僕の彼女
kyousuke:作

■ 第16話 屈辱な診察 4

 子供部屋は二つ有り清二と飛鳥は一緒の部屋だが大型収用棚とロフトベットで上手く仕切り個室として機能するようになっていた。つまり清二の部屋はつぐみの部屋でもある………。
「つぐみ……これは…その…」
だがつぐみの眼は妖しくそして待ち焦がれた眼になっていた。
「お兄ちゃん………我慢できないだね……」
つぐみは精液に塗れた清二の手を舐め、そのまま皮が被った肉棒を舐め始める。
「気持ちいい……」
つぐみは肉棒を口に含み舌を乱暴に無作為に動かす。そして清二の精液を咽ながらも飲み込んだ……。


 清二の検査結果はやはり陰茎萎縮症の疑いがあり入院する事になる。大学病院の入院病棟に付くと担当医から検査について説明される……何でも骨髄からも骨髄液を採取したり精液のサンプルとかも必用なのだ。
「じゃあ、早速取るか……」
医師は検査室に清二を通すとズボンを脱がせ両手を後ろ手に固定し両足を開脚させたまま固定させイスに座らせる。
「HUD(ヘットアップデスプレイ)をつけるからね」
清二の両目と耳に機械を嵌め、看護師が優しく愛撫し起たせると透明なプラチックケースに彼の皮被りの肉棒をはめ込む。清二の眼に飛び込んでくる映像は同年代の少女の自慰のシーンでご丁寧にスク水にランドセルを背負った少女が股布を横にずらして大きく股を開いていた。
「清二君………私のここを見たいでしょ」
映像がアップになり肉壷が見えてくる。
「私のヤラシイ音よ」
耳に流れ込んでくる音に反応する皮被りの肉棒、既に先走り液が流れ出した。映像はやがて大人の男性との性交シーンとなりまるで目の前でその行為を起こっているような感触になる。だが清二は何時の間にか立たされているとは気が付かなかった……いや吊るされているのだ。映像の男のペ○スは少女の膣を白い液に塗れさせていた……そして清二の皮被りソーセージに被された器具は真空になり締め付けられ精液を出し先端にあるチューブに吸い取られていく。

 その後彼の精液は精嚢は空になるほど採取された。強制的に出されたせいで彼の腰が立たなくなり彼の下半身にオムツが付けられた………。そう……治療の一環して特殊な男性ホルモンを投与しないと短小のままだ……だが同時に投与されるとその間は下半身の神経がブロックされるのでお漏らしをするのだ。無論清二にとっては屈辱的だが後で後悔するよりはマシだった。


 数日後飛鳥は差し入れを持ってきた。
「なんだ、飛鳥か」
「つぐみのほうがいいのかな……初フェラしてもらって」
飲んでいた牛乳を噴出す清二。
「私もここに入院した事があるの……後天性両性具有だった」
姉の口から出た言葉に唖然とした。
「つぐみもそうなるのか?」
「精度が高い遺伝子検査しているけど………本番はやってないね」
頷く清二。
「よかった………つぐみは血が繋がってない理由知っている?」
「いや?」
「あの子は義母の友人の子供…………生みの親は産後に衰弱して死んだの……天涯孤独でシングルマザー……種の持ち主は知らぬの一点張り。だから義母は育てる事にしたのよ」
初めて聞く事実に清二は唖然とする。

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