許可が下りるまで、ずっとこのショーツを履く事になるの」
歩美が、面白くて堪らないと言う表情で、美咲に宣言した。
美咲は、自宅に帰ってもこの悪魔達に完全に支配される事実を突きつけられ、呆然と歩美を見上げるだけだった。
「あの、プログラムは、どれを・・・」
沈黙に耐えられなくなった近藤が歩美に質問する。
「決まっているでしょ。今日は初日だし十分に堪能して貰いたいから」
言葉を句切り、美咲の眼を覗き込み、ニッコリ笑って続けた歩美の言葉は
「三つとも全部よ」
冷酷な物だった。
「えっ、ぜんぶですか・・・でも・・・それじゃ」
しどろもどろになりながら呟く近藤。
鋭い視線で、睨み付けて歩美が命令する。
「私が全部と言ったら全部なの。それとも近藤君は、私に意見するつもりなの?」
有無を言わせぬ口調に諦め、コントローラーを操作する近藤。
「さぁ、皆さん解散しましょう。美咲さん後片付けと戸締まり、いつものようにね」
そう言うと、全裸で座り込む、美咲の横に置いて有る、制服を踏み躙り、スタスタと歩いて生徒会室を出て行った。
続いて、佐知子と美由紀が部屋を出る。
近藤が美咲に声を掛け駆け寄ろうとした時、扉が開いて。
「デブ、まだ遊び足りないのか?下らない事してると、ぶっ殺すよ!早く来な!」
美由紀が、顔を覗き込ませて言った。
近藤は、立ち上がりながら美咲に
「早く着替えて帰らなきゃ、動き出しちゃう・・・」
素早く小さく注意した。
そのまま、近藤も急いで部屋を出る。
残された美咲は、去り際の近藤の言葉の意味を反芻し、ハッと驚く。
(これ、外で動き出したら大変だ)
急いで下着を身につけ、制服を着ながら道具類を決まった場所に片付け、戸締まりを確認し、生徒会室を後にして職員室に鍵を返す。
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