青春の陽炎
横尾茂明:作

■ 堕落2

 敏夫はいとも簡単に従う由紀の乳房を愛撫しながら、女とは一体…何なのかと考えた…。
つい先まではヒーヒー泣いてたのに、一度アクメを得たときからこの変わり様。
8才も年下のこの俺に、まるで恋人の様な恥じらいで従順にペニスを擦っている。

 敏夫はこの状況に苛立ちを感じた…。暴力…、そう暴力で女の心を征服し、この女を暴力で性の奴隷に堕とさなければ真の快感は得られない。

 敏夫は急に立ち上がり由紀の髪を掴み
「チンボ舐めんかー」
と吠えた。

 由紀は敏夫の豹変にたじろいだ…。このまま恋人の感情で敏夫に一時的につくせば許されるのではと感じていたのだが…。
「喉の奥までくわえろ…。歯をたてやがったら承知しねーからな!」

 由紀に再び恐怖が蘇った…。殴られる恐ろしさで慌てて敏夫のペニスを口にくわえた。
一瞬口腔に男のすえた悪臭が広がり…唾液と共に燕下した。
口の中は恥ずかしい肉塊で一杯になった…

「くわえてるだけじゃしょうがねーだろー」
敏夫は両手で由紀の髪を掴み乱暴に前後に押し引きした。

「グググーゲゲゲーオエー」
喉の奥まで進入するペニスに、由紀は吐き気と呼吸困難で涙と鼻汁でぐしゃぐしゃになりながら嗚咽した。

 地獄の苦しみはどれ程続いただろう……。
「由紀イクからなー…、しっかり受け止めろよ。吐き出しゃーがったらただじゃおかねーぞ」
敏夫は由紀の髪を思い切り引きつけた……。口腔内がググと膨れ上り、同時に由紀の気道に大量の精液が叩きつけられた。

 由紀は一瞬目の奥が弾けた。子供の頃プールで溺れかけた時のような鼻奥がツーンと来るような恐怖、と同時に体中の全て物を吐瀉したい猛烈な嘔吐感に体が大きく震えた。

 敏夫はまだ手を離さない。射精の快感の余韻を楽しむ様に、由紀の口にペニスの注挿
を繰り返していた。

 由紀は呼吸困難と猛烈な嘔吐感で意識が飛びそうな刹那、胃が痙攣した…。と同時に
口腔内の肉塊の隙間から胃の内容物を水鉄砲の勢いで、敏夫の鼠頚部に吐き付けた。

「何をしやがる…。このアマ」
敏夫は由紀の髪を離し、後ろに飛び退いた。

 由紀は転げ回りながら精液を吐き散らし、体を痙攣させながら大きく咳いた。

「このアマ! 汚ねーことしやがって」
と言うなり敏夫は由紀の腹を蹴上げた、由紀は海老反りになって呻いた。

 敏夫は由紀がのたうち回るのをしばらく眺め、ほくそ笑んだ。
おもむろにシャワーをひねり、吐瀉物を洗い流し、己の体を洗い始めた。

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