母はアイドル
木暮香瑠:作

■ 突付けられた罰9

「オヤジ、ヌードじゃなくて、あの頃からナマ本番を撮りたかったじゃあねえのか? 願いが叶ったって訳だ。早速撮らせてやるぜ」
 龍一は再びまさみに覆いかぶさった。嫌がり両手を頭の上に掲げた身体を揺するまさみ。
「いやあっ!! と、撮らないで!」
 仰向けになっても崩れることがないバストが、ブルンブルンと揺れる。龍一はその肉球を握り潰し、腰を進めた。その全てがカメラに収められていく。レンズはまさみに近づき泡を立てる結合部を、揺れる双乳をアップで映し出す。
「だめえ! 撮っちゃいやあ……!!」
 まさみの悲鳴が響き渡る。

「たまらんオッパイしてるな」
 龍一のオヤジ・龍彦は、三脚にカメラを固定し、龍一の手から解放されたまさみの胸に覆いかぶさる。
「指に吸い付くような肌だぜ。ヒヒヒ……、弾力も申し分ないな。やっぱり若いオッパイはいいぜ」
 龍彦の指が柔乳に喰い込む。そして乳頭を摘み上げる。
「ヒイッ! イヤッ!! ああ……」
 ビリビリと痺れるような刺激が脊髄を駆け上り、まさみは白い喉を伸ばす。
「もうコリコリじゃあねえか、勃ってやがるぜ。感度も良いようだな」
 龍彦は、まさみの胸にしゃぶりついた。

 龍一が、まさみの細腰を掴み、下半身を恥丘にぶつける。龍彦の舌が、まさみの胸を這い回る。そして、その先端を口に含むとチュバチュバと吸う。三脚に固定されたカメラが三人の痴態を俯瞰で記録している。
「痛ッ! か、噛んじゃ駄目ッ! 痛い!!」
 龍一のオヤジがまさみの乳首に、凌辱の記憶の歯型を刻み込んだのだろう。
「こんなに乳首を尖らせやがって。感じてるんだろ?」
「感じてなんかいない! いやあ!!」
 すでにしっかりと解された媚肉は、すぐさま快感を貪ろうとする。顔では、悔しい表情を作っていても快感は脊髄を駆け上り意識を侵食する。
「あん、あっ、あん、あうん……あっ、あっ、あんっ……」
 龍彦の愛撫に、縦裂に埋め込まれた龍一の怒張に翻弄されていく。

 時間を忘れさすほど衝撃的な光景だった。自分の身近な人間が、自分と一緒に暮らしてる女性が自分の友人に犯されている。今まで見た、どの裏ビデオよりも刺激的だった。
「……あ、あふん……う、あんんっ、……あ、ああっ、うふん……」
 作り物ではない喘ぎ声が、耕平の耳に纏わり着いてくる。

 画面の中で、まさみの背中が仰け反り白い喉を伸ばした。
「あうっ、ううっ、ううう……」
 呻き声とも喘ぎ声ともつかない声を吐き、まさみが身体をピクピクと痙攣させた。怒張が引き抜かれ、ぱっくりと口を開いた媚肉から白濁液がトロリと滴り落ちる。その淫靡な光景を、足元から涙にグショグショに濡れたまさみの顔まで収まるようにカメラが収録している。
「ピルを飲ませてるから、いつでも本番OKなんだぜ、この女」
 龍一の満足気な声がスピーカーから聞こえてきた。

(ちきしょう……)
 耕平は、謂れのない焦燥感に苛まれる。

「今後は俺の番だ。しっかり撮れよ、龍一……」
 龍一のオヤジの声が聞こえ、そして画面に龍彦の姿がフレームインしてくる。龍彦は、エクスタシーの余韻に肢体を蠢かせるまさみの胸に掌を被せた。
「張りがあっていい揉み心地だぜ。三年前から揉みたくてしょうがなかったぜ」
「ううっ……」
 柔らかい肉隆に十本の指が食い込み、まさみの眉が苦痛に歪む。龍彦はスラリと伸びやかに伸びた脚に手を掛け、がばっと大きく開いた。
「しっかり撮れよ」
 縦裂に先端を宛がい、カメラを構えている龍一に声を掛ける。そしてアップになった恥丘を裂くように、龍一のザーメンが滴る秘孔に、肉棒を一気に突っ込む。中に溜まっていた白濁液とまさみの愛液をジュブジュブと押し出しながら怒張が埋め込まれていく。
「うぐっ!! あああ……」
 まさみの呻き声に、耕平は目を背けた。しかし、グジュグジュグジュッと怒張が肉壷に分け入っていく音に視線は画面に吸い寄せられる。
(もうやめてくれ。これ以上見せないでくれ)
 願いとは裏腹に、耕平は視線を画面から外すことが出来ない。
「ヌルヌルなくせに、しっかり締め付けてくるぜ。ヒダヒダが棹に絡みつくようだぜ。ミミズ千匹か? 淫乱なオマ○コだぜ。こいつはお宝を見つけたな」
「ううっ、い、あうっ、淫乱じゃ……ない……」
 まさみは弱々しく顔を横に振るが、声を発するのも苦しそうだ。沸騰した官能が冷め切らぬ肢体。そこに注ぎ込まれる更なる刺激に、まさみは戸惑い苦しんでいる。苦しげに歪めた眉と半開きの口が、それを物語っていた。

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