僕の彼女
kyousuke:作

■ 第3話 黄昏のお嬢様

 遥は腕時計を見て席を立った。彼女は放課後は図書室で過ごす。体育系クラブに所属しない条件にこの学校に通う事が出来たからだ。ケータイが鳴った。
「経堂さんどうかされたんですか?」
「申し訳ありません。車が事故に逢いまして行けなくなったんです。涼様がそちらに向かってますので」
「経堂さん大丈夫ですね」
「はい、なんとか」
「わかりました。後でお見舞いに行きます」
 彼女はケータイを閉じるとため息をついた。涼とは遥の兄で三沢家の嫡男でもある。文武両道で容姿端麗だがちとシスコンが入っている。現在は大学生であって社会勉強も兼ねてバイトをしまくっている。

 校門前に蒼のインプレッサが止まり、遥はそれに乗り込む。
「お兄様、経堂さんは大丈夫なんですか?」
「一応な、逃走車両が信号無視して横からぶつかったそうだ」
 助手席に座り遥は不安げな顔をしていた。席の後ろを見るとカジアルウェアの手提げ袋が数個あった。
「歩ちゃんに送るんですね。あの子はよく兄さまがかわいがってましたね」
「そうだよ」
 だが涼は彼女が妹という事を知っていた。最近父に問いただして初めは父がいずれ話す事と言ってはぐらかしたが彼はしつこく言って父が根負けし、すべてを打ち明けた。
「彼女は両性具有者で三沢家には受け入れられないと律子が主張した。そこで叔父の亮介が養父となって彼女をここのメイドして育てたが律子は彼女が三沢家の汚点になる事を恐れて絞殺未遂をおこした。一度出なく三度もな」
「それで橘さんの所へ」
「許してくれ。遥には内緒にしてくれないか」
 父は項垂れるようにして侘びた。涼はその事を思い出した。歩が妹なんて信じられなかった。叔父さんの子供と言う風に聞かされていたからだ。

 遥を乗せ、涼は病院と向かった。包帯を巻いた経堂がベットで横たわっていた。
「お嬢様、申し訳ありません」
「大丈夫ですか?」
「三沢さん大丈夫ですよ、念のため2〜3日は入院する事になりますが」
 主治医の泊 アキラ先生はそういった。
「よろしくお願いします」
 涼は頭を下げた。

 歩は真美の秘所を舐めていた。例によって正弘の家で宿題を終えて5人で課外授業となっていた。
「はぁああん!」
「真美ちゃん入れるよ」
 歩のク○ペ○スは真美の秘所を貫いた。
「歩ちゃん、童貞卒業だね」
 正弘がそう言う。将一は4人の行為を見ていた。
「熱い! ああっ! なんか気持ちが良い!」
 将一が背後から歩の秘所をペ○スで攻め立てる。
「すげぇ〜〜」
 変則3Pを眼をあたりして二人は唖然となった。

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