母はアイドル
木暮香瑠:作

■ 不幸の包囲網7

 子供連れの主婦で賑わう公園。その公園の駐車場にミニバンが停まっている。田中のクルマだ。星野奈緒を担当すると決まった時、疲れた時には仮眠が取れるようにと買った車だった。奈緒がリラックスできるよう、運転席と後の座席はカーテンで瀬切られ、窓は黒いフィルムが張られ外からは中の様子が窺えないようになっている。

 田中の車は、もう一時間ほどその場に駐車されたままになっている。時折その大きなボデーが、地震でもないのにユサユサと揺れている。

 車の中では、シートをフラットにした後部座席で全裸のまさみが田中の上に乗り揺らされていた。
「奈緒のオマ○コがこんなに気持ちいいなんて……。奈緒、奈緒、最高だぞ」
 騎乗位の体勢で田中は、下からまさみの秘唇に怒張を埋め込み突き上げる。
「いいぞ、こんなに締め付けが強いなんて……。俺のチ○ポがそんなにいいのか?」
「ち、違う! い、痛い!!」
 田中は、まさみの苦痛など意に介せず腰を突き上げる。
「いやあ、さ、裂けちゃう! 奈緒のオマ○コ、裂けちゃう!!」
 下から突き上げられ、まさみの豊かな胸が、田中の目前でブルンブルンと波打っている。
「子供だって生まれるんだ、そこから……。少々太くても裂けることはねえ。淫乱なお前のことだ、すく良くなるぜ」
 そう言って田中は、目の前で揺れる豊かな胸に手を伸ばした。
「オッパイも最高だ! 大きくて柔らかくて……張りもあって……」
 田中は荒々しくその胸を握りつぶす。
「そ、そんなに強く握らないで! ううっ、いっ、痛い!!」
「そんな大きな声を出したら、外の奴等に気付かれるぞ」
 スモークの貼られた窓に、動く人影が映る。
「ううっ、うぐぐぐぐ……」
 まさみは、痛みに耐え声を押し殺す。

「奈緒? 感じてるのか? オマ○コがピクピクしてるぞ。淫乱なアイドルだな、もう精液が欲しくなったのか?」
「感じてなんか……いない。精液なんて、欲しくない。私が愛してるのは、先生……」
 そこまで言って、言葉に詰まった。セックス交渉のない先生との交わりが想像できないのだ。先生に抱かれているんだと自分に言い聞かせれば言い聞かすほと、浮かんでくるのは龍一の顔だった。
「か、感じてなんか……いない……」
 まさみの声は小さくなる。
「口ではそう言っても、オマ○コはヒダヒダが俺のチ○ポに絡み付いてきて……、チ○ポをギュッ、ギュッ、締め付けてくるぞ」
 心とは裏腹に犯され続けた肢体は官能に浸り大きく揺れ、膣壁は収縮を繰り返し肉棒に絡みつく。
「こっちの穴も欲しい欲しいってひくついてるぞ」
 龍彦がそう言って、亀頭をアヌスに宛がった。
「いやっ、いやああっ、だ、だめえ……」
 まさみの拒絶を押さえ込むように龍彦の腰が打ち付けられた。
「あうっ!!」
 まさみは喉を退け反らし、くぐもった呻き声を上げた。

 マネージャーと龍彦にサンドイッチにされ、まさみの身体が大きく揺れる。車がギシギシと音を立て揺れる。
「あん、あうっ……。あっ、あっ、ああん、あううう……。さ、裂けちゃう……オマ○コ、お尻が……」
 マネージャーの極太怒張だけでも苦しいまさみの媚肉を、龍彦の怒張が加わり責めたてる。
 不自然に揺れる車と漏れ聞こえる不審な音……。子供を遊ばせに来た若妻が中の見えない不審な車を不思議そうに見ている。
「外の女がこっちを見てるぜ。気が付いたかもしれないな、車をこんなに揺らして、喘ぎ声を上げたんじゃあ……」
 激しい責めが、まさみから理性を奪っていく。
「いやあ、いやあああ! み、見ないで、見ないでぇぇぇ……」
「気付かれても良いのか?」
 二人の男はまさみを言葉で責めながら、腰を激しく打ち付け続ける。
「いやあ! だ、だめえぇ……」
 大きな声を上げてはいけないと判っていても、自然と声が大きくなっていく。
「声を出せないように塞いでやるよ。ほら、口を開けナ!」
 龍一が顎をつかみ口を上げさせた。
「うぐっ!! うぐぐ……」
 だらしなく開いた口に。龍一の怒張が一気に撃ち込まれ塞いだ。

 三本の肉棒に支えられまさみの肢体が翻弄され踊らされる。
「うぐっ、うぐぐぐ……、ううっ、うぐぐ……」
 何が何だが判らなくなるほど揺さぶられる肢体。
(どうなってるの? わたしの身体……。あうっ、空を飛んでるみたい……)
 意識がホワイトアウトしていく。三穴を責められ、絶頂に導かれるまさみ。
「そら。出すぞ、お前の大好きなザーメン!!」
「うぐっ、うぐぐぐううう……」
 同時に三つの穴に白濁液を注ぎ込まれ、まさみは苦痛と快感を味合わされた。

 三人の怒張が抜き取られても、まさみは肢体をピクピクと痙攣させていた。
「そんなに良かったか? 奈緒……」
「よ……、よくなんか……ない」
「口ではそんなこと言っても、オマ○コは俺のチ○ポをギュッギュッと締め付けてたぜ。お前がそんなにすけべな身体してるとはな……知らなかったぜ」
 田中からは、昨日までの仕事に真面目で誠実なマネージャーの表情は消えていた。まさみの甘媚な肉体に酔った牡の顔でまさみを見下ろしている。
「ひ、酷い……。田中さんまでそんなこと言うなんて……。うううっ……」
 まさみは唇を噛み、悔しさに涙でシートを濡らした。

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