ボクの中のワタシ
羽佐間 修:作
■ 第3章 みちる2
――Gスポット?!
恵理がら根元まで入れた中指をお臍の方へ少し曲げた。
「ウゥッ」
疼痛のような感覚とともに腰が浮きあがりそうな感覚に竜之介は思わずのけぞってしまった。
「ここね?! これなのね、みちるのGスポット!」
恵理の指がア○ルの中で臍の裏辺りを撫でている。
――な、なにこの感覚、、、、
「これ、前立腺っていうんですって。 みちる! もっとゆっくり息をして」
「う、うん、、、」
竜之介が息を吸うのに合わせてア○ルに侵入している恵理の指が前立腺をグーッと押す。
繰り返すうちに最初に感じた痛痒い感覚は次第になくなり、なんだかとても心地良い不思議な気持が昂ってきた。
――な、何? なんなの、、、 不思議、、、
何とも言えない幸福感が胸に満ちてくるのだ。
「うっ、 うぅぅぅ、、、 」
「どうしたの、みちる?! なんで泣いてるの? 痛いの?」
「違うの、、、 わ、わからない、、、 なんだかとっても幸せな気持ちになって、、、 ああぁぁぁ、、、 」
どうして涙があふれ出てくるのか竜之介は自分でもわからない。
「あぁーん、うぅぅ、、、ああぁぁーん」
「大丈夫?! みちる」
「あぁぁぁ、、、、 わからない、、、 でも、気持ちいいの、、、」
ア○ルの奥深くが蕩けそうな感覚とともに、経験したことのない心の奥のずっと奥底から湧き上がってくる感情に竜之介は戸惑う。
「恵理、、、 少し休ませて、、、」
竜之介は自分の身体に何が起きようとしているのか恐ろしくて仕方がない。
ア○ルの指が引き抜かれると、意識せぬまま『ほぉぅーーー、、、』と大きなため息とも呻きともつかぬ声が漏れた。
竜之介は驚くほどぐったりと疲れていることに気付く。
1,2分経って恵理の愛撫が始まりア○ルへの刺激を受けると、たちまちフワフワとした夢見心地に陥り、自然と泣き声がこぼれてしまうのだ。
回数を重ねるごとに短時間で到達する竜之介の反応を楽しむように恵理は幾度も繰り返す。
「あっ、あっ、あうぅぅぅ、、、 恵理、、、」
ペ○スの奥のもっと後ろの方で快感がますます強くなってきて、経験したことのない快感が竜之介を襲う。
――ああ、これがオンナの快感なのかしら、、、
圧倒的な快感が腰の後ろ全体を痺れさせる。
――あぁぁぁ、、、 勝手に腰が動いてしまう、、、
快感が昂った恵理と同じだと竜之介は思った。
「ああん、、、 気持ちいいの、、、 ああぁぁぁ、、、 恵理っ! ダメ、、、、」
「気持いいの? みちる?!」
「ハァッ、ハァッ、ハァッ、ハァッ」
竜之介の息が浅く、間隔が短くなってくる。
「みちる! ダメよ。 もっとゆっくり呼吸するの」
「ああぁぁぁ、、、 だって、、、 あうぅぅ、、、」
「ゆーっくりよ。 そう。 ゆーっくりよ」
恵理は竜之介の呼吸に合わせ、強弱をつけて前立腺への刺激を続けた。
――あぁぁぁ、、、 どうなっちゃうの、、、
ゆっくりと息を吸うほどに快感が高まり、そして息を吐くときもさらにに快感が高まってくる。
「ゆっくりよ! みちる! もっとゆっくり息をして!」
深く息を繰り返すたびにますます泣き叫びたい衝動に駆られ、気が狂いそうなほどの快感に包まれていく。
「うひっ。ヒイッ!」
お尻の穴が熱く疼くような感覚の後、いきなりアヌスの奥深く全体がとろけそうな感覚に襲われたのだ。
「いっ…… ああッ、嫌ッ、熱いッ、熱いのぉ〜〜〜」
――何なの、、、 どうなるの、、、 ボクは逝くの?!
「ハァッ、ハァッ、んあゥ……あうんッ……ハァッ、」
――ああぁぁ、、、 ボクの漏らしている息は、まるで女みたいだ、、、
「ハァ…ハァ… あぁぁ…もうおかしくなっちゃう… ああっ」
腰の後ろ全体を強烈な快感が奔り、痺れてしまう感覚に竜之介は身悶えする。
「いやぁぁ、、、だ、だめっ! あっ、あっ、、、アアアッ……ウァッひぁっ、くぅっ……」
――こ、この快感、、、 どこまで激しくなるの、、、
突然、腰から太腿にかけて筋肉がプルプルと痙攣し、竜之介は歯を食いしばり、まぶたを強く閉じる。
「くっふぅ……」
竜之介は呻き声を発し、絶頂に達した。
◆
「みちる、、、 逝ったのね。 嬉しい!」
ソファに突っ伏し痙攣が続いている竜之介の身体を恵理は愛おしそうに撫でる。
「あぁぁ、、、 ボク、、、 逝ったんだ、、、」
「みちる。 とっても可愛い〜」
「あっ、、、 恵理っ! もう、赦して、、、」
恵理の指が再び竜之介のア○ルに潜り込み、前立腺にを探り当てた。
「うああああああぁぁぁぁ、、、 ダメッ! うぐっっっうぅぅぅぅ…………んぐっっっっっ!!」
まだ冷めやらぬ火照ったままの竜之介の身体はまたたく間に燃え上がり、めくるめく快感が包みこむ。
「あーっ、ああうっ、あっううっ、いいいうっ……いいいい」
「うふっ。 ア○ルがヒクヒクしてるわ、みちる」
恵理は前立腺への刺激を続けながら、タックの隙間から覗く亀頭を口に含み舌を這わす。
「ヒィ、ヒィ、ヒィイイイイ」と呻きを発し、竜之介は身体をのけ反らせ、再び肛悦の魔界に堕ちていった。
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